防水工事の費用はどのくらい?工法別・施工場所ごとの相場や安く抑えるコツをプロが解説

防水工事の費用相場はいくら?工法別・場所別の単価表と安く抑える方法を解説

2026/09/17

「屋上やベランダの防水工事は、実際いくらかかる?」
「工法や場所によって費用ってどれくらい変わるの?」

こうしたお悩みを抱えていませんか?

屋上やベランダ、外壁の劣化が気になり始めると、こういった疑問が浮かんでくる方は多いはずです。防水工事の費用は、施工場所や面積、建物の種類、採用する工法、下地の劣化状況によって大きく変動します。

本記事では、工法別・場所別の費用相場から、見積もりを取る際にチェックすべきポイントまで詳しく解説します。防水工事を検討中の方は、ぜひ判断材料としてお役立てください。

▼この記事でわかること
  • 防水工事の工法別・建物別の費用相場
  • 防水工事の費用内訳
  • 防水工事の費用が高くなる要因
  • 防水工事の見積書で確認するポイント
  • 防水工事の費用を抑える方法
  • 新東亜工業の防水工事の施工事例
  • 防水工事が必要になるタイミング
  • 防水工事業者を選ぶポイント

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目次

【工法別】防水工事の費用相場|単価表あり

【工法別】防水工事の費用相場|単価表あり

防水工事の費用は、採用する工法によって変動します。代表的な工法ごとの単価や耐用年数は以下のとおりです。

工法費用相場耐用年数特徴
ウレタン防水4,500〜10,000円/㎡約10年前後継ぎ目のない防水層を作れ、複雑な形状にも対応しやすい
FRP防水4,000〜8,000円/㎡約10年前後軽量かつ高強度で、歩行する場所にも向いている
シート防水4,000〜8,000円/㎡約10〜15年広い面積を効率よく施工しやすい
アスファルト防水5,000〜8,000円/㎡約15年前後耐久性・防水性に優れ、大規模な建物にも向いている

本章では工法ごとの防水工事の費用単価や特徴を解説します。なお、防水工事の種類や特徴については以下の記事も参考にしてください。

関連記事:防水工事の種類は何が違う?代表的な4種類の特徴・耐用年数・費用などを比較!

ウレタン防水の費用相場|4,500〜10,000円/㎡

ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法です。費用相場は4,500〜10,000円/㎡です。

継ぎ目のない一体成型の防水層を作れるため、排水口まわりや立ち上がり部分など複雑な形状の場所とも相性がよく、屋上・ベランダ・バルコニーと幅広く採用されています。一方で仕上がりの品質は職人の技術に左右されやすい点には注意が必要です。

ウレタン防水を選択する際は、プライマーの塗布、防水材を塗る回数、補強クロスの使用有無、トップコートまでの一連の工程が見積書に含まれているか、確認しておきましょう。

関連記事:ウレタン防水の平米単価はいくら?工法別の費用相場から見積もりの確認ポイントを把握しよう

FRP防水の費用相場|4,000〜8,000円/㎡

FRP防水はガラス繊維を含んだ樹脂で防水層を形成する工法で、費用相場は4,000〜8,000円/㎡です。

軽量ながら強度が高く、硬化も早いため短工期で仕上げやすい点が特徴です。一戸建てのベランダやバルコニーなど人が歩行する場所に採用されるケースが多くあります。

ただし防水層自体が硬いぶん、下地の動きが大きい場所ではひび割れが生じるリスクもあります。建物の動きに見合った工法かどうか、見積もりの段階で確認しておきましょう。

関連記事:FRP防水とは?特徴・工法・費用・メリット・注意点を徹底解説

シート防水の費用相場|4,000〜8,000円/㎡

あらかじめ成形された防水シートを貼り付けて仕上げるシート防水は、4,000〜8,000円/㎡が費用の目安です。広い面積を効率的に施工できるため、平らな屋上や陸屋根に向いた工法です。

見積もり時は、シートの種類・厚み・固定方法・端部処理・既存防水層との取り合いを確認しましょう。凹凸の多い下地や複雑な形状の場所では、施工費が上振れすることがあります。

関連記事:シート防水の単価相場を解説!工法別費用と見積もりの正しい見方とは?

