塗装材の樹脂の種類について! 劣化-神奈川
2021/09/10
塗装材の樹脂塗料とは?種類と選び方を徹底解説|用途別の最適な塗料が見つかる
外壁や屋根、内装など、私たちの身の回りには様々な塗装が施されています。その中でも、耐久性や機能性に優れ、幅広い用途で活躍しているのが「樹脂塗料」です。しかし、「樹脂塗料」と一口に言っても、その種類は多岐にわたり、用途や求める性能によって最適な塗料は異なります。
この記事では、「塗装材」「樹脂塗料」「種類」といったキーワードに関心のある方に向けて、樹脂塗料の基本的な知識から、代表的な種類、そして選び方のポイントまでを徹底的に解説します。この記事を読むことで、あなたの塗装プロジェクトに最適な樹脂塗料を見つけることができるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
樹脂塗料とは?その特徴とメリット
樹脂塗料とは、合成樹脂を主成分とした塗料の総称です。塗料は、顔料(色をつける)、樹脂(塗膜を形成する)、溶剤(塗料を溶かす)、添加剤(機能性を付与する)などから構成されていますが、樹脂の種類によって塗膜の性能が大きく左右されます。
樹脂塗料の最大の特徴は、その多様な性能です。耐候性、耐久性、耐薬品性、柔軟性、光沢など、様々な特性を持つ樹脂が存在するため、用途に応じて最適な塗膜性能を持つ塗料を選択できます。
樹脂塗料の主なメリット
優れた耐久性:
一般的に、油性塗料や自然塗料と比較して、紫外線や雨風による劣化に強く、長期間美しい状態を保つことができます。塗り替えの頻度を減らすことができ、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
多様な機能性:
防水性、防カビ性、防藻性、遮熱性、断熱性、低汚染性など、様々な機能を持つ樹脂塗料が存在します。使用する環境や目的に合わせて、必要な機能を持った塗料を選ぶことができます。
豊富な種類と色:
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂など、様々な種類の樹脂があり、それぞれ異なる特性を持っています。また、顔料の種類も豊富で、多様な色合いや仕上がりを実現できます。
比較的扱いやすい:
近年では、水性タイプの樹脂塗料も多く開発されており、溶剤特有の臭いが少なく、DIYでも比較的扱いやすいものが増えています。安全性にも配慮された製品が多いのも特徴です。
このように、樹脂塗料は多様なメリットを持つため、建築物の外壁や屋根、内装、鉄部、木部など、幅広い用途で採用されています。次の見出しでは、代表的な樹脂塗料の種類について詳しく解説していきます。
代表的な樹脂塗料の種類と用途
樹脂塗料は、主成分となる合成樹脂の種類によって、その特性や用途が大きく異なります。ここでは、代表的な4種類の樹脂塗料について、それぞれの特徴と主な用途を詳しく解説します。
アクリル樹脂塗料
アクリル樹脂を主成分とする塗料で、比較的安価でありながら、発色が良いという特徴があります。DIY用としても広く普及しており、手軽に塗装を楽しみたい場合に適しています。
特徴:
- 価格が比較的安い: 他の樹脂塗料と比較して、材料費を抑えることができます。
- 発色が良い:鮮やかな色を表現しやすく、カラーバリエーションも豊富です。
- 乾燥が早い:比較的短時間で乾燥するため、作業効率が良いです。
- 耐候性はやや低い:ウレタン樹脂塗料やシリコン樹脂塗料と比較すると、耐候性はやや劣ります。
主な用途:
- DIYの塗装
- 屋内外の木部や鉄部
- 比較的塗り替え頻度の高い箇所
ウレタン樹脂塗料
ウレタン樹脂を主成分とする塗料で、アクリル樹脂塗料よりも耐久性、耐摩耗性、耐薬品性に優れています。柔軟性も持ち合わせているため、塗膜が割れにくいという特徴もあります。
特徴:
- 優れた耐久性: アクリル樹脂塗料よりも長持ちし、塗り替えの頻度を減らすことができます。
- 高い耐摩耗性: 摩擦による塗膜の剥がれや傷つきを防ぎます。
- 良好な耐薬品性: 酸性雨や化学物質からの影響を受けにくいです。
- 柔軟性がある: 下地の動きに追従しやすく、塗膜のひび割れを防ぎます。
- 光沢が良い: 美しい光沢のある仕上がりになります。
主な用途:
- 外壁、屋根
- 鉄骨階段、手すり
- 家具、建具
シリコン樹脂塗料
シリコン樹脂を主成分とする塗料で、耐候性が非常に高く、紫外線や雨風による劣化を長期間抑えることができます。近年、外壁や屋根の塗料として非常に人気が高まっています。
特徴:
- 非常に高い耐候性: 紫外線や熱、雨水などによる劣化に強く、長期間美しい状態を維持できます。
- 優れた耐汚染性: 親水性が高いため、雨水で汚れが流れやすく、美観を保ちやすいです。
- 比較的柔軟性がある: 下地の動きに追従し、ひび割れしにくいです。
- 防カビ・防藻性がある製品も多い: カビや藻の発生を抑制し、建物の美観を維持します。
主な用途:
- 外壁、屋根
- 長期的な美観維持を重視する箇所
フッ素樹脂塗料
