外壁の種類”モルタル編”‐下地補修‐塗装
2021/01/25
モルタル(RC造)について
「モルタル」はセメントと砂を混ぜたものを壁に塗って仕上げるのが特徴の外壁材です。モルタル外壁は何層かによって構成されています。もっとも内側に透湿防水シート、 その上に「ラス下地板」という板が張られています。最後に防水紙をかぶせ、これに「ラス」という金属製の網を張ります。これによって垂直の壁でモルタルが密着しやすくなり必要な厚さを 確保することができます。モルタルは手作業で外壁に塗装していくため自由にデザインができ、温かみのある仕上がりにすることが可能です。「リシン仕上げ」「スタッコ仕上げ」など 模様をつける仕上げ工法があります。また、仕上がりの面だけでなく、機能面にも優れています。モルタルは防火性が高いので、近隣で火災があっても燃えづらいというメリットがあります。 また、モルタル自体の通気性が高いため、湿気の多い日本に合った外壁です。一軒家は以前モルタルが主流でしたが、現在ではサイディングの外壁が全体の7〜8割となっています。 モルタルのメリット、デメリットは下記のような点があります。 【モルタルのメリット】デザイン性が高い 温かみのある仕上がりになる つなぎ目のない外壁にできる 耐震性・耐火性・耐久性が高い 【モルタルのデメリット】施工期間やコストがかかる 施工する職人の技術力がいる ひび割れが起きやすい 防水性が低い
モルタルそのものには防水性がないため、雨水などからモルタル外壁を守るには、表面に仕上げを施す必要があります。この仕上げの種類によって、モルタル外壁の特徴が大きく異なってくるのです。 きちんとメンテナンスしないと、経年の汚れが目立ちやすく、薄汚れた感じになりやすい点と、万が一ひびが入ると防水性が落ちてしまい雨漏りなどが発生します。 メンテナンスのタイミングは、塗膜の剥離やひび割れなどの劣化現象が起きている場合、防水性や耐久性を保つために補修や塗り替えを検討しましょう。 |
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