アスファルト防水の費用相場|5,000〜8,000円/㎡

アスファルト系の防水材とルーフィング材を重ねて防水層をつくるアスファルト防水は、5,000〜8,000円/㎡が相場で、耐久性・防水性の高さが特徴です。

ビルやマンションの屋上など、広い面積で高い防水性能が求められる場所に採用されることが多く、耐用年数を重視したい方に向いた工法といえます。

一方で、施工時のにおいや熱、建物への荷重に配慮が必要です。戸建て住宅では採用されにくいケースもあるため、提案された場合は建物との相性や施工理由を確認しましょう。

関連記事:アスファルト防水とは?特徴・工法・費用まで徹底解説

施工方法別に見る防水工事の単価表

同じ防水工法でも、密着工法や通気緩衝工法といった施工方法によって1㎡あたりの単価は変わります。見積書に記載された工法名と照らし合わせられるよう、施工方法ごとの単価目安を以下にまとめました。

工法施工方法単価の目安(1㎡あたり)特徴
ウレタン防水密着工法4,500〜7,000円ウレタン樹脂を下地に直接塗布する、もっともシンプルな方法
ウレタン防水メッシュ工法5,000〜7,500円補強布(メッシュシート)を挟み込み、ひび割れへの耐性を高める
ウレタン防水通気緩衝工法5,500〜8,500円通気シートで下地の湿気を逃がし、防水層の膨れを防ぐ
シート防水塩ビシート・接着工法4,000〜7,000円専用の接着剤で貼り付ける。コストを抑えやすいが、仕上がりが下地の状態に左右されやすい
シート防水塩ビシート・機械固定工法5,000〜8,000円ビスや専用金具で固定する。下地の影響を受けにくい
アスファルト防水トーチ工法5,500〜8,000円バーナーでシート裏面のアスファルトをあぶりながら貼り付ける
アスファルト防水冷工法(常温工法)5,000〜7,500円火を使わず、粘着層が付いたシートを貼り付ける

※上記は防水層の施工単価(材料費と施工費の合計)の目安です。下地処理・足場・諸経費は含みません。

なお、防水工事は面積が広いほど1㎡あたりの単価が下がりやすい傾向があります。反対に、ベランダなど10㎡以下の小面積では、人件費や材料の最低ロットの関係で「一式◯万円」と提示されることが多く、平米単価に換算すると割高に見える場合があります。

【建物別】防水工事の費用相場

【建物別】防水工事の費用相場

防水工事の費用は工法だけでなく、建物の種類や施工場所によっても変動します。ここでは、建物ごとの防水工事の費用相場を建物別に紹介します。

▼【建物別】防水工事の費用相場
  • 一戸建ての防水工事にかかる費用
  • マンションの防水工事にかかる費用相場
  • ビル・鉄筋コンクリート造の防水工事にかかる費用相場

ただし、実際の金額は現地調査の結果次第で前後する点にご留意ください。

一戸建ての防水工事にかかる費用

戸建てで防水工事が発生しやすいのは、ベランダ・バルコニー、屋上・陸屋根、外壁の3か所です。それぞれの相場は以下のとおりです。

場所費用相場
ベランダ・バルコニー10万〜30万円
屋上・陸屋根50万〜100万円
外壁30万〜80万円

部分的な施工であれば費用を抑えやすい一方、屋根や外壁まで含めた大がかりな工事になる場合は、まとまった予算が必要です。

ベランダ・バルコニー|10万〜30万円

一戸建てのベランダ・バルコニー防水工事は、10万〜30万円が費用の目安です。施工範囲が狭いため、防水工事のなかでは比較的手が届きやすい価格帯です。

ただし、床面のひび割れやトップコートの剥がれ、防水層の膨れが見られる場合は下地補修が必要になり、費用も変わる場合があります。トップコートの塗り替えだけで済むケースと、防水層からやり直すケースとでは金額差が大きいため注意しましょう。

