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積水ハウスの外壁塗装の価格は?平均相場と失敗しない依頼方法

積水ハウスに外壁塗装の依頼を検討している方は、依頼するタイミング、価格はどのくらいかかるのかなど、疑問を持つことがあるでしょう。

また、積水ハウスに外壁塗装を依頼する際の注意点、価格を抑える方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこで、積水ハウスの外壁塗装の平均価格、塗装の際に気をつけたいこと、損をしないためのポイントを紹介します。

積水ハウスに外壁塗装を依頼するタイミング

新築時の塗料の効果は、サイディングでもモルタルでも5~7年で劣化しはじめます。

新築の場合、多くは初期コストを抑えるために価格が安い塗料を使用することもあり、塗料の効果が5年程度しかないケースも珍しくありません。

最初に、外壁塗装を依頼すべき状況、タイミングについて紹介します。

外壁やコーキングにヒビが入っている

外壁にヒビ割れや隙間が生じると、水が浸入して雨漏りを引き起こします。

建物内部の劣化を引き起こすため、早めに外壁塗装を依頼しましょう。

また、サイディング外壁の目地にはコーキング(シーリング)が使われており、コーキングにヒビ割れがある場合は塗り替えが必要なサインです。

太陽光が当たる場所では劣化しやすいため、定期的に専門業者に点検してもらいましょう。

コケやカビが生えている

壁に生えたコケやカビの根が内部にまで浸透すると、建物の劣化につながります。

特に、色がくすんで見える場合は注意が必要です。

なお、コケやカビが生えている場合は、すでに防水機能が低下しているため、補修やクリーニングだけではなく塗り替えが必要になるでしょう。

カビやコケは湿った状態であり、繁殖した外壁の劣化を早めます。

カビやコケは家の外観を悪化させるだけでなく、放置しておくと外壁の寿命を縮めるため、早めに外壁塗装を依頼しましょう。

チョーキング現象が起きている

建物の壁を触ったときに、手に白い粉が付く場合は注意が必要です。

チョーク現象と呼ばれるもので、建物の立地条件にもよりますが、塗装後約5~8年で起こります。

チョーク現象を放置すると壁や建物内部の劣化を引き起こし、大規模な修繕が必要になるため注意が必要です。

積水ハウスの外壁塗装にかかる平均価格

積水ハウスに外壁塗装を依頼した場合の費用は、約110万円~160万円です。

平均的な外壁塗装の費用は約90万円~140万円であり、積水ハウスの外壁塗装は比較的高額であることが分かります。

積水ハウスをはじめハウスメーカーが建造する住宅は、他の一戸建て住宅に比べて大きくなる傾向があります。

また、素材によっては特殊な塗料を使用する場合もあるでしょう。

建物の規模が大きければ塗装面積も増え、塗装する材料によっては追加料金が必要になり、結果的に合計塗装価格が上がります。

そのため、積水ハウスの外壁塗装は、他の住宅に比べて価格が高いと感じるでしょう。

なお、積水ハウスに限らず、「ハウスメーカーだから」という理由で特別な追加料金が発生することはありません。

積水ハウスの外壁塗装の費用が割高な理由

 一般的な外壁塗装と比較して、なぜ積水ハウスは割高なのでしょうか。

主な理由を3つ紹介します。

仲介手数料がかかる

積水ハウスに外壁塗装を依頼した場合、施工は積水ハウスグループ会社の積水ハウスリフォーム株式会社が行います。

また、積水ハウスリフォームから、提携している工務店に塗装工事を依頼する流れです。

つまり、積水ハウスと積水ハウスリフォームの間に仲介手数料が発生するため、工務店に直接依頼するよりも価格が割高になります。

オリジナル塗料が高価格

積水ハウスのオリジナル塗料を選択すると、価格が高くなります。

しかし、積水ハウスに依頼するからという理由で、オリジナル塗料の選択が必須ではありません。

積水ハウスのオリジナル塗料とは、エスケー化研の「セラミック塗料」です。

同じ塗料は市販されていませんが、他のメーカーからも同じような仕上がりのセラミック塗料が発売されています。

積水ハウスの施工にこだわりたい場合を除き、一般塗装業者への依頼を検討するのもよいでしょう。

4度塗りよる人件費と材料費

基本的に外壁塗装は3回塗りが多いですが、積水ハウスの外壁は3回塗りの後、さらに追加で1回塗ることで防水性と防汚性を高めています。

