4 min

外壁塗装を塗り直してもらうことは可能なのか?外壁塗装に納得いかなかった場合はどうなるか疑問を解決!

外壁塗装は塗り直してもらうことは可能なのか?

外壁塗装を塗り直してもらうことができるのか?

外壁を塗り直してもらうことは可能ですが、もちろん塗り直してもらえない場合もあります。

消費者が塗り直しを考える場合は以下のことが考えられます。

  • 塗られていないところがある(塗り漏れ)
  • 塗った塗料の膜(塗膜)が均一になっていない(塗りムラ)
  • お願いした色と違う
  • 塗装が剥がれてきた、ふくれている(外壁の塗膜がふくれている)
  • 錆が出てきた

このような症状は施工後に分かる場合と期間をおいてから分かる場合が存在します。

明らかな塗りムラなど塗装業者に落ち度がある場合は塗り直しをお願いすることができる可能性が高いです。

詳しい内容を次に説明していきます。

外壁塗装を塗り直してもらえる条件とは?

前述で説明した塗り直しを考える場合は塗り直しができる可能性が高いです。

ここでは、症状別に詳しく説明していきます。

塗られていないところがある(塗り漏れ)

塗られていないところがある場合は、塗り直ししてもらえる可能性があります。

塗り残しが考えられる場所は、エアコンの室外機の裏や軒下の裏など目につきにくい場所や塗りにくい場所が多いです。

塗り残しは目立ちますし、その部分の劣化は早く進行していきます。

塗り直しを発見したときは、早急に業者へ連絡する最善の方法として外壁塗装時に施工されている足場が解体される前に問い合わせるのがよいでしょう。

塗った塗料の膜(塗膜)が均一になっていない(塗りムラ)

外壁塗装は特別な塗装方法でない限り、均一に塗装をする場合が多いです。

塗りムラは、目で見て分かりやすい不具合であるため美観はとても悪く見えます。

塗りムラが考えられる原因として、下塗りが不十分だったことや塗りムラを抑えるための上塗りが施されていなかったことが考えられます。

このような、塗り残しは業者の怠慢や職人の経験不足が考えられますので、すぐに塗り直し交渉をしましょう。

お願いした色と違う

業者と打ち合わせした色と違う色に塗装された場合は、塗り直し交渉をしましょう。

業者が間違ってしまったことも考えられますが、塗装時には気づかなかったが塗装が乾いたらイメージと違ったということも考えられます。

カタログのイメージと、塗装時のイメージが違う可能性がありますので、気づいた場合は早急に業者に問い合わせてください。

塗装が剥がれてきた、ふくれている(外壁の塗膜がふくれている)

外壁塗装が劣化してくると、塗装が剥がれたり膨れたりするのを見かけることが多いのではないでしょうか?

しかし、塗装して数年しか経過してないにもかかわらず、このような症状が見られることは施工不良が考えられます。

症状が起こる原因として以下のことが考えられます。

  • 下地処理が不十分だった
  • 下塗り材が不足していた
  • 外壁材と塗料の相性が悪かった
  • 乾燥時間が足りなかった
  • 湿度が高い日に塗装した
  • 外壁にひび割れや反りがあって雨が浸水している

