塩ビシート防水は? 劣化-東京
2021/04/27
塩ビシート防水とはシートを貼り付ける工法です。下地表面に凸凹があっても仕上がりは均一になります。寿命が長く、紫外線やオゾン、熱に対して耐性があります。 |
また、耐摩耗性があるので上を歩行することもできます。既存の防水層が傷んでいる場合は、そのまま塩ビシートを被せて使用することも可能です。 |
低コスト・短期間で工事することができる優れた防水工法と言えます。しかし、シート防水は凹凸や固定されている物が多い箇所には不向きです。なぜかといいますと |
防水材がシート状なので、複雑な形状の箇所を覆うのが難しいです。そのため、学校や病院・大型ビルやマンションなどの広くすっきりした屋上に適しています。 |
塩ビシート防水の施工には2つの方法があります。 |
・密着工法(接着工法) |
塩ビシートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。ある程度の強度が期待できますが通気性がないため下地の状態に影響を受けることがあります。 |
また、接着剤が剥がれてしまうと防水に支障がでるので、下地の状態に注意して施工する必要があります。 |
・機械式固定法 |
固定ディスクを用いて防水シートと下地を接合する工法です。固定ディスクを先打ちする工法と後打ちする工法があり、それぞれに長所があります。 |
長期間安定して保つことができるだけでなく、躯体の亀裂や振動の影響をほぼ受けないので、改修工事でも下地処理が最低限度で済むメリットがあります。 |
シート防水ならビルやアパートも短期間で施工可能ですし、何度も足場を建てるのが難しいビル・アパートにおすすめです。 |
防水材が既成のシートで厚さが一定なので、広い面積も一度にむらなく施工可能です。 |
しかし、中規模のマンションや一軒家などは複雑な構造や固定された物が多いため、対応がしやすいウレタン防水がおすすめです。 |
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