【個人オーナー様】東京都八王子市ビル　外壁塗装工事　費用公開

2025/07/28

工事の全体像とポイント

東京都内にある地上4階建ての鉄筋コンクリート（RC）造ビルにて、外壁塗装工事を実施しました。施工期間は2025年6月中旬から7月中旬までの約1か月間で、建物の美観回復と防水性能・耐久性の向上を目的とした総合的な改修工事です。まず、安全かつ効率的な作業を行うために仮設足場を設置し、養生シートによって周辺環境にも配慮しました。その後、外壁に見られたひび割れや鉄筋爆裂については下地補修を実施し、塗装仕上げに適した下地を整えました。さらに、外壁目地やサッシ廻りにはシーリング工事を行い、劣化した既存シーリング材を撤去し、新たな材料を打ち替え、雨水の侵入を防止しました。加えて、高圧水洗浄により外壁全体の汚れやコケを除去し、その後の塗装や防水材がしっかりと密着するよう下処理を徹底しました。今回の防水工事は出窓の天端のみを対象とし、下地との一体化に優れたウレタン塗膜防水（密着工法）を採用。ウレタン塗膜防水の密着工法とは、液状のウレタン樹脂を下地面に直接塗布し、硬化させて防水層を形成する工法です。
下地と防水層が一体化するため、複雑な形状の部位でもシームレス（継ぎ目のない）防水層を作ることができます。出窓天端やバルコニー、屋上など比較的小規模な防水工事に多く採用されています。複雑な形状にも適応できる工法で、防水性能を確実に高めています。これらの工程により、建物は外観の美しさを取り戻すだけでなく、長期的に雨水や劣化から守られる仕様となりました。今回の施工によって、ビル全体の資産価値が向上し、入居者や利用者が安心して過ごせる環境を実現しています。