関連記事:一戸建てのベランダ防水工事の費用相場は?工法別の単価と安くするコツ

屋上・陸屋根|50万〜100万円

屋上・陸屋根の防水工事にかかる費用は、一戸建ての場合、50万〜100万円が目安です。陸屋根は勾配がほとんどなく、傾斜のある屋根と比べて雨水が滞留しやすいため、防水対策が重要です。

施工面積の広さや足場の要否、既存防水層の撤去・下地補修の有無によって金額は上下します。排水口や立ち上がり部分の処理まで見積書に含まれているか確認してください。

関連記事:陸屋根に必要な防水工事とは?工法や費用相場・施工手順や業者選びの注意点まで解説

外壁|30万〜80万円

一戸建ての外壁防水工事は、30万〜80万円が相場です。主な作業内容は、外壁のひび割れ補修やシーリングの打ち替え、防水塗装などが挙げられます。

外壁全体を施工するには足場が欠かせないため、その分費用が高くなるケースもあります。外壁塗装のタイミングと合わせれば足場代を一本化できるため、外壁防水工事を実施する際はあわせて検討しましょう。

マンションの防水工事にかかる費用相場

マンションの防水工事は、屋上やルーフバルコニーだけでなく外壁、共用廊下、階段まで対象になる場合があります。

場所費用相場
屋上100万〜500万円
ルーフバルコニー30万〜150万円
外壁建物規模により異なる(小規模で数百万円、大規模で1,000万円超も)

施工範囲の広さと居住者への配慮が求められる点が一戸建てとの大きな違いです。管理組合やオーナーの方が発注する際は、見積書の内訳に加えて工期や住民への影響、保証内容まで確認しておく必要があります。

なお、共用廊下や階段は施工面積によって総額が変わり、1㎡あたり4,000〜8,000円が単価の目安です。シート防水やウレタン防水がよく採用されます。

屋上|100万〜500万円

マンションの屋上防水工事は、100万〜500万円程度が費用の目安です。建物規模や屋上面積、選ぶ工法、下地の劣化度合いによって金額の幅は大きく変わります。

屋上全体を再施工する場合は、既存防水層の撤去や下地処理、排水口まわりの補修まで含めて検討する必要があるため、見積書では施工面積と工法の明記をチェックしましょう。

関連記事:屋上防水工事の費用相場は?工法別の特徴や見積もりの注意点を解説

ルーフバルコニー|30万〜150万円

マンションのルーフバルコニー防水工事は、30万〜150万円程度が目安になります。専有使用が認められていても、管理規約上は共用部分として扱われることがあるため、事前に管理組合のルールを確認しておきましょう。

ルーフバルコニーは日常的に歩行されることが多く、植木鉢や家具が置かれていることもある場所です。施工前には、荷物の移動や一時的な使用制限が発生する点も想定しておきましょう。

外壁|建物規模により異なる

マンションの外壁防水工事の費用は建物規模に左右され、小規模マンションなら数百万円、大規模マンションでは1,000万円を超えることも少なくありません。

ひび割れ補修やタイル補修、シーリングの打ち替え、防水塗装など複数の工程が組み合わさります。そのため、足場費用や居住者対応にかかる費用まで含めて見積もりを確認することが大切です。

関連記事:マンションの防水工事とは?費用相場・工法別の特徴・見積書のチェックポイントを解説

ビル・鉄筋コンクリート造の防水工事にかかる費用相場

ビルや鉄筋コンクリート造の建物では、屋上や外壁の防水工事が必要です。費用相場は以下のとおりです。

場所費用相場
屋上100万〜1,000万円以上
外壁建物規模により異なる(足場・ゴンドラ・高所作業車で仮設費用も変動)

建物の用途や営業状況次第では、工事時間の調整や騒音対策、利用者の動線確保も必要です。

屋上|100万〜1,000万円以上

ビル・鉄筋コンクリート造の屋上防水費用は、100万〜1,000万円以上と幅広い点が特徴です。屋上面積が広いほど金額は上がり、選定する工法によっても差が出ます。

シート防水やアスファルト防水など大面積向きの工法が採用されることも一般的です。そのため、設備基礎や配管まわり、立ち上がり部分が多い建物ほど施工手間が増え、費用も上振れしやすくなります。

