昭島市の屋上防水工事について|施工方法や種類・費用・耐用年数を紹介【アパート・マンションの防水】

2025/10/20

屋上防水工事は、建物の耐久性を維持し、雨漏りなどのトラブルを防ぐために欠かせないメンテナンスです。しかし、屋上防水の種類や費用、施工方法など、わからないことが多く不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、昭島市にお住まいの方へ、屋上防水工事の基礎知識を徹底解説します。

屋上防水の種類や費用、施工方法に加え、劣化症状やDIYでの修理についても詳しく紹介します。

信頼できる屋上防水工事業者の選び方や施工の流れも解説するので、屋上防水工事をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

目次

屋上防水工事とは?雨漏りや雪解け水から建物を保護する

屋上防水工事とは、屋上を雨水や雪解け水などから保護するために必要な工事です。

屋上は常に太陽光や雨風にさらされており、経年劣化によって防水機能が低下してきます。防水機能が低下した状態が続くと、雨漏りや漏水が発生し、建物を傷めてしまう恐れがあります。

そのため、昭島市でも定期的な屋上防水工事が必要です。

屋上防水工事には様々な工法があり、費用も工法によって異なります。一般的には、塗膜防水やシート防水、FRP防水などが広く採用されています。

  • 塗膜防水 ▶ 液体状の防水材を塗布して防水層を形成する工法
  • シート防水 ▶ シート状の防水材を接着剤や機械的に固定して防水層を形成する工法
  • FRP防水 ▶ 繊維強化プラスチックを使用して防水層を形成する工法
防水工法特徴主な使用場所
塗膜防水複雑な形状にも対応しやすく、
継ぎ目のない仕上がり
屋上・バルコニー・外廊下など
シート防水品質が安定しやすく、耐久性に優れる屋上・陸屋根・ベランダなど
FRP防水高強度・軽量で硬く強い防水層を形成ベランダ・バルコニー・屋上など

いずれの工法もメリットとデメリットがあり、建物や用途に合わせて最適な工法を選択する必要があります。

また、屋上防水工事を行う際には、施工業者に依頼することが大切です。施工業者は、建物の状態や用途などを考慮して最適な工法を提案し、適切な施工を行います。

防水層とは?屋上で何の役割がある?コンクリートやFRP、シートやウレタン防水で雨から保護

防水層は、さまざまな材料で構成されており、それぞれに特徴があります。

一般的な材料には、ウレタン、シート、FRP、アスファルトなどがあります。各材料によって防水性、耐久性、コストなどが異なるため、目的に応じて適切なものを選ぶことが重要です。

防水層の防水は屋上のコンクリート表面に直接塗布したり、シート状のものを貼り付けたりして施工されます。施工方法は材料によって異なりますが、防水層を正しく施工することで、雨水や雪解け水による浸水を防ぎ、屋上の劣化を防ぐことができます。

防水層は、屋上の寿命を左右する重要な部分です。定期的なメンテナンスを行い、防水層の劣化状況をチェックすることで、屋上の防水機能を維持することができます。また、防水層に損傷が見つかった場合は、早急に修繕を行うことが大切です。

陸屋根とは?マンションやビルの大型建築の平坦な屋根のこと

陸屋根とは、文字通り「陸」のように平らな屋根のことです。傾斜がほとんどなく、わずかに勾配がある程度です。主にマンションやビルなどの大型建築物で使用されています。

陸屋根のメリットは、屋上を有効活用できることです。屋上庭園や緑化、太陽光発電など、さまざまな用途に利用できます。また、傾斜がないため、雨水の排水がスムーズに行われるという利点もあります。

一方で、陸屋根は防水工事の重要性が高いというデメリットがあります。傾斜がないため、雨水が滞留しやすく、防水層の劣化が早まりやすいです。そのため、定期的なメンテナンスが必要になります。

陸屋根の構造は、防水層、断熱材、構造躯体という3層構造になっています。防水層は、雨水の浸入を防ぐために最も重要な層です。断熱材は、熱の出入りを防ぐ役割を果たします。構造躯体は、屋根を支える骨組みの役割を果たします。

