
ウレタン防水とシート防水の違いを知りたい人
ウレタン防水とシート防水の違いは?
屋上の施工ではウレタン防水とシート防水どちらがおすすめ?
シート防水とウレタン防水を比較したい!
シート防水とウレタン防水はどちらが安い?
ウレタン防水とシート防水の単価を比べたい!
屋根の防水工事をお考えですか?代表的な防水工法には、ウレタン防水とシート防水が広く知られています。しかし、この2つには違いがあるため、どちらを選ぼうか悩まれる方も多いです。
そこで本記事では、ウレタン防水とシート防水の特徴を比較し、それぞれの工法や種類、適した使用箇所について詳しく解説します。塗膜防水の一種であるウレタン塗膜防水や、塩ビシートを使用するシート防水の特性、さらにはシート防水の上にウレタン防水を施工する工法まで、幅広く取り上げます。
FRPなど他の防水工法との違いや依頼する際の注意点なども含め、皆様の疑問にお答えします。適切な防水対策で建物を守るための情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。
目次
ウレタン防水のシート防水の違いとは?
防水工事の方法としては、ウレタン防水・シート防水などが主流です。
ウレタン防水 | シート防水 | |
---|---|---|
防水層の作り方 | 液状のウレタン樹脂を塗って防水層を形成 | 既存の防水層の上に防水シートを貼り付ける |
資材 | 液状のウレタン樹脂 | 塩ビシート ゴムシート |
工法 | 密着工法 密着メッシュ工法 通気緩衝工法 | 密着工法 機械固定工法 |
耐用年数 | 約10〜12年 | 約10〜15年 |
ここではウレタン防水・シート防水の特徴・種類について比較しながら詳しく解説していきます。
ウレタン防水とシート防水との違いは樹脂塗料
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗ることによって防水層を作る防水工事です。
ウレタンは耐摩耗性が高く、弾力性のある素材のため、車のタイヤ・接着剤・スポンジなどにも使用されています。
ウレタン塗膜防水と呼ばれることもあり、一昔前は耐久性が弱いと言われていました。
しかしウレタン樹脂の研究が進むにつれて耐久性が上り、現在では高い防水性能が求められる屋外でも使用されています。
ウレタンの耐用年数は10〜12年で、近年では5〜6年おきにコーティングを塗り替える必要がなくなりました。
特に目立った短所もなく、現在の防水工事では主流とされている工法です。
シート防水にはないウレタン防水工法の種類
ウレタン防水の劣化が見られた際、状態に応じて以下の3つの工法が使い分けられます。
- 密着工法
- 密着メッシュ工法
- 通気緩衝工法
密着工法はウレタン樹脂を下地に直接塗る工法で、劣化が少ない箇所・新築時などに使用されます。
下地を乾燥させるのに時間がかかるので、ベランダなど限定的な範囲で使用するのが一般的です。
密着メッシュ工法はウレタン樹脂とメッシュの補強布を使用する工法で、状態が安定した下地へ施工されることが多いです。屋上・屋根のメンテナンスにも利用されています。
通気緩衝工法は、下地にウレタン樹脂を密着させない防水工事です。既に雨漏りを起こすほど劣化が進んでいる箇所にも施工できます。
マンションの屋上・劣化が進んでいる古い戸建住宅などで使用されることが多いです。
シート防水はウレタン防水にはないシートを利用
シート防水とは、ゴムシートや塩化ビニル(塩ビ)を既存の防水層の上に貼り付ける防水工事です。
屋上や陸屋根などで採用されることが多く、広範囲の防水対策をする場合にはコストパフォーマンスが良いことで知られています。
ベランダなどの狭い場所でも施工可能ですが、室外機がある場合は塗膜防水を行うことが多いです。
シート防水の耐用年数は10〜15年とウレタン防水よりも長く、メンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。
しかし施工難易度が高く、専門業者がそこまで多くないのがデメリットです。
シート防水で使う防水シートの種類 | ウレタン防水よりシンプル
シート防水に使われる防水シートには、以下のような種類があります。
- 塩ビシート防水
- ゴムシート防水
塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂製のシートを機械や接着剤で貼り付けて防水する工法です。
ゴムシート防水よりも耐久性が高く、燃えにくい性質を持っています。
下地に直接貼り付ける「密着工法」やディスク板などを使って固定する「機械固定工法」などが一般的です。
一方でゴムシート防水は、ゴム製のシートを貼り付けて防水する工法です。
ゴムシートは安価で軽量という特徴を持っています。また伸縮性に優れているので、地震の影響を受けにくいとされています。
ゴムシート防水は、ゴムシートを接着テープで貼り付ける「接着工法」が用いられることが多く、工期が短いのも特徴です。
ウレタン防水とシート防水のメリット・デメリットを比較
ウレタン防水・シート防水のメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
ウレタン防水とシート防水のメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
ウレタン防水 | シート防水 | |
---|---|---|
メリット | ・温度変化・ひび割れに強い ・継ぎ目がない ・建物に負担をかけにくい ・柔軟な施工が可能 ・処分費用がかからない ・コストパフォーマンスが高い | ・どんな下地の上からでも施工可能 ・品質の差が生じにくい ・表面がなめらかに仕上がる ・工期が短い |
デメリット | ・施工難易度が高い ・紫外線に弱い ・乾燥するまでに時間がかかる ・衝撃に弱い ・トップコートの再塗装が必要 | ・複雑な形状の箇所には施工できない ・振動・騒音が発生しやすい ・施工できる業者が限られている |
以下でより詳しく解説していきます。
ウレタン防水のメリット・デメリット | シート防水とここが違う!
