
雨漏りで困っている人
雨漏りは防水工事で解決する?
屋根の防水工事は雨漏り対策になる?
雨漏りが起こって困った経験はありませんか?
雨漏りの被害を受けると室内にシミができて汚れてしまうのはもちろんのこと、建物内部に水が侵入し腐食や錆、菌やカビの発生にもつながります。
屋根や屋上からだけではなく外壁からも雨漏りするリスクがあるため、雨漏りを防ぐためには建物全体の防水工事が必要不可欠です。
この記事では、雨漏りを防ぐための防水工事の詳細や、雨漏りが起きてしまった場合の対応策など、防水工事にかかる費用を含めて詳しく解説しています。
現在雨漏りにお困りの方や、マンションやアパートのオーナー様、防水工事を検討している方はぜひご覧ください。
目次
防水工事の重要性とその仕組み
防水工事が必要となる箇所は、主に屋上(陸屋根)・外壁・ベランダ・バルコニーなどです。平坦な箇所に防水工事を施し、建物内への水の侵入を防ぐことが目的です。
具体的な作業としては、防水効果のある塗料を塗って水や汚れを弾く塗膜の形成や、防水シートを敷き詰めたり、経年劣化による破損が生じていれば修繕作業を行って、雨水が染み込まないようにします。
通常の住宅の屋根など、傾斜がついている箇所は自然に雨水が排出される仕組みですが、屋上やベランダなどの平坦な箇所は傾斜がある箇所に比べ、水はけが悪いため、水たまりができてしまいます。
水たまりは雨漏りを起こす原因の一つです。また、外壁にできたひび割れやサッシの隙間を埋めるシーリング材の劣化も雨漏りを引き起こします。雨漏りを起こさないためにも、防水工事は必要です。
しかし、防水工事の効果は永久ではありません。
防水工事で作られる防水面は、紫外線や風雨などの自然環境の影響や使われた資材の寿命で劣化していくため、定期的な点検や再工事が必要です。
特に劣化しやすいのがトップコートです。
防水面は、下地・防水層・トップコートで成り立っています。このトップコートは紫外線に弱い防水層を保護する役割がありますが、防水性能は乏しいので、真っ先に劣化していきます。防水層を長持ちさせるためには、定期的なトップコートの塗り替えが重要です。
雨漏りがすでに起こっている場合、防水層の劣化・破損が原因なので、トップコートの塗り替えだけでは雨漏りの解決には至りません。したがって、防水層を作り直す工事を行いましょう。
雨漏りの修理は防水工事でできる?
住居スペースに水がポタポタと落ちている場合、「雨漏り」か「水漏れ」のどちらかが原因です。雨漏りと水漏れの違いは以下の通りです。
雨漏り▶︎雨水が屋上や外壁の劣化部分から建物内部へ侵入している状態
水漏れ▶︎配管の劣化により、水道管から水が漏れている状態
水漏れの場合、室内のトイレ・お風呂場・洗面台・洗濯機周辺など、水回り設備から住居スペースに水が侵入していることが多いです。
対する雨漏りは、天井や壁などから水が侵入しています。
原因を適切に判断して対処することが大切です。
雨漏りがすでに起きてしまった場合や、原因が水漏れの場合は防水業者に修理・修繕を依頼しましょう。
建物のメンテナンスや雨漏りを未然に防ぎたい場合は以下の業者に防水工事を依頼してください。
- リフォーム業者
- ハウスメーカー
- 塗装業者
- 防水工事業者
雨漏りが起こる原因
天井からの雨漏りや雨水による壁紙のシミの原因は、屋上や屋根の防水層の劣化・破損が多いです。
または、外壁やバルコニー、ベランダ、庇部分、サッシの隙間などから水が入り込んでいる場合も少なくありません。
発生する原因も一つではありません。
主に雨漏りの原因となるのは下記のようなケースです。
- 建物の経年劣化
- メンテナンス不足
- 新築時の手抜き工事
- 地震や地盤沈下などの外的要因
- 建物の設計ミス
- 予想外の気候変動
築年数の浅い建物であれば、設計ミスや施工時の手抜き工事も疑われますが、一定期間経過しているのであれば劣化やメンテナンス不足が原因と考えられます。
雨漏りを起こす劣化の症状
三角屋根の場合には気軽に屋根を確認することが難しいですが、屋上や陸屋根の場合には定期的に劣化状況を確認し、防水工事を行う時期を見極めるようにしましょう。
専門家に相談することも大切ですが、下記のような症状が見られた場合には早急に防水工事を検討しましょう。
劣化症状⒈色褪せ
