防水工事の費用相場はいくら?工法別・場所別の単価表と安く抑える方法を解説
2025/07/24
「防水工事の費用はどれくらいかかる?」
「屋上やベランダ、外壁の防水工事は、どの工法を選べばよい?」
防水工事は、建物を雨水から守るために欠かせないメンテナンスです。屋上やベランダ、バルコニー、外壁などの防水性能が低下すると、雨漏りや下地の腐食、カビの発生、建物の資産価値低下につながる可能性があります。
一方で、防水工事の費用は、施工場所や面積、建物の種類、採用する工法、下地の劣化状況によって大きく変わります。費用相場を知らないまま見積もりを取ると、金額が適正なのか判断しにくいでしょう。
また、同じ「防水工事」でも、ウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水では単価や向いている場所が異なります。見積書の内訳や工法の特徴を理解しておくことが大切です。
本記事では、防水工事の費用相場を工法別・建物別に解説します。費用が高くなる要因や見積書の確認ポイント、安く抑える方法、業者選びの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
また「防水工事とは?」や「防水工事の費用」など、基本的な知識について解説して記事も公開しておりますので、本記事の理解をより一層深めるためにも、ぜひ合わせてご覧ください。
目次
【工法別】防水工事の費用相場|単価表あり
防水工事の費用は、採用する工法によって大きく変わります。代表的な工法には、ウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水があります。
工法ごとに単価だけでなく、向いている施工場所や耐久性、施工のしやすさが異なります。費用だけで判断するのではなく、建物の状態や施工箇所との相性も確認しましょう。
▼防水工事の工法別単価表
| 工法 | 費用相場 |
| ウレタン防水 | 約4,000〜7,500円/㎡ |
| FRP防水 | 約6,000〜9,000円/㎡ |
| シート防水 | 約5,000〜8,000円/㎡ |
| アスファルト防水 | 約5,500〜9,000円/㎡ |
ウレタン防水の費用相場|約4,000〜7,500円/㎡
ウレタン防水の費用相場は、約4,000〜7,500円/㎡です。液体状のウレタン樹脂を塗り重ね、防水層を形成する工法です。
ウレタン防水は、継ぎ目のない防水層を作れるため、複雑な形状の場所や排水口まわり、立ち上がり部分にも対応しやすい点が特徴です。屋上やベランダ、バルコニーなど幅広い場所で採用されています。
一方で、職人の技術によって仕上がりに差が出やすい工法でもあります。見積書では、プライマー、防水材の塗布回数、補強クロスの有無、トップコート仕上げが含まれているか確認しましょう。
FRP防水の費用相場|約6,000〜9,000円/㎡
FRP防水の費用相場は、約6,000〜9,000円/㎡です。ガラス繊維を含んだ樹脂で防水層を作る工法で、軽量かつ強度が高い点が特徴です。
一戸建てのベランダやバルコニーで採用されることが多く、歩行する場所にも向いています。硬化が早いため、比較的短い工期で施工しやすい点もメリットです。
ただし、防水層が硬いため、下地の動きが大きい場所ではひび割れが起こる可能性があります。見積もり時には、下地の状態や建物の動きに対して適した工法かを確認しましょう。
シート防水の費用相場|約5,000〜8,000円/㎡
シート防水の費用相場は、約5,000〜8,000円/㎡です。防水性のあるシートを貼り付けて防水層を作る工法で、広い面積を効率よく施工しやすい特徴があります。
シート防水には塩ビシート防水やゴムシート防水がありますが、現在は塩ビシート防水が採用されるケースが多くあります。平らな屋上や陸屋根など、広い面積の防水工事に向いています。
見積書では、シートの種類、厚み、固定方法、端部処理、既存防水層との関係を確認しましょう。複雑な形状の場所や凹凸が多い下地では、施工費用が上がることがあります。
アスファルト防水の費用相場|約5,500〜9,000円/㎡
アスファルト防水の費用相場は、約5,500〜9,000円/㎡です。アスファルト系の防水材とルーフィング材を重ねて防水層を作る工法で、耐久性や防水性に優れています。
ビルやマンションの屋上など、広い面積で高い防水性が求められる場所に採用されることがあります。耐用年数を重視したい場合に候補となる工法です。
