下地補修 ”浮き” 注入 修繕ー横浜
2021/12/25
建物の外壁は、経年劣化や環境の影響によって内部に空洞ができ、浮きやひび割れが発生することがあります。このような浮き部分を放置すると、剥落やさらなる劣化を招き、安全性が損なわれる可能性があります。
そこで今回は、下地補修と浮きについて詳しく解説しますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
浮きとは
浮きとは躯体からタイルなど外壁が浮いて隙間ができていることを言います。目視ではわかりづらいため打診棒で音を確認します。
現在のコンクリート打ち放し工法では型枠の精度もよく、不陸調整のための厚いモルタル塗り仕上げはありませんが、実際には寸法を調整したりするため薄いモルタルが塗ってあり部分的に浮きが発生します。外壁がタイルの場合もタイルが浮いていることが多く落下する危険性もあります。
また、バルコニーや開放廊下の床面・RC階段の踊場などにも勾配調整のためモルタルが塗られているため、経年の劣化により床面に浮きが生じやすくなります。
手摺壁の天端もモルタルで成型されている事が多く、浮きが発生して天井や軒天と同様に落下の可能性もでてきます。
下地処理による浮きの対処方法
浮いているまま放置をしていると落下の危険性や塗膜が剥がれ見た目が悪くなります。また塗膜が剥がれると浸浮水する可能性もでてきます。そのため軽微な浮きには、注入方式を用います。これは、浮き部分に小さな穴を開け、樹脂やセメント系材料を注入して内部を充填し、強度を回復させる方法です。
浮きが広範囲の場合、アンカー工法で外壁を固定するか、張り替え工法で外壁材を交換することがあります。修復後は、再発を防ぐため、防水処理や塗装を行い、建物全体の保護を強化します。適切な下地処理を施すことで、建物の安全性を維持し、長期的な寿命を確保することができます。
下地補修 ”浮き” 注入に関するまとめ
外壁塗装の耐久性をよくするためには、下地補修は非常に大切な工事となります。
下地補修における「浮き」とは、外壁や構造体の内部に空洞が生じる現象で、放置すると剥落やさらなる劣化を招くリスクがあります。補修後には、防水処理や塗装を施すことで、浮きの再発を防ぎ、建物全体の耐久性を高めることができます。定期的な点検が長寿命化の鍵です。
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