宅配ボックスに荷物がない!配達完了なのに入っていない時の原因と対処法

2025/11/05

「配達完了の通知が来たのに、宅配ボックスを開けても荷物が入っていない…」そんな経験はありませんか?

追跡情報では確かに配達済みになっているのに、肝心の荷物が見当たらないと、不安になりますよね。

実は、このようなトラブルは決して珍しくありません。

配達員の操作ミスや誤配達、さらには第三者による持ち去りなど、さまざまな原因が考えられます。大切な荷物だからこそ、適切な対処法を知っておくことが重要です。

この記事では、宅配ボックスに荷物がない時の主な原因と、状況別の具体的な対処法をわかりやすく解説します。

トラブルを未然に防ぐための予防策もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

宅配ボックスに荷物がないのはなぜ?主な原因6つ

配達完了の通知が来ているのに宅配ボックスに荷物が入っていない場合、いくつかの原因が考えられます。

まずは冷静に、どのようなケースがあるのかを確認していきましょう。原因を正確に把握することで、適切な対応がスムーズに取れるようになります。

原因1.配達員が別の宅配ボックス番号に入れた(誤配達)

最も多いトラブルの一つが、配達員による宅配ボックス番号の入力ミスです。

特にマンションやアパートでは、似たような部屋番号が並んでいるため、配達員が番号を見間違えてしまうケースがあります。

例えば、「302号室」と「320号室」、「105号室」と「115号室」など、数字の並びが似ている部屋番号は特に注意が必要です。

配達員が急いでいる時や、複数の荷物を同時に配達している時には、このような誤配達が起こりやすくなります。

誤配達された荷物は、別の宅配ボックスに入っているか、該当する部屋番号の住人が誤って受け取っている可能性があります。

自分の部屋番号と似た番号の宅配ボックスを確認してみると、荷物が見つかることがあります。

原因2.配達員が暗証番号を間違えて記載した

ダイヤル式の宅配ボックスでは、配達員が荷物を入れた後に暗証番号を設定し、その番号を不在票に記載します。

しかし、この記載作業の際に、配達員が暗証番号を書き間違えてしまうケースがあります。

不在票に記載された暗証番号が間違っていると、正しい番号を入力できず宅配ボックスを開けることができません。

このような場合、荷物自体は正しくボックス内に保管されているものの、受取人が取り出せない状態になってしまいます。

暗証番号が合わない時は、まず配送業者に連絡して正しい番号を確認することが最も確実な解決方法です。管理人や管理会社が持っているマスターキーで開錠してもらえる場合もあります。

原因3.配達員が荷物を持ち帰った

配達完了の通知が来ているにもかかわらず、実際には配達員が荷物を持ち帰ってしまっているケースもあります。

これは、宅配ボックスが満杯で荷物を入れるスペースがなかった場合や、荷物のサイズが大きすぎてボックスに入らなかった場合に起こります。

本来であれば、このような状況では不在票をポストに投函して再配達の手続きを取るべきですが、配送システムの操作ミスや配達員の判断により、「配達完了」として処理されてしまうことがあります。

この場合、荷物は配送業者の営業所に保管されている可能性が高いため、配送業者に問い合わせることで状況を確認できます。

原因4.他の住人が誤って持ち去った

マンションやアパートの共用宅配ボックスでは、暗証番号が全戸共通になっているケースや、ボックス番号を見間違えやすい配置になっていることがあります。

このような場合、他の住人が自分の荷物と勘違いして、誤って持ち去ってしまう可能性があります。

特に似たような荷物が同時期に届いている場合や、急いでいる時には、ボックス番号を十分に確認せずに荷物を取り出してしまうことがあります。悪意がなくても起こりうるトラブルといえるでしょう。

このような場合、時間が経てば誤って持ち去った住人が気づいて返却してくれることもあります。

管理会社や管理人に相談し、掲示板などで注意喚起をしてもらうことも有効な対策です。

原因5.盗難に遭った可能性

残念ながら、宅配ボックスからの荷物の盗難も発生しています。

不在票に記載された暗証番号を第三者が盗み見たり、ポストから不在票そのものを抜き取ったりする手口が報告されています。

配送業者が宅配ボックスに荷物を入れた時点で「配達完了」とみなされるため、その後の盗難については基本的に配送業者の補償対象外となるケースが多いのが現状です。

盗難の疑いがある場合は、速やかに警察に被害届を提出することが重要です。

また、管理会社に連絡して防犯カメラの映像確認を依頼することで、犯人の特定につながる可能性があります。

原因6.宅配ボックスが空のままロックされている(空ロック)

