塗装工事の種類は?塗料の特徴や選び方

大規模修繕

塗装工事の種類は?塗料の特徴や選び方

 

「始めて外壁塗装工事を行うので、どうやって業者に依頼すれば良いのか分からない…」というかたも多いようです。

 

そこで今回は、塗装工事の種類について解説していきます。

ポイントを抑えて塗装工事を行えば費用の節約になり、塗装の寿命の延びやすいでしょう。

 

塗装工事には、建物の見た目を良くするだけでなく、建物の寿命を延ばす役割もあります。

この記事を参考に、ぜひ外壁や屋根の塗装を検討してみてください。

塗装工事が必要な理由

 

塗装工事がなぜ必要か、次のような理由があります。

見た目を良くする

汚れた外壁を塗装し直すことで、見た目が新築時のように綺麗になります。

 

塗料の種類によっては、汚れが付きにくくなりますよ。(後述)

防水できる

防水性能を持つ塗料なら、雨漏りを防げます。

 

水や湿気に弱い木の外壁材が使われている場合などは特に、防水性能の高い塗料を使うのがおすすめです。

断熱できる

断熱性能を持つ塗料を使えば、建物に断熱性能をプラスすることも可能です。

 

ただし断熱性能を持つ塗料は高価な傾向があります。

そこで多くの市区町村の自治体が用意している助成金を申請するのがおすすめです。

断熱塗料を使った省エネリフォームの費用が安くなる可能性がありますよ。

塗装工事の種類

 

塗装工事には次の2種類があります。

 

  • 外壁塗装
  • 屋根塗装

外壁塗装

外壁塗装はその名の通り、建物の外側を構成する外壁を塗装することを言います。

 

通常、外壁はモルタルやサイディングで作られ、耐久性を保つためにはこれら両方に塗装が必要です。

また外壁塗装は、建物の見た目にも大きな影響を与えます。

 

ちなみに外壁にサイディングが使われている場合は製造過程で塗装が施されているので、新築ですぐに塗装が必要になることはありません。

屋根塗装

屋根の色を決めたり、屋根に防水性能を付加したりするのが屋根塗装です。

 

屋根塗装でメンテナンスが必要と言われているのは、金属屋根や化粧スレート屋根です。

定期的に塗装を施すことで、紫外線や風雨、サビや剥がれによるダメージから守られます。

外壁塗装に使われる塗料の種類

 

外壁塗装工事に使われる塗料には、次のようにさまざまな種類があります。

耐用年数や価格、特徴を比較することで、あなたにぴったりの塗料が見つかりますよ。

 

また塗料の費用は「1㎡あたりの価格×面積」で計算できます。

 

塗料の種類

耐用年数

1㎡あたりの価格

特徴

アクリル系塗料

4~7年

1,000~1,200円

軽量でリーズナブル。ただし紫外線に弱いので耐用年数は短め

ウレタン系塗料

6~10年

1,800~2,000円

アクリル系塗料よりも防水性がある

耐用年数は短めだが、値段が安いメリットがある

シリコン系塗料

8~10年

3,000円前後

最も多く使われているシリコン系塗料。費用と耐用年数のバランスが良い

フッ素系塗料

15~20年

3.500~4,500円

値段は高めだが、耐久性が高く汚れも付きにくい

無機系塗料

15~20年

5,500円前後

高価だが、耐久性や耐光性が高い。カビや苔の栄養になってしまう有機成分の含有量が少ない

光触媒系塗料

10~15年

5,000円前後

防汚性能が得られる。ただし施工できる業者は限られる

遮熱系塗料

15~20年

5,000~5,500円

熱を反射するので室内の温度が上がりにくい。自治体によっては省エネに関する補助金が受給される場合もあり

 

上記のように外壁塗装にはさまざまな塗料が使われていますが、どの塗料が良のか迷った場合はシリコン系塗料を選ぶのがおすすめです。

最もメジャーな塗料で、価格と耐久性のバランスが良いのが特徴です。

 

また家やマンションを建てる地域の特性に合った塗料を選ぶことも大切です。

例えば外壁の劣化が激しい海岸の近くにある家の場合、耐久性の低い塗料を使うとすぐに塗料が剥がれてしまうでしょう。

このようなケースでは、耐久性の高いフッ素系塗料などを使うのがおすすめですよ。

塗料の色の選び方

 

塗料の色によって、建物の雰囲気はガラッと変わります。

保護機能で選ぶ

紫外線や風雨から守って外壁の寿命を延ばしたい場合は、塗料の保護機能に注目して選びましょう。

 

ただし、耐候性や耐水性が増すほど塗料の値段も高くなります。

塗装工事では塗料の費用以外に人件費や足場設置費などもかかるので、予算を考えながら保護機能が高い塗料を選ぶようにしましょう。

防汚性能で選ぶ

塗料の中には、汚れがつきにくいものもあります。

防汚性能があると新築時の外壁の色を維持しやすくなります。

 

防汚性能のある塗料には、外壁を透明な膜でコーティングする「クリヤー塗料」や、太陽光を浴びることで汚れがつきにくくなる「光触媒系塗料」といったものが挙げられます。

外壁の種類に合わせて選ぶ

次のように、外壁の種類に合わせて塗料を選ぶことも大切です。

 

