防水工事 ”改修ドレンとは”

防水工事 
”改修ドレンとは”

防水工事 ”改修ドレンとは”

2020/11/23

防水工事 ”改修ドレンとは”

ドレンとは、防水層と雨樋を繋ぐ素材で、屋上やバルコニーの防水面で受けた雨水を集水し樋へと流す重要な役割があります。

一般的にドレンは鉄製でできてるものが多く、その為劣化すると錆びます。

しかし「改修用ドレン」の素材は3mm程度の厚みがある鉛のプレートと強化ホースで出来ている為錆びません。 

ドレンの部分には「防水材」+「ドレン」+「雨どい」の3つの素材がジョイントされており、そのドレンが劣化するとその接合部が剥離するため、

防水性能が低下してしまい、雨漏りの原因となるからです。ということはドレンでの不具合が出た場合、漏水に直結する可能性が高いと言えます。

実際、漏水の調査でこのドレンが原因で雨漏りしていたという現場は少なくありません。

では、このドレンが劣化して漏水の原因になっている場合、どのような補修工事をすればいいのでしょうか。

ドレンの補修方法で一般的なものは既存のドレンの上に「改修用ドレン」をかぶせて錆により劣化した部分をそっくりカバーし、その部分に防水材を塗ることで

防水材との密着性を確保し、さらに改修用ドレン内に入った水は強化ホースを通して直接縦樋に流れることで、防水工事の信頼性と耐久性を合わせ持つことになります。

つまり劣化したドレン部分を完全にカバーしてしまうのが「改修用ドレン」の役割になり、防水工事とセットで対応しております。

既存防水層からの雨漏りもこのドレン周辺からが多いのも事実ですので、ドレン周辺部が防水工事にとって大変重要になります。

実際の状況によっては、改修用ドレンを設置する前に周辺の脆弱部の下処理や既存の防水層を撤去してから防水工事をする必要があります。

改修ドレンの注意点

改修ドレンを設置する際には、いくつかの注意点があります。まず、既存の排水管の状態確認が重要です。劣化や詰まりがある場合には、排水機能が十分に発揮されないため、必要に応じて補修や交換が求められます。また、ドレンのサイズと設置位置の適切な選定も重要です。排水量に見合ったサイズのドレンを設置し、屋上やバルコニーで水が溜まりやすい場所を避けて設置することで、排水効率が向上します。

さらに、防水層との接合部の防水処理も注意が必要です。ドレン周辺の接合部がしっかりと防水されていないと、浸水のリスクが高まります。接合部分には適切なシーリング材を使用し、隙間ができないよう確実に処理することで、長期的に防水効果を維持できます。

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