
防水工事屋は外壁塗装もやるのか?同時施工のメリット・デメリットから費用までわかりやすく紹介
2025/09/17
「防水工事の業者に依頼すれば外壁塗装も一緒にできるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。
建物のメンテナンスは防水と外壁塗装が密接に関わるため、まとめて依頼できれば費用や工期を効率化できる可能性があります。さらに、工事の段取りや管理も一本化されることで、施工トラブルを防ぎやすくなるメリットも期待できます。
本記事では、防水工事屋は外壁塗装もできるのかという問いに答えつつ、それぞれの違いや同時依頼のメリット・デメリット、費用相場や業者選びのポイントを詳しく解説します。
目次
防水工事業者は外壁塗装にも対応していることが多い!
実際のところ、足場を設置して屋上や外壁を施工する点で、防水工事と外壁塗装は共通部分が多い工事です。そのため、両方の工事をまとめて対応する業者も多く存在します。
特に総合リフォーム会社やマンション修繕を得意とする業者では、防水・外壁塗装をワンストップで提供しているケースが一般的です。例えば「防水改修工事+外壁塗装パッケージ」としてセットで提案する会社もあり、建物オーナーや管理組合にとっては手間とコストを抑える魅力的な選択肢になっています。
防水工事と外壁塗装の基本的な知識を理解しよう
防水工事屋に外壁塗装を依頼する前に、まず両者の目的と役割の違いを理解しておきましょう。似ているように見えますが、防水工事と外壁塗装は施工目的や使用する材料、求められる専門性が異なります。
それぞれを正しく理解することで、同時施工のメリットやリスクをより的確に判断できるようになります。
防水工事と外壁塗装の違い|目的や特徴
項目 | 防水工事 | 外壁塗装 |
---|---|---|
主な目的 | 雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性を維持する | 外壁材を紫外線・雨風から守り、美観と資産価値を維持する |
施工箇所 | 屋上、バルコニー、外壁の隙間、屋根周辺 | 外壁全体、サイディング、モルタル、タイル面など |
主なリスク防止 | 漏水、鉄筋の錆、コンクリートのひび割れ、カビやシロアリの発生 | 外壁の劣化、チョーキング、ひび割れ、資産価値の低下 |
使用材料・工法 | ウレタン防水、シート防水、FRP防水など | アクリル、シリコン、フッ素などの塗料を使った塗装 |
メンテナンス周期 | 約10〜15年 | 約10〜15年 |
効果 | 防水層を形成し雨漏りを防ぐ | 外壁材をコーティングし、耐久性と美観を維持する |
防水工事と外壁塗装の違い|専門性・材料・工法の違い
項目 | 防水工事 | 外壁塗装 |
---|---|---|
使用材料 | ウレタン防水材、シート防水材など | アクリル、シリコン、フッ素などの塗料 |
主な工法 | 防水層を形成する工法(密着工法、通気緩衝工法など) | 外壁材に応じた塗装(ローラー塗装、吹き付け塗装など) |
適用箇所 | 屋上、バルコニー、外壁の隙間など | 外壁全体(モルタル、サイディング、タイル貼りなど) |
必要な知識・経験 | 防水層形成や水の浸入経路を理解する専門知識 | 外壁材の種類や塗料特性に応じた施工知識 |
業者の得意・不得意 | 防水に強いが塗装は不得意な業者もある | 塗装に強いが防水は外注する業者もある |
依頼時の注意点 | どちらの分野に強い業者かを見極めることが重要 | 実績や施工経験を確認することが必要 |
このように施工にはそれぞれ異なる専門知識と技術が求められるため、業者によって得意・不得意が分かれるのです。依頼する側も「この業者はどちらの分野に強いのか」を見極める目を持つことが重要です。
防水工事屋が外壁塗装もできる理由
「なぜ防水工事屋が外壁塗装も手掛けられるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。実は、防水工事と外壁塗装は施工の準備や工事環境に共通点が多く、同じ業者がまとめて対応できる理由があります。
ここでは、代表的な理由を3つ取り上げて詳しく説明します。
防水工事屋が外壁塗装もできる理由1.足場や高所作業など共通する施工環境
防水工事と外壁塗装の両方に共通するのが「足場の設置」と「高所での作業」です。どちらの工事も外壁全体にアクセスする必要があり、足場が欠かせません。
そのため、足場を一度組んでしまえば防水も外壁塗装も同時に施工できるため、効率的なのです。工事の段取りや現場管理も共通点が多いため、防水業者が外壁塗装を提供するケースが増えています。