防水層の色が褪せてきた場合には、劣化が始まっています。
屋上や陸屋根は常に紫外線や雨にさらされる劣化の激しい場所です。
表面のトップコートが劣化している可能性が高いですが、トップコートが劣化し防水層が保護されなくなれば、防水層が劣化してしまうまでにたいして時間はかかりません。
早めに専門業社に調査を依頼すると良いでしょう。
劣化症状⒉ひび割れ
ひび割れが起こる原因はいくつかあります。
ウレタン防水やFRP防水の防水塗膜が紫外線や風により劣化することでひびが発生している場合には、雨漏りに直結するためすぐに修繕が必要です。
またアスファルト防水の抑えコンクリートがひび割れている場合には、防水層が直接破損しているわけではないので、防水効果にはその時点では影響はないと考えられます。
劣化症状⒊剥がれ
防水層に剥がれが見られる場合にはその部分から水が侵入してしまいます。
ウレタンやFRP防水の防水塗膜が雨や風、紫外線などにより劣化を起こし剥がれてしまったり、シート防水のシートが劣化や外的要因により剥がれてしまう場合があります。
どちらも剥がれの箇所から水が侵入してしまう可能性があるので、要注意です。
劣化症状⒋膨れ
膨れは少しずつ染み込んだ水分が太陽に熱されることにより、蒸発する際に防水層を押し上げてしまう現象です。
広い面積の屋上等で起こりやすい現象ですが、膨れがおきるとすぐに雨漏りが起こるというわけではありません。
しかし、膨れがみられる場所には大きな負担がかかっていることは間違いなく、伸縮を繰り返すうちに破損する恐れがあります。
できるだけ早い時期に対応を検討するようにしましょう。
劣化症状⒌水溜まり
水が溜まっている状態が続くと、防水効果は低下しやすくなります。
水が溜まってしまう原因として最も考えられるのが排水部分にゴミや落ち葉などが溜まり、排水を妨げていることです。
水溜りを見つけた場合には、排水周りを丁寧に掃除して、水溜りができにくい状態を維持するようにしましょう。
劣化症状⒍排水口(ドレン)周りや笠木の劣化
排水口にはドレンと呼ばれる金属製の格子がついており、ゴミが入り込みにくいよう設計されています。
そのほかにも屋上に笠木が設置されていることもあるでしょう。
笠木やドレンなどの付属品と防水層との接着面は劣化しやすく、防水層が剥がれてきたり、唐木やドレン自体が劣化し錆びるなどして、防水層にも影響を与えてしまう場合があります。
こういった付属品の劣化にも目を光らせておくようにしましょう。
雨漏りによる被害
雨漏りが起こると、水によって室内の電子機器が壊れたり、天井や壁に染みができてしまいます。
しかし被害はそれだけではありません。
木造住宅の場合であれば、建物内部に入れられた断熱材や防水シート、木材自体をも腐食させてしまいます。
建物の強度が下がることはもちろん、木造住宅の天敵であるシロアリを呼び寄せる一因にもなります。
コンクリート造りの建物の場合も同様で、鉄筋コンクリートの内側にある鉄筋を錆びさせてしまい、躯体部分へ大きなダメージを与えることは避けられません。
雨漏りは上記のような状態を招くので、放置せず、早めに対処するのが大切です。
雨漏り対策|屋上や陸屋根の防水工事の種類と費用相場
雨漏りの原因が屋上屋根の場合には、防水工事で雨漏りを修繕することができます。
防水工事には大きくわけて4つの方法があります。
それぞれの費用や耐用年数とあわせて、メリットデメリットをまとめています。
陸屋根や屋上に作られる防水層の種類
防水工事の種類 | 耐用年数 | 費用相場 |
ウレタン防水 | 10~12年程度 | 6,500円~12,000円/㎡ |
シート防水 | 10~15年程度 | 8,000円~15,000円/㎡ |
FRP防水 | 10~12年程度 | 6,500円~10,000円/㎡ |
アスファルト防水 | 15~25年程度 | 11,000円~22,000円/㎡ |
ウレタン防水
ウレタン防水は塗膜防水の一種で、現在の防水工事の中でも、近年主流となっている工法です。
液状のウレタンを塗布することで防水層を形成し、水の侵入を防ぐことができます。
費用相場 | 3,000~7,000円/㎡ |
工期 | 1日〜5日程度 |
耐用年数 | 10〜12年程度 |
工法の種類 | 密着工法密着メッシュ工法通気緩衝工法 |