近年増えているのが、宅配ボックスが空のままロックされている「空ロック」という現象です。

これは、配達員が再配達を避けるために、意図的に空の宅配ボックスをロックして確保しておく行為を指します。

配達員の報酬体系や配達効率の問題から、一部の配達員が自分が担当する荷物をスムーズに配達するために、事前に宅配ボックスをキープしてしまうケースがあります。

この場合、荷物自体はまだ届いておらず、後ほど配達される予定となっています。

空ロックが発生していると、他の住人が宅配ボックスを使えなくなり、マンション全体のトラブルにつながります。

このような状況を発見した場合は、管理会社や配送業者に報告することが大切です。

配達完了なのに宅配ボックスに荷物が入っていない時の対処法

宅配ボックスに荷物がない時は、焦らず順を追って対応することが大切です。

ここでは、状況を確認しながら適切に対処するための具体的なステップをご紹介します。

まず配送状況を確認する

荷物が見つからない時は、まず配送業者の追跡システムで配送状況の詳細を確認しましょう。

追跡番号を入力すると、配達完了の時刻や配達場所(宅配ボックス、玄関前、郵便受けなど)の情報が表示されます。

配達場所の情報を確認することで、宅配ボックス以外の場所に置き配されている可能性や、郵便受けに投函されている可能性も判明します。

思い込みで宅配ボックスだけを探していると、実は玄関前に置かれていたというケースもあるため、まずは正確な情報を把握することが重要です。

家族や同居人に確認する

配達完了の通知が来ている場合、家族や同居人がすでに荷物を受け取っている可能性があります。

特に、複数人で暮らしている場合は、誰かが先に宅配ボックスから取り出していることも珍しくありません。

家族に確認する際は、荷物の特徴(大きさ、配送業者、差出人など)を具体的に伝えると、記憶を呼び起こしやすくなります。

また、荷物が部屋のどこかに置かれていないかも合わせて確認してもらいましょう。

他の宅配ボックスを確認する

誤配達の可能性を考慮して、自分の部屋番号と似た番号の宅配ボックスも確認してみましょう。

特に以下のような部屋番号は間違えやすい傾向があります。

  • 数字の順序が入れ替わっている(302と320、105と150など)
  • 数字が1つ違い(301と302、401と402など)
  • 階数が違うだけ(201と301、102と202など)

これらの番号の宅配ボックスを確認する際は、不在票に記載された暗証番号を試してみることもできます。

ただし、他人の宅配ボックスを無断で開けることは避け、まずは配送業者や管理会社に相談することをおすすめします。

配送業者に連絡する

自分で確認できる範囲で荷物が見つからない場合は、配送業者に直接連絡を取りましょう。

不在票に記載された連絡先に電話するか、配送業者の公式サイトやアプリから問い合わせができます。

連絡する際は、以下の情報を手元に準備しておくとスムーズです。

  • 追跡番号(お問い合わせ番号)
  • 配達完了の日時
  • 自分の住所と部屋番号
  • 荷物の差出人や内容(わかる範囲で)

