外壁の爆裂とは?原因や対策を紹介

2025/10/09

建物の外壁における爆裂欠損部は、美観だけでなく構造の安全性にも重大な影響を与えます。
これらの欠損部は、コンクリート内部の鉄筋が腐食し、膨張することで発生し、特に湿度や塩分の多い環境では、この現象が顕著に現れ、早期の対策が求められるでしょう。
この記事では、爆裂欠損部の原因とその対処法について、詳しく解説し、建物の寿命を延ばすための具体的な方法をご紹介しますので、ぜひ最後までごらんくださいね。

鉄筋爆裂とは?

鉄筋爆裂とは、外壁の内部で腐食した鉄筋が膨張し周辺のコンクリートを押し上げた状態を呼びます。
コンクリートの外壁は2.0cmの被り厚さ(鉄筋から外壁面まで距離)が義務付けられ、炭酸ガスや雨水の侵入によるコンクリートの中性化を防止していますが、場合によっては被り厚さが不足しているケースが見受けられます。爆裂は、一般外壁の他にバルコニーや開放廊下にも見られ、頭の少ない庇や軒天には特に発生しやい現象です。

鉄筋爆裂の原因と対策

鉄筋爆裂の主な原因は、コンクリート内部の鉄筋が腐食することで起こります。鉄筋が湿気や塩分、酸性雨などの影響を受けて錆びると、その体積が膨張し、周囲のコンクリートに圧力をかけます。この圧力により、コンクリートがひび割れや爆裂を起こすのです。特に、海岸近くや湿気の多い地域では、この現象が顕著に見られます。

対策としては、まず現状の調査と原因分析が不可欠です。次に、腐食した鉄筋部分の取り替えや、防錆処理を施すことが一般的です。また、コンクリートの表面を保護するために、防水剤や防錆塗料を塗布することも効果的です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、爆裂の発生を未然に防ぎ、建物の寿命を延ばすことができるでしょう。

外壁の爆裂欠損部について|まとめ

外壁の爆裂欠損部は、内部の鉄筋が錆びて膨張することでコンクリートが割れる現象で、特に湿度や塩分の高い環境で起こりやすく、建物の美観や安全性に大きな影響を与えます。
対策としては、錆びた鉄筋の取り替えや防錆処理、コンクリート表面の防水処理が有効です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、爆裂の発生を予防し、建物の寿命を延ばすことがでるので、このような対応で、建物の安全性と美観を保ちましょう。

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