通常の外壁塗装よりも重ね塗りが必要なため、人件費も材料費も高くなり、結果的にコスト高になるのです。

しかし、重ね塗り施工による高品質な仕上がりを期待できることがメリットだといえるでしょう。

メンテナンスを推奨される

外壁の塗料には数種類ありますが、いずれの外壁材も経年劣化します。

そのため、性能を保つためには定期的な点検と、メンテナンスが欠かせません。

想定していた塗装以外のメンテナンスを提案されるため、結果として割高になることがあります。

積水ハウスの外壁塗装の費用を安くする方法

春や秋は塗装工事を実施しやすく、業者への依頼も増えます。

そのため、比較的空いている夏や冬に塗装を依頼し、価格を交渉する方法が有効です。

また、複数の業者に見積もりを依頼することで、約3万円~10万円の節約が期待できます。

相見積もりを取ると、各業者が依頼を取ろう価格を下げるため、全体的に見積もり価格が下がることが理由です。

相見積もりで節約できる金額は工事費の5~10%程度であり、戸建住宅の平均的な外壁塗装の価格に当てはめると3万円~10万円の節約効果があります。

スムーズに比較できるよう、相見積もりを取る際は、塗装する箇所や使用する塗料を統一しましょう。

外壁塗装を依頼する業者のチェックポイント

外壁塗装を依頼する場合、慎重に業者を選ばなければなりません。

外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際のチェックポイントを紹介します。

積水ハウスの施工事例が豊富

積水ハウス以外の業者に依頼する場合は、すべての施工実績だけでなく、積水ハウスの施工実績を確認しましょう。

積水ハウスは、他メーカーにはない施工方法があるため、施工実績のある業者であればスムーズかつ安心です。

見積もりを依頼する業者に、積水ハウスの施工実績はあるか、施工した建物の写真を見られるかなどを確認しましょう。

見積りの内訳が明瞭

見積書の数量欄に単位や数字がなかったり、「セット」と表示されている数字や単位が多すぎる場合は注意が必要です。

塗装面積が正しく表示されているか、軒天の面積と単位が確認できるかなど、詳細をチェックしたうえで、不明な点は必ず問い合わせましょう。

保証やアフターメンテナンスがある

外壁塗装は、工事中だけではなく、工事完了後も重要です。

アフターメンテナンスと、保証の有無は必ず確認しましょう。

例えば、工事完了後も定期的にアフター点検の案内がある、適切な保証期間を設けている業者だと安心です。

積水ハウスの外壁塗装でよくある質問

屋根も粗糖すべきか、雨漏りを防ぐ効果はあるのかなど、外壁塗装に関連した疑問を持つ方も多いでしょう。

最後に、外壁塗装についてよくある質問を紹介します。

屋根の塗装は必要?

長期間屋根の塗装をしていない場合は、屋根塗装も必要です。

薄い塗膜を放置していると、雨や紫外線から屋根を守ることができません。

塗装による保護がないまま屋根が劣化すると、建物内部に水が浸入し、建物全体の劣化を招きます。

柱や壁など建物の基礎となる部分が傷むと、修繕に多額の費用がかかるため注意しましょう。

塗装で雨漏りは防げる?

外壁塗装では、表面に塗膜を作り、防水性を上げて雨漏りを防ぐことが可能です。

ただし、外壁塗装のみでは、外壁の雨漏りは直りません。

外壁塗装の目的のひとつは、外壁の防水性を高めることです。

外壁に使用されるモルタルやサイディングは水に弱く、雨や雪、湿気などによって外壁に水がしみ込むことがあります。

すでに雨漏りが発生している場合、雨水が外壁を貫通して室内に侵入しているということです。

雨漏りをしている状況で外壁表面に防水加工となる塗装をしても、ひび割れや穴は補修されず、雨漏りは直せません。

外壁は内部の構造が複雑なため、雨漏りしている箇所を明確にすることが難しい分野です。

そのため、雨漏りをしている、もしくは完璧に雨漏りを防ぎたい方は、補修技術のみではなく、検査をする知識や技術がある業者を選びましょう。

外壁塗装依頼の際は相見積もりを取ろう

積水ハウスの外壁塗装は、工務店へ直接依頼をするよりも価格高い傾向にあります。

しかし、依頼する時期、塗料の種類によっては価格を抑えることが可能です。

また、複数社の見積もりを取り、価格を比較すると大幅な節約効果が期待できます。

積水ハウスの外壁塗装を検討している方は、価格相場を理解したうえで相見積もりを取って業者を厳選しましょう。

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