陸屋根は、防水工事の重要性が高い反面、屋上を有効活用できるというメリットがあります。メンテナンスを適切に行うことで、快適な生活空間を実現できます。

屋上防水工事が必要になる劣化症状について

屋上防水は経年劣化により、様々な症状が現れます。主な劣化症状としては、以下の4点が挙げられます。

  • ひび割れ ▶ 防水層に亀裂が入ることで、雨水が浸入する原因
  • 屋根の浮き ▶ 防水層と下地の間に隙間ができることで、防水層が剥がれ落ちる現象
  • 水溜まり ▶ 水が溜まってしまうことで、防水層の劣化を早める現象
  • 雨漏りの発生 ▶ 放置しておくと、建物の構造を腐食させる恐れがある

これらの症状は、防水層の寿命が近づいていることを示しており、早急なメンテナンスが必要です。それぞれを詳しく解説します。

ひび割れは屋上防水でよく見られる劣化

屋上防水の劣化症状には様々なものがありますが、中でも最も多いのがひび割れです。ひび割れは、防水層に亀裂が入ることで発生し、そこから雨水が侵入して雨漏りを引き起こす恐れがあります。

ひび割れが発生する原因としては、経年劣化や紫外線による劣化、地震や建物の揺れなどがあります。特に、直射日光が当たる場所や、建物の伸縮による負荷がかかりやすい場所では、ひび割れが発生しやすくなります。

ひび割れを発見したら、早急に補修を行うことが大切です。放置しておくと、ひび割れが大きくなって雨漏りの原因になるだけでなく、防水層の劣化も進んでしまいます。

補修方法は、ひび割れの大きさや深さによって異なりますが、一般的にはシーリング材や補修用シートを用いて補修を行います。

ひび割れを予防するためには、定期的な点検とメンテナンスを行うことが重要です。点検では、ひび割れや膨れ、水たまりなどの異常がないかを確認し、メンテナンスでは、防水層の汚れや劣化を防止するための清掃や塗装を行います。

定期的な点検とメンテナンスを行うことで、屋上防水の寿命を延ばし、雨漏りを防ぐことができます。

屋根の浮きは劣化や屋上防水工事の施工不良の可能性も

屋上防水の劣化症状の中でも、特に注意が必要なものの1つに「屋根の浮き」があります。これは、防水層と下地の間に隙間が生じてしまう現象で、そのまま放置すると雨漏りの原因にもなりかねません。

屋根の浮きは、経年劣化や施工不良などが原因で発生します。特に、下地がコンクリートの場合、経年劣化によってひび割れや欠損が生じ、防水層と下地の間に隙間ができてしまうことがあります。

また、施工不良の場合にも、防水層と下地の接着が不十分なために浮きが発生することがあります。

屋根の浮きが疑われる場合は、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。調査には、目視や打診、赤外線調査など様々な方法があります。

屋根の浮きは、早期発見・早期対応が重要です。もし屋根の浮きが疑われる場合は、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。

水溜まりは屋上の防水層で発生する!防水工事を早急にすべき状態

屋上防水の劣化症状として、水溜まりが発生することがあります。これは、防水層の破損や劣化により、雨水が屋上に溜まってしまう状態です。

放置しておくと、防水層のさらなる劣化や雨漏りなどを引き起こす恐れがあります。水溜まりが発生する原因は、主に以下の3つが考えられます。

  • 防水層の破損 ▶ 防水層に亀裂でき、雨水が侵入し水溜まりが発生
  • 防水層の劣化 ▶ 経年劣化によって防水性能が低下するため、水溜まりが発生しやすくなる
  • 排水不良 ▶ 屋上の排水口が詰まり、雨水がスムーズに排出されなくなる

水溜まりが発生した場合には、早急に補修を行うことが必要です。放置しておくと、防水層の劣化がさらに進み、雨漏りなどの深刻な問題を引き起こす可能性があります。

補修方法としては、防水層の貼り替えや塗膜防水などが考えられます。

水溜まりを予防するためには、定期的に屋上の点検を行い、防水層の破損や劣化がないか確認することが大切です。また、排水口の詰まりや勾配の不具合なども、早急に修繕するようにしましょう。

雨漏りの発生はすでに水が侵入!屋上や建物全体の防水検査や工事を!