ウレタン防水のメリット
- どんな場所にも施工が可能
- 温度変化に強く、ひび割れが起こりにくい
- 継ぎ目がない
- 施工が簡単
- コストパフォーマンスが高い
ウレタン防水のデメリット
- 職人の技術によって仕上がりにばらつきがでる
- ウレタン樹脂は紫外線によって形質が変化するため定期的なトップコートの塗り替えが必要
- 地震などの衝撃に弱い
FRP防水
FRP防水は塗膜防水の一種です。強化プラスチックを染み込ませたガラス繊維を塗り、強靭な防水層を形成します。非常に軽く、強度があることから、さまざまな場所で採用されています。
費用相場 | 6,500~10,000円/㎡ |
工期 | 1日 |
耐用年数 | 10〜12年程度 |
FRP防水のメリット
- 軽量な上に強度がある。ベランダやバルコニーの工事にも最適
- 継ぎ目がない
- 工期が短い
FRP防水のデメリット
- 伸縮性が乏しいため、ひび割れが起こりやすい
- 紫外線に弱いため定期的なトップコートの塗り替えが必要
- 初期投資が他の方法に比べて高い
シート防水
シート防水は防水性能があるシートを敷き詰めて接着剤で貼り付ける防水工事です。主に塩化ビニル製やゴム製の防水シートを使います。シートを貼り付ける工法のため、広い場所にも一度に施工を行うことができます。
費用相場 | 8,000~15,000円/㎡ |
工期 | 1日〜5日程度 |
耐用年数 | 10〜15年程度 |
使われるシートの種類 | 塩ビシート防水ゴムシート防水 |
工法 | 密着工法固定式機械工法 |
シート防水のメリット
- 耐久性が高く、シートの寿命がくるまでメンテナンスが不要
- 広範囲に施工が可能
- コスパがいい
シート防水のデメリット
- 初期投資は高め
- 凹凸が多い屋上や複雑な形をした場所には施工できない
- 職人の技術によって仕上がりにばらつきがでる
- シートが破損した場合、貼り替えで修繕費が高くなることがある
アスファルト防水
アスファルト防水は耐久性が他の工法とくらべて群をぬいて長く、メンテナンスもあまり必要ありません。古くたんだら使われており、信頼性が高い工法です。
費用相場 | 11,000~22,000円/㎡ |
工期 | 3週間程度 |
耐用年数 | 15〜25年程度 |
工法 | 熱工法トーチ工法常温工法 |
アスファルト防水のメリット
- 耐久性が高い
- メンテナンスが不要
- 施工の質のばらつきが少ない
アスファルト防水のデメリット
- 重量があるため、基本的に既存の防水層がアスファルト防水以外の防水層には施工できない
- 施工時に臭いと煙が発生する
マンション雨漏り工事にかかる費用例|30戸のマンションの場合
マンションで雨漏りが発生した場合、迅速な対応が必要です。特に30戸規模のマンションでは、建物の規模や修繕箇所によって費用が大きく異なります。以下では、一般的な雨漏り工事にかかる費用例を挙げながら、費用に影響を与えるポイントを解説します。
30戸のマンションでの費用例
工事内容 | 単価(目安) | 工事規模の例 | 費用の目安 |
---|---|---|---|
屋上防水工事 | 5,000円~8,000円/㎡ | 屋上面積300㎡ | 150万円~240万円 |
外壁補修(ひび割れ) | 3,000円~7,000円/㎡ | 外壁面積1,000㎡ | 300万円~700万円 |
排水口の修繕 | 5万円~10万円/箇所 | 3箇所 | 15万円~30万円 |
室内の天井補修 | 5万円~15万円/部屋 | 5部屋 | 25万円~75万円 |
仮設足場設置 | 1,200円~2,500円/㎡ | 建物全体1,500㎡ | 180万円~375万円 |
合計費用の目安:670万円~1,420万円
費用に影響を与えるポイント
- 工事箇所の範囲
雨漏りが屋上だけでなく、外壁や排水口からも起きている場合、修繕箇所が増えるため費用が高くなります。特に外壁全体を補修する場合は、足場設置費用も加算されます。 - 使用する材料の品質
防水工事では、使用する材料の種類(ウレタン防水、シート防水など)や耐久性によって費用が異なります。長期的な耐久性を考慮し、高品質な材料を選ぶことが重要です。 - 建物の高さや規模