最初にウレタン防水のメリット・デメリットを解説していきます。
ウレタン防水のメリット
ウレタン防水には、以下のようなメリットがあります。
- 温度変化・ひび割れに強い
- 継ぎ目がない
- 建物に負担をかけにくい
- 柔軟な施工が可能
- 処分費用がかからない
- コストパフォーマンスが高い
ウレタン防水に使用されるウレタンは伸縮性が高く、温度変化に強いという特徴を持っています。
そのためひび割れにくく、複雑な形状の箇所でも施工しやすいです。
またシートなどを撤去する必要がなく、そもそもウレタンも安価で手に入るのでコストパフォーマンスが良いというメリットもあります。
ウレタン防水のデメリット
ウレタン防水のデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 施工難易度が高い
- 紫外線に弱い
- 乾燥するまでに時間がかかる
- 衝撃に弱い
- トップコートの再塗装が必要
ウレタン防水の仕上がりは職人の持っている技術によって左右するため、施工難易度が高いです。
そのためウレタン防水を検討している場合は、施工実績などを参考にしっかり業者を精査する必要があります。
またウレタン防水では塗料が乾くまでに4〜5日ほどかかります。
施行中に雨が降ってしまうと、雨水の影響で表面が凸凹してしまう可能性がある点もデメリットだと言えるでしょう。
シート防水のメリット・デメリット | シート防水との差
続いてシート防水のメリット・デメリットを解説していきます。
シート防水のメリット
シート防水には以下のようなメリットがあります。
- どんな下地の上からでも施工可能
- 品質の差が生じにくい
- 表面がなめらかに仕上がる
- 工期が短い
シート防水は、防水シートをそのまま上に被せるので、どんな下地の上からでも施工が可能というメリットがあります。
前回防水工事がシート防水以外を施工した箇所でも、問題なくシート防水を行うことが可能です。
またシート防水は、既製品のシートを貼るというシンプルな防水工事なので、品質の差が生じにくいです。
工期も短いので、速さを求める人はシート防水を検討すると良いでしょう。
シート防水のデメリット
シート防水のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 複雑な形状の箇所には施工できない
- 振動・騒音が発生しやすい
- 施工できる業者が限られている
シート防水は既製品のシートを使用するため、細かく大きさを変えることができません。
そのため室外機などが数多く設置されている屋上や、凹凸が激しい箇所には施工できないというデメリットがあります。
またシート防水にはドリルなどの機械を使用するため、振動・騒音が発生しやすいです。
シート防水を行う際には、近隣住民や入居者に知らせておく必要があるでしょう。
ウレタン防水とシート防水の費用の違い
ウレタン防水・シート防水は、どちらも防水工事ですが、使用している材料や施工方法が異なります。それぞれの費用相場は、以下の通りです。
ウレタン防水の費用
ウレタン防水は、柔軟性があり、複雑な形状にも適した防水工法です。1㎡あたり4,000〜7,000円が相場となっています。劣化した防水層を補修する際にも使用されることが多く、費用対効果の高い選択肢として人気があります。
シート防水の費用
シート防水は、耐久性に優れ、平坦な箇所に向いた防水工法です。1㎡あたり5,000〜8,000円が目安です。長期間にわたる耐久性と安定した性能が特徴で、ビルやマンションなどでも広く採用されています。
- ウレタン防水:4,000〜7,000円(1㎡あたり)
- シート防水:5,000〜8,000円(1㎡あたり)
それぞれの防水工事の費用は防水層の劣化状態によって変動する可能性があるので、事前に施工業者と念入りに打ち合わせをしましょう。
ウレタン防水とシート防水はどんな箇所におすすめ?
