シーリング工事とは!?
2020/12/17
建物の外壁を保護し、長期的な耐久性を維持するために欠かせないのがシーリング工事です。外壁の隙間にシーリング材を充填することで、雨水や湿気が建物内部に侵入するのを防ぎ、外壁の劣化を抑える役割を果たします。また、地震や強風による振動や衝撃を吸収することで、建物自体のひび割れを防ぐ効果も期待できます。このページでは、シーリング工事の詳細や劣化症状、適切なメンテナンスのタイミングについて詳しく解説します。
シーリング工事とは
ほとんどの外壁にはシーリング材が使われています。サイディングボードはもちろん、ALC造、鉄筋コンクリート造の外壁にも使われています。
シーリング工事とは、接着性があるシーリング材で、目地の隙間を塞ぐ工事のことです。外壁目地にシーリング工事を施すことで、外壁材の内側に雨水が
入りづらくなります。雨漏りを防ぐことで外壁部材や下地が劣化しにくくなり、外壁の寿命を伸ばすことができます。シーリング材の役割は、もちろん
外部からの雨水の侵入を防ぐことが一番の役割ですが、地震や風などの揺れで、外壁自体にひび割れが発生しないように、動きを緩衝させる大きな役割もあります。
シーリングとコーキングの違い
シーリングは、時々コーキングと呼ばれることがあり、2つの言葉に明確な違いはありません。『コーキング』と『シーリング』は建築・塗装業界では、
同じものとして使用されており、本来は違うもののようですが、現在は『シーリング』という表現が主流となっております。
昔気質の職人さんの中には、今でも『コーキング』と言われる方もおられます。
シーリング工事の特徴
充填されたばかりのシーリング材は柔軟性・伸縮性があり、目地の隙間を完全に埋めることが可能です。しかし、温度変化・紫外線・経年劣化が原因となって、
シーリングの表面に劣化症状が起こります。シーリング材の劣化症状としては、3つの状態があります。表面のひび割れ、中央から破断する切れ、接着面の剥がれ。
そのため劣化した部分から雨漏り等の症状が起きる可能性があります。
シーリング工事は、シーリング部分を新しくするだけではなく、目地から水が染み込むことによって起こる雨漏りを防ぐことができます。
シーリングの劣化が目に見える状態まで進んでいると、外壁全体に影響が出ている可能性があり、工事費用総額は高くなる傾向があります。
ただし、工事費用についてしっかりと根拠を示して見積りを行える業者であれば、適正価格でシーリング工事を行ってもらえます。
また、2階以上の工事の場合、足場が必要となります。そのためシーリング工事と外壁塗装をセットで依頼することにより、足場費用のコストカットができます。
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