例えば、マンションの大規模修繕工事では防水と外壁塗装を同じタイミングで実施することがほとんどであり、その実績が業者の経験値として蓄積されるのです。
防水工事屋が外壁塗装もできる理由2.メンテナンス時期が重なりやすい
建物の防水と外壁塗装は、どちらもおおよそ10〜15年ごとにメンテナンスが必要とされています。そのため、同じタイミングでまとめて行うことで、工事回数を減らし、効率的に建物を維持管理することが可能です。
業者側から見ても、同時に施工を提案する方が施主にとって合理的であるため、サービスとして外壁塗装を組み込むケースが多く見られます。特にアパートやマンションなどの集合住宅では、居住者への影響を最小限に抑えるため、工事期間をできるだけ短くすることが求められます。
その観点からも、防水と外壁塗装を同時に行うことが選ばれているのです。
防水工事屋が外壁塗装もできる理由3.一貫対応による費用と工期の効率化
防水工事屋が外壁塗装を同時に手掛けるもう一つの理由は、費用と工期を効率化できる点です。例えば、足場代は工事全体のコストの中でも大きな割合を占めますが、防水と塗装を別々に施工すれば足場費用が2回かかってしまいます。
同時施工なら足場は1回で済み、工期も短縮できるため、施主にとって経済的メリットが大きいのです。また、施工の責任範囲が一本化されるため、品質の安定にもつながります。業者にとっても工程管理が簡素化され、工事全体の効率が向上するという利点があります。
防水工事屋に外壁塗装を依頼できるケースとできないケース
防水工事屋に外壁塗装も依頼できるのは確かですが、すべての業者が両方に対応しているわけではありません。業者によって施工体制や得意分野に違いがあるため、依頼前にきちんと見極めることが重要です。
ここでは、依頼できるケースと依頼が難しいケースを整理し、判断の参考となる情報を補足します。
依頼できるケース:総合リフォーム・兼業業者
総合的にリフォームを手掛ける会社や、防水と塗装を兼業している専門業者であれば、外壁塗装も依頼可能です。特にマンションやビルの大規模修繕を手掛けている会社は、防水と外壁塗装を同時に行う体制が整っている場合が多いです。
こうした業者は足場設置から下地処理、塗装、防水層の施工までを一貫して管理できるため、工程の効率化や品質管理に強みがあります。施工事例や会社のホームページを確認すると、防水と塗装の両方を行った実績が掲載されていることもあり、依頼の判断材料となるでしょう。
依頼が難しいケース:防水専門で外壁は下請け任せ
一方、防水工事に特化した業者の場合は外壁塗装を自社で施工していないことがあります。その場合、外壁塗装は別の下請け業者に依頼する形となり、費用が高くなる、品質が安定しないといったリスクも考えられます。
さらに、施工後の不具合が発生した場合に「防水工事の不具合なのか、塗装の不具合なのか」が不明確になり、責任の所在が曖昧になりやすいのもデメリットです。こうした状況では、施主がトラブル対応に時間を取られるリスクもあるため、依頼する際には業者の施工体制をよく確認することが欠かせません。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するメリット
防水工事と外壁塗装を同時に依頼することには、大きなメリットがあります。費用や工期の効率化だけでなく、建物の維持管理や将来的なメンテナンス計画の面でも効果的です。
ここでは、具体的な利点を詳しく解説します。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するメリット|足場代が1回で済む
工事の中でも足場代は数十万円から数百万円と高額になることが一般的です。防水工事と外壁塗装を別々に依頼すると、そのたびに足場代がかかります。
同時に行えば足場は1回の設置で済むため、トータルのコストを大幅に削減できます。例えば、マンションやビルでは足場費用だけで数百万円規模になることもあるため、この削減効果は非常に大きな魅力です。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するメリット|工期短縮で生活への影響を減らせる
外壁塗装や防水工事は、窓が養生シートで覆われたり、ベランダの利用が制限されるなど居住者にとって不便が伴います。工事期間が長引くほど住環境へのストレスが増えるため、同時施工によって工期が短縮できるのは大きなメリットです。
特に賃貸物件や分譲マンションでは、入居者への配慮が求められるため、同時施工が選ばれるケースが増えています。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するメリット|業者間の調整不要で品質が安定