これらが原因になり塗装が剥がれたり膨れたりします。

この現象を発見した場合は早急に業者に連絡しましょう。

錆が出てきた

塗装が施された外壁に錆が出てくる場合があります。

経年劣化の他に錆が出てくる原因として、金属の外壁に使用される下地塗りに使用される防腐剤がおこなわれていないことが考えられます。

しかし、注意が必要な場合として「もらい錆」という現象が考えられるので注意です。

もらい錆とは、周辺にあった金属製品に発生した錆が付着して、錆が広がる現象をいいます。

こちらは、施工不良にはならないため慎重に見極めましょう。

以上のような症状は、塗り直しが交渉できるものになります。

参考にして交渉しましょう。

外壁塗装を塗り直してもらえない場合

外壁塗装の不具合を感じたときに塗り直しを希望したいと思いますが、必ずしも全て塗り直してもらえるものではなく、要望が通らない場合も存在します。

ここでは、塗り直してもらえない場合について説明していきます。

イメージしていた色と施工後の色が違うとき

外壁塗装が完了したときに、施工状況を確認してみるとイメージと違うことが考えられます。

その場合は、イメージと違うという理由で塗り直しを希望した時は希望は通らないと思った方がよいでしょう。

カラーシミュレーションで見た色と家に塗装された色の見た目が違う

カラーシミュレーションで見た塗料やカタログで見た塗料は本物と同じわけではありません。

施工中に見た目が違うことに気が付けば、業者に相談して作業をストップすることができます。

しかし、施工が完了してしまうと新たに契約が必要になる可能性が高いです。

どうしてもやり直したい場合は追加費用を支払う必要あり

外壁塗装が終了した場合に、色合いに納得いかないことがあるかもしれません。

そんな時は、業者の責任にはならず顧客の責任になってしまいます。

このような場合は塗り直しには別途費用が発生してしまいます。

以上のようなことを防ぐためには、慎重な打ち合わせが必要となります。

塗り直しを防ぐポイント

外壁塗装はやり直しにならないようにしなくてはなりません。

ここでは、塗り直しにならないために以下のポイントを抑えておいてください。

  • イメージ違いがないようにシミュュレーションを行う
  • アフターケアの内容を確認
  • 契約前にしっかり塗装する範囲を確認する
  • 外壁塗装工事の知識をつけ、チェックする
  • 工事完了前に塗りムラや塗り残しの気になる場所がないか確認する
  • 気になることはすぐに業者に相談する
  • 業者の説明について記録を取っておく、書面を出してもらう
  • トラブルの際に証拠になるので写真を残しておく

以上のようなポイントを抑えておけば、塗り直しトラブルを防ぐことが出来ますよ。

外壁の剥がれは保証の範囲内であれば塗り直しが可能

外壁塗装に限らず、あらゆる工事で施工不良が起こる可能性はあります。

悪徳業者ではない限り、外壁塗装の工事保証を業者は準備しています。

保証内容は、業者によって内容は違いますが理解しておくために、ここで確認をしておきましょう。

保証の範囲

外壁塗装の塗り直しには、塗り直しができる範囲が設定されています。

外壁塗装の塗り直し範囲は、一般的に塗装の剥離や膨れなどです。

これはあくまでも一般的な例ですので業者に問い合わせておきましょう。

保証の年数

保証の年数は、塗装されてから塗り直しできる保証年数です。

保証の年数の設定は、使用されている塗料の種類によって違います。

以下の塗料を例に出しますので確認していきましょう。

  • ウレタン塗料…0年~3年程度
  • シリコン塗料…3年程度~5年程度
  • フッ素塗料…7年程度~10年程度
  • 無機塗料…7年程度~10年程度

保証の対象外となる免責事項を把握しておく

塗装業者は、前述で説明してきた通り保証を準備していますが、保証の範囲に対して免責になる事例も準備していることも確認しておきましょう。

以下で紹介する内容が一般的な免責事項になります。

  • 火災や天災などの不可抗力が生じた場合
  • 不適当な管理による不具合が生じた場合
  • 人為的な原因による不具合の場合
  • 工事した業者以外が補修をした場合

主に免責事項にあたるのが、天災や火災などが発生した場合になります。

外壁塗装の塗り直しは費用がかかるのか?

業者のミスによる場合は業者負担でやり直しできる

塗装の塗り直しは、業者が明らかにミスを犯した場合や、業者に非がある場合に頼むことが可能になります。

しかし、悪徳業者に当たってしまった場合は対応してもらえない場合がありますので、優良業者を選定することが鍵になってきます。

どちらの過失かわからない曖昧な場合のやり直しは施主負担

外壁塗装の施工不良が業者と施主間で責任の範囲が曖昧な場合は、施主が塗り直し費用を負担しなければならない可能性が高いです。

軽微なムラや、完了したが納得がいかなかったなどの場合は塗り直しは不可能と考えましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

外壁塗装は、高額な費用が必要になるため失敗したくない工事です。

これまで説明した中で重要になってくるのは業者ではないでしょうか?

きちんとしたイメージを持たせてくれるか、打ち合わせを綿密にしてくれるかなど業者選定をする際のポイントはたくさんあります。

今回の記事を参考にしていただき、失敗しない外壁塗装工事にしていきましょう。

関連記事
公式サイト