シーリング材の種類と選び方|外壁・水回り別に徹底解説

2026/07/25

「外壁の目地にひび割れが出てきた」「シーリング材の種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」――そのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。シーリング材は建物の防水性・気密性を守るうえで非常に重要な材料ですが、シリコン系・変成シリコン系・ポリウレタン系など種類が多く、選び方を誤ると早期劣化や雨漏りにつながる危険があります。本記事では、シーリング材の種類ごとの特徴と用途、施工箇所別の選び方を、施工実績5,000件以上の新東亜工業が現場目線でわかりやすく解説します。マンションの大規模修繕から一般住宅のメンテナンスまで、適切なシーリング材選びにぜひお役立てください。

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シーリング材とは?建物を守る重要な充填材

シーリング材がどのような材料で、どんな役割を果たしているのかを理解することが、適切な種類選びの第一歩です。ここでは基本的な定義と役割、そしてよく混同される「コーキング材」との違いをわかりやすく解説します。

シーリング材の役割と基本的な仕組み

シーリング材とは、建物の外壁の目地・サッシ周り・屋根板金の継ぎ目など、あらゆる隙間に充填して防水性と気密性を確保するペースト状の建築材料です。充填直後はゴムのような弾力を持ち、建物の微細な伸縮や地震・台風による揺れに追従して隙間を塞ぎ続けるのが特徴です。

シーリング材が果たす役割は、単に「隙間を埋める」だけではありません。主に以下の4つの機能を発揮しています。

シーリング材の主な役割
  • 防水機能:外壁やサッシの隙間からの雨水浸入を防ぎ、内部への漏水リスクを抑える
  • 気密性の保持:外気やホコリの侵入を遮断し、断熱性・省エネ効果の向上に寄与する
  • 建物保護:水分・湿気の侵入を防ぎ、柱や梁などの構造材の腐食やカビの発生を防止する
  • 緩衝機能:建材同士の収縮・振動による衝撃を吸収し、クラックや破損の発生を軽減する

特に日本のように四季があり気温・湿度の変動が激しい環境では、建物の伸縮に柔軟に対応できるシーリング材の役割は非常に重要です。また、シーリング材は紫外線や雨風にさらされることで経年劣化するため、定期的な点検と打ち替えが欠かせません。シーリング工事の詳細はこちらもご参照ください。

シーリング材とコーキング材の違い

「シーリング材」と「コーキング材」は、現場でほぼ同じ意味で使われていますが、厳密には語源と使われる場面が異なります。シーリング(Sealing)はもともと「気密・水密を保持する行為」を指し、主に建物の外部・防水性が求められる部分に使われる表現です。一方、コーキング(Caulking)は木船建造の技術に由来し、「隙間を詰めて塞ぐ作業」を指す言葉で、室内の窓・ドア周りなど比較的小規模な施工に使われることが多い傾向があります。

ただし現在の建築現場では、「シーリング」と「コーキング」は実質的に同義語として扱われることがほとんどです。職人の年代や会社によって呼び方が異なるだけで、材料・施工方法に本質的な差はないと考えていただいて問題ありません。本記事では以降「シーリング材」に統一して解説します。

シーリング材の種類一覧|主成分別の特徴を比較

シーリング材は主成分の違いによって、いくつかの種類に分類されます。それぞれ耐候性・塗装性・密着性などの特性が異なるため、施工箇所に合わせた選定が建物の寿命を大きく左右します。代表的な4種類を詳しく解説します。

シリコン系シーリング材

シリコン系シーリング材は、耐久性・耐候性・耐熱性・撥水性に優れた、シーリング材の中でも特に高い基本性能を持つ種類です。硬化後はゴム状の弾力を保ち、ガラスやタイル、ホーローなどへの密着性が非常に高いことが特徴です。価格がリーズナブルで、プライマー(接着剤)なしでも施工できる場合が多く扱いやすい反面、硬化後にシリコンオイルが周囲に染み出して塗料がのらない「撥水汚染」を引き起こすため、外壁塗装を伴う箇所には使用できません。

シリコン系のメリット
  • 耐候性・耐熱性・耐水性が非常に高い
  • 価格がリーズナブルで入手しやすい
  • プライマーなしで施工できる場合が多い
  • 防カビタイプもあり、水回りに最適
×シリコン系のデメリット
  • 硬化後に上から塗装ができない
  • 周囲を撥水汚染するため、外壁目地には不向き
  • 汚れが付着しやすい

