一戸建てのベランダ防水工事の費用相場は?工法別の単価と安くするコツ
2026/02/18
「ベランダの床がひび割れてきた」「色あせが気になるけれど、防水工事っていくらかかるの?」
一戸建てにお住まいの方にとって、ベランダの防水工事は建物を守るために欠かせないメンテナンスのひとつです。 しかし、いざ工事を検討しようとすると、費用の相場が分かりにくく、どの工法を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
放置してしまうと雨漏りや建物内部の腐食につながるおそれがあるため、適切なタイミングで対処することが大切です。
この記事では、一戸建てのベランダ防水工事にかかる費用の目安を工法別に解説するとともに、費用に影響する要因や安く抑えるためのポイント、業者選びの注意点までまとめました。
防水工事を検討中の方が、安心して判断できるよう分かりやすくお伝えします。
目次
一戸建てのベランダ防水工事にかかる費用の目安
一戸建てのベランダ防水工事にかかる費用は、工法や面積、劣化の程度によって大きく変わります。
一般的な目安としては、3〜10平米程度のベランダで約4万〜20万円ほどが相場といえるでしょう。まずは全体の費用感を把握してから、工法ごとの違いを確認していくのがおすすめです。
ここでは、費用の全体像を解説します。
ベランダ防水工事の費用相場一覧
下記の表で、一戸建てのベランダにおける工法別の費用目安をまとめています。
| 工法 | 1平米あたりの単価 | 一戸建て(約5〜10平米)の費用目安 | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|---|
| FRP防水 | 約4,000〜8,000円 | 約5万〜15万円 | 約10〜15年 |
| ウレタン防水 | 約3,000〜7,000円 | 約4万〜12万円 | 約10〜13年 |
| シート防水 | 約3,500〜8,000円 | 約5万〜12万円 | 約10〜15年 |
| トップコート塗り替え | 約1,000〜2,500円 | 約1万〜5万円 | 約5〜7年 |
※上記は材料費・施工費を含む目安です。下地の状態や地域によって変動します。
なお、ベランダの面積が小さい場合でも、職人の人件費や交通費は一定額かかるため、最低施工費として約5万〜8万円程度が設定されていることがあります。
平米単価だけでなく、総額で確認することが大切です。
トップコート塗り替えだけで済むケースもある
ベランダの劣化が軽微であれば、防水層の改修までは必要なく、表面のトップコートを塗り直すだけで対応できる場合があります。
トップコートとは、防水層を紫外線や摩耗から守るために最表面に塗られている保護塗料のことです。防水層そのものに問題がなく、表面の色あせや軽い摩耗だけが見られる段階であれば、このトップコートの塗り替えだけで十分なケースが多いといわれています。
この場合、費用は約1万〜5万円程度に抑えられることが一般的です。
定期的にトップコートを塗り替えておくことで、防水層そのものの寿命を延ばす効果も期待できるため、コストパフォーマンスの高いメンテナンス方法といえるでしょう。
一戸建てのベランダ防水工事の費用を左右する要因
同じ一戸建てのベランダ防水工事でも、見積もり金額に差が出ることは珍しくありません。
費用が変動する理由にはいくつかの要因があり、事前に理解しておくことで、見積もりの内容をより正確に判断できるようになります。
ここでは、ベランダの防水工事の費用に影響する主なポイントを解説します。
ベランダの面積と形状
施工面積が広いほど材料費や人件費が増えるため、費用は高くなる傾向があります。
一戸建てのベランダは一般的に3〜10平米程度ですが、L字型やコの字型など複雑な形状をしている場合は、施工の手間が増えるぶん追加費用がかかることがあります。
また、排水溝まわりや立ち上がり部分(床面から壁に向かって立ち上がる箇所)の処理は特に丁寧な施工が求められるため、こうした箇所が多いベランダでは費用がやや高めになることを想定しておくとよいでしょう。
既存の防水層の劣化状態
防水層がまだ健全な状態であれば、既存の防水層の上から新しい防水層をかぶせる「カバー工法」で対応でき、費用を抑えやすくなります。
一方、下地まで傷んでいる場合は、既存の防水層を撤去してから施工し直す必要があるため、費用が約1.5倍ほど増える可能性があります。
下地の木材や合板が腐食しているケースでは、下地そのものの補修費用も加わるため、さらに高額になることがあります。
劣化が進む前に対処することが、結果的に費用を抑えるポイントです。
足場の有無と追加工事
