防水工事とはどんな仕事?目的・種類・施工の流れを徹底解説

2026/03/12

「防水工事って、具体的にどんな仕事なんだろう?」「業者に頼む前に、基本的な知識を知っておきたい」——そう感じている方は少なくありません。

防水工事は、建物の外観からは見えにくい部分に施す工事であるため、普段の生活ではあまり意識されにくいものですよね。

しかし、防水工事を怠ると雨漏りが発生し、建物の構造材が腐食したり、カビが繁殖して健康被害につながったりと、深刻なトラブルを招く恐れがあります。

本記事では防水工事とはどんな仕事なのかという基本の定義から、

  • 施工箇所
  • 工法の種類
  • 施工の流れ
  • 劣化のサイン
  • 業者選びのポイント

こちらについて、わかりやすく丁寧に解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、建物を守るための参考にしてくださいね。

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防水工事とはどんな仕事?基本の定義を解説

防水工事とはどんな仕事なのか、まずはその定義と社会的な位置づけを確認しておきましょう。

一言でいうと、建物に「水の侵入を防ぐための膜」をつくる専門工事です。

建物を水から守る「縁の下の力持ち」

防水工事とは、

  • 屋上
  • ベランダ
  • 外壁
  • 地下室

など、雨水や湿気にさらされやすい箇所に防水処理を施し、建物内部への水の侵入を防ぐ工事のことです。

使用する材料はウレタン樹脂・防水シート・アスファルトなど多岐にわたり、施工箇所の形状や使用目的に応じて最適な工法が選ばれています。

完成した建物の外観からは見えない部分に施す工事であるため、普段あまり注目されることはありません。

しかし、防水層は建物全体を雨水から守る「最後の砦」ともいえる重要な役割を果たしています。

適切な防水工事が行われていなければ、どんなに美しく建てられた建物であっても、経年とともに内部から劣化が進んでしまいます。

まさに「縁の下の力持ち」と呼べる存在となっているでしょう。

建設業29業種のひとつとして位置づけられる専門工事

防水工事は、建設業法に定められた29種類の建設業の許可業種のひとつです。

「防水工事業」として独立した専門工事に分類されており、施工を行う事業者は防水工事業の許可を取得していることが求められます。

防水工事に携わる職人は「防水工」と呼ばれ、国家資格である「防水施工技能士」を取得することで、より高いレベルの専門性を証明できます。

試験は施工方法ごとに複数の科目に分かれていて、

  • ウレタン系
  • シート系
  • アスファルト系

など、それぞれの工法に特化した技能が問われます。

専門的な知識と技術の習得が必要な仕事である一方、建物が存在し続ける限り需要がなくなることのない、安定した職種でもあります。

防水工事が必要な理由|放置するとどうなる?

防水工事とはどんな仕事かを理解するうえで、「なぜ必要なのか」を知ることはとても大切なこととなります。

防水処理が不十分な建物、あるいは防水層が劣化したまま放置された建物には、深刻なリスクが潜んでいるので注意してくださいね。

雨漏りが引き起こす3つの深刻なリスク

日本は年間降水量が多く、梅雨・台風・集中豪雨が繰り返し発生する気候環境にあります。

そのため、建物の防水性能が低下すると、さまざまな二次被害が連鎖的に起こります。

主に次の3つのリスクが挙げられます。

防水不足が引き起こす3つのリスク
  • 構造躯体の劣化:コンクリート内部の鉄筋が錆び、強度が著しく低下。木造では柱・梁が腐朽し、建物全体の耐久性・耐震性が失われる
  • 美観・内装の損傷:天井や壁にシミ・変色が生じ、建物の外観・内観が損なわれる。放置すると修繕範囲が拡大し、費用が大幅に増加。
  • 健康被害:常に湿潤な状態が続くことでカビが大量繁殖し、アレルギーや呼吸器疾患などの健康リスクが高まる

特に鉄筋コンクリート造の建物では、一度鉄筋が錆び始めると内部から膨張してコンクリートを押し割るため、外観に異常が現れたときにはすでに深刻な状態になっているケースが多いです。