30戸規模のマンションの場合、建物の高さや外壁面積に応じて足場設置費用や施工範囲が広がり、費用が増加することがあります。 - 施工業者の選定
自社施工を行う業者は中間マージンが発生しないため、費用を抑えやすい傾向があります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することがポイントです。
30戸のマンションで雨漏り工事を行う場合、修繕箇所や工事範囲によって費用は大きく異なります。工事内容に応じて700万円~1,400万円程度が目安となりますが、材料や業者選びによってさらに変動する可能性があります。見積もりを複数業者から取り、工事内容や保証内容を確認することで、適正な費用で安心できる工事を実現しましょう。
マンションの雨漏り修理費用を抑える方法と注意点
マンションで雨漏りが発生した場合、修理費用は思ったより高額になることがあります。しかし、適切な対策を取ることで、費用を抑えることが可能です。以下では、雨漏り修理費用を抑えるための方法と、その際の注意点について解説します。
1. 早期発見と早期対応
雨漏りを早期に発見し、早めに修理を依頼することが重要です。雨漏りが長期間放置されると、建物内部に湿気が溜まり、構造材が腐食する恐れがあります。これにより、修理の範囲が広がり、結果的に修理費用が高くなる可能性があります。早期発見と早期対応で、最小限の修理範囲で済むことが多いです。
2. 修理業者の比較と相見積もり
雨漏りの修理業者は複数ありますが、業者によって費用が異なるため、必ず相見積もりを取ることが重要です。複数の業者から見積もりを取ることで、費用の相場を把握し、適正価格で修理を依頼できます。また、業者選びの際は、修理の実績や評判を確認することも大切です。
3. 修理内容の見極め
雨漏りの原因が特定できた場合、その部分のみを修理することで、無駄な工事費用を避けることができます。例えば、外壁のひび割れや屋根の不具合が原因であれば、その部分だけの修理で済む場合があります。逆に、建物全体に問題が広がっている場合は、全体的な修理が必要になるため、費用がかさむことがあります。
4. 保険の活用
マンションの雨漏り修理には、建物の保険が適用できる場合があります。雨漏りが自然災害や突発的な事象によるものであれば、保険で費用の一部がカバーされる可能性があります。保険を活用できるかどうかを確認し、保険会社に相談してみましょう。修理費用を大幅に削減できることがあります。
5. 定期的な点検とメンテナンス
予防策として、定期的な点検とメンテナンスを行うことが費用削減に繋がります。屋根や外壁の状態を定期的に確認し、ひび割れや劣化が見られた場合に早期に対応することで、大規模な雨漏りを防ぐことができます。予防的な工事は、小規模で済むため、将来的に高額な修理を避けることができます。
マンションの雨漏り修理での注意点
修理費用を抑えるためには、業者選びが非常に重要です。安価な業者に依頼すると、品質が低い場合や後々追加料金が発生する可能性もあります。信頼できる業者を選ぶためには、実績や評判をしっかり確認し、適正価格で修理をお願いするようにしましょう。
また、修理後も定期的に雨漏りのチェックを行い、早期に問題を発見できるようにしましょう。放置すればするほど、費用が増えるリスクが高まります。
外壁の防水工事で雨漏り対策
外壁から水が侵入している場合には、外壁の防水工事を行う必要があります。
劣化により発生したひびからは確実に水が侵入してくるため、早急に修繕し防水効果を高めることが大切です。
この記事では防水塗装工事とサイディングの張り替え工事について解説していきます。
外壁の防水塗装工事
外壁の防水工事としてまずあげられるのが、防水塗装工事です。基本的には防水工事と分類されるものではなく「外壁塗装」の一部として行われます。
防水効果を高めるために、弾性塗料と呼ばれる塗料を使用するのが一般的です。
弾力性がありゴムのように伸びるのが特徴の塗料で、小さなヒビであればその弾力性でカバーすることができます。
外壁の防水塗装費用相場
外壁の防水塗装費用相場は、塗料の種類や施工範囲、建物の劣化状態により異なりますが、以下の価格帯が一般的です
- アクリル系塗料
1平方メートルあたり約1,000〜1,800円
