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屋上防水改修工事の請負業者選び完全ガイド|工事内容・費用・トラブル対策を解説

建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために欠かせないのが「屋上防水改修工事」です。しかし、防水工事は高額かつ専門的な分野であり、どの業者に依頼すべきか悩む方も多いのではないでしょうか?この記事では、屋上防水改修工事の基礎知識から、信頼できる請負業者の選び方、工事の流れや費用相場、そしてありがちなトラブルとその回避法までを徹底解説します。初めて工事を検討している方も、すでに業者選定中の方も、ぜひ参考にしてください。

屋上防水改修工事とは?

屋上防水改修工事とは、建物の屋上に施工されている既存の防水層を修復・交換することで、雨水の侵入を防ぎ、建物の構造体を長期的に保護するための重要な工事です。防水層は経年劣化により、徐々に防水性能を失い、ひび割れや膨れ、剥がれといった症状が現れることがあります。これを放置すると、屋内への漏水や鉄筋の腐食、内部仕上げの損傷など、建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

こうした劣化に対応するため、防水改修工事は10〜15年周期で実施するのが一般的です。使用する工法には、「ウレタン防水」「シート防水」「アスファルト防水」などがあり、それぞれに特性や施工条件が異なるため、建物の形状や使用目的、立地環境に合わせて最適な方法を選定することが求められます。また、改修時には現状の防水層をすべて撤去する場合と、上から新たに重ねて施工する場合があり、予算や工期、耐用年数などを考慮した総合的な判断が必要です。

屋上防水改修工事を請け負う業者とは?

屋上防水改修工事を請け負う業者とは、建築物の屋上に関する劣化状況を診断し、最適な工法で防水処理を行う専門的な知識と技術を有するプロフェッショナルです。彼らは建物の現地調査を通じて防水層の状態を正確に把握し、見積もりから施工、アフターメンテナンスまでを一貫して対応します。主に以下のような業者タイプに分類されます:

  • 防水工事専門業者:防水工事に特化した施工会社で、経験豊富な職人が在籍し、最新の工法や材料に対応できるのが強みです。
  • リフォーム会社:住宅や建物全体の改修を手がける中で、防水工事も一部として請け負っており、複合的なリフォームと並行して行いたい場合に適しています。
  • ゼネコン・工務店:大規模施設やビル建設なども手がける建設業者で、防水工事を含む総合的な工事管理が可能です。

いずれの業者にもメリットがありますが、工事の規模や建物の特性、求められる品質やアフターケアの体制などに応じて最適な業者タイプを選ぶことが、満足のいく防水改修工事を行う鍵となります。

信頼できる請負業者を見極めるポイント

防水改修工事を成功させるためには、業者選びが何よりも重要です。信頼できる請負業者に依頼することで、施工の品質だけでなく、工事中・工事後のトラブルリスクを大幅に抑えることができます。ここでは、信頼できる請負業者を見極めるためにチェックすべきポイントを解説します。後悔しない業者選定のために、必ず押さえておきたい基準を確認しておきましょう。

施工実績と専門資格の有無

まず最初に確認すべきは、その業者がこれまでどのような建物で防水工事を行ってきたかという「施工実績」です。マンションやビル、商業施設など幅広い現場での経験があれば、さまざまな構造や状況に対応できる柔軟性があるといえます。また、「防水施工技能士」や「建築施工管理技士」といった国家資格を有するスタッフが在籍しているかも重要なチェックポイントです。資格者がいることで、施工の質や安全管理が一定の基準を満たしていることが保証されます。

見積書の明細・保証内容の透明性

業者選定では、提出された見積書の中身をしっかりと確認しましょう。信頼できる業者は、工事内容・材料費・人件費・諸経費・保証内容などを細かく明記し、素人でも分かりやすい形で提示してくれます。逆に「一式見積もり」や不明瞭な記載が目立つ場合は要注意です。工事後に追加費用を請求されるリスクもあるため、複数業者から相見積もりを取得し、内容を比較検討することが重要です。