雨漏りは屋上防水の劣化が原因で発生することが多く、放置すると建物の構造や内部に多大な被害を与える可能性があります。

雨漏りが発生している場合は、早期に原因を特定し、適切な補修工事を行うことが重要です。原因は、防水層のひび割れや浮き、防水層と笠木の隙間、水切り板の損傷など様々です。

雨漏りの発生箇所は、雨漏りの原因によって異なりますが、天井や壁にシミや水滴が見られる場合は、早急に専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

雨漏りは、建物の耐久性を低下させるだけでなく、カビやシロアリの発生にもつながるため、早急な対応が必要です。雨漏りの修理には、防水層の補修や張り替え、漏水箇所の特定が必要となります。

雨漏りは放っておくと被害が拡大する恐れがあるため、昭島市でも早期に修繕対応することが重要です。

屋上防水の種類|特徴や耐用年数など防水工事を解説

屋上防水は、建物の寿命を延ばし、雨漏りなどのトラブルを防ぐために重要な工事です。防水の種類は、ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)、シート防水、FRP防水、アスファルト防水の4つが用いられます。

防水の種類耐用年数メリットデメリット
ウレタン防水10〜13年・複雑形状にも対応できる
・比較的コストが低い
・厚み管理が難しい
・職人によって品質差が出やすい
シート防水12〜15年・均一な品質で仕上がる
・工期が短い
・複雑形状には不向き
・接合部の施工不良に注意
FRP防水10〜12年・高い耐摩耗性・強度
・軽量でメンテナンス性が良い
・硬化後に伸縮性が少ない
・ひび割れに注意
アスファルト防水20〜25年・耐久性・信頼性が高い
・長寿命で重歩行にも対応
・施工時に臭気・煙が出る
・重量があり木造には不向き

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。伸縮性に優れ、複雑な形状の屋根にも対応できます。

シート防水は、塩化ビニルシートなどを敷き詰めて防水層を作る工法です。施工が容易で、コストを抑えられるのがメリットです。

FRP防水は、ガラス繊維を強化材としたポリエステル樹脂を塗布して防水層を作る工法です。

耐久性と耐候性に優れています。アスファルト防水は、アスファルトシートを貼り付けて防水層を作る工法です。安価ですが、耐用年数が短いのがデメリットです。

それぞれの防水の種類には、それぞれ特徴があり、適した用途があります。昭島市においても、建物の形状や予算、耐久性などを考慮して、最適な防水工法を選択することが重要です。

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)の特徴|屋上防水工事でよく使用される

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、高い防水性と耐久性を備えた防水工法です。液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成するため、継ぎ目がないシームレスな構造で、高い防水性を発揮します。

また、紫外線や熱に強く、耐久性に優れています。耐用年数は約8~10年と、他の防水工法と比べて長持ちします。

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、施工性にも優れています。液体状のウレタン樹脂を塗布するため、複雑な形状の屋根にも施工できます。また、工期が短いのもメリットです。

さらに、軽量な材料を使用しているため、建物の重量を増加させることもありません。

高い防水性と耐久性、施工性の良さから、近年人気が高まっている防水工法です。屋上やバルコニー、地下室など、さまざまな場所の防水に使用されています。

シート防水の特徴|屋上や屋根の防水工事で幅広く採用される

シート防水は、工場で製造されたシート状の防水材を屋根全面に敷き詰めて施工する防水工法です。

シートの種類としては塩化ビニル系シート、オレフィン系シート、合成ゴム系シートなどがあり、それぞれに特徴があります。

シート防水のメリットは、施工が早く、防水層が一体化するため継ぎ目が少なく、防水性の高いことです。また、軽量で建物への負担が少ないため、老朽化した屋根にも適用しやすいという特徴があります。

一方、デメリットとしては、シートが破損すると防水性が損なわれてしまうこと、紫外線に弱い性質があるため定期的なメンテナンスが必要になることが挙げられます。

施工方法としては、接着剤で固定する方法と、機械的に固定する方法があります。接着剤で固定する場合は、下地をきれいに整えてからシートを貼り付け、ローラーで圧着します。

機械的に固定する場合は、専用の機械を使ってシートを固定します。

シート防水の耐用年数は、一般的に10~15年程度と言われています。定期的なメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばすことが可能です。

FRP防水の特徴|耐久性があり屋上防水工事で効果を発揮

FRP防水は、繊維強化プラスチックのことです。ガラス繊維などの強化材をポリエステル樹脂に浸透させて積層したもので、強靭で耐水性に優れています。

耐久性が高く、他の防水材と比べて10年以上持つことも珍しくありません。また、継ぎ目が少ないため、防水性が高いです。さらに、軽量で、色や模様をつけることができるため、意匠性も高いです。