比較的安価で防水性もありますが、耐久性が低いため、短期間での塗り替えが必要です。 - ウレタン系塗料
1平方メートルあたり約2,500〜3,500円
柔軟性があり、ひび割れのある外壁にも適しています。耐久性は5〜8年ほどで、メンテナンス頻度も考慮が必要です。 - シリコン系塗料
1平方メートルあたり約3,000〜4,500円
耐久性と防水性のバランスが良く、10年程度の寿命が期待できます。多くの住宅で採用されている一般的な塗料です。 - フッ素系塗料
1平方メートルあたり約4,000〜6,000円
耐久性が高く、15年程度も持つため、長期的に見てコストパフォーマンスが良いのが特徴です。初期費用は高めですが、長寿命を重視する方におすすめです。 - 無機系塗料
1平方メートルあたり約5,000〜8,000円
高い耐久性と防水性を持ち、20年以上の耐用年数が期待できるため、塗り替え頻度を抑えたい方に適しています。
一般的に、住宅全体の防水塗装費用としては、延べ面積が100平方メートル程度の外壁であれば、シリコン系塗料を使った場合で30〜45万円程度が目安となります。複数の業者から見積もりを取って内容を比較することで、最適な防水塗装を選択しやすくなります。
サイディングの張り替え工事|工事費用相場
サイディングの外壁から雨漏りが起きている場合には、サイディングの張り替え工事が必要となります。
サイディングの内側にある防水シートの交換をしなければならず、必然的にサイディングも交換することになります。
完全に新しいものに変わりますので、防水工事としては確実です。
ただサイディングの張り替えはおよそ14,000円/1㎡程度かかるため、工事費用は高額となるのは覚悟してください。
全体で150万円〜270万円程度はかかるでしょう。
雨漏り修繕と防水工事を同時に行うべき理由
雨漏りが発生した場合、修繕作業で一時的に問題を解決するだけでなく、根本的な原因を取り除くために防水工事を同時に行うことが重要です。これにより、長期的な安心感と建物の耐久性向上を実現できます。以下では、雨漏り修繕と防水工事を同時に行うべき理由とその効果を解説します。
- 根本原因の解消
雨漏りの修繕だけでは、表面的な問題を解決するに過ぎません。雨漏りの多くは、防水層の劣化や破損が原因で発生します。防水工事を併せて行うことで、雨漏りの発生源を根本から修繕し、再発を防ぐことができます。 - コストの削減
雨漏り修繕と防水工事を別々に行うと、工事費用や足場の設置費用が二重に発生する可能性があります。一度に施工することで、全体のコストを抑えることができます。 - 建物全体の保護
雨漏りを放置すると、構造体の腐食やカビの発生など、建物全体の劣化を招きます。防水工事を同時に行うことで、建物全体をしっかりと保護し、耐久性を向上させることができます。
雨漏り修繕と防水工事を同時に行う効果
再発防止と安心感の向上
雨漏り修繕だけでは、同じ箇所からの再発リスクが残ります。防水工事を加えることで、防水性能が回復し、雨漏りの心配を長期間にわたって解消できます。
住環境の改善
雨漏りによる湿気やカビの発生は、住環境を悪化させる要因となります。修繕と防水工事を同時に行うことで、建物内部の湿度管理が向上し、健康的で快適な環境を維持できます。
資産価値の維持
雨漏りや防水性能の低下は、建物の資産価値に悪影響を与えます。防水工事を行うことで、建物の見た目や耐久性が向上し、資産価値の維持や向上につながります。
雨漏り修繕と防水工事を同時に行うことは、短期的なコスト削減と長期的な安全性向上の両方を実現できる賢明な選択です。建物の状態や雨漏りの原因に応じた計画的な工事を行い、快適で安心な住環境を守りましょう。
防水工事をするなら安心の自社施工!新東亜工業へ
新東亜工業は、東京を中心にマンションやビルの大規模修繕工事や防水工事を専門とする総合工事店です。自社施工による中間マージンゼロ、コスト削減や高品質な施工で、多くの顧客から高い評価を得ています。
建物の老朽化に伴い、屋上や外壁からの雨漏りは深刻な問題となります。新東亜工業では、建物の種類や周辺環境に合わせた最適な防水工事を提案し、建物の寿命を延ばし、資産価値を守るサポートを行っています。
防水工事をお考えの方、ぜひ新東亜工業にお気軽にご相談ください!
