鉄筋コンクリート造について! 修繕‐中野区
2021/09/01
鉄筋コンクリート造(RC造)の建物は、強度・耐震性・断熱性など、住宅や施設に求められるあらゆる機能を高水準で満たす建築構造として、広く採用されています。地震が多く、気候変化の大きい日本において、長期間にわたって安心して暮らせる建物を選ぶうえで、RC造の特徴や利点を理解しておくことは重要です。
本記事では、鉄筋コンクリート造の構造や他の構造形式との比較、性能面の特徴、用途ごとの適性、そしてメンテナンスの注意点までを幅広く解説します。これから建物を選ぶ方、RC造に関心のある方にとって、判断材料となる情報を網羅しています。
鉄筋コンクリート造(RC造)とは?構造の特徴と基礎知識
鉄筋コンクリート造(RC造)とは、鉄筋とコンクリートを一体化させて作る建物の構造形式です。コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引張力に強いという特性を組み合わせることで、建物全体の強度と耐久性を高めています。
RC造の構造は、基礎部分から柱・梁・床・壁まで一体となるため、揺れに対して高い粘り強さを発揮します。構造そのものが力を吸収するため、地震の多い日本ではとくに安心感のある構造形式とされています。
住宅・マンション・ビル・公共施設など幅広い建築物に用いられ、特に中高層建築で多く採用されているのが特徴です。
また、設計の自由度も高く、直線的なデザインから曲線を取り入れたデザインまで幅広く対応できるのもRC造ならではの魅力といえます。
鉄骨造や木造と比較したRC造のメリット
建物構造には木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などがあり、それぞれ異なる特徴があります。その中でRC造が選ばれる理由には、次のようなメリットが挙げられます。
- 優れた耐久性で長期間使用可能。
- 重量があり耐震性が高い。
- 劣化しにくく、シロアリ被害の心配がない。
- デザイン自由度が高く、間取りの制限が少ない。
- 火災・風害・騒音・気温変化に強い構造。
木造住宅に比べると、劣化や腐食、害虫の影響を受けにくく、鉄骨造と比べても耐火性・遮音性において優位性があります。また、壁式構造を採用すれば、柱や梁が露出せず、室内空間をすっきり見せることができるという利点もあります。
鉄筋コンクリート造の断熱性・耐火性・防音性を解説
RC造は機能性の高さも魅力のひとつです。特に以下のような性能に優れています。
断熱性:
コンクリートの厚みと気密性により、外気温の影響を受けにくく、室内環境が安定します。冷暖房効率が高まり、省エネ効果も期待できます。
耐火性:
鉄筋コンクリートは高温にさらされても燃えにくく、火災時に構造の変形や崩壊を防ぎやすい特性があります。防火地域でも安心して建てられる点が評価されています。
防音性:
壁や床の厚みがあるため、隣室や上下階からの音を遮断しやすく、集合住宅でも快適な生活を実現できます。特に都市部では生活音対策として重視される要素です。
これらの性能により、RC造は単なる構造材にとどまらず、快適な住環境を支える重要な要素となっています。
建築用途別に見るRC造が向いている建物の種類
RC造はその性能の高さから、さまざまな建築用途に対応できます。代表的な例は以下の通りです。
集合住宅(マンション・アパート):
遮音性・耐久性が求められるためRC造が最適。とくに高層住宅や分譲マンションでは定番の構造です。
オフィスビル・商業施設:
可変性のある間取りと防火性が評価され、利便性の高い都市開発に多く使われています。
学校・病院などの公共施設:
人の出入りが多く、安全性や耐久性が強く求められる施設に適しており、全国各地で採用されています。
注文住宅:
個人のライフスタイルに合わせた間取りやデザインを実現しやすいため、近年では一戸建てでも採用が増えています。
そのほか、図書館や美術館など静寂や安定性が求められる建物にもRC造が適しています。自由な設計と高性能を両立できる点は、他の構造にはない利点です。
RC造建物のメンテナンスで注意すべきポイント
RC造は耐久性に優れている一方で、定期的なメンテナンスが欠かせません。建物の劣化を放置すると、躯体や内部設備にまで影響が及ぶ可能性があります。長く安全に使い続けるためには、以下の点に注意が必要です。
外壁のひび割れ確認:
小さなクラックも放置すると雨水が侵入し、内部鉄筋の腐食を招く恐れがあります。早期発見と補修が鍵です。
鉄筋の露出やサビ対策:
コンクリートの中性化や塩害の影響で鉄筋が腐食すると、耐久性が低下するため、塗布材やモルタルによる補修が必要です。
防水・シーリング処理の劣化:
屋上やバルコニーなどは紫外線や風雨で劣化しやすく、防水層の再施工やシーリングの打ち替えが定期的に求められます。
構造体の劣化診断:
外部からは見えない構造部分についても、専門業者による劣化調査・コア抜き検査などで安全性を評価しておくと安心です。
排水設備や電気設備の点検:
構造以外の設備部分も経年劣化の影響を受けるため、配管や電気系統のチェックも怠らないようにしましょう。
メンテナンスを定期的に行うことで、RC造の耐用年数をさらに伸ばし、建物価値の維持にもつながります。
【まとめ】鉄筋コンクリート造の建物を正しく理解して活用しよう
鉄筋コンクリート造は、構造的な強さと機能的な快適性を両立した、非常にバランスの取れた建築方式です。
用途や目的に合わせて最適な設計を行い、適切なメンテナンスを施すことで、長期にわたりその価値を維持できます。
防災性や居住性に優れ、設計の自由度も高いRC造は、これからの建物選びにおいて有力な選択肢となるでしょう。
住まいの安心と快適性を重視したい方は、RC造の魅力をしっかりと理解したうえで、建築やリフォームの計画を立てていくことが大切です。
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