主な用途:お風呂・キッチンなどの水回り、屋根瓦の補修、ガラス回り

変成シリコン系シーリング材

変成シリコン系シーリング材は、シリコン系の高い耐候性とポリウレタン系の塗装適性を兼ね備えた種類で、外壁工事において最もよく使用されるシーリング材です。硬化後も上から塗装が可能で、サイディング・ALC・コンクリートなど幅広い下地への密着性に優れています。また「ノンブリードタイプ」(可塑剤が移行しにくいタイプ)が多く、塗装面を汚染しにくいのも大きな利点です。

ただしシリコン系と比較すると耐久性がやや劣り、施工時にプライマー処理が必要な場合があります。また「薄層未硬化現象」(薄塗り部分が硬化しにくい現象)が生じるケースもあるため、適切な充填深度の確保が重要です。

変成シリコン系のメリット
  • 硬化後に上から塗装が可能
  • 良好な耐候性・紫外線耐性を持つ
  • 幅広い下地材(サイディング・ALC・コンクリート・タイルなど)に対応
  • ノンブリードタイプは塗装面への汚染が少ない
×変成シリコン系のデメリット
  • シリコン系と比べ耐久性がやや劣る
  • プライマーが必要な場合がある
  • 材料コストがやや高め

主な用途:外壁(サイディング・ALC)の目地、サッシ回り、カーテンウォール目地、塗装仕上げが必要な箇所全般

ポリウレタン系シーリング材

ポリウレタン系シーリング材は、硬化後にゴムのような高い弾力性を持ち、動きの大きい目地への追従性に特に優れた種類です。コンクリートや金属への密着性が高く、塗装工事との相性もよいことから外壁・外装工事で幅広く使われています。材料の価格が比較的安価なのも特徴の一つですが、紫外線に弱く耐候性が低いため、露出部分への使用は塗装が前提となります。高温・高湿時に発泡するおそれがある点にも注意が必要です。

また、一般的なポリウレタン系には「ブリード」(可塑剤が移行して塗装面を汚染する現象)を引き起こすタイプがあります。外壁塗装と組み合わせる場合は、必ず「ノンブリードタイプ」を選定することが現場の鉄則です。

主な用途:外壁の塗装仕上げ目地、コンクリートのひび割れ補修、ALC板の目地充填

ポリサルファイド系・アクリル系シーリング材

ポリサルファイド系シーリング材は、接着性が安定しており表面の仕上げ性に優れるため、石材・タイルの目地などに使われるシーリング材の種類です。日本に最も古くから存在する弾性シーリング材の一つとして知られています。高温・高湿の環境では発泡するおそれがあることに注意が必要です。

一方、アクリル系シーリング材は水性タイプで取り扱いが容易なことが特徴です。塗装適性が高く施工費用も安価ですが、耐候性が低く水に触れる箇所には使用できません。硬化時に水分が揮発して体積収縮(肉痩せ)が起きやすいため、屋外の露出部分には不向きで、主に内装の目地・間仕切りなどに限定して使われます。

種類耐候性塗装性密着性主な用途
シリコン系◎ 非常に高い× 不可◎ 高い水回り・ガラス回り
変成シリコン系○ 良好○ 可能◎ 非常に高い外壁目地・サッシ回り
ポリウレタン系△ やや低い○ 可能(要塗装)○ 高い塗装仕上げ目地・ALC
ポリサルファイド系○ 良好○ 可能○ 安定石材・タイル目地
アクリル系× 低い○ 可能△ 多孔質向き内装目地・間仕切り

1成分形・2成分形の違いと選び方

シーリング材の種類は主成分による分類だけでなく、製品形態による「1成分形」と「2成分形」の区分も重要です。どちらを選ぶかは施工規模や硬化速度のコントロール性に関わります。

1成分形シーリング材の特徴

1成分形は、主にカートリッジ式の容器に入っており、コーキングガンに装填してそのまま使用できる種類です。硬化方法は主に「湿気硬化」(空気中の水分と反応して硬化)・「乾燥硬化」(含有水分や溶剤が蒸発して硬化)・「非硬化」(表面のみ酸化皮膜を形成)の3タイプがあります。事前に混合作業が不要なため、DIYや小〜中規模の補修工事に向いており、取り扱いが容易なのが最大の利点です。一般的な住宅のサッシ回りや水回りの補修など、比較的小規模な施工にはこちらが適しています。

2成分形シーリング材の特徴

2成分形は、主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで化学反応が起きて硬化する種類です。使用時には2液系コーキングガンや撹拌機が必要で、作業の手間はかかりますが、硬化速度のコントロールがしやすく、品質が安定しやすいというメリットがあります。大量施工でも均一な仕上がりを確保しやすいため、マンションの大規模修繕工事や建物全体のシーリング打ち替えなど、大規模・専門的な施工では2成分形が選ばれることが多いです。