別々の業者に依頼すると、施工範囲の境界で不具合が起こった際に「どちらの責任か」で揉めることもあります。一方、同じ業者が防水と外壁塗装を一貫して行えば、責任の所在が明確になり、施工品質も安定します。
さらに、一貫施工によって工程ごとの引き継ぎがスムーズになり、施工ミスや連絡不足によるトラブルも回避しやすくなります。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するメリット|メンテナンス周期を揃えられる
防水と外壁塗装のメンテナンス周期はおおよそ10〜15年と近いため、同時施工により次回以降のメンテナンスも一括で計画できます。
これにより長期的な維持管理が容易になり、建物のライフサイクルコストを最適化できます。修繕履歴も一元化できるため、将来的に売却や大規模修繕を行う際にも有利に働きます。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するデメリット
もちろん、メリットだけでなくデメリットもあります。メリットを十分に理解したうえで、デメリットも考慮して依頼を検討することが重要です。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するデメリット|対応できない業者がある
すべての防水業者が外壁塗装に対応できるわけではありません。専門分野が限定されている場合、無理に依頼すると品質面に不安が残ります。
施工経験や実績が乏しい業者に依頼してしまうと、かえって余計な修繕コストが発生する可能性もあるため、業者選びの段階で体制や施工内容をよく確認する必要があります。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するデメリット|専門性不足で仕上がりに差が出るリスク
防水工事に特化している業者が塗装工事を「ついで」のように扱うと、仕上がりの美観や耐久性に影響が出る可能性があります。
外壁塗装はデザイン性や仕上がりの美しさも重要となるため、単に塗料を塗るだけでなく、下地処理や塗膜厚の管理など細部にこだわった施工が求められます。塗装専門の経験や技術を持つかどうかは必ず確認すべきポイントです。
防水工事と外壁塗装を同時に依頼するデメリット|一度にまとまった費用が必要になる
防水と外壁塗装を別々のタイミングで行う場合は費用負担を分散できますが、同時施工では一度に大きな金額を支払う必要があります。資金計画を立てる際には、長期的なコスト削減と短期的な負担増の両面を考慮することが求められます。
特にマンションの管理組合では、修繕積立金の状況や臨時徴収の可否を含めて、総会での合意形成が必要になるケースもあります。
防水工事と外壁塗装の費用相場を比較
最後に、気になる費用相場について整理します。工事規模や建物の状況によって差はありますが、一般的な目安を把握しておくと業者選びの参考になります。
ここでは、代表的な工法別に費用の目安を紹介します。
防水工事のみの費用相場
- ウレタン防水(密着工法):1㎡あたり4,500〜6,500円程度
- ウレタン防水(通気緩衝工法):1㎡あたり5,500〜7,500円程度
- シート防水(塩ビシートなど):1㎡あたり5,000〜8,000円程度
- FRP防水:1㎡あたり6,000〜9,000円程度(ベランダなどに使用されることが多い)
外壁塗装のみの費用相場
- アクリル塗料:約80〜120万円(30坪住宅の場合)
- シリコン塗料:約100〜150万円
- フッ素塗料:約150〜200万円以上
- 無機塗料:約180〜250万円程度(耐用年数が長く高耐久)
同時施工した場合の費用相場
防水工事と外壁塗装を同時に行う場合は、足場代や工程の効率化によって合計費用を10〜20%程度削減できることがあります。
例えば、防水工事で100万円、外壁塗装で120万円かかる場合、別々に依頼すると合計220万円+足場代が2回分必要ですが、同時施工なら足場代を含めて200万円程度に抑えられるケースもあります。さらに、工程の重複を避けられるため工期も短縮でき、居住者やオーナーにとって利便性が高まります。
防水工事・外壁塗装・同時施工の費用目安表
工事 | 工法 / 種類 | 費用の目安 |
---|---|---|
防水工事 | ウレタン防水(密着工法・1㎡ごと) | 約4,500〜6,500円 |
ウレタン防水(通気緩衝工法・1㎡ごと) | 約5,500〜7,500円 | |
シート防水(塩ビシートなど・1㎡ごと) | 約5,000〜8,000円 | |
FRP防水(1㎡ごと) | 約6,000〜9,000円 | |
外壁塗装 | アクリル塗料(30坪の家あたり) | 約80〜120万円 |