早期に防水工事で対処することが、結果的に修繕コストの大幅な削減につながります。

資産価値を守るための定期的なメンテナンス

防水工事は単なる「修理」ではなく、建物の資産価値を長期にわたって守るための「投資」でもあります。

適切な防水工事が施されているかどうかは、マンションや戸建て住宅の売却・賃貸評価にも直接影響することも。

特にマンションや商業施設では、防水工事が計画的に実施されているかどうかが物件の信頼性を左右します。

また、防水工事には断熱性・遮音性の向上といった副次的な効果もあり、快適な室内環境の維持や省エネにも貢献します。

建物を長く安全に使い続けるためにも、定期的な点検と防水工事のメンテナンスサイクルを維持することが重要となるでしょう。

防水工事を行う主な施工箇所

防水工事とはどんな仕事かをより具体的に把握するために、実際にどの箇所に施工されるのかを確認しておきましょう。

防水工事の対象は建物の外部だけにとどまらず、幅広い箇所にわたります。

屋上・陸屋根(マンション・ビルで特に重要)

マンションやビルのように屋上型(陸屋根)の建物は、傾斜がほとんどないため雨水がたまりやすく、防水工事が特に重要な箇所です。

屋上は常に直射日光・紫外線・風雨にさらされており、防水層の劣化が最も進行しやすい場所となります。

屋上防水が機能しなくなると、建物全体を覆う「大きな傘」が失われた状態になるため、最上階だけでなく建物全体の構造体に水が浸入するリスクが生じます。

マンションの大規模修繕工事において、防水関係工事(屋根防水・床防水)が工事費全体の約32%を占めるという調査データもあり、いかに重要な工事であるかがわかりますね。

参考:国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査

ベランダ・バルコニー・外廊下

ベランダやバルコニーは、紫外線・風雨にさらされるだけでなく、日常的な歩行や物の設置による物理的な負荷もかかる箇所です。

床面のひび割れや目地の劣化から雨水が浸入し、下階の天井や壁に漏水被害をもたらすことがあります。

このことから、マンションの外廊下や共用階段も同様に防水工事の対象となります。

これらの箇所の防水工事は、管理組合が実施する大規模修繕工事の対象に含まれるのが一般的です。

外壁・基礎・地下部分

外壁のクラック(ひび割れ)やシーリング(目地部分)の劣化は、雨水の浸入口になりやすい箇所です。

外壁からの漏水は発見が遅れやすく、気づいたときには内部の断熱材や構造体にまで被害が及んでいるという可能性も否定できません。

また、建物の基礎部分や地下室は、地下水や地面からの湿気が常に影響するため、止水性能に優れた工法が必要です。

屋内の水回り(浴室・トイレ・厨房)についても、配管周辺の防水処理が建物内部の漏水トラブルを防ぐうえで欠かせません。

このように、防水工事とはどんな仕事かを問われると、建物のあらゆる部位を対象とした幅広い専門工事であるといえます。

防水工事の主な種類と特徴【比較表付き】

防水工事にはいくつかの工法があり、施工箇所の形状・建物の用途・劣化の状況・予算などを総合的に考慮して選定します。

ここでは代表的な4種類の工法を比較しながら解説します。

詳細な工法の選び方については、防水工事の種類とは?代表的な工法の特徴と選び方をわかりやすく解説もあわせてご参照ください。

ウレタン防水(最も普及している塗膜防水)

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を2〜3層塗り重ねて防水膜を形成する工法で、現在最も広く採用されている防水工事です。

液体状の材料を使うため、複雑な形状の屋上やベランダ、凹凸のある下地にも対応でき、継ぎ目のないシームレスな防水層が得られるのが大きな特徴です。

FRP防水(軽量・強靭な塗膜防水)

FRP防水は、ガラス繊維(グラスファイバー)とポリエステル樹脂を組み合わせて硬化させることで、強靭な防水層を形成する工法です。

FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略で、軽量でありながら非常に高い強度を持つことが特徴です。

耐酸性・耐熱性・耐候性に優れており、酸性雨や紫外線にも強い防水層が形成できます。

硬化が速いため工期が短く、一戸建ての住宅ベランダや屋上駐車場などによく採用されます。

しかしその反面で、下地の動きに追従しにくい性質があることも。

広い面積や動きの大きい下地には不向きな場合があります。

シート防水(塩ビ・ゴム)

シート防水は、塩化ビニール樹脂(塩ビ)または合成ゴム製の防水シートを下地に貼り付ける工法です。

工場で均一に製造されたシートを使用するため、塗膜防水のように職人の技術によって品質にばらつきが生じにくく、安定した防水性能が得られます。

広い面積を一度に施工でき、工期が短い点もメリットです。

塩ビシートは紫外線・熱・摩耗への耐性が高く、ゴムシートは建物の収縮・膨張に柔軟に追従します。

一方で、シートを組み合わせて施工するため継ぎ目が生じる点、複雑な形状への対応が難しい点には注意が必要です。

アスファルト防水(実績豊富な高耐久工法)