一方で、施工時のにおいや熱、建物への荷重に配慮が必要です。戸建て住宅では採用されにくいケースもあるため、提案された場合は建物との相性や施工理由を確認しましょう。
【建物別】防水工事の費用相場
防水工事の費用は、建物の種類や施工場所によっても変わります。一戸建て、マンション、ビル・鉄筋コンクリート造では、施工面積や足場の有無、工事範囲が異なるためです。
ここでは、建物別に代表的な施工場所ごとの費用相場を紹介します。実際の金額は現地調査によって変動するため、あくまで目安として確認してください。
【一戸建ての場合】防水工事費用相場
一戸建ての防水工事では、ベランダ・バルコニー、屋上・陸屋根、外壁などが主な施工場所です。部分的な防水工事であれば比較的費用を抑えやすい一方、屋根や外壁まで含めるとまとまった費用が必要になります。
築年数が10年以上経過している場合や、ひび割れ・剥がれ・水たまりが見られる場合は、防水状態の点検を検討しましょう。
ベランダ・バルコニー防水工事の費用相場
一戸建てのベランダ・バルコニー防水工事の費用相場は、約10万〜30万円です。施工面積が限られているため、防水工事の中では比較的費用を抑えやすい場所です。
ただし、床面のひび割れやトップコートの剥がれ、防水層の膨れがある場合は、下地補修が必要になることがあります。トップコートの塗り替えだけで済む場合と、防水層から再施工する場合では費用が変わります。
屋上・陸屋根防水工事の費用相場
一戸建ての屋上・陸屋根防水工事の費用相場は、約50万〜100万円です。陸屋根は傾斜が少なく雨水がたまりやすいため、防水性能が重要になります。
施工面積が広い場合や足場が必要な場合、既存防水層の撤去・下地補修が必要な場合は費用が高くなります。排水口や立ち上がり部分の処理も見積書で確認しましょう。
外壁防水工事の費用相場
一戸建ての外壁防水工事の費用相場は、約30万〜80万円です。外壁のひび割れ補修、防水塗装、シーリング打ち替えなどが主な工事内容です。
外壁全体を施工する場合は足場が必要になるため、費用が上がりやすい傾向があります。外壁塗装と同時に行うことで、足場代をまとめられる場合があります。
【マンションの場合】防水工事費用相場
マンションの防水工事では、屋上、ルーフバルコニー、外壁、共用廊下、階段などが対象になることがあります。施工範囲が広く、居住者対応も必要になるため、工事計画を慎重に立てる必要があります。
管理組合やオーナーが発注する場合は、見積書の内訳だけでなく、工期や住民への影響、保証内容も確認しましょう。
屋上防水工事の費用相場
マンションの屋上防水工事の費用相場は、約100万〜500万円程度が目安です。建物の規模や屋上面積、防水工法、下地の劣化状況によって大きく変わります。
屋上全体の防水層を再施工する場合、既存防水層の撤去や下地処理、排水口まわりの補修が必要になることがあります。見積書では施工面積と工法を必ず確認しましょう。
ルーフバルコニー防水工事の費用相場
マンションのルーフバルコニー防水工事の費用相場は、約30万〜150万円程度が目安です。専有使用部分であっても、共用部として扱われる場合があるため、管理規約や管理組合のルールを確認しましょう。
ルーフバルコニーは日常的に歩行されることが多く、植木鉢や家具などが置かれている場合もあります。施工前には荷物の移動や使用制限が必要になることがあります。
外壁防水工事の費用相場
マンションの外壁防水工事の費用相場は、建物規模によって大きく異なります。小規模マンションで数百万円、大規模マンションでは1,000万円を超えるケースもあります。
外壁防水では、ひび割れ補修、タイル補修、シーリング打ち替え、防水塗装などを行います。足場費用や居住者対応費用も含めて見積もりを確認しましょう。
【ビル・鉄筋コンクリート造の場合】防水工事費用相場
ビルや鉄筋コンクリート造の建物では、屋上防水や外壁防水が重要です。コンクリートは耐久性が高い一方で、ひび割れや防水層の劣化から雨水が浸入すると、鉄筋の腐食につながる可能性があります。
建物の用途や営業状況によっては、工事時間や騒音対策、利用者の動線確保も考慮する必要があります。
屋上防水工事の費用相場
ビル・鉄筋コンクリート造の屋上防水工事の費用相場は、約100万〜1,000万円以上になることがあります。屋上面積が広いほど費用は高くなり、採用する工法によっても金額が変わります。
シート防水やアスファルト防水など、広い面積に向いた工法が選ばれることもあります。設備基礎や配管まわり、立ち上がり部分が多い場合は、施工手間が増えるため費用も上がります。