1成分形・2成分形の使い分けのポイント

DIYや住宅の部分補修には取り扱いが簡単な「1成分形」が適しています。一方、マンションや大型ビルの大規模修繕など、施工面積が大きく均一な品質が求められる工事では、品質管理のしやすい「2成分形」が選ばれるのが一般的です。どちらも主成分の種類(シリコン系・変成シリコン系など)とは別の分類ですので、「変成シリコン系1成分形」「変成シリコン系2成分形」のように組み合わせて考える必要があります。

施工場所別|シーリング材の種類の選び方

シーリング材は種類の特性を理解するだけでなく、施工箇所の環境・素材との相性を考慮して選ぶことが極めて重要です。間違った種類を使用すると、早期剥離・汚染・雨漏りなどの重大なトラブルにつながります。コーキング・シーリング工事の詳細解説も合わせてご参照ください。

外壁(サイディング・ALC・コンクリート)への使用

外壁の目地は、直射日光・雨風・温度変化に常にさらされる過酷な環境です。そのため、外壁に使用するシーリング材の種類は「変成シリコン系(ノンブリードタイプ)」が第一選択となります。外壁塗装と同時に施工するケースがほとんどであり、塗料が上からのせられること・汚染が少ないことが必須条件となるからです。

窯業系サイディングの場合、ボード同士のつなぎ目(縦目地・横目地)に変成シリコン系または動きへの追従性に優れるポリウレタン系(ノンブリードタイプ)が使用されます。ALC(軽量気泡コンクリート)パネルは伸縮が大きいため、低モジュラス(低弾性)タイプで柔軟性の高い変成シリコン系が適しています。コンクリートのひび割れ補修にはポリウレタン系の密着力を活かすケースも多くあります。

なお、外壁にシリコン系シーリング材を誤って使用すると、周囲に撥水汚染が広がり、その後いくら塗装しても塗料がはじかれてしまいます。既存のシリコン系シーリング材が使われている箇所を打ち替える場合は、変成シリコン系に切り替えることが重要です。

サッシ・ガラス回りへの使用

サッシ(窓枠)とモルタル・コンクリートとの取り合い部分には、変成シリコン系が広く使用されています。塗装可能で幅広い下地への密着性に優れるため、外壁工事と同時施工がしやすいのが理由です。一方、ガラス面に直接シーリングする場合(ガラス同士の目地など)には、耐熱性・耐水性に優れたシリコン系が用いられることがあります。

サッシ周りのシーリングが劣化・剥離すると、そこから雨水が浸入し室内の雨漏りに直結するため、外壁工事の際には必ず専門家に確認してもらうことをおすすめします。目地幅が狭く見えても、内部で劣化が進行しているケースは珍しくありません。

水回り・屋根・その他への使用

お風呂・キッチン・洗面台などの水回りには、防カビ剤入りのシリコン系シーリング材が最適です。常時濡れる環境への耐水性が高く、カビの発生を抑制します。ただし塗装が不要な場所に限られますので注意が必要です。

屋根の板金(棟包み板金の継ぎ目など)には変成シリコン系が一般的に使われます。屋根も外壁と同様に紫外線・雨風にさらされる箇所であり、塗装との相性が求められるためです。タイル目地にはポリサルファイド系が表面仕上げ性の良さから選ばれることがあります。また、内装の間仕切り目地などコストを抑えたい室内の箇所にはアクリル系が活用されています。

現場目線で見るシーリング材選定のポイント

実際の施工現場では、カタログスペックだけでは判断できない選定のポイントがあります。施工実績5,000件以上を誇る新東亜工業が、現場で特に重要と考える2つのポイントをご紹介します。

塗装との相性「ノンブリード」を必ず確認

外壁塗装を伴う工事でシーリング材を選ぶ際、「ノンブリード(NB)タイプ」かどうかの確認は絶対に欠かせません。「ブリード」とは、シーリング材に含まれる可塑剤(柔軟性を出すための成分)が塗膜に移行し、塗装面が粘着性を帯びてホコリを吸い付けてしまう現象です。施工直後はきれいに仕上がっていても、1〜2年後に目地周辺が黒ずんで見た目が著しく損なわれることがあります。