アフターサポート体制

防水工事は施工して終わりではなく、施工後のアフターケアが非常に重要です。優良業者は、定期点検やメンテナンスを含む保証期間を設定しており、万が一の不具合にも迅速に対応してくれます。とくに、10年保証などの長期保証を掲げる業者であっても、その保証内容が実際に機能するか、点検体制や補修範囲がどこまで含まれているのかは事前に確認しておくべきです。

屋上防水改修工事の流れと期間

屋上防水の改修工事は、複数の工程を経て丁寧に行われます。以下は一般的な作業フローと期間の目安です。

  1. 現地調査・診断(1日)
    現場を確認し、既存の防水層の状態や劣化具合を詳しく調査します。これにより、最適な工法や必要な補修範囲を見極めます。
  2. 見積提出・契約(1〜2週間)
    調査結果をもとに工事内容と費用を提示し、納得した上で契約を締結します。この段階で工期や保証条件なども明記されます。
  3. 施工準備(数日)
    足場の設置や資材の搬入、近隣への挨拶回りなど、円滑な工事のための準備が行われます。施工前に住民説明会を行う場合もあります。
  4. 防水施工(5〜10日)
    旧防水層の撤去・下地処理・新しい防水層の塗布や張り替え作業が行われます。天候に左右されやすいため、予備日を確保することが一般的です。
  5. 完了検査・引き渡し(1日)
    最終検査を行い、施工不良がないかを確認した上で施主に引き渡されます。報告書や保証書の交付が行われることもあります。

全体の施工期間は、天候や建物の形状、面積などによっても変動しますが、おおむね1〜2週間程度が目安とされています。

費用相場と工事内容の目安

屋上防水改修工事の費用は、使用する防水工法や施工面積、工事の難易度などによって大きく変動します。以下は代表的な防水工法ごとの費用目安と耐用年数の一覧です。

工法価格相場(㎡単価)耐用年数
ウレタン防水約4,500〜7,500円約10〜12年
塩ビシート防水約5,000〜8,500円約13〜15年
アスファルト防水約6,000〜10,000円約15〜20年

これらの価格には、材料費や人件費、基本的な施工費用が含まれますが、足場の設置費用や廃材の処理費用、管理費などが別途加算される場合もあります。また、建物の形状が複雑である場合や、高所作業が必要となる場合には、追加費用が発生することもあります。

相場を把握した上で、信頼できる業者と相談しながら予算計画を立てることが重要です。

防水改修工事のよくあるトラブルと回避法

防水改修工事では、以下のようなトラブルが起きやすいため、事前の備えと慎重な業者選定が欠かせません。

  • 契約内容と実際の工事が違う:口頭の説明のみで進めるのではなく、契約書に工事範囲や工法を明記し、両者の認識にズレがないようにします。
  • 安すぎる見積もりによる手抜き施工:極端に安価な業者は、必要な工程を省略したり、質の低い材料を使用する可能性があります。相場から大きく外れる価格には警戒が必要です。
  • 工期の大幅な遅延:天候など外的要因もありますが、スケジュール管理がずさんな業者は遅延のリスクが高まります。契約書に遅延時のペナルティや対応内容を盛り込むことで、トラブルを防げます。

信頼できる業者を選び、契約内容を明確にすることで、工事中・工事後のトラブルを未然に防ぐことができます。

防水工事をするなら安心の自社施工!新東亜工業へ

新東亜工業は、東京を中心にマンションやビルの大規模修繕工事や防水工事を専門とする総合工事店です。自社施工による中間マージンゼロ、コスト削減や高品質な施工で、多くの顧客から高い評価を得ています。

建物の老朽化に伴い、屋上や外壁からの雨漏りは深刻な問題となります。新東亜工業では、建物の種類や周辺環境に合わせた最適な防水工事を提案し、建物の寿命を延ばし、資産価値を守るサポートを行っています。

防水工事をお考えの方、ぜひ新東亜工業にお気軽にご相談ください!

新東亜工業の強みとは?

