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屋根や屋上防水工事の単価費用はいくら?価格相場や種類などについて

屋上防水の施工単価を知りたい人

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屋上防水工事は、建物やマンションの雨漏り対策として欠かせません。特に陸屋根の場合、適切な防水処理が重要です。しかし、工事の費用や価格の相場はさまざまな要因で変動します。

シート防水やウレタン防水など、種類によって単価が異なり、見積もりの内容も変わってきます。この記事では、屋上防水工事の種類別の相場や単価、工事内容について詳しく解説します。

適切な防水工事の選び方や、費用を抑えるコツなども紹介するので、工事を検討している方は必見です。

屋上防水工事の種類と特徴

屋上防水工事の種類は、代表的なものとして次の4つが挙げられます。

表:屋上防水工事の種類

防水工事の種類特徴耐用年数
ウレタン防水・現在の防水工事の主流・建物の動きや熱膨張にも対応8年〜12年
シート防水・長期的に防水が施される・メンテナンスは基本不要10年〜13年
FRP防水・防水層は軽量だが強靭・仕上がりがキレイ7年〜10年
アスファルト防水・水密性に優れた防水層・仕上げのバリエーションが豊富15年〜20年

屋上防水工事の種類と特徴1.ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を主成分とする防水材料を施工し、屋上や壁面などの表面を保護する方法です。

現在の防水工事では、ウレタン防水がもっとも採用されており、多くの建物で使用されています。

強靭で耐候性に優れており、屋外の環境にも適しています。

柔軟性があり、建物の動きに対応することができ、施工が比較的容易です。

ウレタン防水は、屋上やバルコニー、テラスなどの水がかかる場所だけでなく、地下室や浴室などの湿気が高い場所にも適しています。

ただし、ウレタン防水は施工時に均一な厚みで施工することや、適切な下地処理を行うことが重要です。

施工不良が発生すると防水性能が著しく低下し、防水効果が発揮されないこともあります。

防水工事で迷ったらウレタン防水でという方も多いですが、施工が容易であることを理由に悪徳業者が勧めるのも多いので注意が必要です。

悪徳業者に騙されないよう、しっかり見積もりを確認するなどして対応しましょう。

屋上防水工事の種類と特徴2.シート防水

シート防水は、ゴムシートや塩化ビニルシートを下地に貼って防水する方法です。

施工は比較的容易で、形状が異なる箇所や曲がった面の施工にも適しています。

シートのメリットを活かして、摩耗や劣化に強いのも選ばれる理由の一つです。

ただし、施工時は専用の接着剤が必要であり、場合によっては熱処理も行われることがあります。

また、表面が平らであることがシート防水の条件であり、凹凸のある表面に施工するのは不向きであるといえるでしょう。

屋上防水工事の種類と特徴3.FRP防水

FRPとは強化プラスチックの一種であり、耐候性や腐食にも強い防水材料です。

また、軽量でありながら十分な強度を有しており、建物の負荷にも耐えられます。

しかし、FRP防水の施工は難易度が高く、実績が十分な業者に依頼しないと仕上がりがひどいことになるケースもあります。

紫外線に弱いのが難点で、長時間紫外線を浴び続けるとひび割れなどの劣化症状を引き起こす可能性が高いです。

FRP防水は、ほかの防水材と比べて高価なので、選ぶ際には費用対効果を考慮しておきましょう。

屋上防水工事の種類と特徴4.アスファルト防水

アスファルト防水は、シートにアスファルトを染み込ませたものを重ね張る防水方法です。

防水工事で使用された歴史が長く、防水工事が必要になり始めた頃は主流の防水方法でした。

他の防水材よりも耐用年数が長く、コストパフォーマンスも高いのもメリットといえます。

ただし、アスファルト防水の施工は、専門的な技術と知識が必要です。

正確な手順と適切な材料で施工することが求められます。

また、アスファルトは燃えやすく、有害なガスを発生させる可能性があるため、熱工法で施工する場合は周囲の火災対策を万全にしておくことが重要です。

屋上防水工事の種類別単価

屋上防水工事の種類別に単価相場をテーブルでまとめました。

見積もりに記載されている金額が、下記の表の範囲内であるか確認しておきましょう。

もし、単価相場よりも高い請求額となった場合は、悪質なぼったくりにあっていると思った方が良いでしょう。

表:屋上防水工事の種類別単価相場

防水工事の種類単価相場
ウレタン防水約6,000円〜8,500円/㎡
シート防水約4,000円〜8,000円/㎡
FRP防水約6,000円〜9,000円/㎡
アスファルト防水約5,000円〜8,000円/㎡