アスファルト防水は、防水シートに高温で溶かしたアスファルトを塗り重ねて防水層を形成する工法で、歴史が長く信頼性の高い防水工事です。

耐久性に優れており、大規模な屋上防水に多く採用されてきました。

施工方法によって「熱工法」「冷工法」「トーチ工法」の3種類に分かれます。

高い防水性能と長い耐用年数が最大の強みですが、施工時に熱や臭気が発生するため安全管理が必要であり、工期も他の工法に比べて長くなる傾向があります。

主にマンションや大型ビルの屋上など、広面積の施工に適した工法です。

ここまでご紹介した4工法について、特徴を比較表にまとめてみました。

工法主な施工箇所耐用年数の目安特徴
ウレタン防水屋上・ベランダ・バルコニー13〜15年・複雑な形状にも対応
・継ぎ目なし
FRP防水ベランダ・屋上駐車場10〜12年・軽量
・強靭・硬化が速い
シート防水(塩ビ)屋上・陸屋根15〜18年・品質が安定
・広面積に向く
スファルト防水大型ビル・マンション屋上12〜18年・高耐久
・長実績
・広面積向け
工法選定は「現地調査」が前提

耐用年数はあくまで目安であり、実際の劣化速度は建物の立地環境・使用状況・施工精度によって大きく異なります。

最適な工法の選定には、専門業者による現地調査と下地の状態確認が不可欠です。

カタログや相場情報だけで判断せず、まず現地を見てもらうことをお勧めします。

防水工事の施工の流れ|現場ではこう進む

防水工事とはどんな仕事かを理解するうえで、実際の施工がどのような手順で進むのかを把握することもとても重要です。

工法によって細部の手順は異なりますが、大まかな流れはほぼ共通しています。

ここでは最も普及しているウレタン防水を中心に、現場での基本的な施工の流れを解説します。

工法別の詳細な施工手順については、防水工事の流れを徹底解説|工法別の施工手順と手抜きを防ぐ完全ガイドもご参照ください。

STEP1

現地調査・劣化診断

施工前に専門家が現地に赴き、防水層の状態・ひび割れ・膨れ・剥がれ・ドレン(排水口)周辺の状況などを詳しく確認します。
目視だけでなく、打診棒を使った検査も行い、劣化の範囲と深刻度を正確に把握します。
この調査結果が、最適な工法の選定と正確な見積りの根拠となります。

STEP2

高圧洗浄・清掃

高圧洗浄機を使って、施工面の土埃・砂・コケ・藻・汚れを丁寧に洗い落とします。
既存防水層の剥がれかけた部分も除去し、防水材が確実に密着できるよう下地を清潔な状態に整えます。
洗浄が不十分だと防水材が定着せず、早期の剥がれにつながるため、非常に重要な工程です。

STEP3

下地処理・補修

コンクリートのひび割れや浮き、欠損部分をシーリング材やモルタルで丁寧に補修し、下地をフラットな状態に整えます。
下地の凹凸や欠損を放置したまま施工すると、後から防水層が剥離・破断する原因となります。
防水工事の品質は、この下地処理の精度に大きく左右されるといっても過言ではありません。

STEP4

プライマー(下塗り)塗布

防水材と下地の密着性を高めるために、プライマーと呼ばれる下塗り材を施工面全体に均一に塗布します。
プライマーの塗りムラや省略は、防水層の剥がれに直結する手抜き工事の代表的なポイントです。
施工後は十分に乾燥させてから次の工程に進みます。

STEP5

防水材の塗布・防水層の形成

ウレタン樹脂などの防水材を均一に塗り重ね、十分な厚みの防水層を形成します。
通常は2〜3回に分けて塗布し、各工程でしっかりと乾燥時間を確保することが大切です。
厚みが不均一だと防水性能にムラが生じるため、職人の丁寧な施工と現場管理が品質を左右します。

STEP6

トップコート塗布・完了確認

最終工程として、防水層を紫外線や摩耗から保護するトップコートを塗布します。
トップコートは防水層の耐久性を延ばすための保護膜であり、定期的に塗り替えることで防水層本体の寿命を長く保つことが可能です。
施工完了後は工程写真の確認と品質チェックを行い、お客様への引き渡しとなります。