フッ素樹脂を主成分とする塗料で、シリコン樹脂塗料よりもさらに高い耐候性と耐久性を誇ります。メンテナンスサイクルを大幅に長くすることができるため、高層ビルや公共施設など、塗り替えが困難な場所でよく用いられます。
特徴:
- 極めて高い耐候性: 紫外線、熱、酸性雨など、あらゆる外的要因に対する抵抗力が非常に高いです。
- 優れた耐久性: 20年以上の耐用年数を持つ製品も多く、長期的なメンテナンスコストを抑えられます。
- 低い摩擦係数: 汚れが付着しにくく、付着しても落ちやすい性質があります。
- 高価である: 他の樹脂塗料と比較して、材料費が比較的高くなります。
主な用途:
- 高層ビル、公共施設
- メンテナンスが困難な箇所
- 長期的な耐久性を重視する箇所
これらの他にも、エポキシ樹脂塗料やポリウレタン樹脂塗料など、様々な種類の樹脂塗料が存在します。用途や求められる性能に合わせて、最適な塗料を選ぶことが重要です。
樹脂塗料の選び方|用途と目的に合わせた選択
様々な種類がある樹脂塗料の中から、最適な塗料を選ぶためには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。ここでは、用途と目的別に、樹脂塗料の選び方を詳しく解説します。
塗装する場所と素材
まず、どこに、どのような素材を塗装するのかを明確にすることが重要です。
外壁:
紫外線や雨風に直接晒されるため、耐候性の高いシリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料が適しています。
屋根:
夏場の高温や雨水によるダメージを受けやすいため、遮熱性や防水性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。シリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料に加え、遮熱機能を持つ塗料もおすすめです。
内装:
耐汚染性や安全性、臭いの少ない水性塗料などが適しています。アクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料の水性タイプが選択肢となります。
木部:
柔軟性があり、木の呼吸を妨げない塗料を選ぶことが大切です。木部専用の塗料や、浸透性の高い塗料が適しています。
鉄部:
錆を防ぐための防錆性能を持つ塗料を選ぶ必要があります。エポキシ樹脂塗料や、防錆プライマーと組み合わせたウレタン樹脂塗料などが適しています。
求める性能と機能
次に、どのような性能や機能が必要なのかを検討します。
耐久性:
長期間塗り替えを行いたくない場合は、耐候性の高いシリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料を選びましょう。
美観:
光沢のある仕上がりにしたいか、落ち着いたマットな仕上がりにしたいかなど、好みに合わせて塗料を選びます。色の選択も重要です。
機能性:
防水性、防カビ性、防藻性、遮熱性、断熱性、低汚染性など、必要な機能を持つ塗料を選びます。
安全性:
室内の塗装やDIYの場合は、VOC(揮発性有機化合物)の少ない水性塗料を選ぶと安心です。
コスト:
予算に合わせて、最適な性能を持つ塗料を選びます。一般的に、高機能な塗料ほど価格は高くなります。
施工方法と業者選び
自分でDIYで塗装するのか、専門の業者に依頼するのかによっても、塗料の選び方が変わってくる場合があります。
DIY:
扱いやすく、臭いの少ない水性塗料がおすすめです。また、ホームセンターなどで手軽に入手できる塗料を中心に選ぶと良いでしょう。
業者依頼:
専門的な知識や技術を持った業者に相談し、最適な塗料を選んでもらうのが安心です。業者の実績や評判なども確認することが大切です。
環境への配慮:
近年では、環境に配慮した塗料も注目されています。低VOC塗料や、有害な物質を含まない塗料など、環境負荷の少ない製品を選ぶことも、持続可能な社会の実現に貢献します。
これらのポイントを踏まえ、塗料メーカーのカタログやウェブサイト、専門業者のアドバイスなどを参考にしながら、最適な樹脂塗料を選びましょう。
まとめ
この記事では、「塗装材」「樹脂塗料」「種類」というキーワードに関心のある方に向けて、樹脂塗料の基本的な知識から、代表的な種類、そして選び方のポイントまでを詳しく解説しました。
樹脂塗料は、その多様な性能と豊富な種類によって、様々な用途に対応できる優れた塗装材です。アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料といった代表的な種類は、それぞれ異なる特徴と用途を持っています。
最適な樹脂塗料を選ぶためには、塗装する場所と素材、求める性能と機能、施工方法、そして予算などを総合的に考慮する必要があります。
今回の情報を参考に、あなたの塗装プロジェクトに最適な樹脂塗料を見つけ、長く美しく、快適な住まいや環境を実現してください。もし迷った場合は、専門の業者に相談することをおすすめします。
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