【個人オーナー様】神奈川県川崎市マンション 屋上防水工事 費用公開
2025/10/31
工事の全体像とポイント
神奈川県川崎市にあるマンションにて、屋上防水工事を行いました。施工期間は9日間、施工面積は約130㎡です。
既存防水層の劣化が進んでいたため、今回は重ね塗り(密着工法)ではなく、平場・立上りともに既存防水層をすべて撤去し、防水性能を根本から立て直す工事を実施しました。
工事は昇降用足場の設置から開始し、安全に配慮しながら作業を進めています。
防水層撤去後は、下地を保護、建物への漏水を防ぐために仮防水材を塗布し、入隅部分にはシール施工を行いました。
これにより、防水層の追従性を高め、ひび割れや漏水のリスクを抑えています。排水機能の改善を目的として、既存ドレンを撤去し改修用ドレンを設置しました。屋上防水では排水性能が重要であり、雨水の滞留を防ぐことで防水層の劣化を抑えることができます。
防水工法には、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法を採用しました。
脱気筒を設置することで、防水層下に残る湿気を外部へ逃がし、防水層の膨れを防止します。既存防水層を撤去した屋上や、築年数の経過したマンションに適した工法です。
通気緩衝シート施工後、ウレタン防水材を1層目、2層目と2回に分けて塗布し、膜厚を確保し継ぎ目のない防水層を形成しました。柔軟性と耐久性を兼ね備えた防水層に仕上げ、工事は予定通り9日間で完了しています。
今回の工事により、屋上防水性能が大きく向上し、将来的な雨漏りリスクを低減しました。
川崎市でマンションの屋上防水工事をご検討中の方にとって、参考となる施工事例です。
工事金額:190万円
仮設足場工事



■参考リンク:仮設工業会認定済足場材
防水工事
屋上
















■参考リンク:シーカジャパン株式会社
監修:一級建築士・一級建築施工管理技士 石川繁雄