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外壁塗装の費用相場は見積もりで把握!価格や取得時の注意点も解説

外壁塗装は、住宅や建物の美観を保ち、耐久性を確保するための重要なリフォーム作業です。30坪〜60坪の一般的な住宅サイズの塗装費用はいくらかかるのかご存知無い方も多いのでは無いでしょうか。そこで外壁塗装の見積もりを取る際には、慎重な検討と正確な情報が必要不可欠です。

本記事では、外壁塗装の費用相場や見積もりを取る際の注意点について詳しく解説します。屋根塗装を含めた総合的な費用内訳や塗料の種類による単価の違いや、各工程の価格相場についても探ります。

外壁塗装を考えている方や工事を検討中の方にとって、この情報は非常に有益です。適切な見積もりを得ることで、予算内で質の高い施工を実現できるでしょう。また、屋根塗装との同時施工によるコスト削減の可能性など、賢い選択のためのヒントも満載です。

工事に取り組む前に、ぜひこの記事をご一読ください。

外壁塗装の相場を知る!見積もりを取る際の注意点

外壁塗装の見積もりを取る際には、注意すべきポイントを知ることが大切です。外壁塗装工事の成功に向けて、見積もり取得時に押さえておくべき注意点を詳しく説明します。

外壁塗装の相場把握1. 見積もりを3社程度取る

外壁塗装業者を信頼性で選ぶ際、鍵となるのが相見積もりです。3社程度の異なる業者から見積もりを取得し、価格と提案の違いを比較することが重要です。これにより、適切な業者を選ぶ材料が得られます。

相見積もりを取るメリットは次の通りです。

相見積もりのメリット
  • 施工内容と価格の比較
  • 担当者との対話
  • 知識の獲得
  • 業者の信頼性確認
  • ぼったくりを回避

外壁塗装の相場把握2. 見積もりの詳細を確認する

外壁塗装の見積もりを受け取った際、単なる金額だけでなく、以下の詳細情報を確認することが重要です。これらの詳細情報は、見積もりの内容を正確に理解し、異なる業者の提案を比較する際に役立ちます。

見積もりの詳細
  • 塗料の種類とブランド
  • 塗装の工程と施工方法
  • 使用する塗料の量と品質
  • 作業期間とスケジュール
  • 保証やアフターサービスに関する情報

見積もりの詳細について、各項目を詳しく解説します。

塗料の種類とブランド

塗料の種類や使用するブランドは、外壁塗装の品質に大きな影響を与えます。見積もりに記載されている塗料の種類やブランドを確認し、その品質や耐久性について調査しましょう。高品質な塗料を使用する業者は、長期的な保護効果が期待できます。

塗装の工程と施工方法

外壁塗装は複数の工程から成り立っています。見積もりには、どのような工程が含まれているか、また施工方法が詳細に記載されているかを確認しましょう。工程の詳細な説明は、業者のプロフェッショナリズムを示す要素の一つです。

使用する塗料の量と品質

塗料の使用量は、塗装の耐久性に影響を与えます。見積もりには、どれくらいの塗料が使用されるかが記載されているはずです。また、塗料の品質や性能についても確認しましょう。品質の高い塗料は、長期的な保護につながります。

作業時間とスケジュール

施工の作業期間やスケジュールが見積もりに含まれているか確認しましょう。工事がどれくらいの時間を要するかを知ることは、計画を立てる上で重要です。また、施工のスケジュールに合わせて日程を調整できるかも確認しましょう。

保証やアフターサービスに関する情報

良い外壁塗装業者は、保証とアフターサービスについて詳細な情報を提供します。見積もりには、保証期間やサービス内容が明記されているべきです。これらの情報を確認し、将来の問題に備えるために重要です。

これらの詳細情報を確認することで、見積もりをより正確に評価し、最適な業者を選ぶ際に役立ちます。価格だけでなく、品質と信頼性を重視した選択をするために、詳細情報の確認は欠かせません。