2階以上にあるベランダでは足場を設置する必要がある場合があり、足場代として約3万〜10万円が別途かかることがあります。
ただし、外壁塗装や屋根工事と同時に行えば、足場の設置費用を共有できるため、トータルの費用を節約できる場合があります。
そのほか、排水口(ドレン)の劣化が進んでいる場合は交換が必要となり、1箇所あたり約1万〜3万円ほどの追加費用が発生することが一般的です。
見積もりを取る際は、こうした付帯工事の費用も含まれているか確認しておきましょう。
依頼する業者の種類
ベランダの防水工事は、依頼先によっても費用が変わります。
| 依頼先 | 特徴 | 費用傾向 |
|---|---|---|
| ハウスメーカー | 保証が手厚い反面、中間マージンが発生しやすい | やや高め |
| リフォーム会社 | 窓口が一本化される利便性がある | 中程度 |
| 外壁塗装業者 | 塗装と同時施工でコストを抑えやすい | 中程度 |
| 防水専門会社 | 専門知識と技術力が高く、自社施工が多い | 比較的安め |
ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼した場合、実際の施工は下請けの防水業者が行うことが多く、仲介手数料が上乗せされる傾向があります。
費用を抑えたい場合は、防水専門会社や自社施工を行う業者に直接依頼するのもひとつの方法です。
一戸建てで選ばれるベランダ防水工事の種類と特徴
ベランダの防水工事の種類にはいくつかの工法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
一戸建ての場合はFRP防水やウレタン防水が多く採用されていますが、建物の構造や予算に応じた選択が大切です。
ここでは、主な防水工法の特徴と費用の違いをまとめました。
FRP防水|一戸建てのベランダで最も多い工法
FRP(繊維強化プラスチック)を塗り重ねて防水層をつくる工法です。
2000年代以降に建てられた木造住宅では、ベランダ防水の約9割がFRP防水を採用しているともいわれており、一戸建てにおいては最もポピュラーな工法といえます。
硬化が早く工期が約1〜2日と短いことが大きな特徴で、軽量なためベランダへの荷重負担が少なく、強度も高いため日常的な歩行にも十分耐えられます。
デメリットとしては、紫外線に弱いため約5年ごとにトップコートの塗り替えが必要なことが挙げられます。
また、塗膜が硬く伸縮性がないため、木造住宅のように建物の動きが大きい構造では、地震などの揺れでひび割れが生じやすい点にも注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1平米あたり) | 約4,000〜8,000円 |
| 耐用年数 | 約10〜15年 |
| 工期 | 約1〜2日 |
| 向いているベランダ | 一般的な戸建ての小〜中規模のベランダ |
ウレタン防水|複雑な形状にも対応しやすい工法
液状のウレタン樹脂を何層か塗り重ねて防水層を形成する工法で、リフォーム時によく選択されます。手塗りで施工するため、ベランダの形状や素材を問わず対応できる汎用性の高さが最大の特徴です。
既存の防水層の上からかぶせて施工できるケースが多く、撤去費用を抑えられるのもメリットといえるでしょう。柔軟性があるため、建物の動きにも追従しやすく、ひび割れが起こりにくい傾向があります。
一方で、乾燥に時間がかかり工期が約3〜7日と長めになる点や、仕上がりの品質が職人の技術に左右されやすい点はデメリットとして押さえておきたいところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1平米あたり) | 約3,000〜7,000円 |
| 耐用年数 | 約10〜13年 |
| 工期 | 約3〜7日 |
| 向いているベランダ | 複雑な形状や既存防水のリフォーム |
シート防水|広めのベランダに向いた工法
塩化ビニール製やゴム製の防水シートを貼って防水層を形成する工法です。工場で生産されたシートを使用するため品質が安定しやすく、耐候性にも優れています。製品によってはトップコートが不要な場合もあります。
広い面積の施工に向いている一方で、凹凸が多いベランダや複雑な形状の場所には不向きです。一戸建てではやや採用例が少なく、鉄骨系住宅の広めのバルコニーなどで使われるケースが見られます。
シートの継ぎ目や端部の処理には高い技術が求められるため、施工業者の経験と実績が仕上がりに大きく影響します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1平米あたり) | 約3,500〜8,000円 |
| 耐用年数 | 約10〜15年 |
| 工期 | 約1〜3日 |