外壁防水工事の費用相場
ビル・鉄筋コンクリート造の外壁防水工事の費用相場は、建物の規模や階数によって大きく変動します。足場やゴンドラ、高所作業車が必要になる場合は、仮設費用が高くなります。
外壁のひび割れ補修やシーリング打ち替え、防水塗装を行うことで、雨水の侵入を防ぎます。見積書では、施工範囲、補修数量、足場・仮設費が明確に記載されているか確認しましょう。
防水工事の費用が高くなる要因
防水工事の費用は、同じ工法でも建物の状態や施工条件によって変わります。見積金額に差が出る理由を知っておくと、業者ごとの見積もりを比較しやすくなります。
ここでは、防水工事の費用が高くなる主な要因を解説します。
施工面積が広い
防水工事は、施工面積が広いほど費用が高くなります。材料費や人件費が増えるだけでなく、工期も長くなりやすいためです。
屋上全体や外壁全体を施工する場合は、ベランダ1か所の防水工事よりも大きな費用が必要になります。見積書では、施工面積が何㎡で算出されているか確認しましょう。
下地補修が必要な場合
下地補修が必要な場合、防水工事の費用は高くなります。ひび割れ、浮き、膨れ、既存防水層の剥がれ、腐食などがあると、防水材を施工する前に補修しなければなりません。
下地が傷んだまま防水層を施工しても、密着不良や早期劣化につながる可能性があります。追加費用がかかっても、下地処理は防水性能を長持ちさせるために重要です。
足場設置が必要な場合
足場設置が必要な場合も費用が高くなります。屋上や外壁など高所作業を伴う防水工事では、安全に作業するために足場や養生が必要です。
足場費用は数十万円以上になることもあり、工事総額に大きく影響します。外壁塗装や屋根工事と同時に施工すれば、足場代をまとめられる場合があります。
高耐久な防水材を使用する場合
高耐久な防水材を使用する場合、初期費用は高くなる傾向があります。材料費が上がるだけでなく、施工に手間がかかる場合もあるためです。
ただし、耐用年数が長い材料を選べば、将来的なメンテナンス回数を減らせる可能性があります。初期費用だけでなく、長期的な維持費も含めて比較しましょう。
排水口や立ち上がり部分の補修が必要な場合
排水口や立ち上がり部分の補修が必要な場合も、費用が上がることがあります。これらの部分は雨水が集まりやすく、防水不良が起こりやすい場所です。
排水口まわりの劣化や詰まり、立ち上がり部分のひび割れ、端部の剥がれがある場合は、丁寧な補修が必要です。見積書では、細部の補修が含まれているか確認しましょう。
防水工事が必要な時期やケース
防水工事は、雨漏りが発生してから行うものと思われがちですが、劣化が進む前にメンテナンスすることが重要です。早めに対応すれば、下地補修や再施工の範囲を抑えられる可能性があります。
以下のような症状がある場合は、防水工事や点検を検討しましょう。
ひび割れ・剥がれ・膨れがある
防水層やトップコートにひび割れ、剥がれ、膨れがある場合は、防水性能が低下している可能性があります。小さなひび割れでも、雨水が入り込むと下地の劣化につながります。
特に屋上やベランダは紫外線や雨風の影響を受けやすく、表面の劣化が進みやすい場所です。見た目に異常がある場合は、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。
雨漏りが発生している
雨漏りが発生している場合は、早急な対応が必要です。天井や壁にシミがある、雨の日に水が垂れる、カビ臭いといった症状がある場合、すでに建物内部に雨水が入り込んでいる可能性があります。
雨漏りの原因は、屋上だけでなく外壁、ベランダ、サッシまわり、排水口まわりなど複数考えられます。原因調査を行い、適切な補修方法を選ぶことが大切です。
水たまりができている
屋上やベランダに水たまりができている場合も注意が必要です。水はけが悪い状態が続くと、防水層に負担がかかり、劣化が早まります。
排水口の詰まりや勾配不良、防水層の膨れなどが原因となることがあります。水たまりが長時間残る場合は、防水工事だけでなく排水まわりの確認も行いましょう。
前回の防水工事から10年以上経過している
前回の防水工事から10年以上経過している場合は、点検を検討しましょう。防水層の耐用年数は工法や環境によって異なりますが、10年前後で劣化症状が出始めることがあります。
見た目に大きな異常がなくても、トップコートやシーリング材が劣化している場合があります。雨漏りが起きる前に点検し、必要に応じて補修することが大切です。