新東亜工業の強みとは?
新東亜工業ではマンションの大規模修繕や防水工事において3つの強みを持っています。
- 自社施工によるコスト削減
- 高い技術力と迅速な対応
- 幅広いサービス提供
新東亜工業の強みについて、それぞれ詳しく解説していきます。
新東亜工業の強み1.自社施工によるコスト削減
新東亜工業では、ほぼ全ての工事を自社の職人が一貫して行っており、外部業者を挟むことがありません。そのため、中間マージンゼロを実現し、余計な費用を削減することが可能です。この自社施工体制により、高品質な施工を適正価格で提供しています。
さらに、自社職人が全工程を担当することで、施工内容の細部にまで目が行き届き、確実で丁寧な仕上がりを実現します。お客様に信頼される工事を提供するため、コストパフォーマンスの高いサービスを追求していることが新東亜工業の大きな強みです。
新東亜工業の強み2.高い技術力と迅速な対応
新東亜工業は、豊富な実績と高い技術力を誇る職人集団が在籍しており、建物の状態を正確に診断した上で、最適な施工プランを提案します。そのため、雨漏りや防水トラブルの根本原因を的確に解決できます。
さらに、緊急の雨漏り修理にも迅速に対応しており、最短で翌日に調査と見積もりを行うスピーディなサービスを提供します。このように、技術力と対応力を兼ね備えた新東亜工業は、安心して任せられるパートナーです。
新東亜工業の強み3.幅広いサービス提供
新東亜工業では、防水工事だけでなく、外壁塗装や屋根工事、シーリング工事など、建物の総合的なメンテナンスを一貫して提供しています。この幅広いサービスにより、建物全体の状態を総合的に管理できるため、複数の業者に依頼する手間を省きます。
また、各作業間の連携もスムーズに進めることができるため、工事の効率性が向上し、お客様にとっても負担が軽減されます。新東亜工業の包括的な対応力が、安心して任せられる理由の一つです。
防水工事において新東亜工業が選ばれるポイント
新東亜工業では、綿密な現地調査、丁寧な下地処理などの多くのこだわりを持っており、多くのお客様にお喜びの声をいただいております。
- 綿密な現地調査
- 丁寧な下地処理
- 幅広い防水工法の対応
- アフターサービスの充実
- ドレーンの清掃と水はけ対策
- お客様に寄り添った対応
防水工事において新東亜工業が選ばれる理由は、その技術力とお客様に寄り添ったサービスにあります。
まず、綿密な現地調査を実施し、建物の状態や周辺環境を正確に診断することで、最適な防水工法を提案します。この診断により、雨漏りの原因を根本から解決し、防水性能を最大限に引き出すことが可能です。
施工においては、丁寧な下地処理を徹底することで、防水層の密着性と仕上がりの美しさを実現します。
さらに、施工後のメンテナンスにも対応し、定期点検やアフターサービスを通じて長期的な建物の保護をサポートします。
また、ドレーンの清掃や細部への配慮も怠らず、雨漏りや水はけの問題に対して万全の対策を行っています。
新東亜工業は、ウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水、FRP防水といった幅広い工法を取り揃えており、建物やお客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
このような確かな技術と充実したサービスが、多くのお客様から信頼を得ている理由です。
新東亜工業の防水工事の施工事例
ここでは、新東亜工業における東京都西東京市の防水工事の施工事例を紹介します。

ビル屋上の防水工事において、高圧洗浄や下地調整などの補修後、ウレタン防水塗装を行いました。
新東亜工業は、これまでに東京都内を中心に多くのマンションやビルの防水工事を手掛け、その実績は施工事例ページで確認できます。雨漏りなどでお困りの際は、ぜひ新東亜工業へご依頼ください。
新東亜工業の防水工事の費用について