| 向いているベランダ | 平坦で面積が広めのベランダ |
工法選びに迷ったときの判断基準
新築から初めてのベランダ防水改修であれば、もともと施工されている工法と同じもの(多くの場合はFRP防水)で施工するのが一般的です。
予算を重視したい場合はウレタン防水、広くて平坦なベランダにはシート防水が候補になります。
いずれの工法でも、最終的には現場の状態を業者に確認してもらったうえで相談して決めるのが安心です。
一戸建てのベランダ防水工事が必要なタイミングと劣化のサイン
一戸建てのベランダ防水工事は、耐用年数だけを目安にするのではなく、実際の劣化症状を確認することが重要です。
早い段階で対処すれば軽微な補修で済みますが、放置すると雨漏りや建物内部への被害に発展するおそれがあります。
ここでは、ベランダの防水工事を検討すべき代表的な劣化のサインを解説します。
- 色あせ・変退色 ── トップコートの劣化が始まっている状態です。この段階で塗り替えれば費用を最小限に抑えられます。
- ひび割れ(クラック) ── トップコートだけのひび割れであれば軽度ですが、防水層にまで達している場合は早急な対応が必要です。
- 膨れ・浮き ── 防水層の下に水分や空気が入り込んでいるサインで、放置すると剥がれに進行します。
- 水たまりができる ── 排水不良や床面の勾配の問題が考えられ、防水性能の低下が疑われます。
- 雨漏り ── ベランダ直下の部屋で天井にシミが見られる場合、防水層の破損がかなり進んでいる可能性が高い状態です。
これらの症状は段階的に進行するのが一般的です。
軽度な色あせの時点で気づいて対処できれば、大がかりな工事を避けられるケースが多いといえるでしょう。
防水工事を先延ばしにするリスクとは
防水層の劣化を放置してしまうと、その下にある下地の木材や合板にまで水分が浸透し、腐食が進行します。
こうなると防水層の改修だけでは済まず、下地の交換を含む大規模な補修工事が必要となり、費用が数十万円規模に膨れ上がることも珍しくありません。
さらに、雨漏りが室内にまで及んだ場合は、天井や壁の内装補修費用に加えて、カビの除去費用なども発生します。
結果的に、早期にメンテナンスしていれば数万円で済んだものが、何倍もの出費につながってしまうのです。
「まだ大丈夫」と思わず、定期的にベランダの状態をチェックする習慣をつけることが、費用を抑えるうえで最も効果的な方法です。
一戸建てのベランダ防水工事の費用を安くする方法
ベランダの防水工事は決して安い工事ではありませんが、いくつかのポイントを押さえることで、費用を適正な範囲に抑えることが可能です。
ただし、過度なコストカットは仕上がりや耐久性に悪影響を及ぼす場合もあるため、品質とのバランスを意識することが大切です。
ここでは、一戸建てのベランダ防水工事にかかる費用を抑えるための具体的な方法をまとめました。
複数の業者から相見積もりを取る
防水工事の費用を抑えるための第一歩は、複数の業者から見積もりを取ることです。最低でも2〜3社から見積もりを取れば、適正価格の目安が見えてきます。
見積もりを比較する際は、金額だけでなく「工法」「使用材料」「工程」「保証内容」がそれぞれ明記されているかも確認しましょう。
同じ条件で比較できるよう、依頼時に工法や希望する仕様を揃えておくとスムーズです。
なお、極端に安い見積もりには注意が必要です。材料の品質を下げていたり、必要な工程を省いていたりする可能性があるため、「なぜこの金額なのか」を確認することが大切です。
外壁塗装や屋根工事と同時に施工する
外壁塗装や屋根塗装とベランダの防水工事を同時に行うと、足場の設置費用を1回分にまとめられるため、トータルの費用を節約できます。
足場代は約3万〜10万円程度かかることが多いため、これを共有できるメリットは大きいといえるでしょう。
築10〜15年のタイミングでは外壁塗装と防水工事の実施時期が重なることが多いため、まとめて検討するのが効率的です。
劣化が軽い段階で早めにメンテナンスする
トップコートの塗り替えだけで済む段階で対処すれば、約1万〜5万円程度の出費に抑えられます。
防水層そのものの改修が必要な段階まで放置してしまうと、費用が約10万〜20万円以上かかるケースも想定されます。
一般的には「5年ごとのトップコート塗り替え」「10〜15年ごとの防水層メンテナンス」が推奨されています。
この周期を守ることで、ベランダの防水性能を長く維持しながら、長期的な出費を抑えることにつながります。
自社施工の業者を選ぶ
先述のとおり、ハウスメーカーやリフォーム会社を経由すると中間マージンが発生しやすくなります。
防水専門会社や自社施工を行っている塗装会社に直接依頼すれば、そのぶんのコストを削減できる可能性があります。