外壁塗装の相場把握3. 見積もり書を正しく読む

外壁塗装の見積もり書を受け取ったら、金額だけでなく以下のポイントに注意して読むことが重要です。これらの情報は、見積もりの正確性と信頼性を確認するのに役立ちます。

注意して読むポイント
  • 塗料メーカー名と商品名
  • 塗料の使用缶数
  • 塗装面積(塗布面積)とその根拠
  • “一式” という表記の有無

注意して読むべきポイントを、ポイントごとに詳しく解説します。

塗料メーカー名と商品名

見積もり書には、使用される塗料のメーカー名と商品名が正確に記載されているか確認しましょう。特定の塗料メーカーや商品には品質や性能が異なり、価格にも影響を与えます。

塗料の使用缶数

塗料の使用缶数は、外壁塗装の品質と耐久性に関わります。見積もり書には、使用される塗料の缶数が明記されているはずです。メーカーが指定した基準塗布量を守るために必要な缶数かどうかを確認しましょう。

塗装面積(塗布面積)とその根拠

見積もり書には、塗装される面積(通常は坪数で表示)が記載されています。この塗装面積が実際の外壁の面積と一致しているか確認しましょう。誤った面積情報は見積もりの正確性に影響を与えます。業者がどのように面積を算出したかについても尋ねてみましょう。

“一式” という表記の有無

見積もり書に「〇〇工事一式」という表記がある場合、それが何を含んでいるのかを確認しましょう。一式に含まれる作業内容やサービスが明確であるかを理解しましょう。後で追加料金が発生しないよう、工事内容を明確に把握しておくことが重要です。

外壁塗装の相場把握4. 見積もりの分析で注意すべきポイント

見積もりを分析する際には、以下のポイントに特に注意しましょう。

各項目の内容を理解する

見積もりには複数の項目が含まれており、それぞれが異なる工事やサービスを示しています。外壁塗装の見積もりにおいて、各項目がどのような工程やサービスを指しているのかを理解することが重要です。

例えば、

  • 足場設置
  • 高圧洗浄
  • 下地処理
  • 塗料代
  • 人件費

など、各項目が具体的な工事や費用を示しています。各項目を詳細に調査し、何が含まれているかを確認しましょう。

各項目の内容を理解することは、外壁塗装の見積もりを評価する上で非常に重要です。外壁塗装の見積もりに含まれる主要な項目と、それぞれの内容について説明します。

足場設置

足場を組み立てる工程です。外壁塗装の際には、高い位置にある部分にも塗料を均等に塗布する必要があるため、足場が必要です。この項目には足場材料の設置費用が含まれます。

高圧洗浄

外壁を高圧洗浄機を使用して汚れや古い塗料を取り除く作業です。これにより、新しい塗料がしっかりと密着し、耐久性が向上します。

下地処理

外壁の状態に応じて、クラックの補修や穴の埋め、凹凸の調整などの下地処理が行われます。下地処理は外壁の平滑性と美観を向上させるために重要です。

塗料代

使用される塗料の種類と量に基づく費用です。塗料の品質やブランドによって価格が異なります。見積もり書には具体的な塗料のメーカー名や商品名が記載されているか確認しましょう。

人件費

作業員の労働費用が含まれます。外壁塗装の施工には熟練した作業員が必要であり、その給与がこの項目に含まれます。

工事単価

塗装の施工単価です。通常、1平方メートルあたりの施工費用が示されます。これにより、塗装面積と掛け合わせて合計費用を算出できます。

付帯塗装工事

外壁塗装に関連する他の作業、例えば屋根塗装、窓枠の塗装、付帯部分の補修などが含まれます。

諸経費

その他の諸経費は、例えば材料の運搬費、廃棄物処理費、保険料などが含まれます。

各項目の費用相場を把握する

各項目の費用相場を把握することは、外壁塗装の見積もりを適切に評価する際に非常に重要です。

外壁塗装の費用は、

  • 地域
  • 施工内容
  • 塗料の種類
  • 建物の大きさ

などによって大きく異なることがあります。以下は、各項目の費用相場を把握するための方法です。

インターネットで調査する

インターネットを活用して、外壁塗装の費用相場に関する情報を収集しましょう。

専門家に相談する

地元の建築業者や外壁塗装の専門家に相談し、費用相場についてのアドバイスを受けることができます。専門家は地域の価格傾向や施工内容に詳しいため、信頼性の高い情報を提供してくれるでしょう。