窯業系サイディング

コーキング部分を保護できる防水性能を持った塗料が良い。蓄熱するので遮熱系塗料がおすすめ

金属サイディング

傷が付くとサビが発生しやすい。防サビ性能を持つ塗料がおすすめ。弾力のある塗料は、塗膜が熱膨れを起こしてしまうのでNG

モルタル下地(リシン・スタッコ)

ひび割れや雨漏りが起こりやすい。防水性能のある塗料を使う。汚れも目立ちやすいので、防汚性能を持つ塗料もおすすめ

ALC(軽量気泡コンクリート)

吸収性高いので、防水性能が高い塗料を使うのがおすすめ

彩度や明度がワントーン少ないカラーを選ぶ

彩度(あざやかさ)や明度(明るさ)がワントーン低いカラーを選ぶのがポイントです。

カタログのサンプルでは「丁度いい」と思っても、外壁は広範囲に渡るのでカラーのインパクトが思ったより強くなってしまうことがあるのです。

 

ツヤ感も塗料によってそれぞれなので、可能なら試し塗りをするのが良いでしょう。

入居者のタイプで選ぶ

若者が多く入居するなら「明るめの色」、高齢者が入居する場合は「落ち着いた色」、といった具合に選びます。

入居者のタイプの合わせて色を選ぶことで、入居率アップが期待できます。

景観に合うデザインで選ぶ

好みの色だけでなく、近隣の景観も考慮しながら色選びをしましょう。

建物が悪目立ちすると近隣住民からの印象が悪くなるかも知れませんし、街並みに馴染んだおしゃれな感じを演出するのが難しくなる場合もあります。

外壁塗装の工法は?

 

外壁塗装の工法には、次の3種類があります。

 

  • 刷毛工法
  • ローラー工法
  • 吹付け工法

刷毛工法

刷毛(はけ)工法では、刷毛を使って塗料を塗ります。

細かい部分の施工に適していますが、広い面積を塗るのには不向きです。

ローラー工法

ローラー工法は、広い面積を塗るのに適しています。

反面、刷毛工法とは異なり細かい箇所への施工は難しいです。

吹付け工法

吹付け工法は、専用の道具を使って塗料を噴射します。

広い面積を一度に塗れますが、塗料が飛び散りやすいので、注意しながら施工を行なわなくてはなりません。

施工業者の選び方

 

塗装工事を行う業者の中には、手抜き工事を行うなど悪質な業者も存在します。

 

そこで、ここでは良い施工業者の選び方をご紹介していきます。

適正価格の業者を選ぶ

施工価格が極端に安かったり高かったりする業者には注意が必要です。

 

施工費用が安すぎる場合は手抜き工事が行われやすく、耐久性の低い塗料が使われたりする可能性が高くなります。

また施工費用が高すぎる場合も費用の負担が重くなるので、できる限り適正価格で塗装工事を行うことをおすすめします。

相見積もりを取って選ぶ

施工業者は複数の業者で見積もりを取り、費用や施工内容などを比較して選びましょう。

 

1社だけで見積りを取ると、その業者の良し悪しを判断する基準がないので、悪質業者に引っかかる可能性が高まります。

 

また相見積もりで同じくらいの価格を提示した業者同士は、以下のような項目同士を比較してみます。

 

  • 足場の設置
  • 高圧洗浄
  • 養生
  • 飛散防止ネット
  • コーキング
  • 下塗り・中塗り・上塗り
  • ごみ処理
  • 雑費

 

アフターフォローの内容を比較することも忘れずに行いましょう。

瑕疵保険に入っている業者を選ぶ

瑕疵(かし)保険に入っている業者を選ぶのも良いでしょう。

 

瑕疵保険とは、万が一施工に不備があった場合に、再工事の費用などを保証してくれる保険のこと。

施工業者の実績などから保険会社が審査して瑕疵保険に入れるかどうかを決めているので、瑕疵保険に加入している施工業者はある程度の信頼感があります。

 

ただし瑕疵保険の保険料は施主の負担になるので、必ずしも瑕疵保険に入る必要はありません。

塗装工事で良くある質問

 

塗装工事では、次のような質問が寄せられることが多いです。

自分で塗装工事を行うことは可能?

クオリティの高い塗装工事を行うには、プロの技術や経験が必要です。

自分で塗装工事を行うことは不可能ではありませんが、工事に慣れていない人が行うと塗装の耐久性が低下しがちです。

高所での作業は危険も伴いますので、プロの業者に頼むことをおすすめします。

過度の劣化で塗料が使えない場合は?

外壁の劣化が激しく塗料が使えない場合は、外壁の張替えや重ね張りが必要でしょう。

 

ただし塗装工事よりも費用がかかります。

できれば日頃のメンテナンスを重視して、なるべく塗装工事のみでメンテナンスできるようにしておきたいものです。

外壁塗装と屋根塗装は一緒に行うほうが良いって本当?

外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うのがおすすめです。

外壁塗装や屋根塗装を行うたびに足場を設置するのでは、余計なコストがかかります。

 

外壁塗装と屋根塗装のセットプランを用意している施工業者も多いので、ぜひ検討してみましょう。

まとめ

 

外壁塗装工事に使われる塗料にはさまざま種類があるので、「どんな機能があるか」「耐用年数はどのくらいか」「費用はいくらか」といったことを意識して選びましょう。

 

また定期的に塗装工事を行って建物を守ることで、資産価値も維持しやすくなります。

ぜひ相見積もりを行なって、安心して任せられる施工業者を見つけてみてくださいね。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。