現場目線のポイント:工程写真の提出を必ず求めること

防水工事は、完成してしまうと施工の内容が外から確認できません。

そのため、各工程の施工写真(洗浄・下地処理・プライマー・防水材塗布・トップコートなど)を記録・提出してもらうことが、手抜き工事を防ぐための有効な手段です。

信頼できる業者は、求める前から工程写真を提出する体制を整えています。

防水工事のタイミング|劣化サインと修繕周期の目安

防水工事は「壊れてから直す」のではなく、「劣化が進む前に手を打つ」ことが理想となります。

適切なタイミングで工事を行うことが、長期的な修繕コストの抑制につながるでしょう。

ここでは見逃してはいけない劣化のサインと、修繕周期の考え方を解説します。

マンション大規模修繕と防水工事の関係については、マンション大規模修繕の防水工事とは?周期・工法・費用を解説もあわせてご覧ください。

見逃してはいけない劣化のサイン

以下のような症状が確認された場合は、防水工事の専門家に早めの相談をお勧めします。

防水層の劣化サイン一覧
  • ひび割れ(クラック):防水層や下地コンクリートに亀裂が入り、水の浸入口になる
  • 膨れ・浮き:防水層と下地の間に水分や空気が入り込み、ふくれあがっている状態
  • 塗膜の剥がれ:防水材が下地から剥離しており、防水性能が著しく低下している
  • コンクリートの白化(エフロレッセンス):水分が浸透し、白い粉が表面に析出している状態
  • 排水口(ドレン)周辺の詰まり・錆:排水不良が続くと防水層に過大な負荷がかかる
  • ひび割れ部からの雑草発生:防水層が破れている証拠で、早急な対応が必要
  • 室内の天井・壁のシミ:すでに雨水が内部に浸入している状態で、緊急性が高い

これらのサインは目視でも確認できるものが多いため、定期的に屋上やベランダの状態を確認する習慣をつけることが大切です。

雨漏りが発生している場合は緊急性が極めて高く、応急処置と本格修繕の計画を並行して進める必要があります。

修繕周期の目安と国土交通省ガイドラインの考え方

防水層は使用する工法・材料・立地環境によって耐用年数が異なりますが、一般的な目安は10〜25年程度です。

国土交通省が定める長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改定)では、修繕工事の実施周期について「工事事例等を踏まえた一定の幅のある修繕周期」を基本とするよう整理されています。

そのため、部材や工法によって12〜15年程度を目安とすることが広く参照されています。

実際のマンション大規模修繕の実態調査では、1回目の大規模修繕は平均15.6年で実施されており、回数を重ねるごとに周期が短くなる傾向があります。

これは、建物の経年劣化が進むにつれてより頻繁なメンテナンスが必要になることを示しています。

防水工事のタイミングは「年数が来たから」ではなく、「建物の状態に合わせて」判断することが重要です。

そのためにも、5年に1度程度は専門業者による詳細調査を実施し、防水層の接着状況や下地の状態を総合的に評価することをお勧めします。

信頼できる防水工事業者の選び方|現場目線のアドバイス

防水工事は完成後に施工内容を確認しにくい性質から、残念ながら手抜き工事が発生しやすい分野でもあります。

信頼できる業者を見極めるための3つのポイントと、見積りチェックの際に注意すべき点をお伝えします。

業者選びにおける資格の重要性については、防水工事で資格はなぜ重要?信頼できる業者選びのために知っておきたい知識もご参照ください。

確認すべき3つのポイント(資格・元請け施工・見積り内容)

業者を選ぶ際に確認しておきたい主なポイントを以下にまとめてみました。

業者選びの3つのチェックポイント
  • ① 資格・許可の有無:「防水工事業」の建設業許可を取得しているか確認する。「防水施工技能士」や「一級建築施工管理技士」などの有資格者が在籍しているかどうかも判断材料になる
  • ② 元請け施工体制:自社職人が直接施工する「元請け施工」の業者かどうかを確認する。複数の下請け業者を挟む体制では中間マージンが発生し、費用が増大するうえ、責任の所在が不明確になりやすい
  • ③ 見積り内容の透明性:工事項目ごとに数量・単価が細かく記載された見積書を提出しているか確認する。使用材料名・工法名が明記されており、工程ごとの費用が明確であるほど信頼性が高い

また、「無料で現地調査を行っているか」「工事後の保証体制が明確か」といった点も、業者の誠実さを判断する重要な指標です。

新東亜工業では現地調査・お見積りを無料で行っており、必要のない工事は提案しないという誠実な姿勢を大切にしています。

相見積もりで注意したい「一式表記」の落とし穴

複数の業者から見積りを取る「相見積もり」は、防水工事の依頼における基本です。

ただし、金額の安さだけで判断することは避け、見積書の中身と工事体制を総合的に評価することが大切です。

特に注意すべきは「一式」表記が多用された見積書です。

「防水工事一式 ○○万円」のように工事の内容が詳細に記載されていない場合、工事範囲が不明瞭になり、施工後に追加費用を請求されるリスクがあります。

良質な見積書には、「高圧洗浄」「プライマー塗布」「ウレタン防水(1回目・2回目)」「トップコート」など、工程ごとの項目・数量・単価が明確に記載されているはずです。