関連記事:ビルの屋上防水工事の費用相場は?見積もり価格の内訳や工法別の違い・コストを抑えるポイントも解説

外壁|建物規模により異なる

ビル・鉄筋コンクリート造の外壁防水工事は、建物の規模や階数によって費用が大きく変動します。足場だけでなくゴンドラや高所作業車が必要になるケースでは、仮設費用がかさむ点にも注意が必要です。

見積書では施工範囲・補修数量・足場や仮設にかかる費用が明確に記載されているかを確認しましょう。

なお、新東亜工業では、建物の種類や周辺環境、劣化状況を現地調査で確認したうえで、適した防水工事をご提案しています。屋上・屋根をはじめ、ベランダ・バルコニーや外壁など、幅広い箇所の防水工事に対応しています。

また、自社施工の総合工事店として、見積もりから施工、アフターフォローまで一貫して対応している点も特徴です。防水工事の費用や工法についてお悩みの方は、まずは無料の見積もり・相談をご利用ください。

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防水工事の費用内訳

防水工事の費用内訳

防水工事の見積書には、防水層そのものの施工費以外にもさまざまな費目が含まれています。内訳を知っておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

費用内容費用目安
材料費ウレタン樹脂やFRP樹脂、シート、アスファルトなど防水層の材料代工事費全体の30〜40%程度
施工費プライマー塗布、防水層形成、トップコート仕上げなどの作業費工事費全体の30〜40%程度
下地補修費ひび割れ補修、既存防水層の撤去、ドレン(排水口)まわりの処理など劣化状況により数万円〜数十万円
足場代外壁や高所の屋上工事で必要な仮設足場の設置・撤去費用1㎡あたり700〜1,200円
諸経費廃材処分費、現場管理費、養生費など工事費全体の10〜15%程度

材料費と施工費だけで判断すると、見積もりの総額が想定より高く感じることがあります。そのため、下地補修や足場、諸経費まで含めた総額で比較することが大切です。

特に足場代は、外壁工事など別の工事と同時に行うことで一本化でき、コストを抑えられるケースも少なくありません。見積書を受け取ったら、各費目に何が含まれているのかまでチェックしましょう。

付帯工事の単価目安

見積書には、防水層の施工費とは別に、洗浄や下地処理などの付帯工事が項目ごとに記載されます。主な付帯工事の単価目安は以下のとおりです。

工事項目単価の目安内容
高圧洗浄200〜500円/㎡既存面の汚れやコケを除去する
下地処理(ケレン・補修)1,500〜3,000円/㎡ひび割れ補修、不陸調整など
既存防水層の撤去1,000〜2,000円/㎡既存の防水層の上から施工する場合は不要
トップコート塗り替え1,000〜3,000円/㎡防水層の表面を保護する。約5〜7年ごとが目安
改修用ドレン設置1万〜3万円/箇所排水口が劣化している場合に交換する

※金額は一般的な目安です。現場の条件や業者により変動します。

見積書に記載された各項目の金額を上記の目安と照らし合わせると、極端に高い項目や不自然に安い項目がないかを確認しやすくなります。

防水工事の費用が高くなる5つの要因

防水工事の費用が高くなる5つの要因

同じ工法を選んでも、建物の状態や施工条件によって防水工事の費用は変わります。見積金額に差が出る背景を理解しておくと、複数の業者から届いた見積もりも比較しやすくなります。

ここからは、防水工事の費用が高くなる5つの要因をチェックしていきましょう。

▼防水工事の費用が高くなる5つの要因
  • 施工面積が広い
  • 下地補修が必要になる
  • 足場の設置が必要になる
  • 高耐久な防水材を選択している
  • 排水口や立ち上がり部分の補修がある

施工面積が広い

施工面積の広さは、防水工事の費用に直結する要素です。面積が増えれば材料費や人件費もかさみ、工期が延びる分だけ費用も高くなります。

屋上や外壁をまるごと施工する工事は、ベランダ1か所だけの防水工事とは費用が大きく変わるケースも少なくありません。見積書を確認する際は、算出根拠となっている施工面積にも目を通しておきましょう。