複数の見積もりを計算する

複数の業者から見積もりを取得し、各項目の費用を比較検討しましょう。これにより、異なる業者が提示する費用相場を把握する手助けとなります。高すぎる見積もりや安すぎる見積もりがある場合、その理由を業者に尋ねて説明を受けることも大切です。

地域の特性を理解する

地域ごとに建物のタイプや気象条件、建設基準が異なるため、地域の特性を考慮した費用相場を把握することが重要です。地域によっては特定の塗料が必要である場合もあります。

塗料メーカーの情報を調べる

使用される塗料のブランドや種類に関する情報を収集しましょう。異なる塗料には異なる価格帯があり、塗料の品質や性能によっても価格が変わります。

これらの方法を組み合わせて、各項目の費用相場を把握しましょう。これにより、適正な見積もりを受けるために役立つ情報を得ることができます。

価格差の理由

価格差が見られる場合、その理由は様々な要因によるものです。外壁塗装の見積もりを比較する際に、価格差の背後にある理由を明らかにすることは重要です。以下は、価格差の主な理由として考えられる要因です。

価格差の主な理由
  • 塗料の品質と種類
  • 施工工程と品質管理
  • 付帯工事とサービス
  • 地域差

価格差の主な理由をそれぞれ詳しく解説していきます。

価格差の理由

1. 塗料の品質と種類

高品質な塗料

一部の業者は高品質な塗料を使用しており、これには価格が高い傾向があります。高品質な塗料は、耐久性が高く、色あせにくいため、長期的な保護が期待できます。

低品質な塗料

一方で、一部の業者は低品質な塗料を採用し、価格を抑えることがあります。低品質な塗料は価格が安いものの、劣化が早く、再塗装が頻繁に必要になるかもしれません。

2. 施工工程と品質管理

品質管理の厳格さ

一部の業者は品質管理に重点を置き、施工工程を厳格に管理します。これには追加工程や検査が含まれるため、価格が高くなることがあります。しかし、品質の一貫性と耐久性が向上します。

工事の簡略化

他の業者は工程を簡略化してコストを削減し、価格を低く抑えることがあります。しかし、品質に対する保証が限定的である可能性があります。

3. 付帯工事とサービス

包括的なサービス

一部の業者は、付帯工事や追加の屋根修理、窓の交換、外壁補修などを提供します。これらのサービスが含まれる場合、価格が高くなります。

基本的な塗装のみ

他の業者は、基本的な塗装のみを提供し、追加工事やサービスは別途料金がかかる場合があります。価格は塗装に関する基本的な工程に対して設定されます。

4. 地域差

地域ごとの労働コスト

地域によっては、労働コストや生活費が異なります。高コストの地域では、価格が高くなる傾向があります。逆に、低コストの地域では価格が低いことがあります。

価格に差がある場合、業者に理由を尋ねて説明を受けることをお勧めします。これにより、価格差の背後にある要因について明確な理解が得られます。

工事後の保証とアフターフォロー

大きな価格差がない場合、業者の工事後の保証やアフターフォローの充実度を評価しましょう。

工事後の保証とアフターフォローは、外壁塗装業者を選ぶ際に非常に重要な要素です。

保証内容の確認

外壁塗装の見積もりには、通常、保証内容が含まれています。

保証期間

外壁塗装の保証期間は、業者によって異なりますが、数年から10年以上にわたることがあります。長期間の保証がある業者は、自分の仕事に自信があることを示す証拠と言えます。