不明な点は遠慮せず担当者に確認し、納得してから契約することをお勧めします。

よくある質問(FAQ)

防水工事とはどんな仕事か、一言で教えてください。
屋上・ベランダ・外壁・地下などに防水処理を施し、雨水や湿気が建物内部へ侵入するのを防ぐ専門工事です。
建設業法上は29業種のひとつに数えられる専門工事であり、国家資格「防水施工技能士」を持つ職人が担います。
建物の耐久性・資産価値・居住環境を守るうえで欠かせない、縁の下の力持ち的な仕事です。
防水工事はどのくらいの頻度で行う必要がありますか?
工法や材料・使用環境によって異なりますが、一般的には10〜15年が目安とされています。
国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」でも、屋上防水の修繕周期として12〜15年程度を参考としています。
ただし、劣化のサイン(膨れ・ひび割れ・剥がれなど)が確認された場合は周期に関わらず早めの点検・修繕が必要です。
5年に1度程度の専門業者による定期点検を推奨します。
防水工事中、建物の使用はできますか?
基本的に建物の使用は可能ですが、ベランダ・屋上・外廊下など施工範囲への立ち入りは制限されます。
また、防水材の乾燥中には多少の臭気が発生する場合があります。
近年は低臭・低VOCタイプの材料も普及しているため、事前に業者へ相談いただけると安心です。
工事前に担当者から詳しい説明を受けておくことをお勧めします。
マンションの屋上防水とベランダ防水は、費用負担の区分が違うのですか?
はい、異なります。
屋上や外廊下などの共用部分の防水工事は管理組合が費用を負担し、大規模修繕工事の一環として実施されるのが一般的です。
一方、専有部分(各戸のベランダ内装など)については居住者の負担となる場合があります。
ただし、バルコニーの床・手すり・排水などの構造部分は躯体の一部として管理組合の管理範囲とされることが多いため、お住まいのマンションの管理規約を事前にご確認ください。
雨漏りが起きているのに「防水工事は不要」と言われました。本当ですか?
雨漏りの原因はさまざまであり、外壁のクラック・サッシ周辺のシーリング劣化・配管周辺の不具合など、防水層以外に起因するケースもあります。
ただし、雨漏りが発生している状況で「防水工事は不要」と断言するには、現地調査による根拠が必要です。
複数の専門業者に現地を見てもらい、原因の見解と対応方針を比較することをお勧めします。
新東亜工業では無料の現地調査を実施しており、必要のない工事はご提案しない誠実な対応を心がけています。

まとめ

本記事では、「防水工事とはどんな仕事か」という内容を中心に、

  • 定義
  • 目的
  • 施工箇所
  • 工法の種類
  • 施工の流れ
  • 劣化のサイン
  • 業者の選び方

こちらについて幅広く解説しました。

最後に要点を整理しておくのでぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事のまとめ
  • 防水工事とは、屋上・ベランダ・外壁などに防水処理を施し、建物内部への水の侵入を防ぐ専門工事。建設業29業種のひとつに分類される
  • 放置すると構造躯体の劣化・美観の損傷・カビによる健康被害を招き、修繕コストが大幅に増大するリスクがある
  • 主な工法はウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水の4種類で、施工箇所・建物の状態・予算に応じて最適な工法を選定する
  • 施工の流れは「現地調査→高圧洗浄→下地処理→プライマー→防水材塗布→トップコート」が基本。下地処理と工程写真の確認が品質確保のカギ
  • 修繕周期の目安は10〜15年程度。劣化サインを見逃さず、5年に1度程度の定期点検を行うことが重要
  • 業者選びは「資格・許可の有無」「元請け施工体制」「見積書の透明性」の3点を重視する

防水工事は、建物の寿命と資産価値を長期にわたって守るための重要な投資です。

「まだ大丈夫だろう」と先送りにするほど、修繕費用と被害の範囲は拡大していきます。

少しでも気になる症状が見られたら、早めに専門家へご相談ください。

新東亜工業は創業16年・施工実績5,000件以上の実績をもつ大規模修繕・防水工事の専門会社です。

元請け施工で中間マージンが発生しないため、コストを抑えながら高品質な施工をご提供することが可能です。

一軒家からマンション・ビルまで建物規模を問わず対応しており、必要のない工事は提案しないという誠実な姿勢を大切にしています。

防水工事のサービス詳細はこちらからもご確認いただけます。現地調査・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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