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マンション大規模修繕工事での玄関ドア工事やサッシ交換について|補修内容と費用相場を解説

マンションの大規模修繕工事において、玄関ドア交換を実施すべきか悩む管理組合は少なくありません。玄関ドアは共用部分として扱われ、経年による腐食や劣化が進行すると、建物の資産価値低下を招く可能性があります。

玄関ドアの内側の塗装剥がれや、サッシの不具合など、様々な症状が出てきたら修理や補修を検討する時期かもしれません。しかし、ドア交換の費用は決して安くないため、実施の判断には慎重な検討が必要です。

本記事では、マンションの大規模修繕工事における玄関ドアの補修や交換について、工事が必要なケースや費用の相場、さらに最適な実施時期まで、管理組合員やオーナーの皆様に役立つ情報を詳しく解説します。

大規模修繕について解説

大規模修繕とは、マンションやビルなどの集合住宅において、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、屋上の防水工事や設備の劣化など、建物全体の劣化を防ぎ、修繕するために行われます。建物全体の劣化を防ぎ、長期的な安全性と快適性を維持するために行われる大規模な修繕工事です。通常、10年から20年ごとに計画され、外観の美観を保つだけでなく、建物の構造や設備の性能を向上させることを目的としています。

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マンション大規模修繕で玄関ドアの工事が必要なケース

玄関ドアに傷やサビ、開閉の不具合がある場合は、大規模修繕の際に工事対象に含めるのがよいでしょう。

マンションの玄関ドアに工事が必要なケースとして、以下が挙げられます。

  • 塗装が剝がれている
  • サビが発生している
  • 断熱性・遮音性が低い
  • スムーズに開閉できない
  • 鍵やドアの老朽化による防犯上の不安

玄関ドアは各部屋の顔になる部分です。その部分の劣化を放置すれば、部屋の印象が悪くなります。

また、見た目が悪い玄関は、マンションの景観にも影響を与えるため、入居率と資産価値、それぞれの低下を招く恐れがあります。

大規模修繕は、外壁や屋根、内部配管など建物の寿命に影響する場所と共用部分を中心に工事をしていきますが、場合によっては玄関ドアの修繕も行います。

上記で挙げたケースに玄関ドアの状態が当てはまっている場合は修繕が必要です。

玄関ドアの区分所有権は「共用部分」

玄関ドアの所有権は、内側が専有部分外側は共用部分という扱いにあります。

そのため、玄関ドアの外側に劣化・損傷・不具合がある場合は、外側は共用部分にあたるので、管理者側が修繕を行う必要があります。入居者が個人の判断で外側の修繕を行うことはできません。

マンション大規模修繕で玄関ドアの工事方法

マンションの大規模修繕で行われる玄関ドアの修繕内容は、大規模修繕の回数ごとに異なります。

というのも、築年数によって玄関ドアの劣化具合が異なるからです。具体的には以下の内容で工事が行われます。

  • 大規模修繕1回目(築12年目)…表面部分の補修
  • 大規模修繕2回目(築24年目)…ドアノブや付属部品の交換・補修
  • 大規模修繕3回目(築36年目)…玄関ドアの交換