ポリウレタン系や変成シリコン系にはノンブリードタイプとブリードタイプの両方が存在します。特に外壁塗装と組み合わせる際は、製品パッケージや仕様書に「NB」「ノンブリード」と記載されているものを必ず選ぶようにしましょう。費用を抑えようとして安価なブリードタイプを使うと、数年後に再施工が必要になり、かえってトータルコストが高くなる可能性があります。

耐用年数と費用対効果から考える材料選び

シーリング材の種類によって耐用年数の目安は異なります。一般的なシリコン系・変成シリコン系の耐用年数は10〜15年程度、ポリウレタン系は5〜10年程度とされています。近年は「オートンイクシード」のような特殊高耐久ポリマーを配合したポリウレタン系シーリング材も登場しており、期待耐用年数が大幅に向上した製品も選択肢に入れられるようになっています。

マンションの大規模修繕工事では、国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」に基づき、シーリングの修繕周期は一般的に10〜15年ごとが目安とされています。外壁塗装や防水工事と同時にシーリングの打ち替えも実施することで、足場費用を一度で賄えるため、トータルコストの削減につながります。「少し劣化しているが、次の大規模修繕まで待てばいい」とお考えの場合も、一度専門家に現状を確認してもらうことをおすすめします。

新東亜工業からのアドバイス

シーリング材の種類は豊富で、同じ「変成シリコン系」でも製品ごとに性能差があります。当社では現地調査で建物の素材・劣化状態・塗装の有無を確認したうえで、その建物に最適なシーリング材をご提案しています。不要な工事はお勧めしない誠実な姿勢で、お客様にとって費用対効果の高い修繕プランをご案内しますので、まずはお気軽にご相談ください。

シーリング材の劣化サインと交換のタイミング

シーリング材は紫外線・雨風・温度変化により経年劣化していきます。劣化を早期に発見し適切なタイミングで補修することが、建物を雨漏りや構造損傷から守る最善の方法です。防水コーキング工事の費用相場についても合わせてご確認ください。

こんな症状が出たら要注意

シーリング材の劣化は、目視で確認できるいくつかの症状として現れます。以下のような症状が見られる場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。

シーリング材の主な劣化症状
  • ひび割れ・亀裂:シーリング材の表面に細かいひびが入っている状態。硬化が進み弾力を失った証拠
  • 破断(中央割れ):目地の中央でシーリング材が切れてしまっている状態。雨水浸入の直接原因となる
  • 剥離:シーリング材が目地の側面(下地)から剥がれている状態。接着力が失われている
  • 肉痩せ:シーリング材が痩せてへこみ、厚みが足りなくなっている状態
  • 変色・黒ずみ:ブリード汚染やカビにより目地周辺が黒ずんでいる状態

築5〜10年以上経過している建物では、目視で問題がなくても内部の弾力が失われているケースがあります。定期的な専門家による目視点検を最低でも5年に1度は実施することを強くおすすめします。

打ち替えと打ち増しの違い

シーリング工事には大きく分けて「打ち替え(打ち直し)」と「打ち増し」の2種類があります。それぞれの特徴を正しく理解しておくことが、適切な工事の判断につながります。

打ち替え工事は、既存のシーリング材をカッターや専用工具で完全に除去した後、新しいシーリング材を充填する工法です。古い材料を根本から除去するため密着性が高く、施工品質が安定します。劣化が中程度以上の場合や、大規模修繕工事のような建物全体の補修では打ち替えが基本です。一方、打ち増し工事は既存のシーリング材の上から新しい材料を重ねて充填する工法で、劣化が軽微な場合や補修範囲が狭い場合に限定して行われます。費用は抑えられますが、既存材との密着不足が生じやすく耐久性は打ち替えに劣ります。

シーリング工事の施工手順(流れ)

シーリング工事がどのような手順で進められるのかを知っておくことで、工事内容の確認や業者との打ち合わせがスムーズになります。一般的な打ち替え工事の流れを以下のタイムラインでご確認ください。シーリング工事の流れと費用相場の詳細記事も合わせてご参照ください。

STEP1

既存シーリング材の撤去

カッターや専用工具を使い、古いシーリング材を丁寧に除去します。残留物が残ると新しいシーリング材の密着性が低下するため、完全に取り除くことが重要です。

STEP2

下地清掃・乾燥

目地内のゴミ・ホコリ・湿気を除去します。下地が汚れていたり湿っていたりすると、接着不良や膨れなどのトラブルの原因になります。

STEP3

養生(マスキングテープ貼り)