しかし、施工が難しいため、熟練した技術が必要で、施工費が高くなる傾向があります。また、熱に弱いため、直射日光が当たる場所には適していません。さらに、硬いため、衝撃に弱く、傷がつきやすいです。

FRP防水は、耐久性と防水性に優れており、意匠性も高いことから、様々な場所で利用されています。ただし、施工が難しいため、施工費が高くなる傾向があります。また、熱や衝撃に弱いので、場所を選ぶ必要があります。

アスファルト防水の特徴|マンションやアパートなどの大型建築物で用いる

アスファルト防水は、耐久性が高く、比較的安価で施工できる防水方法です。主に、マンションやビルの屋上やバルコニーなど、広い面積の防水に用いられます。

アスファルト防水の特徴は以下の通りです。

  • 耐久性が高い
    →耐久性が高く、紫外線や風雨に強い素材
    →適切な施工を行えば、10年以上その効果を維持することが可能
  • 施工が簡単
    →アスファルト防水は、比較的施工が簡単な防水方法
    →工期が短く、コストを抑えることが可能
  • 防水性が高い
    →アスファルトは防水性が高く、水が浸透しにくい素材
    →屋上やバルコニーなどの水回りに適している
  • メンテナンスがしやすい
    →アスファルト防水は、メンテナンスがしやすい防水方法
    →定期的に表面を清掃することで、防水効果を維持すること可能

ただし、アスファルト防水は熱に弱く、直射日光が当たる場所では劣化が早まる傾向があります。また、施工時に臭いが発生するため、周辺住民への配慮が必要となる場合があります。

アスファルト防水の防水塗装について

アスファルト防水は、比較的安価で施工が簡単な防水工法ですが、経年劣化によって防水性能が低下します。

防水塗装は、アスファルト防水の表面に塗料を塗布することで防水性能を回復させるメンテナンス方法です。

防水塗装には、ウレタン系塗料やシリコン系塗料など様々な種類があります。 塗料の種類によって耐久性や価格が異なるため、 目的に応じて最適なものを選択する必要があります。

防水塗装は、アスファルト防水の寿命を延ばすことができるだけでなく、見た目をきれいにする効果もあります。

ただし、防水塗装はあくまでもメンテナンス方法であり、防水性能を完全に回復させることはできません。 アスファルト防水が著しく劣化している場合は、改修工事が必要になります。

屋上防水工事はDIYで可能?屋根などは防水修理できる?

屋上防水工事は、専門業者に依頼するのが基本です。なぜなら、防水工事は高度な技術が必要なため、DIYでうまくいくとは限らないからです。

また、防水工事を失敗すると、雨漏りや建物の損傷など、大きな被害を招く可能性があります。しかし、小さな破損など簡単な補修作業であれば、DIYで対応できる場合もあります。

例えば、防水シートの破れやひび割れを補修する程度であれば、昭島市でも自分で材料を購入して施工することが可能です。

ただし、作業手順を間違えると、逆に防水性能を低下させてしまう恐れがありますので、注意が必要です。

DIYで防水工事を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 作業前に、防水シートの種類や劣化状況をしっかりと確認
  • 適切な材料と工具を用意
  • 作業手順を正しく理解し、手順通りに施工
  • 施工後は、定期的に防水層の劣化状況を確認し、必要に応じて補修を行う

防水工事は、建物の寿命に大きく影響する重要な工事です。DIYで施工する場合は、十分に注意して行い、不安がある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

屋上防水工事の費用相場は?防水工事の工法ごとの値段を紹介

屋上防水工事の費用は、防水の種類や施工面積、下地処理の有無などによって大きく異なります。一般的な相場は、以下の通りです。

防水材料耐用年数費用相場
ウレタン防水
(ウレタン塗膜防水)
8〜10年約6,000〜8,500円/㎡
シート防水10〜15年約4,000〜8,000円/㎡
アスファルト防水15〜25年約5,000〜8,000円/㎡
FRP防水10〜12年約6,000〜9,000円/㎡

上記はあくまで目安であり、実際の費用は昭島市でも業者によって異なります。防水工事を行う際は、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