ただし、安さだけを基準に業者を選ぶのは避けたいところです。実績や保証内容も含めて総合的に判断しましょう。
一戸建てのベランダ防水工事のDIYはおすすめできる?費用とリスクを比較
「費用を抑えるために、ベランダの防水工事を自分でやってみたい」と考える方もいるかもしれません。
結論としては、トップコートの塗り替え程度であればDIYも不可能ではありませんが、防水層の施工には専門的な技術と知識が求められるため、プロに任せるのが安心です。
ここでは、DIYと業者依頼の費用やリスクの違いを解説します。
| 項目 | DIY(トップコート塗り替え) | 業者依頼(トップコート塗り替え) | 業者依頼(防水層改修) |
|---|---|---|---|
| 費用目安 | 約5,000〜15,000円 | 約1万〜5万円 | 約4万〜20万円 |
| 工期 | 約1〜5日 | 約1日 | 約1〜7日 |
| 仕上がりの品質 | ばらつきが大きい | 安定している | 安定している |
| 保証 | なし | あり(業者による) | あり(業者による) |
費用だけを見るとDIYのほうが安く済みますが、仕上がりの品質や持続性、万が一のリスクを考慮すると、業者に依頼するほうが長い目で見てお得になるケースが多いといえるでしょう。
DIYで対応できる範囲と費用の目安
DIYで対応できるのは、基本的にトップコートの塗り替えのみです。しかも、防水層に目立った劣化がなく、状態が良好なベランダに限られます。
材料費としては、トップコート用の塗料・ローラー・養生テープ・プライマーなどを含めて約5,000〜15,000円程度が目安です。
ホームセンターなどでベランダ用の防水塗料セットが販売されているため、道具をそろえること自体は難しくありません。
ただし、既に防水層にひび割れや膨れといった劣化症状がある場合は、DIYでは根本的な対処が難しいため、速やかに専門業者へ相談することをおすすめします。
DIYによるベランダ防水には、以下のようなリスクがあります。
- 施工不良により、1年以内に塗装が剥がれてしまう可能性がある
- 塗料の飛散で隣家の外壁や車を汚損し、弁償が必要になるケースがある
- 下地処理や塗布量の判断を誤ると、かえって防水性能が低下する
- FRP防水に使用される材料の中には発火リスクがあるものもあり、取り扱いに専門知識が求められる
- 失敗した場合のやり直し費用がかさみ、結果的に最初から業者に依頼するより高くつくことがある
特に注意したいのは、DIYでの失敗後にプロへ依頼すると、既存のDIY施工を剥がす「ケレン」作業が必要になる場合がある点です。
この追加工程により、通常の業者施工と比べて約5万〜10万円ほど費用が上乗せされることもあります。
一戸建てのベランダ防水工事で失敗しない業者の選び方
一戸建てのベランダ防水工事で後悔しないためには、信頼できる業者選びが欠かせません。
防水工事は専門性が高く、外壁塗装とは異なる知識や技術が求められる分野です。
安さだけで選ぶと施工不良のリスクが高まるため、いくつかのチェックポイントを押さえて判断することが大切です。
ここでは、防水工事の業者を見極めるためのポイントを解説します。
防水工事の実績が豊富かどうか
防水工事と外壁塗装はそれぞれ専門分野が異なります。「塗装」という共通点はあるものの、使用する材料や施工方法、求められるノウハウは大きく違います。
防水工事の施工実績が十分にある業者を選ぶことが、仕上がりの品質を左右する重要なポイントです。
ホームページなどで施工事例の写真やビフォーアフターを公開している業者であれば、技術力を判断する材料になります。
見積もり内容が明確かどうか
「一式○○円」のようなざっくりとした見積もりではなく、工法・使用材料・工程・数量がそれぞれ個別に記載された見積書を出してくれる業者が信頼できます。
内訳が不明確な見積もりの場合、本来必要な工程が省略されていたり、あとから追加費用を請求されたりするリスクがあるため注意しましょう。
メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか
どの工法にもメリットとデメリットがあります。
「この工法が一番安いですよ」とだけ勧めてくる業者よりも、「この工法にはこういうデメリットもありますが、お宅のベランダにはこちらが適しています」と現場の状況を踏まえた提案をしてくれる業者のほうが誠実といえるでしょう。
保証内容とアフターフォロー
防水工事の保証期間は業者によって異なりますが、一般的には5〜10年の保証がつくことが多いようです。
保証の対象範囲や条件、施工後に不具合が出た場合の対応体制、定期点検の有無なども事前に確認しておくと安心です。
