下地補修”浮き部” 修繕工事-神奈川
2021/04/02
浮き部とは躯体からタイルなど外壁が浮いて隙間ができていることを言います。目視ではわかりづらいため打診棒で音を確認します。 |
現在のコンクリート打ち放し工法では型枠の精度もよく、不陸調整のための厚いモルタル塗り仕上げはありませんが、実際には寸法を調整したりするため |
薄いモルタルが塗ってあり部分的に浮きが発生します。外壁がタイルの場合もタイルが浮いていることが多いです。 |
また、バルコニーや開放廊下の床面・RC階段の踊場などにも勾配調整のためモルタルが塗られているため、経年の劣化により床面に浮きが生じやすくなります。 |
手摺壁の天端もモルタルで成型されている事が多く、浮きが発生して天井や軒天と同様に落下の可能性もでてきます。 |
浮いているまま放置をしていると落下の危険性や上から塗っても塗膜が剥がれ見た目が悪くなります。 |
そのため浮き部に対しドリルで穴をあけ、その隙間にエポキシ樹脂を注入し且つステンレス製のピンを併用して浮き面積の拡大を阻止すると共に、 |
大面積の剥落を防止する工法で、一般的には16本/㎡で指定部分では25本/㎡としています。 |
開放廊下やバルコニーの床面は落下などの危険性が余りないため、一般的にはピンなしの工法が主流です。 |
外壁塗装をされる際は是非下地の状態もご確認ください。下地の良し悪しが建物の耐久性にも影響します。 |
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