ウレタン防水・シート防水にはそれぞれ異なった特徴があり、適した場所に施工する必要があります。
ここではウレタン防水・シート防水がおすすめな箇所をそれぞれ紹介していきます。
シート防水で対処しづらい部分はウレタン防水がおすすめ
ウレタン防水の施工がおすすめな箇所としては、以下のような所が挙げられます。
- マンション・ビルの屋上
- 陸屋根
- ベランダ・バルコニー
- 共用廊下
ウレタン防水で使用するウレタンには柔軟性が高く、様々な箇所への施工に使用しやすいという特徴があります。
そのため幅広い箇所への防水工事に適していると言えるでしょう。
ウレタン防水よりシート防水は工期短縮
シート防水の施工がおすすめの箇所としては、以下のような所が挙げられます。
- 防水工事が施された屋上
- 凹凸の少ない場所
シート防水は既製品のシートを使用するため、複雑な形状の箇所には施工できません。
しかし条件が揃えば、ウレタン防水よりも短期間で安く防水工事を行えることが多いです。
ウレタン防水とシート防水を依頼する際の注意点
ウレタン防水・シート防水を行う際は、業者に依頼するという人が圧倒的に多いでしょう。
しかし依頼する業者をしっかり精査しないと、大金を払って後悔することにもなりかねません。
ここではウレタン防水・シート防水を依頼する際の注意点について解説していきます。注意点としては以下の通りです。
- 基本的には専門業者に依頼する
- 複数社の見積もりをとる
- アフターフォロー・保証・実績などに注目する
ウレタン防水とシート防水の注意点.1基本的には専門業者に依頼する
ウレタン防水・シート防水を依頼する際の注意点、1つ目は基本的には専門業者に依頼するという点です。
防水工事にはどのような工法を導入しても、高額な費用がかかってしまいます。
そのためDIYで防水工事をしようと考える人も多いでしょう。
防水工事には専門知識・技術が必要です。素人が焼き付け刃の知識で工事しても、十分な仕上がりにはなりません。
また防水工事には高所での作業が伴う場合も多く、危険が伴います。
DIYで防水工事を行うのではなく、専門業者に依頼するようにしましょう。
ウレタン防水とシート防水の注意点.2複数社の見積もりをとる
ウレタン防水・シート防水を依頼する際の注意点、2つ目は複数社の見積もりをとることです。
防水工事を専門業者に依頼する際は施工前に見積もりを取るのですが、1社しか見積もりを取らないとその業者が良い業者なのかわかりません。
施工費用は業者によって異なりますので、複数社の見積もりをとって費用やサービスなどを比較しましょう。
最低でも3社以上相見積もりを取るのがおすすめです。
ウレタン防水とシート防水の注意点.3保証・実績などに注目する
ウレタン防水・シート防水を依頼する際の注意点、3つ目はアフターフォロー・保証・実績などに注目することです。
防水工事を行っている業者は、独自のアフターサービスや保険を提供していることが多いです。
特に保険に加入していると、施工後に不具合が見つかった・業者が倒産してしまい補修できなかった場合などに保険金が支払われます。
またウレタン防水・シート防水施工には、高い技術が求められます。
ウレタン防水・シート防水の施工実績が豊富な業者を選んだ方が、失敗しにくいでしょう。
防水工事をするなら安心の自社施工!新東亜工業へ
新東亜工業は、東京を中心にマンションやビルの大規模修繕工事や防水工事を専門とする総合工事店です。自社施工による中間マージンゼロ、コスト削減や高品質な施工で、多くの顧客から高い評価を得ています。
建物の老朽化に伴い、屋上や外壁からの雨漏りは深刻な問題となります。新東亜工業では、建物の種類や周辺環境に合わせた最適な防水工事を提案し、建物の寿命を延ばし、資産価値を守るサポートを行っています。
防水工事をお考えの方、ぜひ新東亜工業にお気軽にご相談ください!
新東亜工業の強みとは?