防水工事費用の見積書で確認すべきポイント
防水工事の見積書では、工法や施工範囲、材料費、施工費、下地処理費、付帯費用、保証内容を確認しましょう。総額だけで判断すると、必要な工事が含まれていない可能性があります。
見積書の内容が明確な業者ほど、工事内容を比較しやすく、契約後のトラブルも防ぎやすくなります。
工法や施工範囲が明記されているか確認する
見積書には、採用する防水工法と施工範囲が明記されているか確認しましょう。屋上全体なのか、ベランダだけなのか、外壁も含むのかによって費用は大きく変わります。
施工範囲が曖昧だと、契約後に「その部分は対象外」と言われる可能性があります。平場、立ち上がり、排水口まわり、笠木まわりなど、細部まで確認しましょう。
材料費・施工費・下地処理費が分かれているか確認する
材料費、施工費、下地処理費が分かれているかも重要です。どの項目にいくらかかっているのかがわかれば、他社見積もりと比較しやすくなります。
特に下地処理費は、防水工事の耐久性に関わる重要な項目です。下地補修が必要なのに見積もりに含まれていない場合、後から追加費用になる可能性があります。
足場代や廃材処分費などの付帯費用を確認する
足場代や廃材処分費、養生費、清掃費などの付帯費用も確認しましょう。外壁や屋上の防水工事では、足場や仮設設備が必要になることがあります。
また、既存防水層を撤去する場合は、廃材処分費が発生します。見積書に付帯費用が含まれているか、別途請求になるのかを確認しておくと安心です。
「一式」表記が多い見積もりには注意する
見積書に「一式」表記が多い場合は注意が必要です。一式表記がすべて悪いわけではありませんが、主要な工事項目まで一式でまとめられていると、金額の根拠がわかりにくくなります。
防水層施工費、下地処理費、トップコート費、足場費、諸経費などは、できるだけ内訳を確認しましょう。不明点がある場合は、契約前に説明を求めることが大切です。
保証内容とアフターサポートを確認する
保証内容とアフターサポートも確認しましょう。防水工事は、施工後すぐに不具合が出るとは限りません。数年後に雨漏りや剥がれが発生することもあります。
保証期間、保証対象、免責条件、定期点検の有無を確認し、保証書を発行してもらえるかも確認しましょう。口頭説明だけでなく、書面で残しておくことが重要です。
防水工事の費用をなるべく安く抑える方法
防水工事はまとまった費用がかかる工事ですが、工夫次第で費用を抑えられる場合があります。大切なのは、必要な品質を保ちながら、無駄な出費を避けることです。
安さだけを優先すると、施工不良や早期劣化につながる可能性があります。費用と品質のバランスを見ながら検討しましょう。
複数業者から相見積もりを取る
防水工事を依頼する際は、複数業者から相見積もりを取りましょう。1社だけでは、提示された金額が適正か判断しにくいためです。
相見積もりを取ることで、費用だけでなく工法の提案内容、見積書のわかりやすさ、保証内容、担当者の対応も比較できます。
外壁塗装や屋根工事と同時に施工する
外壁塗装や屋根工事と同時に防水工事を行うと、足場代をまとめられる場合があります。足場費用は工事総額に大きく影響するため、同時施工は費用削減につながることがあります。
築年数的に外壁塗装や屋根工事も近い場合は、防水工事とまとめて見積もりを依頼してみましょう。
劣化が進む前に補修する
劣化が進む前に補修することも、費用を抑える方法のひとつです。トップコートの塗り替えや部分補修で済む段階なら、防水層の全面再施工より費用を抑えられる可能性があります。
雨漏りが発生してからでは、下地補修や内装補修が必要になり、結果的に費用が高くなることがあります。小さな異変を見つけたら早めに点検しましょう。
補助金や助成金を活用する
自治体によっては、住宅リフォームや省エネ改修の一環として補助金や助成金を利用できる場合があります。ただし、防水工事単体では対象外となるケースもあります。
補助金を活用したい場合は、工事前に自治体の制度を確認しましょう。着工後の申請は認められない場合があるため、早めの確認が大切です。
防水工事はDIYできる?費用を抑えたい場合
防水工事の費用を抑えたいと考え、DIYを検討する方もいます。トップコートの簡単な塗り替えなど、一部の軽作業であれば自分で対応できる場合があります。
ただし、防水工事は下地処理や材料選定、乾燥時間、塗布量などによって仕上がりが大きく変わります。施工不良があると、雨漏りや再施工につながるリスクがあります。
