【企業様】東京都八王子市マンション　大規模修繕工事　費用公開

2025/07/10

工事の全体像とポイント

東京都八王子市にある鉄筋コンクリート（RC）造5階建てマンションにて、大規模修繕工事を実施しました。工期は2025年4月下旬から6月下旬までの約2か月間で、建物の美観回復と防水性能・耐久性の向上を目的とした総合的な改修工事です。まず、建物全体を仮設足場で囲い、安全性と作業効率を確保したうえで下地補修を行いました。タイル面はひび割れ部分を撤去しタイル貼替えや浮き補修を実施、既存塗装面についてはひび割れ補修・浮き補修・欠損補修・鉄筋爆裂補修を行い、健全な下地へと整えました。続いて、シーリング工事では既存シールをすべて撤去してタイル面は変成シリコンを、既存塗装面にはウレタンノンブリードを使用し新規に打ち替えを行い、外壁の防水性を確実に強化しました。洗浄工事では、タイル面に薬品洗浄と高圧洗浄を組み合わせて汚れや付着物を除去し、既存塗装面は高圧洗浄を行って塗装仕上げに適した清浄な表面を確保しました。仕上げ工事として、タイル面にはクリア塗装を施し既存の質感を活かしつつ保護性能を高め、鉄部・外壁の既存塗装面・雨樋にはシリコン塗料を、天井には通気型塗料用いて紫外線や風雨に強い仕上げとしました。さらに、防水工事では屋上・エントランス屋根・出窓天端に対してウレタン塗膜防水の密着工法を採用。ウレタン塗膜防水の密着工法とは、液状のウレタン樹脂を下地面に直接塗布し、硬化させて防水層を形成する工法です。
下地と防水層が一体化するため、複雑な形状の部位でもシームレス（継ぎ目のない）防水膜を作ることができます。出窓天端やバルコニー、屋上など比較的小規模な防水工事に多く採用されています。これらの工程により、マンション全体の美観・耐久性・防水性能が大幅に改善され、居住者の皆様にとって安心で快適な住環境を実現しました。