保証対象

保証が適用される範囲を理解しましょう。一般的には、塗料の劣化、剥がれ、色あせなどが保証対象に含まれます。ただし、外部要因による損傷や事故は保証対象外かもしれません。

保証内容

保証が何をカバーし、どのような条件で適用されるかを確認しましょう。一部の業者は、保証期間内に定期的な点検を行うことを要求する場合があります。

アフターフォローの評判調査

業者のアフターサービスについて、過去の顧客の評判を調査しましょう。口コミサイト、レビューサイト、または地元の口コミ情報をチェックすることで、以下の点を確認できます。

対応の迅速さ

トラブルや問題が発生した場合、業者の対応が迅速かどうかを確認しましょう。良質な業者は、アフターサービスに力を入れており、迅速に対処します。

修理や補修の品質

修理や補修が行われた場合、その品質や耐久性が評価されているかどうかを確認します。再度同じ問題が発生しないように、適切に対処されるべきです。

顧客の満足度

顧客の満足度や評判を確認し、アフターフォローに対する評価を見てください。多くの満足した顧客のレビューは、信頼性の高い業者の指標となります。

施工実績

過去の実績や口コミを確調し、信頼性のある業者を選ぶことが大切です。また、塗装工事の単価を理解し、詳細で明確な見積もりを比較することも必要です。これにより、適正価格の見積もりを判断できます。

過去の実績を確認

業者の施工実績を調査しましょう。外壁塗装の過去のプロジェクトや顧客の評判を確認することで、業者の信頼性や実力を評価できます。特に、似たようなプロジェクトを成功裏に完了させた経験があるかどうかを確かめることが重要です。

実地調査

施工実績を確認するために、実際に過去のプロジェクトを訪れることも考慮しましょう。施工された建物を見学し、塗装の仕上がりや耐久性を自分の目で確認できれば、信頼性を高める手助けになります。

外壁塗装の相場把握5. 契約前に複数の見積もりを比較

見積もりを取得した後すぐに契約せず、全ての業者の提案を比較検討しましょう。急ぎで工事を進めたい場合でも、他の業者の提案を確認することで、より良い選択をできる可能性が高まります。

外壁塗装の契約を行う前に、複数の見積もりを比較することは非常に重要です。以下は、見積もりを比較する際のポイントです。

1. 施工内容と工程の比較

各業者の見積もりに含まれている具体的な施工内容と工程を比較しましょう。同じ作業内容が含まれているかどうか、また、工程がどのように進行するかを確認します。一部の業者は追加工程を含んでおり、それが価格の違いに影響することがあります。

2. 使用される塗料の品質と種類

見積もりに含まれている塗料の品質や種類を比較します。高品質な塗料は価格が高いことがありますが、耐久性が高く、長期間にわたって外壁を保護します。異なる業者が異なる塗料を提案している場合、その品質や性能に注目しましょう。

3. 価格の比較

見積もりの金額を比較し、価格差を理解しましょう。高い価格は品質や施工内容へのこだわりを示す可能性があり、安い価格は品質の犠牲かもしれません。適正な価格を判断するため、価格だけでなく他の要素も考慮しましょう。

4. 信頼性と評判の比較

各業者の信頼性と評判を調査しましょう。口コミやレビューサイトで顧客の評判を確認し、過去の顧客の経験を考慮に入れます。信頼性が高く、評判が良い業者を選ぶことは重要です。

5. 保証内容の確認

各業者の提供する保証内容を比較しましょう。保証期間や対象範囲、保証内容に違いがあるかもしれません。長期間の保証を提供する業者は、自信を持っていることを示すものです。