新東亜工業ではマンションの大規模修繕や防水工事において3つの強みを持っています。

新東亜工業の強み
  1. 自社施工によるコスト削減
  2. 高い技術力と迅速な対応
  3. 幅広いサービス提供

新東亜工業の強みについて、それぞれ詳しく解説していきます。

新東亜工業の強み1.自社施工によるコスト削減

新東亜工業では、ほぼ全ての工事を自社の職人が一貫して行っており、外部業者を挟むことがありません。そのため、中間マージンゼロを実現し、余計な費用を削減することが可能です。この自社施工体制により、高品質な施工を適正価格で提供しています。
さらに、自社職人が全工程を担当することで、施工内容の細部にまで目が行き届き、確実で丁寧な仕上がりを実現します。お客様に信頼される工事を提供するため、コストパフォーマンスの高いサービスを追求していることが新東亜工業の大きな強みです。

新東亜工業の強み2.高い技術力と迅速な対応

新東亜工業は、豊富な実績と高い技術力を誇る職人集団が在籍しており、建物の状態を正確に診断した上で、最適な施工プランを提案します。そのため、雨漏りや防水トラブルの根本原因を的確に解決できます。
さらに、緊急の雨漏り修理にも迅速に対応しており、最短で翌日に調査と見積もりを行うスピーディなサービスを提供します。このように、技術力と対応力を兼ね備えた新東亜工業は、安心して任せられるパートナーです。

新東亜工業の強み3.幅広いサービス提供

新東亜工業では、防水工事だけでなく、外壁塗装や屋根工事、シーリング工事など、建物の総合的なメンテナンスを一貫して提供しています。この幅広いサービスにより、建物全体の状態を総合的に管理できるため、複数の業者に依頼する手間を省きます。
また、各作業間の連携もスムーズに進めることができるため、工事の効率性が向上し、お客様にとっても負担が軽減されます。新東亜工業の包括的な対応力が、安心して任せられる理由の一つです。

防水工事において新東亜工業が選ばれるポイント

新東亜工業では、綿密な現地調査、丁寧な下地処理などの多くのこだわりを持っており、多くのお客様にお喜びの声をいただいております。

  • 綿密な現地調査
  • 丁寧な下地処理
  • 幅広い防水工法の対応
  • アフターサービスの充実
  • ドレーンの清掃と水はけ対策
  • お客様に寄り添った対応

防水工事において新東亜工業が選ばれる理由は、その技術力とお客様に寄り添ったサービスにあります。
まず、綿密な現地調査を実施し、建物の状態や周辺環境を正確に診断することで、最適な防水工法を提案します。この診断により、雨漏りの原因を根本から解決し、防水性能を最大限に引き出すことが可能です。
施工においては、丁寧な下地処理を徹底することで、防水層の密着性と仕上がりの美しさを実現します。
さらに、施工後のメンテナンスにも対応し、定期点検やアフターサービスを通じて長期的な建物の保護をサポートします。
また、ドレーンの清掃や細部への配慮も怠らず、雨漏りや水はけの問題に対して万全の対策を行っています。
新東亜工業は、ウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水、FRP防水といった幅広い工法を取り揃えており、建物やお客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
このような確かな技術と充実したサービスが、多くのお客様から信頼を得ている理由です。

新東亜工業の防水工事の施工事例

ここでは、新東亜工業における東京都西東京市の防水工事の施工事例を紹介します。

新東亜工業の施工事例

ビル屋上の防水工事において、高圧洗浄や下地調整などの補修後、ウレタン防水塗装を行いました。

新東亜工業は、これまでに東京都内を中心に多くのマンションやビルの防水工事を手掛け、その実績は施工事例ページで確認できます。雨漏りなどでお困りの際は、ぜひ新東亜工業へご依頼ください。

新東亜工業の防水工事の費用について

5階建てビルの屋上防水工事の費用相場は、一般的に建設会社では約375万、管理会社では約450万程度かかります。しかし、新東亜工業なら約300万円程度で実施することも可能です。

なぜ、他社よりも費用を安く提供できるのか、その理由をご説明します。

新東亜工業では、防水工事を自社の職人が一貫して担当するため、中間業者を介さず、中間マージンが発生しません。この自社施工体制により、余分なコストを削減し、適正価格での施工を実現しています。また、長年の経験と技術力を活かし、効率的な作業工程を確立しているため、無駄のない施工が可能です。さらに、防水工事に必要な材料も厳選して仕入れコストを抑えつつ、高品質な材料を使用しています。これらの要因が、費用を安く抑えながら高い品質を保つ理由となります。