FRP防水の費用|効果が高いが他の防水工事より費用相場は高い

FRP防水は、比較的安価な防水工法です。1㎡あたりの費用は、材料費と施工費を合わせて6,000〜9,000円程度となります。ただし、施工面積や下地の状態、補修の必要性などによって費用は変動します。

FRP防水は、防水層が厚く耐久性が高いことから、多くの屋上で採用されています。ただし、施工には専門的な技術が必要であり、経験豊富な業者に依頼することが重要です。

なお、FRP防水には、以下の特徴があります。

  • 耐久性が高い
  • 価格が比較的安い
  • 施工期間が短い
  • 意匠性に優れている

FRP防水は、費用対効果の高い防水工法と言えます。屋上の防水工事をご検討の方は、FRP防水を候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)の費用|屋上防水でメジャーな防水工事

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。柔軟性が高く、複雑な形状の屋上にも対応できるのが特徴です。

費用は、使用するウレタンの種類や塗布回数、施工面積によって異なります。一般的には、1㎡あたり6,000〜8,500円程度が相場です。

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、複雑な形状の屋上や紫外線にさらされる屋上、耐久性の高い防水層が必要な屋上に適しています。DIYで施工する場合は、技術が必要となるため、経験者や専門業者に相談することをおすすめします。

シート防水の費用|費用は4種類の中では比較的安価

シート防水は、工場で製造されたシート状の防水材を屋根に敷き詰めて防水層を作る工法です。施工が早く、費用も比較的安価なため、広く普及しています。

シート防水の費用は、使用するシートの種類や屋根の面積によって異なります。一般的な費用相場は、1㎡あたり4,000〜8,000円程度です。

シート防水の費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

また、屋根の形状や状態によっては、追加費用が発生する場合もありますので、事前に業者に確認しておく必要があります。

アスファルト防水の費用|比較的費用は安価だが大型の建物などがメイン

アスファルト防水は、比較的安価な防水工事です。費用は使用する材料や施工面積によって異なりますが、一般的には1㎡あたり5,000〜8,000円程度が相場となっています。

基本的には大型施設や病院、マンションなどの屋上で耐久性が必要な建物で行われます。

コストを抑えたい方や、耐久性の高い防水工事を行いたい方、メンテナンスが簡単な防水工事を行いたい方に適しています。

アスファルト防水は、耐久性が高く、メンテナンスも容易であるため、コストパフォーマンスに優れた防水工事と言えるでしょう。

ただし、施工には専門の技術が必要なため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

アスファルト防水は、アスファルト防水のメリットは、コストが安いこと、耐久性が高いこと、メンテナンスが容易なこと、防水効果が高いことです。

デメリットとしては、見た目が悪いこと、匂いが強いこと、施工に専門の技術が必要なことが挙げられます。

屋上防水におけるトップコートについて

トップコートは、屋上防水施工後の仕上げとして使用される保護塗料で、防水層を紫外線や雨風から守る重要な役割を果たします。

防水層自体は水を遮断する機能を持っていますが、太陽光や気候変動にさらされ続けると劣化が進行し、防水性能が低下する可能性があります。

トップコートを施すことで、耐久性と耐候性が向上し、防水層の寿命を延ばすことができます。

トップコートの役割

  1. 防水層の保護
    トップコートは、防水層を外部のダメージから守り、摩耗や劣化を抑制します。
    特に紫外線や酸性雨による劣化を防ぐことで、防水性能を長期間維持します。
  2. 美観の向上
    トップコートは、見た目の仕上がりにも影響を与えます。
    色の選択も可能で、建物全体のデザインに合わせた色調に仕上げることができます。
    屋上の美観が整うことで、物件全体の価値が向上する効果も期待できます。
  3. 滑り止め効果
    一部のトップコートは、防滑性を高める成分が含まれており、屋上での安全性を確保することができます。これにより、雨の日でも滑りにくく、点検や清掃作業が安全に行えるようになります。

屋上防水工事業者の選び方と注意点

屋上防水工事は、建物の寿命を左右する重要な工事です。そのため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

信頼できる業者を選ぶポイントは、豊富な施工経験を持つこと、防水施工技能士の資格を持つ職人がいること、そして丁寧な現場監督がいることです。

豊富な施工経験を持つ業者は、様々な施工現場でのノウハウを持っています。防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社は、技術力が保証されています。