配送業者は配達担当者に確認を取り、正確な配達場所や状況を調べてくれます。

誤配達や配達ミスが判明した場合は、業者側で対応してもらえます。

通販サイトに問い合わせる

Amazonや楽天などの通販サイトで購入した商品の場合は、サイトのカスタマーサービスにも連絡してみましょう。

通販サイトによっては、配達完了後に荷物が見つからない場合の補償制度を設けています。

Amazonの場合、注文履歴から「商品が届いていない」として問い合わせることができ、状況に応じて返金や再送の対応をしてもらえる可能性があります。

購入元に連絡する際は、配送状況の確認結果や配送業者とのやり取りの内容も伝えると、より迅速に対応してもらえます。

配送業者問い合わせ先受付時間追跡サービス
ヤマト運輸固定:0120-01-9625
携帯:0570-200-000
8:00~21:00
(年中無休)
荷物お問い合わせシステム
佐川急便固定:0120-33-9595
携帯:0570-01-0595
9:00~18:00
(年中無休)
お荷物問い合わせサービス
日本郵便
(ゆうパック)
固定:0120-23-28-86
携帯:0570-046-666
平日:8:00~22:00
土日祝:9:00~22:00
郵便追跡サービス
Amazon配送0120-999-373
または注文履歴から問い合わせ
24時間対応注文履歴で確認
西濃運輸固定:0120-01-5615
携帯:0570-00-5615
9:00~18:00
(年中無休)
お荷物追跡サービス
福山通運0120-17-95959:00~18:00
(年中無休)
荷物追跡サービス

各配送業者とも、公式サイトやスマートフォンアプリからも問い合わせができます。

LINEやチャットでの問い合わせに対応している業者もあるため、電話がつながりにくい時は他の方法も試してみましょう。

また、担当営業所の電話番号が不在票に記載されている場合は、そちらに直接連絡する方が早く対応してもらえることもあります。

管理会社・管理人に相談する

マンションやアパートの宅配ボックスに関するトラブルは、管理会社や管理人に相談することで解決できる場合があります。管理会社では以下のような対応が可能です。

  • マスターキーでの開錠
  • 防犯カメラの確認
  • 掲示板での注意喚起
  • 宅配ボックスの利用状況確認

管理会社への連絡先は、賃貸契約書や物件のエントランスに掲示されていることが多いので、事前に確認しておくと安心です。

警察に被害届を出す(盗難の疑いがある場合)

配送業者や管理会社に確認しても荷物が見つからず、盗難の可能性が高い場合は、警察に被害届を提出しましょう。

被害届を出すことで、防犯カメラの映像分析や周辺での聞き込みなど、正式な捜査が行われる可能性があります。

被害届を提出する際は、配送業者から受け取った配達完了の証明や、不在票の写真などの証拠があると手続きがスムーズです。

また、通販サイトで購入した商品の場合、注文履歴の画面も証拠として有効です。

盗難被害に遭った場合、配送業者からの補償は期待できないことが多いため、通販サイトの補償制度や、クレジットカードの補償サービスなども確認してみましょう。

宅配ボックスのトラブルを防ぐための予防策

宅配ボックスに関するトラブルは、日頃からの心がけで多くが防げます。

ここでは、荷物を安全に受け取るための実践的な予防策をご紹介します。

配達通知をこまめにチェックする

配送業者の公式アプリや通販サイトからの配達通知メールをこまめに確認する習慣をつけましょう。

配達完了の通知が届いたら、できるだけ早く宅配ボックスを確認することで、盗難や誤持ち出しのリスクを減らせます。

ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」や佐川急便の「スマートクラブ」など、配送業者の会員サービスに登録すると、配達予定日時や配達完了の通知をリアルタイムで受け取れます。

プッシュ通知をオンにしておくと、通知を見逃す心配もありません。

荷物はできるだけ早く取り出す

宅配ボックスに荷物を長時間放置すると、さまざまなトラブルの原因になります。他の住人が宅配ボックスを使えなくなるだけでなく、盗難のリスクも高まります。

配達完了の通知を受け取ったら、遅くとも当日中には荷物を取り出すよう心がけましょう。

どうしてもすぐに取り出せない場合は、家族や同居人に代わりに取り出してもらうことも検討してください。

マンション全体での円滑な宅配ボックス利用のためにも、早めの回収が大切です。

配送業者に宅配ボックスの使用可否を事前に伝える

大型の荷物や冷蔵・冷凍品など、宅配ボックスでの受け取りが難しい商品を注文する際は、配送業者に事前に連絡しておくとスムーズです。

配達時間を指定して直接受け取ることで、トラブルを未然に防げます。

通販サイトで商品を購入する際、配送方法のオプションで「対面受け取り希望」や「時間指定配達」を選択できる場合があります。

高額商品や壊れやすいものは、できるだけ対面での受け取りを選ぶことをおすすめします。

不在票や暗証番号は大切に保管する

不在票や暗証番号が記載されたメールは、荷物を受け取るための重要な情報です。

紛失しないよう、以下のような方法で管理しましょう。

  • 不在票はすぐにスマートフォンで写真撮影しておく
  • 暗証番号をスマートフォンのメモアプリに記録する
  • 配達通知メールは削除せず、荷物を受け取るまで保存しておく
  • 不在票は他人の目に触れない場所に保管する