6. 相見積もりであることを伝える

業者に相見積もりの意向を伝えましょう。競合他社が存在することを知った業者は、競争力のある提案を出す可能性が高まります。

外壁塗装工事見積書で見る単価と相場

塗装工事を検討していると、さまざまな見積りが出てきますが、その中には「単価」という言葉が登場します。塗装工事の単価について詳しく解説します。

塗装工事の作業項目

まずは、塗装工事がどのような作業から成り立っているかを理解しましょう。塗装工事には以下のような作業項目が含まれます。

足場設置塗装作業を行うための足場を設置する作業。
高圧洗浄外壁を高圧洗浄機で洗浄し、汚れや古い塗料を取り除く作業。
養生塗装箇所以外に塗料などが飛散しないように保護する作業。
飛散防止塗料などの飛散を防ぐため、周囲をシートなどで覆う作業。
コーキング(打ち替え・打ち増し)サイディング壁などの目地が劣化している場合に補修する作業。
下塗り 仕上げの色となる上塗り塗料の前に、下地となる塗料を塗る作業。
上塗り仕上げの色となる塗料を塗って仕上げる作業。
付帯部塗装外壁・屋根以外の箇所の塗装作業。
廃材・ゴミ処理、雑費工事で出た廃材などの処理や雑費の費用。

塗装面積の単位

塗装工事の価格を計算する際には、塗装面積を正確に決定することが必要です。塗装面積の単位は一般的に「平米(m²)」で表されますが、一部の業者では「坪」で表示されることもあります。

一般的に使用されるの塗装面積の単位
  • 平米(m²):外壁塗装の場合、建物の外側の壁面の面積を平米で表すことが一般的です。
  • 坪(つぼ): 坪は、日本独自の面積の単位で、1坪は約3.3平米に相当します。日本では、住宅や建物の広さを坪で表すことが一般的で、外壁塗装の際にも坪数が使用されることがあります。

外壁塗装の見積もりや価格計算において、どちらの単位が使用されるかは、地域や業者によって異なることがあります。

基準塗布量と価格計算

塗装工事の価格は、基準塗布量と呼ばれる基準に基づいて計算されます。基準塗布量は、1平米あたりに必要な塗料の量を示すもので、塗料メーカーごとに設定されています。価格計算において、基準塗布量(kg/m²)を塗装面積(m²)と掛け合わせて、必要な塗料の缶数を求めることが大切です。

基準塗布量(kg/m²)と塗装面積(m²)を使用して価格を計算する際の計算式

必要な塗料の重量(kg) = 基準塗布量(kg/m²) × 塗装面積(m²)

塗料の単価(価格/kg)

使用する塗料の単価を知ることが重要です。異なる塗料メーカーや種類によって価格が異なるため、選択した塗料の単価を確認しましょう。

作業費用

塗料の塗布にかかる作業費用も価格に影響します。業者によって作業費用は異なるため、見積もりからこの情報を取得しましょう。

その他の費用

作業に関連するその他の費用や付帯工事、足場設置などがあれば、これらの費用も考慮に入れます。

塗装工事の平均単価表

以下は、塗装工事の平均単価の一例です。地域や工事内容、業者によって価格は異なるため、参考程度に活用してください。

外壁の場合の平均単価表

足場設置600~800円/m²
高圧洗浄100~300円/m²
養生250~400円/m²
飛散防止ネット100~200円/m²
コーキング打ち替え・打ち増し)500~1,500円/m²
下塗り600~900円/m²
上塗り塗料により異なる(アクリル、ウレタン、シリコンなど)

屋根の場合の平均単価表

足場設置600~800円/m²
高圧洗浄100~300円/m²
養生250~400円/m²
飛散防止ネット100~200円/m²
縁切り500円/m²
下塗り600~900円/m²
上塗り塗料により異なる(アクリル、ウレタン、シリコンなど)

外壁塗装の費用相場|見積もり時のチェックポイント

外壁塗装の費用相場を知らずに見積もりを受けると、高額な請求を受ける可能性もあります。

この章では、外壁塗装の費用相場について詳しく説明し、見積もりを受ける際にチェックすべきポイントも紹介します。

見積もりのチェックポイント1. 外壁塗装の費用相場はいくら?