5階建てビルの屋上防水工事の費用相場は、一般的に建設会社では約375万、管理会社では約450万程度かかります。しかし、新東亜工業なら約300万円程度で実施することも可能です。
なぜ、他社よりも費用を安く提供できるのか、その理由をご説明します。
新東亜工業では、防水工事を自社の職人が一貫して担当するため、中間業者を介さず、中間マージンが発生しません。この自社施工体制により、余分なコストを削減し、適正価格での施工を実現しています。また、長年の経験と技術力を活かし、効率的な作業工程を確立しているため、無駄のない施工が可能です。さらに、防水工事に必要な材料も厳選して仕入れコストを抑えつつ、高品質な材料を使用しています。これらの要因が、費用を安く抑えながら高い品質を保つ理由となります。
具体的な料金は、現地調査後にお見積もりを提供しますので、防水工事を検討されている方はぜひ、ご相談ください。
※防水工事の費用相場は、施工範囲や工法により異なります
防水工事の料金表
新東亜工業における防水工事の費用相場は以下になります。
規模 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
4階建 | ウレタン防水工事 | 80〜100万円程度 |
3階建 | 屋上塩ビ防水工事 | 60万円程度 |
新東亜工業の防水工事の流れ
新東亜工業における防水工事の流れを解説します。
- STEP
防水面の洗浄
まず、高圧洗浄機を使用して、施工箇所の汚れや古い塗膜、ホコリ、コケなどを丁寧に取り除きます。この工程により、防水層と下地の密着性が向上し、施工後の耐久性が大幅にアップします。また、汚れをしっかりと落とすことで、防水材がムラなく塗布されるため、仕上がりも美しくなります。徹底した洗浄作業は、防水工事の品質を左右する大切なステップです。
- STEP
下地処理
防水材がしっかり密着するためには、下地の状態を整えることが欠かせません。ひび割れや凹凸がある場合は、樹脂モルタルや補修材を使用して平滑に仕上げます。また、下地に含まれる水分量を確認し、必要に応じて十分に乾燥させることで、防水材の効果を最大限に引き出します。これらの作業を丁寧に行うことで、防水層の耐久性と施工後のトラブル防止につながります。下地処理は、防水工事の成功を支える基盤となる重要な工程です。
- STEP
塗布
事前に整えた下地に対し、ウレタン樹脂やアスファルト、シート防水材など、建物に最適な防水材を丁寧に塗布します。塗布は複数回に分けて行い、厚みを均一に仕上げることで、防水層の耐久性を高めます。また、施工箇所の形状に応じて細かい部分や角もしっかりと塗布し、隙間のない防水層を形成します。この丁寧な塗布作業が、雨漏りを防ぎ長期間建物を守る鍵となります。
- STEP
中塗り
下塗りで整えた基盤の上に、防水材を均一に塗布することで、厚みを増しながら防水層を強化します。中塗りでは、下地と上塗りをしっかり密着させる役割も果たしており、施工箇所全体にムラなく塗ることが求められます。また、この工程で仕上がりの凹凸を整え、防水層の一体感を高めます。丁寧な中塗り作業が、雨漏りを防ぐ耐久性の高い防水層の形成に繋がります。
- STEP
トップコート
トップコートは、防水層を保護し、美しい仕上がりを実現する最終工程です。中塗りまでで形成された防水層の上に、紫外線や風雨に強いトップコート材を塗布することで、耐久性と防水効果をさらに向上させます。また、トップコートには防水層の劣化を抑え、色褪せやひび割れを防ぐ役割もあります。この工程を丁寧に行うことで、建物の防水性能を長期間維持できるとともに、見た目にも美しい仕上がりを提供します。
建物の防水は、単にシートや塗膜を施工するだけでなく、施工箇所の下地処理をしっかり行う事が重要です。新東亜工業では、細部まで徹底的に処理を行ってまいります。
防水工事に関するご相談・ご依頼は、お客様満足度98%の新東亜工業へ!