シリコン塗料(30坪の家あたり) | 約100〜150万円 | |
フッ素塗料(30坪の家あたり) | 約150〜200万円以上 | |
無機塗料(30坪の家あたり) | 約180〜250万円程度 | |
別施工 | 防水+塗装を別々に依頼(一式) | 約220万円+足場代2回分 |
同時施工 | 防水+塗装を同時に依頼(一式) | 約200万円(足場代込み) |
※「30坪」は一戸建ての一般的な広さをイメージしてください。
このように防水工事と外壁塗装は別々に行うより同時施工の方が効率的で、足場代を節約でき総費用を抑えやすい傾向があります。賢く工事計画を立てることが、費用を抑えることにもつながるでしょう。
業者選びのチェックポイント
防水工事と外壁塗装を同時に依頼する際には、業者選びが成功のカギとなります。安心して任せられるパートナーを見つけるためにも、業者選定時のポイントを押さえてことが大切です。
ここでは、業者選びのチェックポイントを紹介しますので参考にしてみてください。
業者選びのチェックポイント1.防水と外壁塗装の両方に実績があるか
防水工事屋に外壁塗装を依頼する際は、両方の工事を十分に経験しているかを確認することが大切です。施工事例や写真、実際に手掛けた物件の数などをチェックしましょう。また、外壁塗装だけでなく防水工事も得意としている場合、建物全体の劣化状況をトータルで診断してもらえる点も安心材料となります。さらに、施工規模や建物の種類(住宅・マンション・ビルなど)ごとの実績があるかを確認することで、工事の適正度を判断しやすくなります。
業者選びのチェックポイント2.自社施工か下請け任せか
工事をすべて自社で行う業者であれば、品質管理が安定しやすく、中間マージンも発生しません。一方で下請け任せの場合は品質や費用面に差が出やすいため注意が必要です。契約前に施工体制を確認し、どの範囲を自社が担当するのか、下請けはどこまで入るのかを把握しておくことが大切です。さらに、下請け業者との連携方法や責任分担が明確かどうかも確認しておくと安心できます。
業者選びのチェックポイント3.資格や技術者の有無
一級建築施工管理技士や塗装技能士、防水施工技能士などの資格を持つ職人が在籍しているかどうかも重要な判断材料となります。資格を持った職人が現場を管理している場合、施工の品質が安定しやすく、不具合発生時にも専門知識に基づいた対応が期待できます。資格はスキルや知識の証明となるため、複数の有資格者が在籍している業者は特に信頼性が高いといえるでしょう。
施工を依頼する際の注意点
業者選定を行い契約を進めていくうえで、確認しておくべき注意点がいくつかあります。
要望に沿った施工を実施するためにも、以下で紹介する依頼時の注意点を把握しておくことが重要です。
見積もり金額が極端に安い場合は注意
相場より大幅に安い見積もりには、手抜き工事や保証不足などのリスクが潜んでいる可能性があります。短期的な安さに飛びつくのではなく、長期的な品質やメンテナンスの有無も含めて検討することが必要です。
特に、材料費や人件費が明らかに削られている場合には注意が必要です。
保証内容やアフターフォローの確認
施工後に不具合が発生した場合に備えて、保証の有無やアフターフォローの範囲を事前に確認しておくことが安心につながります。保証書の有無や、定期点検サービスがあるかどうかもチェックポイントです。
さらに、保証の対象範囲や期間だけでなく、対応スピードも業者によって異なるため、事前に質問して確認しておくことが重要です。
契約内容を明確にする
施工範囲や使用する材料を契約前に書面で明確にし、追加費用が発生しないように注意しましょう。契約内容をきちんと確認しておくことで、後からのトラブルを大きく減らすことができます。
また、口頭での説明だけに頼らず、必ず書面で記録を残すことがリスク回避につながります。
実録!新東亜工業の施工事例|5階建てビルの外壁塗装・防水工事
「外壁が汚れてきた」「屋上の雨漏りが心配」とお悩みのビルオーナー様に向けて、今回は東京都板橋区の5階建てビルにて実施した外壁塗装および防水工事の実例をご紹介します。初回のお問い合わせから現地調査、見積り提出、ご契約、施工中のやり取り、そして引き渡しまで——。リアルな会話形式で一連の流れを完全公開します。
ご相談内容
隣接する建物の解体工事を機に、外壁塗装と屋上防水工事を検討されたお客様からのご相談でした。新築工事が始まる前に工事を終えたいという明確なご要望があり、早急な対応が求められる案件でした。
お客様:お隣が解体されまして、新築が始まる前に外壁塗装を済ませたいんですが、見積りお願いできますか?
担当者:もちろんです。現地調査の日程として24日の13時はいかがでしょうか?