また、丁寧な現場監督がいる業者であれば、工事の進捗状況をきめ細かく管理してくれます。

これらのポイントを参考に、昭島市で信頼できる屋上防水工事業者を選びましょう。

豊富な施工経験を持つ業者を選ぶ

屋上防水工事は、専門的な技術が必要なため、実績のある業者を選ぶことが重要です。特に、様々な防水工事の施工実績を持つ業者であれば、より適切な防水工事を提案してくれる可能性があります。

防水工事の経験が豊富な業者であれば、防水工事の施工方法や使用する材料などについても詳しく説明してくれるでしょう。

また、施工経験が豊富な業者は、防水工事にかかる期間や費用についても正確に把握していることが多いため、安心して工事を依頼することができます。

防水工事は、建物の寿命に大きく影響する重要な工事です。そのため、信頼できる業者を選び、適切な防水工事を行うことが大切です。

防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社を選ぶ

信頼できる屋上防水工事業者を選ぶためには、いくつかのポイントを確認することが大切です。その中でも特に、防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社を選ぶことは重要なポイントの一つです。

防水施工技能士は、防水工事に関する専門知識と技術を有していると認められた国家資格です。

防水工事は専門的な技術が必要であり、ミスなく適切に施工することが建物の耐久性や安全性に大きく影響します。

防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社は、防水工事に関する高い知識と技術を持っていることを証明しているため、安心して工事を依頼することができます。

また、防水施工技能士の資格取得には実務経験が必要であるため、経験豊富な職人が揃っている会社である可能性が高まります。

防水工事は建物の寿命を左右する重要な工事です。信頼できる防水工事業者を選ぶことで、安心かつ安全な防水工事が期待できるでしょう。

説明などが丁寧な対応の業者現場監督がいる業者を選ぶ

信頼できる屋上防水工事業者を選ぶことは、防水工事の成功にとって非常に重要です。

豊富な施工経験を持つ業者、防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社、丁寧な現場監督がいる業者を選ぶことで、より安心・安全な防水工事が期待できます。

施工前に十分な打合せを行い、不明な点はしっかり説明してくれる業者、施工中は細かな部分までチェックし、施工完了後はしっかりとした検査を行うなど、信頼できる業者を選ぶことで、防水工事の品質を確保することができます。

屋上防水工事の流れ

屋上防水工事は、防水層の劣化や損傷によって雨漏り発生を防ぐため、定期的に行う必要のある工事です。工事の流れは、主に以下の8つのステップに分かれています。

屋上防水工事の流れ1.調査・診断

既存の防水層の劣化状況や損傷箇所を詳細に調査します。

屋上全体の状態を把握し、雨漏りの原因を特定します。この調査結果をもとに、建物の構造や環境条件を考慮しながら、最適な防水工法を選定します。

屋上防水工事の流れ2.仮設工事

工事中の安全確保と建物内部の保護のため、仮設シートや足場を設置します。

これにより、雨水の侵入や工事中の埃の飛散を防ぎます。また、作業員の安全な移動経路を確保し、効率的な工事進行を可能にします。

屋上防水工事の流れ3.撤去工事

既存の防水層や劣化・損傷している部分を慎重に撤去します。

この作業では、下地に新たな損傷を与えないよう細心の注意を払います。撤去した材料は適切に分別し、環境に配慮した処理を行います。

屋上防水工事の流れ4.下地調整

防水層を施工する前に、下地を入念に調整します。

クラックや段差を補修し、表面を平滑にします。必要に応じて、プライマー塗布や勾配調整も行います。

屋上防水工事の流れ5.防水層施工

選定された防水工法に基づいて、新しい防水層を丁寧に施工します。

使用する材料の特性を理解し、適切な厚さと均一性を保ちながら施工を進めます。接合部や端部、貫通部などの細部にも十分な注意を払い、確実な防水性能を確保します。

屋上防水工事の流れ6.養生期間

防水層を完全に硬化させるために、適切な期間養生します。

この間、直射日光や雨水、外部からの衝撃から防水層を保護します。環境条件に応じて養生期間を調整し、防水層の性能が最大限発揮されるよう管理します。

屋上防水工事の流れ7.検査・確認

施工後、防水層に不具合がないか綿密な検査を行います。

目視確認だけでなく、必要に応じて散水試験なども実施し、防水性能を確認します。問題が見つかった場合は速やかに補修を行い、完璧な状態で工事を完了させます。

屋上防水工事の流れ8.撤去工事

全ての作業と検査が完了したら、仮設シートや足場を慎重に撤去します。撤去作業中も新設の防水層を傷つけないよう細心の注意を払います。最後に現場を清掃し、美観を整えて工事を完了します。