施工箇所の両側にマスキングテープを丁寧に貼り、シーリング材が周囲にはみ出さないよう保護します。仕上がりの美しさにも直結する工程です。

STEP4

プライマー塗布

下地とシーリング材の接着力を高めるため、専用のプライマーを均一に塗布します。プライマーの種類はシーリング材・下地の材質に応じて使い分けます。

STEP5

シーリング材の充填

コーキングガンにシーリング材をセットし、気泡が入らないよう目地に均一に充填します。気泡が残ると水の侵入経路になるため、丁寧に充填することが求められます。

STEP6

ヘラ仕上げ・養生撤去・乾燥

充填したシーリング材を専用のヘラで押さえ、表面を滑らかに均します。シーリング材が乾燥しきる前にマスキングテープを剥がし、その後十分に乾燥させて完了です。

シーリング工事は一見シンプルに見えますが、下地の状態確認・適切な材料選定・プライマー処理の精度など、仕上がりと耐久性を左右する専門的な判断が随所に求められます。DIYでの応急処置は可能ですが、長期的な防水性能を確保するためには、専門業者への依頼が最も確実です。

よくある質問(FAQ)

シーリング材の種類が多くてどれを選べばいいか分かりません。外壁には何が一番いいですか?
外壁には「変成シリコン系(ノンブリードタイプ)」が最もおすすめです。耐候性が高く塗装が可能で、サイディング・ALC・コンクリートなど幅広い外壁素材に対応しています。外壁塗装と同時に施工する場合は、必ず「ノンブリード」の表記がある製品を選びましょう。用途に迷った場合は、専門業者に現地確認を依頼するのが確実です。
シーリング材の耐用年数はどのくらいですか?
一般的なシリコン系・変成シリコン系シーリング材の耐用年数の目安は10〜15年程度、ポリウレタン系は5〜10年程度とされています。ただし、紫外線の当たり方・気温差・施工品質などによって大きく前後します。築10年を超える建物は一度専門家に点検してもらうことをおすすめします。
シーリング材とコーキング材は別物ですか?
現在の建築業界では実質的に同じ意味で使われることがほとんどです。厳密には語源が異なりますが、使用する材料・施工方法に本質的な差はありません。職人や会社によって呼び方が異なるだけですので、「シーリング」「コーキング」どちらで問い合わせても問題ありません。
打ち替えと打ち増しはどちらがいいですか?
基本的には「打ち替え(既存材の完全除去→新規充填)」の方が耐久性・品質ともに優れています。打ち増しは劣化が軽微な部分補修に限られ、既存材との密着不良が起きやすいデメリットもあります。大規模修繕工事や全面的なシーリング工事では、打ち替えを選ぶのが原則です。
マンションのシーリング工事はどのタイミングで行えばいいですか?
一般的には築10〜15年を目安に、大規模修繕工事と合わせてシーリングの打ち替えを行うのが効率的です。足場の設置費用を外壁塗装・防水工事と共有できるため、コスト面でも大きなメリットがあります。国土交通省の長期修繕計画ガイドラインでも同様のスパンが推奨されています。劣化が早い建物では10年未満でも対応が必要なケースがあるため、定期点検が重要です。

まとめ

本記事では、シーリング材の種類と選び方について詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。

この記事のまとめ
  • シーリング材は防水・気密・緩衝など多重の役割を持ち、建物の寿命を左右する重要な材料
  • 主な種類はシリコン系・変成シリコン系・ポリウレタン系・ポリサルファイド系・アクリル系の5種類
  • 外壁目地には「変成シリコン系(ノンブリードタイプ)」が最適。水回りには「シリコン系(防カビタイプ)」が向いている
  • 外壁塗装と同時施工の場合は必ず「ノンブリード」タイプを選ぶことが鉄則
  • シーリング材の耐用年数は10〜15年程度。築10年以上の建物は専門家による点検を推奨
  • 補修方法は「打ち替え」が原則。打ち増しは劣化が軽微な部分補修に限定される

シーリング材の種類と施工箇所の組み合わせを誤ると、数年後に再施工が必要になる可能性があります。「どの種類を使えばいいか迷っている」「建物のシーリングが劣化しているか確認したい」というお悩みをお持ちでしたら、ぜひ新東亜工業にご相談ください。創業16年・施工実績5,000件以上の経験から、建物の状態に合った最適なシーリング材をご提案します。中間マージンゼロの自社一貫施工で、余計なコストをかけずに高品質な工事をご提供します。無料見積もり・相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

シーリング工事に関するご不明な点は、シーリング工事サービスページもぜひご覧ください。また、大規模修繕・防水工事・外壁塗装など建物全体のメンテナンスについては、大規模修繕工事防水工事の各サービスページもご参照ください。

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