お客様:問題ないです!母が立ち会いますので、よろしくお願いします。
工事の概要|工事金額と期間

外壁塗装 施工前

外壁塗装 施工後
建物種別 | 5階建てビル |
---|---|
所在地 | 東京都板橋区 |
工事内容 | 外壁塗装・屋上防水工事 |
工法 | 砂骨仕上げ塗装、ウレタン密着工法、シーリング打ち替え 他 |
その他特記事項 | 隣地工事前の短期集中対応 |
工事金額:513万円
工期:40日間
現地調査で判明した劣化症状
現地調査の結果、屋上防水層の破断、外壁のひび割れ、タイルの浮きといった劣化が確認されました。特に雨漏りの懸念がある防水層については、優先的な対応が必要でした。
担当者:屋上の防水層が破れていたのと、外壁のひび割れが結構ありましたねぇ。
お客様:そうなんですねぇ…。やっぱり今のうちにやらないとですね。
施工中のやり取りと配慮
着工後の下地調査で、見積以上の劣化が確認されたため、追加補修をお客様にご相談。ご理解の上、フルスペックでの補修を実施。また、騒音・臭気などへの配慮や迅速な報告体制を徹底しました。
担当者:タイルなどは直さないと落ちてくる可能性があるので、予算はオーバーしますが、やった方がいいかと思います。
お客様:この際なので、追加分もお願いします。
担当者:ありがとうございます。明日から入らせていただきます!
引き渡し時のご感想
防水・塗装ともに完了し、最終検査後の是正も実施。仕上がりの品質にお客様も非常に満足され、保証書なども問題なくお渡しできました。
担当者:工事が完了となりました。本日をもって引き渡しとさせていただきます。
お客様:わかりました。本当に綺麗になって良かったです。ありがとうございました!
本工事では、隣地の新築工事が始まる前というタイトなスケジュールの中、外壁塗装と防水工事を高品質かつ確実に完了しました。現地調査での的確な劣化診断、丁寧な見積説明、細かな仕様打合せ、工事中のこまめな報告と柔軟な対応により、お客様との信頼関係を築くことができました。
防水工事と外壁塗装に関するよくある質問(FAQ)
防水工事屋に外壁塗装を依頼できるのか、また同時施工を検討する際に特によくある質問を6つに厳選しました。
Q1. 防水工事屋は外壁塗装も対応しているのですか?
A.多くの防水工事業者は外壁塗装も扱っています。足場や施工技術に共通点が多く、一括対応が可能です。加えて、同じ業者がまとめて施工を行うことで工事の段取りがスムーズになり、品質管理も統一しやすくなります。
ただし業者によって専門性に差があるため、必ず施工実績を確認し、得意分野や過去の施工内容を把握することが重要です。
Q2. 防水工事と外壁塗装を同時に行うメリットは?
A.足場代を1回にまとめられるため費用を抑えられ、工期も短縮できます。また、施工時期を揃えることで将来のメンテナンスも効率的になり、長期的な計画が立てやすくなります。
さらに、工事中の生活への影響が一度で済むため、居住者にとっても負担が軽減される点がメリットです。
Q3. 外壁塗装だけを防水工事屋に依頼しても大丈夫?
A.可能ですが、塗装の実績や資格があるかを確認する必要があります。特に外壁材に適した塗料の選定や施工技術があるかを見極めることが大切です。
塗装の知識や経験が不足している業者に依頼すると仕上がりに差が出る場合があり、耐久性にも影響することがあります。
Q4. 同時施工で費用はどのくらい安くなりますか?
A.一般的には合計費用から10〜20%程度削減できるケースが多いです。足場代や工程管理の効率化が大きな要因となります。
具体的には、防水工事で100万円、外壁塗装で120万円かかる場合でも、同時施工にすることで200万円程度に収まる例もあります。
Q5. 防水工事と外壁塗装の優先順位はありますか?
A.雨漏りなど緊急性がある場合は防水工事を優先すべきです。ただし両方をまとめて行うことで、長期的なコスト削減につながることが多いです。
また、外壁の劣化と防水層の劣化が同時に進んでいる場合は、一度に施工する方が効率的で合理的です。
Q6. 業者選びで特に注意すべき点は?
A.防水と塗装の両方に十分な実績があるか、自社施工かどうか、保証内容が明確かを確認することが重要です。
さらに、過去の施工事例や口コミを参考にすることで、信頼性を判断できます。複数社を比較し、提案内容や担当者の説明の分かりやすさも含めて慎重に選びましょう。
防水工事屋に外壁塗装を依頼して手間や費用を削減しよう|まとめ
防水工事と外壁塗装を同時に依頼することで、足場代の削減や工期短縮、施工品質の安定といった大きなメリットが得られます。ただし、業者によって対応力や得意分野に差があるため、実績・施工体制・保証内容をしっかり確認することが成功の鍵です。
まずは複数の業者に相見積もりを依頼し、費用だけでなく提案力や対応の丁寧さを比較することから始めましょう。さらに、保証内容やアフターサービスを含めてトータルで信頼できる業者を選ぶことが、長期的な安心につながります。
工事は数十年単位で建物の寿命に影響を与える重要なものです。だからこそ慎重に検討し、信頼できるパートナーを選ぶことが、建物の価値と快適性を守る第一歩となります。