【個人オーナー様】東京都新宿区ビル 外壁塗装工事 費用公開

2025/07/08

工事の全体像とポイント

東京都新宿区にある5階建てのビルで、外壁修繕工事を行いました。工期は5月中旬から6月下旬までの約1か月半。今回のご依頼は、当社が近隣で大規模修繕工事を施工するにあたって、近隣のご挨拶に伺ったことをきっかけにオーナー様から直接ご依頼いただいたものです。地域密着で活動しているからこそ生まれたご縁であり、近隣での工事をきっかけに、ご依頼へと発展した施工です。工事はまず、安全に作業を進めるために仮設足場を設置することからスタートしました。足場は作業効率を高めるだけでなく、近隣や歩行者への安全を守る重要な役割も担っています。その後、外壁の下地補修に取り掛かりました。タイル面では浮き補修や貼替えを行い、剥落による事故を未然に防止。モルタル面では鉄筋爆裂補修、既存の塗膜脆弱部の補修を行い、内部から進行する劣化を抑えることで建物の寿命を延ばしました。次に、外壁の目地や開口部のシーリング工事を実施しました。タイル面には耐候性の高い変成シリコンを、モルタル面には柔軟性と耐久性に優れたウレタンノンブリードを採用。それぞれの下地に適した材料を選定することで、防水性を長期的に維持できる仕上がりを実現しました。続いて洗浄工事を行い、外壁全体を高圧洗浄で徹底的にクリーニングしました。長年蓄積した汚れやカビを除去することで、防水や塗装の密着性を高め、見た目の美しさも取り戻しています。塗装工事にあたっては、まず高圧洗浄で外壁や付帯部の汚れをしっかり落とし、塗料の密着性を高めました。その上で、既存の塗装部や雨樋、天井、鉄部といった箇所を丁寧に塗り替え、美観の回復と耐久性の向上を図っています。防錆効果や保護機能を備えた塗膜によって、外観が引き締まるだけでなく、長期にわたり安心してご使用いただける仕上がりとなりました。防水工事では、塔屋、屋上、5階ルーフバルコニー、4階ルーフバルコニーを対象に、ウレタン塗膜防水の密着工法を採用しました。密着工法は、既存下地にプライマーを塗布し、その上からウレタン樹脂を複数回重ね塗りして防水層を形成する工法です。下地と防水層が一体化するため、歩行や荷重に対して強度を発揮し、細かい部分や複雑な形状にも対応できます。一方で、下地に水分が残っていると膨れが生じるリスクがあるため、施工前には高圧洗浄後に十分な乾燥期間を確保し、その上で下地を補修し、プライマー塗布→ウレタン防水材の塗布(2層仕上げ)→トップコートという工程を丁寧に重ねています。下地の状態を丁寧に確認しながら施工したことで、安心して長く使える防水層に仕上がりました。近隣での工事をきっかけにいただいたご縁を大切に、外観と耐久性をしっかりとよみがえらせた施工事例です。

工事金額:750万円

仮設足場工事

■参考リンク:仮設工業会認定済足場材

下地補修工事

タイル貼替え

タイル浮き補修

鉄筋爆裂補修

■参考リンク:コニシ株式会社

シーリング工事

サッシ廻り(タイル面)

サッシ皿上

ドア廻り

■参考リンク:サンスター株式会社

洗浄工事

塗装工事

外壁(モルタル面)

天井

雨樋

ルーフバルコニー手摺り

■参考リンク:日本ペイント株式会社

防水工事

塔屋

屋上

ルーフバルコニー

■参考リンク:シーカジャパン株式会社

各種申請手続き

【道路使用】

■参考リンク:新宿警察署

■参考リンク:警視庁

【道路占用】

■参考リンク:新宿区役所

監修:一級建築士・一級建築施工管理技士 石川繁雄