屋上防水工事は、適切な工法を選択し、丁寧な施工を行うことが重要です。信頼できる防水工事業者を選ぶことで、安全で安心な防水工事が実現できます。

屋上防水工事の施工事例|新東亜工業にお任せください

建物の老朽化や気候条件の影響により、屋上からの雨漏り・防水層の劣化が多く見られます。

新東亜工業では、ウレタン防水・シート防水・FRP防水など、建物の構造や環境に合わせた最適な工法を提案しています。

これまでの施工事例を通して、確かな技術と品質へのこだわりをご紹介します。

東京都台東区の戸建て住宅|屋上防水工事の施工事例

東京都台東区にある戸建て住宅の屋上にて、防水工事を実施しました。施工対象は屋上全面で、下地のひび割れが多く、補修作業に丁寧な対応が求められる現場でした。

防水性能の回復と長期的な耐久性の確保を目的として、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法を採用しています。

工事項目 主な内容
高圧洗浄工事 ・屋上全体の汚れ・粉塵・旧防水層の劣化物を徹底洗浄
・防水材の密着性を高めるための重要工程
下地補修工事 ・ひび割れの多いコンクリート面をモルタルで平滑処理
・カチオン系樹脂モルタルで全面下地調整を実施
通気緩衝工法施工 ・通気緩衝シートを下地に設置
・内部の水分・湿気を逃がして防水層の膨れや浮きを防止
ウレタン塗膜防水 ・通気緩衝層上にウレタン樹脂を塗布・硬化させ、防水層を形成
・密着性と柔軟性に優れる仕上げ
笠木脱着・内部防水施工 ・アルミ笠木を一度取り外し、内部まで防水施工後に再取付
・通常手が届かない部分の防水強化
ブリッジシール施工 ・笠木ジョイント部に柔軟性のあるシーリング材を使用
・建物の動きに追従しながら水密性を向上

施工後の効果
下地のクラックや湿気に起因する防水層の膨れ・浮きを防ぎ、屋上全体の防水性能が大幅に向上しました。
アルミ笠木内部まで丁寧に防水処理を施したことで、長期的に安心できる仕上がりとなっています。

▶引用元:【個人様】東京都台東区戸建て 屋上防水工事 費用公開

東京都港区のマンション|屋上・庇・斜壁屋根の防水工事

東京都港区のマンションにて、屋上および庇、斜壁屋根を対象とした防水工事を実施しました。

施工期間は約1週間。建物の防水性能を高めると同時に、太陽光反射率の高い高反射トップコートを採用することで、遮熱・省エネ効果にも配慮した施工内容となっています。

工事項目 主な内容
高圧洗浄・下地処理 ・屋上全体の汚れ・埃を高圧洗浄で除去
・ケレン・清掃で下地を整備
下地補修・ドレン改修 ・劣化部にシーリング補修を実施
・改修用ドレンを新設して排水性能を向上
ウレタン塗膜防水(密着工法) ・屋上全面にウレタン防水材を2層塗布
・高密着性と防水性を確保
高反射トップコート塗布 ・紫外線や熱から防水層を保護
・遮熱・省エネ効果を発揮する高反射タイプを採用
ブリッジシール施工 ・屋上笠木ジョイント部に柔軟性のあるシーリング材を施工
庇防水工事 ・庇2箇所にウレタン防水(密着工法)を施工
・高圧洗浄からトップコートまで丁寧に仕上げ
斜壁屋根塗装 ・シーラー塗布+シリコン塗料2回塗り
・耐候性と美観を確保

施工後の効果
屋上・庇・斜壁すべてで防水性能と耐候性が向上。
高反射トップコートにより夏場の屋内温度上昇が軽減され、省エネにも寄与しています。
防水層・塗装面ともに均一で美しい仕上がりとなりました。