外壁塗装の費用相場は、さまざまな要因によって変動しますが、一般的な目安として以下の範囲が考えられます。

外壁塗装の費用相場

80万円~(屋根塗装を含まない場合)

ただし、塗料の種類、塗装面積、劣化の進行具合などによって変動するため、これはあくまで目安の数字です。

見積もりのチェックポイント2. 外壁塗装費の内訳から正確に費用相場を掴む

外壁塗装の費用は、以下の内訳から成り立っています。

外壁塗装費の内訳
  • 塗料代
  • 工事単価(人件費)
  • 足場代
  • 利益

これらの内訳から、外壁塗装の費用相場をより正確に把握することができます。

内訳の比率は、例えると下記のようになります。

工事の内訳の比率
塗料代約20%
工事単価(人件費)約30%
足場代約20%

ただし、業者によって内訳は異なることに注意が必要です。

見積もりのチェックポイント3. 塗料代の相場

外壁塗装の塗料代は、選ぶ塗料の種類によって大きく変動します。以下は一般的な外壁塗料の相場目安です。

外壁塗料の相場目安
アクリル約3~5年持続、5,000~15,000円/缶
ウレタン約5~7年持続、5,000~20,000円/缶
シリコン約7~10年持続、15,000~40,000円/缶
ピュアアクリル約15年以上持続、50,000~70,000円/缶
フッ素約15年以上持続、40,000円以上/缶
(変性)無機約15年以上持続、50,000円以上/缶

塗料を選ぶ際には、費用単価だけでなく、耐久年数も考慮することが重要です。耐久年数が高い塗料を選ぶと、長いスパンで考えれば結果的にお得になることがあります。

見積もりのチェックポイント4. 工事単価(人件費)の相場

外壁塗装の工事代(人件費)は、塗装職人の作業にかかる費用です。以下は一般的な工事単価の相場価格です。

飛散防止ネット100~200円/m
高圧洗浄100~300円/m
養生250~400円/m
施工費1,000円~2,000円/m
軒天800~1,200円/m
雨桶800~1,200円/m
破風板650~1,200円/m
その他の付帯塗装工事価格は工事内容により異なります

見積もりのチェックポイント5. 足場代の相場

外壁塗装の足場代は、足場を組むのにかかる費用を指します。足場代の相場は足場架面積から計算されます。足場代の計算式は以下の通りです。

足場代の相場の計算方法
足場架面積

足場架面積 = [家の外周 + 8m] x 高さ

足場費用

足場費用 = 足場架面積 x (足場費用/m + 飛散防止ネット/m)

足場代は業者によって異なるため、ご自身でも計算してみることが重要です。

外壁塗装工事でよくある質問

Q

外壁塗装の費用はどのくらいかかりますか?

A

一般的には、40坪の住宅(塗装面積160㎡、シリコン塗料)で90万円〜120万円程度が相場です。塗装面積や使用する塗料の種類によって異なります。

Q

工事の期間はどのくらいかかりますか?

A

外壁のみの場合は約10日、外壁と屋根を同時に行う場合は約14日程度かかります。ただ、天候や建物の状態によって日数は変わることがあります。

Q

工事中の生活にどんな影響がありますか?

A

騒音や臭気が発生することがあります。また、足場の設置や養生シートのために窓が開けられないことや、洗濯物が干せないこともあります。事前に工事開始のご連絡はいたしますので、ご安心ください。

外壁塗装の費用相場は見積もりで把握のまとめ

外壁塗装は建物の美観や耐久性を維持するために不可欠な作業です。正確な見積もり取りや信頼性の高い業者選びが工事成功の鍵となります。

計画的な外壁塗装は、将来の修繕費用を節約し、建物を長寿命に保つ手助けとなります。ぜひこの記事で得た知識を活用し、外壁塗装工事をスムーズに進めて、建物を美しく保ちましょう。

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