玄関ドアの状態に応じた修繕・補修を行うことが重要です。

ここでは、玄関ドアの工事内容や、工事の工法を紹介します。

大規模修繕工事で玄関ドアの工事内容

玄関ドアの工事内容を、大規模修繕の回数ごとに詳しく紹介していきます。

大規模修繕1回目

1回目の大規模修繕は築12年目に行われます。

このときの玄関ドアは、開閉など機能に関する劣化や不具合は起きていませんが、傷やサビがある場合が多いのです。そのため、表面についた傷・サビの補修を行います。

見た目が悪ければ、トップコート塗装や本塗装が必要です。

傷やサビをそのままにしておくと、ドア全体の腐食につながります。

そのため、補修作業を行い、必要に応じてトップコートの塗り替えを行います。

玄関ドアの寿命を延ばすためには、玄関ドアの状態を十分に把握し、適切な処置を施すことが大切です。

居住者の許可がとれた場合は、内側の修繕も同時に行うのがよいでしょう。

大規模修繕2回目

2回目の大規模修繕は築24年目に行われます。このとき、ドアノブや付属部品の不具合が起こり始めるため、これらの交換・修理が必要になります。

ドアノブや付属品にサビが発生すると、鍵が回りにくくなったり、鍵穴に鍵が入りにくくなったりします。開けづらいドアはクレームの元になりやすいです。

ただ、ドアノブや付属品を交換する際は、居住者にその旨を伝える必要があります。通達は忘れずに行いましょう。

大規模修繕3回目

築36年目に行う3回目の大規模修繕では、玄関ドアを交換することが多いです。

新しい玄関ドアに交換することで外観や機能性が向上し、マンションの資産価値の維持や向上が期待できます。

ただし、交換工事中はドアを開けたままにするため、居住者の承諾が必要です。

大規模修繕工事で玄関ドア工事の工法

以下の3つあります。

  • カバー工法
  • ドア交換工法
  • 引き抜き工法

それぞれの方法について詳しく説明します。

カバー工法

カバー工法とは、既存の枠の上に新しい枠をかぶせ、玄関ドアを取り付ける工法です。

既存の枠を利用するため、比較的工期が短く、枠の撤去費がかかりません。すぐに玄関ドアを交換したい場合におすすめの工法です。

しかし、カバー工法で玄関ドアを修繕する場合、新しい枠を取り付けたときに玄関ドアの強度が下がるリスクがあります。

ドアを新しい建材新建材に交換するわけではないため、玄関ドアの強度は既存の枠に影響されます。

そのため、経年劣化が著しい玄関ドアにはカバー工法による施工は不向きです。

ドア交換工法

ドア交換工法は、既存の枠を残し、ドアのみを新しいものに交換する工法です。ドアチェンジ工法とも呼ばれています。

既存の枠を再利用するため、短期間で工事が完了します。また、カバー工法よりも費用は安いです。

ただ、既存の枠の劣化が著しいと見栄えが悪くなる上、枠の大きさにあったドアしか選べないため、デザインの幅は狭くなってしまうでしょう。

引き抜き工法

引き抜き工法は、既存の枠やドアをすべて撤去し、新品のドアに取り替える工法です。コアラッコ工法とも呼ばれています。

ドアを一新する工事なので、費用が高く、他2つの工法に比べると工期は長めです。しかし、見た目や機能性は向上します。玄関ドアの劣化が激しい場合や、大規模修繕で建物の資産価値を高めたい場合に取り入れると良いでしょう。

マンション大規模修繕の玄関ドア工事にかかる費用相場

玄関ドアの修繕に必要な金額は、劣化の程度によって異なります。

玄関ドアの大規模修繕の平均的な費用は以下の通りです。

玄関ドアの工事内容費用相場(1戸あたり)
付属金物取替えおよび塗装工事3万円〜
交換工事20万円〜

上記の金額はあくまでも目安であり、ドアの大きさ、材質、機能などによって費用は異なります。さらに戸数によっては莫大な費用が必要になります。

大規模修繕の見積もりを取る際には、玄関ドアの修繕費用についても聞いておくとよいでしょう。

また、長期修繕計画の策定や見直しを行う場合は、3回目の大規模修繕で玄関ドアの交換を視野に入れた予算を立てることが重要です。

マンション大規模修繕の玄関ドア工事内容の選び方

大規模修繕の場合、ただ玄関ドアを新しいものに交換すればいいというわけではありません。

玄関ドアの修繕修理を成功させる大切なポイントを5つ、紹介します。

性能の高さ

気密性や遮音性など、玄関ドアの性能が高いものを選ぶのがおすすめです。

玄関ドアから外の声や足音が聞こえると、住みにくい部屋になります。

また、ドアの気密性が低いとエアコンの効きが悪くなります。

性能が高いドアは住環境の満足度が上がるポイントの1つになるため、玄関ドアを選ぶ際は、性能の高さもチェックしましょう

耐衝撃性の強さ

地震の多い日本では、衝撃に強い玄関ドアがおすすめです。

大地震で玄関ドアの枠が歪んでしまい、部屋から出られなくなった事例が報告されています。

築年数が古いマンションの場合は、特に注意が必要です。

衝撃に強い玄関ドアを選んで地震に備えましょう。

防犯性の高さ

玄関ドアは、防犯性も重要です。

オートロックやピッキング対策が可能な玄関ドアを選択すれば、居住者も安心して暮らせるでしょう。

特にエントランスがオートロックではないマンションは、誰でも各階に入ることができるため、防犯性に優れた玄関ドアの導入するのがおすすめです。

耐震性能の高さ

いざという時に備えて、耐震性能の高さも重要なポイントです。

地震が起きると、玄関ドアが変形し、部屋に閉じ込められることがあります。

耐震ドアであれば、地震が起きてドアが変形しても開閉が可能であり、室内に閉じ込められることによる二次災害のリスクを減らすことができます。

バリアフリー

介護や介助が必要な方や高齢者が多く住んでいるマンションでは、バリアフリーの玄関ドアの導入を検討してみましょう。

開閉しやすいレバーハンドルやプッシュタイプのドアがおすすめです。

玄関ドアのバリアフリーリフォームで考えたいポイントは次のとおりです。

  • 段差をなくす
  • スロープや手すりの設置
  • 靴を脱ぐ・履く時に座れるスペースを設ける
  • 車椅子でも出入りしやすいつくりする
  • 雨の日に滑りにくい床材に変える