新東亜工業ではマンションの大規模修繕や防水工事において3つの強みを持っています。
- 自社施工によるコスト削減
- 高い技術力と迅速な対応
- 幅広いサービス提供
新東亜工業の強みについて、それぞれ詳しく解説していきます。
新東亜工業の強み1.自社施工によるコスト削減
新東亜工業では、ほぼ全ての工事を自社の職人が一貫して行っており、外部業者を挟むことがありません。そのため、中間マージンゼロを実現し、余計な費用を削減することが可能です。この自社施工体制により、高品質な施工を適正価格で提供しています。
さらに、自社職人が全工程を担当することで、施工内容の細部にまで目が行き届き、確実で丁寧な仕上がりを実現します。お客様に信頼される工事を提供するため、コストパフォーマンスの高いサービスを追求していることが新東亜工業の大きな強みです。
新東亜工業の強み2.高い技術力と迅速な対応
新東亜工業は、豊富な実績と高い技術力を誇る職人集団が在籍しており、建物の状態を正確に診断した上で、最適な施工プランを提案します。そのため、雨漏りや防水トラブルの根本原因を的確に解決できます。
さらに、緊急の雨漏り修理にも迅速に対応しており、最短で翌日に調査と見積もりを行うスピーディなサービスを提供します。このように、技術力と対応力を兼ね備えた新東亜工業は、安心して任せられるパートナーです。
新東亜工業の強み3.幅広いサービス提供
新東亜工業では、防水工事だけでなく、外壁塗装や屋根工事、シーリング工事など、建物の総合的なメンテナンスを一貫して提供しています。この幅広いサービスにより、建物全体の状態を総合的に管理できるため、複数の業者に依頼する手間を省きます。
また、各作業間の連携もスムーズに進めることができるため、工事の効率性が向上し、お客様にとっても負担が軽減されます。新東亜工業の包括的な対応力が、安心して任せられる理由の一つです。
防水工事において新東亜工業が選ばれるポイント
新東亜工業では、綿密な現地調査、丁寧な下地処理などの多くのこだわりを持っており、多くのお客様にお喜びの声をいただいております。
- 綿密な現地調査
- 丁寧な下地処理
- 幅広い防水工法の対応
- アフターサービスの充実
- ドレーンの清掃と水はけ対策
- お客様に寄り添った対応
防水工事において新東亜工業が選ばれる理由は、その技術力とお客様に寄り添ったサービスにあります。
まず、綿密な現地調査を実施し、建物の状態や周辺環境を正確に診断することで、最適な防水工法を提案します。この診断により、雨漏りの原因を根本から解決し、防水性能を最大限に引き出すことが可能です。
施工においては、丁寧な下地処理を徹底することで、防水層の密着性と仕上がりの美しさを実現します。
さらに、施工後のメンテナンスにも対応し、定期点検やアフターサービスを通じて長期的な建物の保護をサポートします。
また、ドレーンの清掃や細部への配慮も怠らず、雨漏りや水はけの問題に対して万全の対策を行っています。
新東亜工業は、ウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水、FRP防水といった幅広い工法を取り揃えており、建物やお客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
このような確かな技術と充実したサービスが、多くのお客様から信頼を得ている理由です。
新東亜工業の防水工事の施工事例
ここでは、新東亜工業における東京都西東京市の防水工事の施工事例を紹介します。

ビル屋上の防水工事において、高圧洗浄や下地調整などの補修後、ウレタン防水塗装を行いました。
新東亜工業は、これまでに東京都内を中心に多くのマンションやビルの防水工事を手掛け、その実績は施工事例ページで確認できます。雨漏りなどでお困りの際は、ぜひ新東亜工業へご依頼ください。
新東亜工業の防水工事の費用について

5階建てビルの屋上防水工事の費用相場は、一般的に建設会社では約375万、管理会社では約450万程度かかります。しかし、新東亜工業なら約300万円程度で実施することも可能です。
なぜ、他社よりも費用を安く提供できるのか、その理由をご説明します。
新東亜工業では、防水工事を自社の職人が一貫して担当するため、中間業者を介さず、中間マージンが発生しません。この自社施工体制により、余分なコストを削減し、適正価格での施工を実現しています。また、長年の経験と技術力を活かし、効率的な作業工程を確立しているため、無駄のない施工が可能です。さらに、防水工事に必要な材料も厳選して仕入れコストを抑えつつ、高品質な材料を使用しています。これらの要因が、費用を安く抑えながら高い品質を保つ理由となります。
具体的な料金は、現地調査後にお見積もりを提供しますので、防水工事を検討されている方はぜひ、ご相談ください。
※防水工事の費用相場は、施工範囲や工法により異なります
防水工事の料金表
新東亜工業における防水工事の費用相場は以下になります。
規模 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
4階建 | ウレタン防水工事 | 80〜100万円程度 |
3階建 | 屋上塩ビ防水工事 | 60万円程度 |