防水工事や大規模修繕工事に関する相談や見積もり依頼は、公式サイトの問い合わせフォームや電話で24時間受け付けています。建物のメンテナンスや雨漏りでお困りの方、屋上や屋根、ベランダなどに少しでもご不安をお感じでしたら、ぜひ新東亜工業にご相談または調査をご依頼ください。
防水工事の保証制度を簡単に解説
「防水工事をしてもらったのに、雨漏り起きている」といった場合にも、きちんとした保証が受けられれば安心です。
防水工事の保証は、メーカー・施工会社・元請会社の3社の連盟で行われます。
例えば、メーカー保証が5年だとしても、施工会社が建物の状況から4年の保証しか難しいと考えれば保証は4年になってしまいます。
見積もりの際に、保証内容もきちんと書面で提示してもらうようにしましょう。
また下記のような場合には保証の対象とならない可能性が高いので注意が必要です。
- 自然災害によるもの
- 経年劣化によるもの
- 施工範囲以外が原因で雨漏りが発生している場合
- 定期的なメンテナンス(トップコートの再塗布など)を怠っている場合
- 使用者の過失により防水層を傷つけたり破損させたりしている場合
- 建物自体に欠損が認められる場合
基本的には5年〜10年の保証期間となる場合が多いですが、施工会社が独自に長期保証をしてくれたり、耐用年数の長い塗料や資材を使用することによって保証期間が長くなる場合もあります。
施工後のアフターサービスの有無とあわせて、依頼前に必ず確認するようこころがけ、納得のいく防水工事を実現してください。
防水工事でよくある質問
Q
防水工事の種類にはどんなものがありますか?
A
主な防水工事の種類には、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水などがあります。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあり、適した場所や耐用年数も異なります。
Q
防水工事の費用はどのくらいかかりますか?
A
工法や使用する材料、建物の状態によって異なりますが、一般的には1㎡あたり4,000円〜7,000円程度が相場です。
Q
工事の期間はどのくらいかかりますか?
A
工法や天候、建物の規模によりますが、通常は数日〜1週間程度で完了することが多いです。
Q
工事中の生活にどんな影響がありますか?
A
騒音や臭気が発生することがありますが、できるだけ負担を軽減するよう配慮しております。また、バルコニーや屋上の使用が一時的に制限されることがあります。
Q
防水工事のタイミングはいつが良いですか?
A
一般的には10年〜15年ごとに定期的なメンテナンスが推奨されています。また、ひび割れや雨漏りが発生した場合は早急に工事を行うことが重要です。
まとめ
こちらの記事では雨漏りにおける防水工事について解説してきました。
まとめると、
- 雨漏りは経年劣化やメンテナンス不足、設計ミスや手抜き工事などさまざまなことが原因となって起こる可能性がある
- 雨漏りを放置すれば、建物内部が腐ったり、カビや菌が繁殖したりして、建物寿命が短くなってしまうため、出来るだけ早く修理する必要がある
- 一般的に防水工事とは屋上や陸屋根、バルコニーなどに施す「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」のことを指す。屋上部分やバルコニーからの雨漏りは防水工事をすることで修繕できる。
- 外壁防水工事と呼ばれるものは、「防水塗装工事」「サイディングの張り替え工事」「外壁塗装工事」を指すことが多い。これらの工事をすることにより、ひび割れを修繕・防止して外壁からの水の侵入を防ぐことができる
- 屋上屋根に、色褪せ・ひび割れ・水溜り・防水層の剥がれや膨れ・ドレンや笠木の破損や劣化が見られた場合には、防水性能が下がってきているため、早急に対応することが必要
- 防水工事の保証は5年〜10年で、メーカー・施工会社・元請会社の3社連盟の場合が多い。
- 防水保証の内容や期間は、事前に書面で提示してもらうようにするとよい
となります。
雨漏りによって建物本体に大きなダメージを与えてしまう前に、雨漏りは早急に修理を行うように心がけましょう。
また雨漏りを未然に防ぐためにも、定期的な防水工事で建物を雨から守りましょう。