下地補修が必要になる

ひび割れや浮き、膨れ、既存防水層の剥がれ、腐食といった下地の劣化があると、防水材を塗る前の補修作業が必要になり、その分費用が上乗せされます。

傷んだ下地の上にそのまま防水層を施工しても、密着不良や早期劣化を招きかねません。追加費用は発生しますが、下地処理は防水性能を長持ちさせるための欠かせない工程だと考えましょう。

関連記事:防水工事の下地処理とは?塗装で大切な工程も紹介

足場の設置が必要になる

屋上や外壁など高所での作業を伴う防水工事では、安全確保のために足場や養生の設置が必須となり、その分の費用が発生します。

足場費用だけで数十万円規模になることも珍しくなく、工事総額への影響は小さくありません。外壁塗装や屋根工事のタイミングを合わせれば、足場代を1回分にまとめられる可能性があります。

高耐久な防水材を選択している

耐久性の高い防水材を選ぶほど、材料そのものの単価に加え、施工の手間が増えるため、初期費用は上がる傾向です。

長持ちする材料であれば、次回のメンテナンスまでの期間を延ばせるケースもあります。初期費用の高さだけで判断せず、長期的な維持コストまで含めて比較・検討しましょう。

排水口や立ち上がり部分の補修がある

排水口まわりや立ち上がり部分は雨水が集まりやすく、防水不良が起きやすい箇所です。補修が必要な場合は、その分費用が上がる傾向があります。

排水口の劣化や詰まり、立ち上がり部分のひび割れ、端部の剥がれといった症状がある場合は、細部まで丁寧な補修が求められます。見積書にこうした細部補修が含まれているかどうかも、あわせてチェックしておきましょう。

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防水工事の見積書で確認すべき6つのポイント

防水工事の見積書で確認すべき6つのポイント

防水工事の見積書で確認するポイントを以下にまとめました。

確認事項チェックする内容
工法ウレタン防水・シート防水など、採用する工法が明記されているか
施工範囲平場・立ち上がり・排水口まわりなど、施工箇所が具体的か
材料・数量使用する材料名や数量、単価が記載されているか
下地処理ひび割れ補修や既存防水層の撤去などが含まれているか
付帯費用足場代・養生費・廃材処分費・清掃費などが含まれているか
保証保証期間・対象範囲・免責条件・保証書の有無が明記されているか

防水工事の見積書では、総額だけでなく、工事内容や費用の内訳まで確認することが大切です。特に「一式」とまとめられている項目が多い場合は、施工範囲や材料、数量などの詳細を確認しましょう。

単価と数量が分かれていない見積書は、どの工程にいくらかかっているのかが見えにくく、工事後に追加費用を請求される原因にもなります。「一式」表記が目立つ場合は、工程ごとの単価を分けた内訳を出してもらえるか、業者に確認してみましょう。

また、追加費用の発生条件や保証内容についても、契約前に確認しておくとトラブルを防ぎやすくなります。

関連記事:防水工事の見積もりで失敗しないために|費用の相場・チェックポイント・注意点を徹底解説

防水工事の費用を抑える方法

防水工事の費用を安く抑える4つの方法

防水工事の費用を安く抑えるコツを紹介します。

▼防水工事の費用を抑える方法
  • 劣化が進む前に補修する
  • 屋根・外壁工事と同時に行う
  • 複数社から同条件で見積もりを取る
  • 利用できる補助制度を確認する

劣化が進む前に補修する

防水層は、劣化が進む前に補修することで費用を抑えられます。ひび割れやトップコートの剥がれなどを早めに補修すれば、全面的な防水工事を避けられる場合があります。

一方で劣化を放置して雨漏りが発生すると、防水層だけでなく下地補修や内装の補修まで必要になり、結果的に総費用がふくらむケースも少なくありません。特にトップコートの色あせやひび割れは劣化の初期サインなので、見つけ次第、専門業者に相談しましょう。

屋根・外壁工事と同時に行う

防水工事を屋根や外壁塗装と同時に施工すると、足場を1回の設置で済ませられます。

足場費用は一戸建てで数十万円規模になることも珍しくありません。工事総額に占める割合が大きいため、同時施工は費用を抑えるうえで効果の高い方法です。

屋根や外壁塗装の実施時期が近づいている場合は、防水工事とまとめて依頼できないか業者に相談してみましょう。防水工事だけを先延ばしにせず、他の外装工事とセットで検討するのがおすすめです。

