ウレタン防水とは? ~東京都~

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは? 

2020/11/17

ウレタン防水とは、ベランダや屋上の床に液体状のウレタン樹脂を床面に厚めに塗り拡げて乾燥させ防水膜をつくる、防水工法の一種です。ウレタン防水の基本的な特徴や施工方法、耐久性を保つためのメンテナンス方法について詳しく解説します。また、通気緩衝工法や密着工法の違いも紹介し、ウレタン防水のメリット・デメリットを知ることで、より効果的な防水対策の参考にしてください。

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは、ベランダや屋上の床に液体状のウレタン樹脂を床面に厚めに塗り拡げて乾燥させ防水膜をつくる、防水工法の一種です。

他の工法に比べて施工する床の面積・形状・材質を問わず施工可能な事が最大のメリットです。

この材料の開発により、今までウレタン防水では施工が困難であった急勾配の屋根や、金属屋根、

施工後に1日間上を歩行できないため採用されなかった開放廊下や 階段の防水など飛躍的に施工範囲が広がることになりました。

弊社ではウレタン防水の中で「通気緩衝工法」「密着工法」の2種類の工法をおすすめしております。 

通気緩衝工法について

広い屋上や、雨漏りしている面の改善に向くのが「通気緩衝工法」。

通気緩衝工法は、下地と防水層の間に「通気緩衝シート」を設置し、下地からの湿気を逃がすための空気層を設ける工法です。この工法により、湿気が原因となる防水層の膨れや剥がれが防止され、特に湿気が溜まりやすい建物の屋上やバルコニーで効果を発揮します。通気緩衝工法は耐久性が高く、湿度の多い地域や建物で広く採用されています。

密着工法について

家庭のベランダなどの狭い部分に向くのが「密着工法」。

密着工法は、防水層を直接下地に密着させて施工する方法で、通気緩衝シートを用いない点が特徴です。下地との密着度が高く、湿気の少ない場所での施工に向いています。密着工法は材料費や施工費が比較的安価で、短期間での施工が可能ですが、下地の湿気や不具合によって防水層に膨れや剥がれが生じやすいため、施工前の下地処理が重要です。

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水のメリットは、なんといっても価格が安いことです。 また、防水層が軽いため、建物への負担が軽減されます。

もうひとつの大きなメリットは、施工の際に塗りやすいことです。塗りやすいということは、それだけ工事のミスが起こりにくいと言い換えることもできます。

ウレタン防水のデメリット

ウレタン防水のデメリットは以下になります

耐久性がやや劣る:シート防水やアスファルト防水に比べると、耐久性が短めで、10年程度で再施工が必要になることが多いです。

施工に高い技術が必要:下地の状態や施工環境によって防水効果に影響が出やすいため、専門知識と経験が求められます。

紫外線に弱い:トップコートの塗布が必須で、紫外線により劣化しやすいため、定期的な塗り替えが必要です。

ウレタン防水の耐久年数とメンテナンス方法

最後に既存がウレタン防水の場合、メンテナンスのタイミングですが、

劣化によるひび割れや防水塗装の表面が膨れている場合、そこから水が侵入しやすくなるため補修が必要といえます。

ウレタン防水の耐久年数は、一般的に10〜15年程度です。ただし、施工環境やメンテナンス頻度によって差が生じることもあります。耐久性を維持するためには、5年程度ごとにトップコートの再塗装を行うことで、紫外線や風雨から防水層を保護できます。

 

 

まとめ

ウレタン防水について今回は紹介しました。マンションやビルなどで多く採用される防水ですが、経年劣化などで防水性が劣ってくると雨漏りなどにつながってしまいます。

改修工事などの際にはウレタン再塗装についても確認しましょう。

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