特に、防水層の補修、雨漏り修理、屋上や外壁の防水工事は専門知識が必要です。費用を抑えたい場合でも、基本的には専門業者へ依頼することをおすすめします。
防水工事業者を選ぶポイント
防水工事は、業者選びによって仕上がりや耐久性が大きく変わります。費用だけでなく、見積書の明確さ、施工実績、保証内容、担当者の対応を確認しましょう。
ここでは、防水工事業者を選ぶ際のポイントを紹介します。
見積書の内容が明確か確認する
見積書の内容が明確か確認しましょう。工法、施工範囲、数量、単価、材料名、下地処理、付帯費用が具体的に記載されている業者は、比較しやすく信頼性も判断しやすくなります。
不明点を質問した際に、丁寧に説明してくれるかどうかも重要です。曖昧な説明が多い業者は注意しましょう。
防水工事の実績を確認する
防水工事の実績も確認しましょう。屋上防水、ベランダ防水、外壁防水など、依頼したい工事と同じ種類の施工経験があるかが重要です。
施工写真や過去の事例を見せてもらうと、業者の得意分野や仕上がりを判断しやすくなります。
施工後の対応体制を確認する
施工後の対応体制を確認しましょう。防水工事は施工後に不具合や気になる症状が出たとき、すぐに相談できるかどうかも重要です。
定期点検の有無、連絡窓口、不具合発生時の対応手順、保証書の発行有無を確認しましょう。保証条件だけでなく、施工後にどのような流れで対応してもらえるかまで確認しておくと安心です。
極端に安い見積もりには注意する
極端に安い見積もりには注意が必要です。必要な工程が省かれていたり、材料の品質が低かったり、保証が不十分だったりする可能性があります。
安い理由が明確であれば問題ない場合もありますが、説明が曖昧な場合は慎重に判断しましょう。
契約を急かす業者は避ける
契約を急かす業者は避けましょう。「今日契約すれば安くなる」「すぐ工事しないと危険」などと強く迫る業者には注意が必要です。
防水工事は、見積書や保証内容を確認したうえで契約することが大切です。複数社を比較し、納得してから依頼しましょう。
新東亜工業の防水工事の施工事例
ここでは、新東亜工業が対応した防水工事の施工事例を紹介します。実際の費用感や工期、施工内容を知ることで、防水工事のイメージを持ちやすくなります。
紹介するのは、築38年の3階建てRC造マンションで行われた屋上防水工事の事例です。
マンション屋上防水工事の費用と工期
施工事例では、3階建てRC造マンションの屋上・塔屋・庇の防水工事、排水溝蓋交換、駐輪場ライン引きなどが行われました。工法は、当初予定していた密着工法から、現地確認後に通気緩衝工法へ変更されています。
工事金額は100万円、工期は5日間です。屋上防水工事の費用は、建物の規模や劣化状況、工法によって変わるため、実際の見積もりでは現地調査が重要になります。
現地調査で確認した劣化症状
現地調査では、屋上の防水層に切れや膨れが確認されました。塔屋屋根は屋上よりも劣化が進んでいる一方、ベランダや廊下の防水はまだ機能していると判断され、不要な工事は避ける形で提案されています。
このように、防水工事ではすべてを一律に施工するのではなく、劣化状況に応じて必要な範囲を判断することが大切です。
実際に行った施工内容と工法
施工中の洗浄後、旧防水層の膨れが多数見つかったため、通気緩衝工法への変更が提案されました。通気緩衝工法は、下地に含まれる湿気の逃げ道を確保し、防水層の膨れを抑えるために採用されることがあります。
工法変更に伴う追加費用やメリットを説明し、納得を得たうえで施工が進められました。防水工事では、現地調査や施工中に状況が判明することもあるため、業者の説明力と対応力が重要です。
施工後の仕上がりとアフターフォロー
施工後は、屋上防水工事だけでなく、駐輪場のライン引きなども含めて引き渡しが行われました。仕上がりを確認してもらい、今後のトラブル時の対応についても案内されています。
防水工事では、施工後の仕上がりだけでなく、アフターフォローの体制も重要です。見積もり時には、施工後にどのようなサポートを受けられるか確認しておきましょう。
防水工事の費用に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、防水工事の費用に関するよくある質問に回答します。費用相場、ベランダ防水、屋上防水、騒音や生活への影響、補助金、耐用年数、DIYなど、検討段階で気になるポイントを整理しておきましょう。
防水工事の費用相場はいくらですか?