新東亜工業の防水工事の流れ
新東亜工業における防水工事の流れを解説します。
- STEP
防水面の洗浄
まず、高圧洗浄機を使用して、施工箇所の汚れや古い塗膜、ホコリ、コケなどを丁寧に取り除きます。この工程により、防水層と下地の密着性が向上し、施工後の耐久性が大幅にアップします。また、汚れをしっかりと落とすことで、防水材がムラなく塗布されるため、仕上がりも美しくなります。徹底した洗浄作業は、防水工事の品質を左右する大切なステップです。
- STEP
下地処理
防水材がしっかり密着するためには、下地の状態を整えることが欠かせません。ひび割れや凹凸がある場合は、樹脂モルタルや補修材を使用して平滑に仕上げます。また、下地に含まれる水分量を確認し、必要に応じて十分に乾燥させることで、防水材の効果を最大限に引き出します。これらの作業を丁寧に行うことで、防水層の耐久性と施工後のトラブル防止につながります。下地処理は、防水工事の成功を支える基盤となる重要な工程です。
- STEP
塗布
事前に整えた下地に対し、ウレタン樹脂やアスファルト、シート防水材など、建物に最適な防水材を丁寧に塗布します。塗布は複数回に分けて行い、厚みを均一に仕上げることで、防水層の耐久性を高めます。また、施工箇所の形状に応じて細かい部分や角もしっかりと塗布し、隙間のない防水層を形成します。この丁寧な塗布作業が、雨漏りを防ぎ長期間建物を守る鍵となります。
- STEP
中塗り
下塗りで整えた基盤の上に、防水材を均一に塗布することで、厚みを増しながら防水層を強化します。中塗りでは、下地と上塗りをしっかり密着させる役割も果たしており、施工箇所全体にムラなく塗ることが求められます。また、この工程で仕上がりの凹凸を整え、防水層の一体感を高めます。丁寧な中塗り作業が、雨漏りを防ぐ耐久性の高い防水層の形成に繋がります。
- STEP
トップコート
トップコートは、防水層を保護し、美しい仕上がりを実現する最終工程です。中塗りまでで形成された防水層の上に、紫外線や風雨に強いトップコート材を塗布することで、耐久性と防水効果をさらに向上させます。また、トップコートには防水層の劣化を抑え、色褪せやひび割れを防ぐ役割もあります。この工程を丁寧に行うことで、建物の防水性能を長期間維持できるとともに、見た目にも美しい仕上がりを提供します。
建物の防水は、単にシートや塗膜を施工するだけでなく、施工箇所の下地処理をしっかり行う事が重要です。新東亜工業では、細部まで徹底的に処理を行ってまいります。
防水工事に関するご相談・ご依頼は、お客様満足度98%の新東亜工業へ!
防水工事や大規模修繕工事に関する相談や見積もり依頼は、公式サイトの問い合わせフォームや電話で24時間受け付けています。建物のメンテナンスや雨漏りでお困りの方、屋上や屋根、ベランダなどに少しでもご不安をお感じでしたら、ぜひ新東亜工業にご相談または調査をご依頼ください。
防水工事でよくある質問
Q
防水工事の種類にはどんなものがありますか?
A
主な防水工事の種類には、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水などがあります。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあり、適した場所や耐用年数も異なります。
Q
防水工事の費用はどのくらいかかりますか?
A
工法や使用する材料、建物の状態によって異なりますが、一般的には1㎡あたり4,000円〜7,000円程度が相場です。
Q
工事の期間はどのくらいかかりますか?
A
工法や天候、建物の規模によりますが、通常は数日〜1週間程度で完了することが多いです。
Q
工事中の生活にどんな影響がありますか?
A
騒音や臭気が発生することがありますが、できるだけ負担を軽減するよう配慮しております。また、バルコニーや屋上の使用が一時的に制限されることがあります。
Q
防水工事のタイミングはいつが良いですか?
A
一般的には10年〜15年ごとに定期的なメンテナンスが推奨されています。また、ひび割れや雨漏りが発生した場合は早急に工事を行うことが重要です。
ウレタン防水とシート防水のまとめ
今回はウレタン防水・シート防水の特徴や費用、最適な施工箇所などについて解説してきました。
本記事のまとめ
- ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗ることによって防水層を作る防水工事
- シート防水とは、ゴムシートや塩化ビニル(塩ビ)を既存の防水層の上に貼り付ける防水工事
- ウレタン防水はマンション・ビルの屋上などへの施工におすすめ
- シート防水はスピーディに工事を終わらせることができる
- 防水工事は業者に頼むのがおすすめ
ウレタン防水で使用されるウレタンは伸縮性が高く、様々な箇所に施工できるというメリットがあります。
シート防水はシートを貼り付けるだけで防水できるので、品質の差が生まれにくく、短期間で防水工事を終えられるのが特徴です。
ウレタン防水・シート防水それぞれの特徴をしっかり理解し、自分にとって最適な防水工事方法を選んでみてください。
\あわせて読みたいおすすめ記事/