複数社から同条件で見積もりを取る

防水工事の費用が適正かどうかを判断するには、複数の業者から相見積もりを取ることが欠かせません。業者ごとに工事内容や単価が異なるため、比較することで費用相場や見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

ただし業者ごとに条件がバラバラのまま比較すると、金額差の理由がわからなくなってしまいます。施工面積や工法、保証内容、下地補修の有無といった条件をできるだけそろえたうえで見積もりを依頼し、担当者の対応まで含めて比較しましょう。

利用できる補助制度を確認する

住宅リフォームや省エネ改修に関連して、自治体が補助金や助成金を用意している場合があります。防水工事単体は対象外となるケースもあるため、事前に対象工事の範囲を確認しておきましょう。

また、多くの自治体では着工後の申請を認めておらず、交付決定前に工事を始めてしまうと補助を受けられなくなる可能性があります。自治体によって対象工事や補助率、上限額は大きく異なるため、居住地の制度を個別にチェックすることが欠かせません。

補助制度の活用を検討する場合は、防水工事を依頼する業者に、対象になりそうな制度がないか相談してみるのも一つの方法です。

新東亜工業の防水工事の施工事例

新東亜工業の防水工事の施工事例

築38年・3階建てRC造マンションで実施した屋上防水工事の事例を解説します。費用感や工期、施工の流れを具体的なイメージとして参考にしてください。

マンション屋上防水工事の費用と工期

今回の事例では、屋上・塔屋・庇の防水工事に加え、排水溝の蓋交換や駐輪場のライン引きまで対応しました。当初は密着工法での施工を想定していましたが、現地確認の結果、通気緩衝工法へと変更しています。

工事金額は100万円、工期は5日間でした。屋上防水工事の費用は建物の規模や劣化状況、採用する工法によって変動するため、正確な金額を知るには現地調査が欠かせません。

現地調査で確認した劣化症状

現地調査を行ったところ、屋上の防水層に切れや膨れが見つかりました。一方で塔屋屋根は屋上以上に劣化が進んでいたのに対し、ベランダや廊下の防水はまだ機能を保っていると判断されたため、そこは施工対象から外す提案となりました。

このように防水工事では、建物全体を一律に施工するのではなく、場所ごとの劣化状況を見極めて必要な範囲を絞り込むことが重要です。

実際に行った施工内容と工法

高圧洗浄を行ったあと、旧防水層に膨れが多数見つかったことから、通気緩衝工法への変更を提案しました。通気緩衝工法は下地に含まれる湿気の逃げ道を確保できるため、防水層の膨れを防ぐ目的で採用されることがあります。

工法変更にともなう追加費用やメリットを説明し、納得を得たうえで施工を進めました。現地調査や施工中に新たな状況が判明することもあるため、こうした場面での業者の説明力・対応力が問われます。

施工後の仕上がりとアフターフォロー

施工完了後は、屋上防水工事に加えて駐輪場のライン引きまで含めて引き渡しを行い、仕上がりを確認いただいたうえで、今後トラブルが起きた際の対応方法についてもご案内しました。

防水工事は仕上がりの品質だけでなく、施工後のアフターフォロー体制も同じくらい重要です。見積もりの段階で、施工後にどのようなサポートを受けられるのかまで確認しておくとよいでしょう。

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防水工事が必要になるタイミング

防水工事が必要になるタイミング

以下のような症状がある場合は、早めに防水工事・点検を検討しましょう。

  • ひび割れ・剥がれ・膨れがみられる
  • 雨漏り・室内のシミがある
  • 水たまり・排水不良が発生している
  • 前回の工事から10年以上経過している

屋上防水工事の頻度や劣化症状については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:ビルの屋上防水工事の頻度や周期は?耐用年数や施工時期の目安を解説
屋上防水の劣化症状と対策ガイド

防水工事業者を選ぶポイント

防水工事で後悔しない業者の選び方

防水工事は依頼する業者によって、仕上がりの質も耐久性も大きく変わります。費用の安さだけでなく、見積書の明確さ・施工実績・施工後の対応体制まで総合的に見て判断することが大切です。