これらの情報を適切に管理することで、いざという時にスムーズに対応でき、第三者による不正な荷物の持ち出しも防げます。

防犯カメラ付きの物件を選ぶ

これから引っ越しを検討している方は、エントランスや宅配ボックス周辺に防犯カメラが設置されている物件を選ぶことをおすすめします。

防犯カメラがあることで、盗難の抑止効果が期待できるだけでなく、万が一トラブルが発生した際の証拠確保にもつながります。

物件を内見する際は、防犯カメラの有無だけでなく、宅配ボックスの種類(ダイヤル式か電子式か)や設置台数、メンテナンス状況なども確認しておくと安心です。

宅配ボックスに関するよくある質問【FAQ】

宅配ボックスのトラブルについて、多くの方が気になる質問とその回答をまとめました。

実際に困った時の参考にしていただければ幸いです。

Q.配達完了になっているのに荷物がない場合、補償はある?

配送業者が宅配ボックスに荷物を入れた時点で「配達完了」とみなされるため、その後の盗難や紛失については、基本的に配送業者の補償対象外となります。

配達完了後の荷物の管理は、受取人の自己責任という考え方が一般的です。

ただし、Amazonなどの大手通販サイトでは、配達完了後に荷物が届いていない場合の独自の補償制度を設けていることがあります。

状況を説明すれば、返金や商品の再送対応をしてもらえる可能性があるため、まずは購入元のカスタマーサービスに相談してみましょう。

Q.宅配ボックスの暗証番号が合わないときはどうすればいい?

不在票に記載された暗証番号が合わない場合は、配達員が番号を書き間違えている可能性があります。

まずは配送業者に連絡して、正しい暗証番号を確認しましょう。配達を担当したドライバーに問い合わせてもらえば、正確な番号がわかります。

また、マンションやアパートの管理人や管理会社に連絡すれば、マスターキーで宅配ボックスを開錠してもらえる場合もあります。

複数回暗証番号を間違えて入力すると、ロックがかかってしまう機種もあるため、無理に何度も試さず、早めに相談することをおすすめします。

Q.宅配ボックスが空なのにロックされているのはなぜ?

宅配ボックスが空のままロックされている現象は「空ロック」と呼ばれ、一部の配達員が再配達を避けるために意図的に行っているケースがあります。

配達員が後で配達する荷物のために、事前に宅配ボックスを確保しておく行為です。

このような状況を発見した場合は、管理会社や物件の管理人に報告しましょう。

管理会社から配送業者に注意喚起してもらうことで、改善される可能性があります。

Q.宅配ボックスから荷物が盗まれた場合、誰の責任?

宅配ボックスに配達された荷物が盗まれた場合、配達完了後は受取人の管理責任とされるのが一般的です。

配送業者の約款では、宅配ボックスへの配達時点で配達義務が履行されたとみなされるため、その後の盗難については配送業者の責任は問われません。

ただし、配送業者が適切な手順を踏まずに配達した場合や、通販サイトの補償制度が適用される場合もあります。

まずは購入元や配送業者に状況を説明し、補償の可能性を確認してみましょう。また、警察への被害届提出も忘れずに行ってください。

まとめ

宅配ボックスに荷物がない時は、まず冷静に状況を確認することが大切です。

配達員の誤配達や暗証番号の記載ミス、他の住人による誤持ち出しなど、さまざまな原因が考えられますが、多くの場合は適切な対応によって解決できます。

荷物が見つからない時は、配送状況の確認、家族への確認、配送業者や管理会社への連絡といったステップを順に踏んでいきましょう。

焦って行動するよりも、一つずつ丁寧に確認していく方が、結果的に早く解決につながります。

また、日頃から配達通知をこまめにチェックし、荷物を早めに取り出す習慣をつけることで、トラブルを未然に防ぐことができます。不在票や暗証番号の適切な管理も忘れずに行いましょう。

宅配ボックスは便利な設備ですが、使い方やトラブル時の対処法を知っておくことで、より安心して利用できます。

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