”プライマーとは”防水材、塗装材
2020/12/23
プライマーは英語で「primer」といい、「最初の」という意味があります。「最初に塗る塗料」として、主に下塗り塗料を総称してプライマーと呼びます。
一般的なプライマーの役割は”接着”です。上塗りする材料と、下地の接着を強化するために使います。接着する効果以外にも凸凹(傷・へこみ・サビなど)を埋めて、
表面を平らにする役割もあります。プライマーは、仕上がりをキレイにするだけでなく、モノの劣化を遅らせたり安全性を強化させる効果もあるということです。
特に防水、塗装、シーリング工事など比較的に使用する頻度が高い材料になり、材料や下地に合ったプライマーがあるので種類もたくさんあります。
プライマーとシーラーの違い
また、プライマーと同じように使われる単語・用語に「シーラー」があります。プライマーとほぼ同じ意味で使われている言葉です。
英語で「シールする(seal)」という意味で、両面テープのように下地と表面に塗る塗料との密着性を高めます。主に塗装工事専用の下塗り材として使用されてます。
構造としては、塗装表面にシーラーを塗ることで既存の下地にプライマーを吸収させ、上塗り塗装の吸い込みを抑制することです。
プライマーとシーラーの違いについて紹介します。
- プライマー
目的:主に塗料や接着剤の密着性を高めることが目的です。
浸透性:表面に薄く付着し、あまり深く浸透しません。
用途:金属・プラスチック・木材など様々な素材に使用できます。
効果:塗料の付着性向上、素地の保護効果があります。
- シーラー
目的:主に下地の吸収性を調整し、表面を均一にすることが目的です。
浸透性:下地に深く浸透する性質があります。
用途:多孔質な素材(コンクリート、石膏ボードなど)に主に使用できます。
効果:表面の強化、汚れの浸透防止、後の塗装の均一化などの効果が期待できます。
プライマーの耐用年数
プライマーの耐用年数は、使用環境や条件によって大きく異なりますが、一般的には2〜5年程度と言われています。プライマーの耐用年数を最大限に引き出すためには、適切な製品選択、正しい施工方法、そして定期的なメンテナンスが重要です。特に重要な用途や厳しい環境下での使用の場合は、専門家に相談することをおすすめします。
プライマーの種類
プライマーの役割は一言でいうと結合力を補強する役割と言えます。
下地に接触し、またその上に塗る塗料とも接触するため、さまざまな技術上の細工に活かすことができます。
例えば、接着プライマー以外では、錆止めの顔料をプライマーに混ぜ込み、防錆プライマー(いわゆる「錆止め塗料」)にしたり、その他の機能でも粘着プライマー、
浸透性プライマー、絶縁プライマー、導電性プライマーなどがございます。
- 接着プライマー
- 防錆プライマー
- 浸透性プライマー
- 絶縁プライマー
- 導電性プライマー
種類を間違えると逆に密着が弱くなるので気を付けてください。
塗装や下地処理に欠かせないプライマー
プライマーは塗装や接着の下地処理に不可欠な材料です。表面の密着性を高め、後の工程の効果を最大化します。種類は多様で、素材や環境に応じて選択します。適切な施工で2〜5年の耐用年数があり、最終的な仕上がりの品質と耐久性を大幅に向上させます。建物の維持管理のためにも、適切な頻度でのメンテナンスを行いましょう。
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