屋上防水工事の工法別単価

屋上防水工事の単価は、工法の種類によっても変わってきます。

各工法の単価相場を下記の表にまとめました。

表:屋上防水工事の工法別単価相場

防水工事の種類工法の種類単価相場
ウレタン防水密着工法約4,000円〜5,500円/㎡
メッシュ工法約3,500円〜5,000円/㎡
通気緩衝工法約5,000円〜6,500円/㎡
シート防水機械固定工法約4,500円〜6,000円/㎡
密着工法約4,500円〜6,000円/㎡
FRP防水密着工法約6,000円〜9,000円/㎡
アスファルト防水トーチ工法約5,000円〜8,000円/㎡
熱工法約3,000円〜5,000円/㎡
冷工法約3,000円〜5,500円/㎡

業者から取った見積もりに記載されている単価が、相場よりも高い場合は注意しましょう。

また、工事の内訳にどのような工程が含まれているのかも知っておくのが大切です。

屋上防水工事の内訳および単価相場

防水工事以外にも必要な工程は多々あります。

それぞれの工程ごとに単価相場を下記の表にまとめました。

表:防水工事の内訳と単価相場

工事内容単価相場
高圧洗浄約200円〜300円/㎡
下地処理・ケレン約200円〜300円/㎡
下地補修約200円〜300円/㎡
改修用ドレン設置約15,000円/個
脱気筒設置約15,000円/個
廃材処分費約10,000円〜30,000円/式
管理費約10,000円〜30,000円/式
諸経費(荷下ろし代など)約10,000円〜30,000円/式
人件費約10,000円〜20,000円/人
足場設置(必要な場合)約700円〜900円/㎡

採用する工法によって単価は変わってきますが、一般的な内訳は上記の通りです。

屋上防水工事の単価を把握する見積書のチェックポイント

屋上防水の見積書でチェックが必要なポイントは以下の通りです。

  • 施工箇所
  • 防水材料
  • 施工費用
  • 保証期間
  • 追加費用

上記の内容が見積書にしっかりと記載されているか確認しておきましょう。

また、見積書は複数の業者から相見積もりを取ることで施工費用の比較ができるのでおすすめです。

屋上防水工事の施工箇所

屋上全体を施工するのか、一部だけを修繕するのかによって金額が全然違います。

 施工範囲がどこからどこまでと明確になっているか確認しましょう。

屋上防水工事で使う防水材料

使用する防水材料の名称が明記されていることはもちろん、その防水材料が適切なものであるかについても重要なポイントです。

防水材料の選択を間違えると、防水効果が得られないことがあります。

屋上防水工事にかかる施工費用

屋上防水の費用は、材料費や人件費、設備費などから算出されます。

適正な価格であるか、他の業者と比較して検討しましょう。

屋上防水工事後の保証期間

保証期間は、施工業者によって異なります。

長期の保証期間が設けられている業者は、品質の高い施工が期待できるでしょう。

保証期間が長いということは、それだけ防水効果が持続するということです。

屋上防水工事で発生する追加費用

施工中に予期せぬ事態が発生した場合、追加費用が発生することがあります。

追加費用に関する取り決めが明確であることが重要です。

防水工事でよくある質問

Q

防水工事の種類にはどんなものがありますか?

A

主な防水工事の種類には、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水などがあります。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあり、適した場所や耐用年数も異なります。

Q

防水工事の費用はどのくらいかかりますか?

A

工法や使用する材料、建物の状態によって異なりますが、一般的には1㎡あたり4,000円〜7,000円程度が相場です。

Q

工事の期間はどのくらいかかりますか?

A

工法や天候、建物の規模によりますが、通常は数日〜1週間程度で完了することが多いです。

Q

工事中の生活にどんな影響がありますか?

A

騒音や臭気が発生することがありますが、できるだけ負担を軽減するよう配慮しております。また、バルコニーや屋上の使用が一時的に制限されることがあります。

Q

防水工事のタイミングはいつが良いですか?

A

一般的には10年〜15年ごとに定期的なメンテナンスが推奨されています。また、ひび割れや雨漏りが発生した場合は早急に工事を行うことが重要です。

屋上防水工事の単価まとめ

ここまで、屋上防水工事の単価について解説してきました。

屋上防水工事の費用は、種類や工法によって異なります。

また、単価についてはあくまで一般的な相場ですので、実際の見積もりと比較することが重要です。

見積もりを取る時は、複数の業者から相見積もりを取って比較してみましょう。

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