外壁の種類”ALC編” 下地補修‐塗装
2021/01/27
ALCパネル
ALCは高温高圧蒸気養生でつくられる軽量気泡コンクリートのことで、珪石・セメント・生石灰・アルミニウム粉末を主原料としています。
板状に成形したものは「ALCパネル」と呼ばれ、外壁用や間仕切壁用、屋根用、床板などがあり、幅広く使用される建材です。
【メリット】
耐久性・断熱性・耐火性・耐震性に優れている
環境に優しい
非常に軽量で施工がしやすい
※ALCパネルは軽量でありながら強度が高く、耐火性や断熱性に優れているメリットがあります。有害物質も含んでいないので、人体への害がなく環境にも優しい外壁材です。
【デメリット】
防水性が低く、吸水性が高い
価格が高い
シーリングのメンテナンスが必要
※耐久性がありますが、水には弱いデメリットがあります。防水機能がないため塗装で防水性を保つことが大切です。目地のシーリングの補修も定期的に必要になります。
50年以上の耐久性があるといわれていますが、定期的なメンテナンス費用がかかることを考慮しておきましょう。
ALCパネルのメンテナンスのタイミング
50年以上の耐久性があるといわれていますが、ALCパネルは防水性を保つために定期的な塗り替えや補修が必要です。5~10年程度で塗装やシーリングの劣化が見られたらメンテナンスをしましょう。
ALC外壁の塗装を行う際には、防水性の高い塗料を選ぶのがポイントです。また、住宅環境も考慮して外壁の塗装状態やクラック、シーリングなどの劣化状況を判断し、最適な塗装・補修メンテナンスを
同時に行うと長持ちしやすくなります。ALCパネルはメリットが多い外壁材ですが、快適な住宅環境を維持するには塗装メンテナンスや劣化に合わせた補修が欠かせません。
メンテナンスを怠ると雨漏りリスクが高まり、構造躯体にも影響を与えてしまう可能があります。
大事な住宅を守るためにも、定期的な点検を行い、適切な塗装メンテナンスでALCパネルを長持ちさせましょう
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