見積書の内訳が具体的な業者は、工事内容や費用を比較しやすく、信頼性を判断する材料になります。また、屋上防水やベランダ防水など、依頼したい工事の実績が豊富かどうかも確認したいポイントです。

一方で、極端に安い見積もりや契約を急かしてくる業者には注意が必要です。必要な工程が省かれていたり、保証内容が不十分だったりする可能性があります。複数社を比較し、納得したうえで契約を進めましょう。

業者選びのより詳しいチェックポイントは、こちらの記事もあわせてご覧ください。

関連記事:防水工事で良い業者を教えて!おすすめの会社3選と失敗しない選び方を紹介

防水工事の費用に関するよくある質問

防水工事の費用に関するよくある質問

防水工事の費用に関するよくある質問に回答していきます。

▼防水工事の費用に関するよくある質問
  • 浴室の防水工事はいくらかかりますか?
  • マンションの防水工事中の騒音や生活への影響はありますか?
  • 防水工事は何年ごとに必要ですか?
  • ハウスメーカーに頼むと防水工事費用は高くなりますか?
  • 防水工事はDIYできますか?
浴室の防水工事はいくらかかりますか?
浴室の防水工事にかかる費用は補修範囲によって異なり、約5万〜60万円程度が目安です。

トップコートの塗り替えなど部分的な補修であれば数万円程度で済むケースもありますが、下地からの全面補修や既存防水層の撤去をともなう場合は高額になる傾向があります。

劣化の程度や工法、施工範囲によって金額差が大きいため、正確な金額を知りたい場合は専門業者に調査・見積もりを依頼しましょう。
マンションの防水工事中の騒音や生活への影響はありますか?
マンションの防水工事中は、高圧洗浄や下地処理、足場の設置作業などで騒音が発生することがあります。

工事期間中はベランダやルーフバルコニーを一時的に使用できなくなる場合もあるため、事前に説明会や掲示でスケジュールを共有してもらい、生活への影響をあらかじめ確認しておくことが大切です。
防水工事は何年ごとに必要ですか?
防水工事は、一般的に10〜15年程度を目安に点検やメンテナンスを検討します。

ただし施工場所や工法、日当たり、雨風の当たり方によって劣化のスピードは異なるため、一概には言えません。ひび割れや剥がれ、水たまりが見られる場合は、年数にかかわらず早めに点検を依頼しましょう。
ハウスメーカーに頼むと防水工事費用は高くなりますか?
ハウスメーカーや工務店を経由して防水工事を依頼すると、下請け業者への発注にともなう中間マージンが上乗せされ、費用が高くなりやすい傾向があります。

中間業者を挟まず、防水工事を専門に手がける業者へ直接依頼するほうが、同じ工事内容でも費用を抑えやすいといえるでしょう。契約前に、実際に施工を行う業者がどこかを確認しておくと安心です。
防水工事はDIYできますか?
トップコートの簡単な塗り替えなど、一部の軽作業であれば自分で対応できる場合もあります。

ただし防水層の補修や雨漏り修理、屋上・外壁の防水工事には専門知識と技術が必要です。施工不良があると雨漏りや再施工によるコストがかさむケースも少なくありません。

基本的に防水工事はDIYせず、専門業者への依頼を検討しましょう。

まとめ|防水工事は費用内訳まで確認して依頼しよう

防水工事の費用相場は、ウレタン防水で4,500〜10,000円/㎡、FRP防水・シート防水で4,000〜8,000円/㎡、アスファルト防水で5,000〜8,000円/㎡が目安です。

ただし、施工面積や下地の劣化状況、足場の有無などによって総額は変動します。

見積書では、総額だけでなく工法や施工範囲、材料・数量、下地処理、付帯費用、保証内容まで確認することが大切です。複数社を比較し、工事内容と費用に納得したうえで依頼先を選びましょう。

新東亜工業では、建物の状態を現地調査したうえで、必要な防水工事をご提案しています。費用や工法でお悩みの方は、無料相談・お見積もりをご利用ください。

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