一戸建てのベランダ防水工事の流れと工期の目安
防水工事を初めて依頼する方にとっては、工事がどのような手順で進むのかイメージしにくいかもしれません。
一般的な一戸建てのベランダ防水工事は、現地調査から施工完了まで数日〜1週間ほどで終わるケースがほとんどです。
ここでは、工事の基本的な防水工事の流れと、工法ごとにかかる日数の目安を解説します。
防水工事の一般的な施工手順
- 現地調査・見積もり(依頼後、約1〜2週間以内)
- 養生・清掃(高圧洗浄などでベランダの汚れや苔を除去)
- 下地処理(ひび割れの補修や、必要に応じて既存防水層の撤去)
- プライマー(下塗り材)の塗布
- 防水層の施工(FRP・ウレタン・シートなど選択した工法で実施)
- トップコートの塗布
- 点検・完了確認・引き渡し
施工中はベランダに立ち入ることができなくなるため、洗濯物を干す場所の確保など、事前に準備しておくとスムーズです。
工法別の工期の目安
| 工法 | 工期の目安 |
|---|---|
| FRP防水 | 約1〜2日 |
| ウレタン防水 | 約3〜7日 |
| シート防水 | 約1〜3日 |
| トップコート塗り替えのみ | 約1日 |
※天候や下地の状態によって前後することがあります。特にウレタン防水は乾燥に時間を要するため、梅雨時期や冬場は工期がやや長くなる傾向があります。
一戸建てのベランダ防水工事や費用に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、一戸建てのベランダ防水工事や費用に関するよくある質問をいくつかまとめました。
- マンションのベランダ防水工事と一戸建てでは費用に違いはありますか?
- マンションの場合はベランダが共用部分に該当することが多く、大規模修繕工事の一部として管理組合が費用を負担するのが一般的です。
一戸建ての場合は個人でメンテナンスを行うため、費用や業者選びを自分で判断する必要があります。
1平米あたりの費用に大きな差はありませんが、足場の要否や施工条件の違いによって総額が変わります。
- ベランダ防水工事に補助金や助成金は使えますか?
- 自治体によっては住宅リフォームに対する補助金制度が設けられており、防水工事も対象に含まれる場合があります。
制度の有無や適用条件はお住まいの市区町村によって異なるため、工事を検討する段階で自治体の窓口やホームページを確認してみるとよいでしょう。
- ベランダ防水工事に火災保険は使えますか?
- 台風や大雪、強風による飛来物など、自然災害が原因でベランダの防水層が破損した場合は、火災保険が適用されるケースがあります。
ただし、経年劣化による損傷は保険の対象外となるのが一般的です。
申請を検討する場合は、被害状況の写真をできるだけ早く記録し、保険会社に確認するとスムーズに進められます。
- ベランダ防水工事に適した季節はありますか?
- 春(3〜5月)や秋(9〜11月)は気温・湿度が安定しているため、施工に適しているとされています。
ただし、近年は硬化促進剤などの技術改良が進んでおり、冬場でも施工が可能なケースが増えています。
雨天時は施工できませんが、それ以外であれば基本的に一年中対応可能です。
- 防水工事中にベランダは使えなくなりますか?
- 工事期間中はベランダの使用が制限されるのが一般的です。
洗濯物を干すスペースとして日常的に使っている場合は、室内干しや浴室乾燥など代替手段を準備しておくと安心です。
使用できない期間は工法によって異なりますが、約1〜7日程度が目安となります。
一戸建てのベランダ防水工事の費用|まとめ
一戸建てのベランダ防水工事は、建物を雨水から守り、住まいの寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。
費用の目安を把握し、劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで対処することが大切です。
- ベランダ防水の費用は約4万〜20万円が目安
- FRP防水が一戸建てでは最も一般的
- トップコートの塗り替えだけなら約1万〜5万円
- 相見積もりと同時施工で費用を抑えられる
- 劣化が軽い段階での対処が最もコスパがよい
防水工事の費用は工法や面積、劣化の程度によって変動するため、「我が家の場合はいくらかかるのか」を知るためには、信頼できる業者に現地調査を依頼するのが最も確実な方法です。
複数社の見積もりを比較しながら、工法・費用・保証のバランスを見て判断することで、納得のいく防水工事につなげることができるでしょう。
まずは気になる劣化症状がないか、ご自宅のベランダの状態を確認してみることから始めてみてはいかがでしょうか。