マンション大規模修繕の玄関ドア工事のトラブル

玄関ドアは居住者の生活に直結するため、大規模修繕の工事対象になった際にトラブルが起こることがあります。

ここでは、玄関ドア工事で起こりうるトラブルとその解決法を紹介します。

玄関ドアの交換を拒否された場合

大規模修繕で玄関ドアを交換する場合、事前にすべての部屋から居住者の了承を得る必要があります。

分譲マンションの場合は住民説明会などで丁寧にドア交換の必要性を説明するのがよいでしょう。

ただ、居住者から玄関ドアの交換を拒否される場合があります。様々な事情から室内に他人を入れたくない人が多いようです。

一部屋だけ玄関ドアの工事をしないわけにはいかないので、工事を拒否された場合を想定した対応をマンションの管理会社や修繕委員会内で話し合っておくとよいでしょう。

新しい鍵の受け渡し

大規模修繕で玄関ドアを交換する場合、新しい鍵の受け渡し方法を決めておきましょう。

居住者のライフスタイルによっては、管理人の勤務時間内に鍵を渡すことができない場合もあります。

原則として、新しい鍵は区分所有者に渡さなければなりません。

やむを得ず代理人や隣人に預ける場合は、委任状を準備してもらう必要があります。

居住者に新しい鍵の受け渡し方法を事前に伝えておくことで、玄関ドアの工事がスムーズに行えるでしょう。

大規模修繕工事でよくある質問

ここでは大規模修繕工事に関する質問について回答します

Q

大規模修繕工事の期間はどのくらいかかりますか?

A

大規模修繕工事の規模や建物の状態によりますが、およそ3ヶ月〜4ヶ月程度かかることが多いです。

Q

工事中の生活にどんな影響がありますか?

A

足場の設置やメッシュシートで覆うため、室内が少し暗くなることがあります。また、塗装や防水作業時には洗濯物が干せないなどの制限があります。

Q

バルコニーやベランダの利用はどうなりますか?

A

バルコニーやベランダの壁面塗装や床面の防水作業時には、使用が制限されることがあります。

Q

工事期間中、エアコンは使えますか?

A

基本的には通常通り使用できますが、場合によっては一時的に使用が制限されることもあります。

Q

大規模修繕での工事の騒音や臭気はどうなりますか?

A

塗装の臭気やドリルの騒音、粉塵などが発生することがありますが、できるだけ負担を軽減するよう配慮しております。

Q

大規模修繕工事に対する費用が不足する場合はどうすればよいでしょうか?

A

できるだけ早い時期に長期修繕計画に基づき積立金を見直し、資金不足にならないようにするのが最善です。実際に資金が足りないことが判明した場合には、時期をずらしたり、工事の範囲を見直したり、一時金の徴収や借入の可能性を探ったりと、様々な方法で計画を調整できます。ご予算に応じて資産価値を損なわないベストなプランをご提案いたします。

Q

修繕工事の前に現地調査が必要なのはなぜですか。どういうことを行うのですか?

A

築年数、周囲の環境や場所によって劣化の度合いは異なりますので、各部の劣化状況を把握し、適切な修繕方法を見極めるためには現地調査が欠かせません。外壁タイルの浮きやコンクリートの中性化、鉄部の錆など、部位ごとに幅広くチェックします。

Q

大規模修繕工事の費用相場は一般的にいくらですか?

A

大規模修繕工事の費用について一般的な相場としては、1戸あたり約100万円前後が目安です。マンション全体の規模が大きい場合には、修繕費用が1億円を超えることもあります。また、マンションの劣化が激しい場合や、質の高い塗装を希望する場合には、さらに費用が高くなることがあります。

マンション大規模修繕玄関ドア工事まとめ

マンション大規模修繕の玄関ドア工事について解説しました。

まとめると、

  • マンションの玄関ドアは資産価値を左右する
  • 玄関ドアの交換や機能を高める工事が必要
  • ドアの性能は防犯のために重要
  • 外壁や屋上と違い玄関ドアは居住者の生活に直接関わる

玄関ドアの修繕や交換の際には、居住者に工事内容を丁寧に説明することが大切です。

大規模修繕の際には、外装や屋根だけでなく玄関ドアも修繕することで、資産価値の維持・向上を図りましょう。

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