具体的な料金は、現地調査後にお見積もりを提供しますので、防水工事を検討されている方はぜひ、ご相談ください。

※防水工事の費用相場は、施工範囲や工法により異なります

防水工事の料金表

新東亜工業における防水工事の費用相場は以下になります。

規模内容費用相場
4階建ウレタン防水工事80〜100万円程度
3階建屋上塩ビ防水工事60万円程度

新東亜工業の防水工事の流れ

新東亜工業における防水工事の流れを解説します。

  1. STEP

    防水面の洗浄

    まず、高圧洗浄機を使用して、施工箇所の汚れや古い塗膜、ホコリ、コケなどを丁寧に取り除きます。この工程により、防水層と下地の密着性が向上し、施工後の耐久性が大幅にアップします。また、汚れをしっかりと落とすことで、防水材がムラなく塗布されるため、仕上がりも美しくなります。徹底した洗浄作業は、防水工事の品質を左右する大切なステップです。

  2. STEP

    下地処理

    防水材がしっかり密着するためには、下地の状態を整えることが欠かせません。ひび割れや凹凸がある場合は、樹脂モルタルや補修材を使用して平滑に仕上げます。また、下地に含まれる水分量を確認し、必要に応じて十分に乾燥させることで、防水材の効果を最大限に引き出します。これらの作業を丁寧に行うことで、防水層の耐久性と施工後のトラブル防止につながります。下地処理は、防水工事の成功を支える基盤となる重要な工程です。

  3. STEP

    塗布

    事前に整えた下地に対し、ウレタン樹脂やアスファルト、シート防水材など、建物に最適な防水材を丁寧に塗布します。塗布は複数回に分けて行い、厚みを均一に仕上げることで、防水層の耐久性を高めます。また、施工箇所の形状に応じて細かい部分や角もしっかりと塗布し、隙間のない防水層を形成します。この丁寧な塗布作業が、雨漏りを防ぎ長期間建物を守る鍵となります。

  4. STEP

    中塗り

    下塗りで整えた基盤の上に、防水材を均一に塗布することで、厚みを増しながら防水層を強化します。中塗りでは、下地と上塗りをしっかり密着させる役割も果たしており、施工箇所全体にムラなく塗ることが求められます。また、この工程で仕上がりの凹凸を整え、防水層の一体感を高めます。丁寧な中塗り作業が、雨漏りを防ぐ耐久性の高い防水層の形成に繋がります。

  5. STEP

    トップコート

    トップコートは、防水層を保護し、美しい仕上がりを実現する最終工程です。中塗りまでで形成された防水層の上に、紫外線や風雨に強いトップコート材を塗布することで、耐久性と防水効果をさらに向上させます。また、トップコートには防水層の劣化を抑え、色褪せやひび割れを防ぐ役割もあります。この工程を丁寧に行うことで、建物の防水性能を長期間維持できるとともに、見た目にも美しい仕上がりを提供します。

建物の防水は、単にシートや塗膜を施工するだけでなく、施工箇所の下地処理をしっかり行う事が重要です。新東亜工業では、細部まで徹底的に処理を行ってまいります。

防水工事に関するご相談・ご依頼は、お客様満足度98%の新東亜工業へ!

防水工事や大規模修繕工事に関する相談や見積もり依頼は、公式サイトの問い合わせフォームや電話で24時間受け付けています。建物のメンテナンスや雨漏りでお困りの方、屋上や屋根、ベランダなどに少しでもご不安をお感じでしたら、ぜひ新東亜工業にご相談または調査をご依頼ください。

まとめ|屋上防水改修工事は信頼できる業者選びがカギ

屋上防水改修工事は、建物の機能性と資産価値を長く保つために不可欠なメンテナンス工事です。しかし、工事の品質や結果は業者選びによって大きく左右されます。

施工実績や専門資格、見積書の透明性、アフターサービスの体制など、多角的な視点から業者を比較検討し、自身の建物に最適なパートナーを選ぶことが成功への近道です。慎重な業者選定によって、安心で高品質な防水改修工事を実現しましょう。

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