防水工事の費用相場は、施工場所や工法によって異なります。ベランダ防水は約10万〜30万円、屋上防水は約50万〜100万円、一戸建て全体では約50万〜200万円が目安です。
マンションやビルでは施工面積が広くなるため、数百万円以上かかることもあります。
ベランダ防水工事の費用はいくらですか?
ベランダ防水工事の費用相場は、約10万〜30万円です。トップコートの塗り替えだけで済む場合は費用を抑えやすい一方、防水層や下地の補修が必要な場合は金額が上がります。
屋上防水工事の費用はいくらですか?
屋上防水工事の費用相場は、一般的に約50万〜100万円が目安です。施工面積が広い場合や、既存防水層の撤去、下地補修、足場設置が必要な場合は費用が高くなります。
マンションの防水工事中の騒音や生活への影響はありますか?
マンションの防水工事中は、高圧洗浄や下地処理、足場作業などで騒音が発生することがあります。また、ベランダやルーフバルコニーが一時的に使えない場合もあります。
工事前に説明会や掲示でスケジュールを共有し、生活への影響を確認しておくことが大切です。
防水工事に補助金は使えますか?
自治体によっては、住宅リフォームや省エネ改修に関連して補助金や助成金を利用できる場合があります。ただし、防水工事単体では対象外となるケースもあります。
補助金を利用したい場合は、工事前に自治体の制度を確認しましょう。
防水工事は何年ごとに必要ですか?
防水工事は、一般的に10〜15年程度を目安に点検・メンテナンスを検討します。ただし、施工場所や工法、日当たり、雨風の影響によって劣化スピードは異なります。
ひび割れや剥がれ、水たまりがある場合は、年数に関係なく点検を依頼しましょう。
防水工事の耐用年数はどれくらいですか?
防水工事の耐用年数は工法によって異なります。ウレタン防水は約10年前後、FRP防水は約10年前後、シート防水は約10〜15年、アスファルト防水は約15年前後が目安です。
ただし、定期的なトップコート塗り替えや点検を行うことで、防水性能を長持ちさせやすくなります。
防水工事はDIYできますか?
トップコートの簡単な塗り替えなど、一部の軽作業であればDIYできる場合があります。しかし、防水層の補修や雨漏り修理、屋上・外壁の防水工事は専門的な知識と技術が必要です。
施工不良があると雨漏りや再施工のリスクが高まるため、基本的には専門業者への依頼をおすすめします。
まとめ|防水工事は費用相場を把握して早めに対策しよう
防水工事の費用は、施工場所や建物の種類、採用する工法、下地の劣化状況によって大きく変わります。工法別では、ウレタン防水が約4,000〜7,500円/㎡、FRP防水が約6,000〜9,000円/㎡、シート防水が約5,000〜8,000円/㎡、アスファルト防水が約5,500〜9,000円/㎡が目安です。
また、一戸建て・マンション・ビルでは施工面積や足場の有無が異なるため、費用相場にも幅があります。見積書を見る際は、総額だけでなく工法、施工範囲、材料費、下地処理費、保証内容を確認しましょう。
費用を抑えるには、複数業者から相見積もりを取り、同じ条件で比較することが大切です。外壁塗装や屋根工事と同時に施工すれば、足場代をまとめられる場合もあります。
防水工事は、雨漏りが起きてからでは費用が高くなりやすい工事です。ひび割れや剥がれ、水たまりなどのサインがある場合は、早めに専門業者へ相談し、建物に合った工法で適切にメンテナンスしましょう。