▶引用元:【個人オーナー様】東京都港区マンション 屋上防水工事+斜壁屋根塗装工事 費用公開

屋上防水工事をお考えの方は新東亜工業へお任せください。

新東亜工業は小規模修繕や中規模、大規模修繕や外壁塗装などのプロとして東京都内を中心にビルやマンションなど幅広く工事を執り行っております。

東京都昭島市の防水工事対応可能エリア

新東亜工業では、東京都内を中心にマンションやビルの防水工事・大規模修繕工事を承っております。都心以外の地域についてもご相談をお受けしておりますので、ぜひお問い合わせください。

あ行朝日町・東町
か行昭和町
さ行郷地町
た行田中町・大神町・玉川町・津田町
な行中神町・拝島町
は行福島町・松原町・緑町
ま行宮沢町  など

昭島市の街について

昭島市は多摩川流域に広がる自然豊かな都市で、住宅地と商業地がバランスよく配置されています。JR青梅線沿線には中層マンションや団地が多く、築古物件では外壁や屋上防水の更新、鉄部の補修が盛んです。工業団地も多いため、用途に応じた耐久性重視の改修も求められます。

地盤が安定しており、長期修繕計画に基づく大規模改修が進めやすい環境です。快適性と安全性を高める改修が重視されています。

屋上防水工事に関するよくある質問【FAQ】

東京都内では、気候条件や建物構造の違いにより、防水工事に関するお悩みが多く寄せられます。

ここでは、屋上防水工事を検討されている方から特に多い質問をまとめ、専門的な視点からわかりやすくお答えします。

Q. 屋上防水工事はどのくらいの周期で行うべきですか?

A. 一般的には10〜15年に一度が目安です。ただし、日当たり・排水状態・防水材の種類によって前後します。

東京都では紫外線や酸性雨の影響を受けやすいため、10年を過ぎた頃に点検を行うのが理想的です。

Q. 防水工事の費用相場はどれくらいですか?

A. 防水工法や面積によって異なりますが、1㎡あたり5,000〜8,000円前後が東京都の相場です。

屋上全体で30㎡の場合は、概ね15万円〜25万円程度を見込むと良いでしょう。ウレタン防水やシート防水など、施工方法によって費用に幅があります。

Q. 東京都の助成金・補助金を利用できますか?

A. はい、条件を満たせば利用可能です。

例えば、東京都地球温暖化防止対策助成金では、遮熱防水工事に対して工事費の一部(10〜30%)が補助されます。また、足立区・杉並区・世田谷区などでも独自のリフォーム助成制度があります。

Q. 工事期間中は屋上を使えなくなりますか?

A. はい、防水層が完全に硬化するまでの間は立ち入り禁止となります。

一般的な住宅や中規模ビルでは、2〜5日程度が目安です。工事中は養生や安全対策を行い、居住者やテナントに配慮して進められます。

Q. 雨漏りが起きてからでも間に合いますか?

A. 雨漏りが発生した場合は、早急な調査と補修が必要です。放置すると下地や構造体まで劣化が進み、工事費用が高額化する恐れがあります。

軽度な場合は部分補修で対応可能ですが、防水層全体の改修が必要なケースもあります。

まとめ

屋上防水工事は、昭島市においても雨漏りや屋根の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすために重要な工事です。

適切な工法と定期的なメンテナンスで、建物の防水性能を長く維持することが大切です。

  • 屋上防水は10〜15年ごとの点検・改修が理想
  • 劣化の兆候(ひび割れ・膨れ)は早期補修が重要
  • 工法はウレタン・シート・FRP・アスファルトが主流
  • 助成金制度を活用すれば費用負担を軽減できる
  • 信頼できる業者を選び、施工後の保証内容も確認

東京都では、雨量や紫外線などの外的要因による防水層の劣化が進みやすいため、定期的な点検と計画的な改修が建物を守る鍵となります。

防水工事を行う際は、まず屋上の劣化症状を確認し、適切な防水方法を選択することが大切です。

防水方法には、ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)、シート防水、FRP防水、アスファルト防水などがあります。それぞれの特徴や耐用年数、費用などを考慮して、最適な方法を選びましょう。

また、屋上防水工事は専門業者に依頼するのがおすすめです。

信頼できる業者を選ぶ際には、豊富な施工経験を持つ業者、防水施工技能士の資格を持つ職人がいる会社、丁寧な現場監督がいる業者を選ぶようにしましょう。