ラジカル塗料の概要
ラジカルとは、樹脂や有機物などを劣化させるエネルギーのこと。
塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たることで発生してしまいます。
外壁を触った時に手に白い粉が付く「チョーキング現象」も、ラジカルが原因で起こります。
ラジカル塗料とは
ラジカル塗料とは、ラジカルの発生を抑制する塗料のことを言います。
通常の酸化チタンとは異なる「高耐光性酸化チタン」が配合されているので、塗料が劣化しにくい特徴があります。
また発生したラジカルの活動を抑える「光安定剤」も配合されているので、ダブルのパワーで耐久性の高い塗膜を実現します。
メリット
ラジカル塗料には、次のようなメリットがあります。
- チョーキング現象が起きにくい
- 塗料の伸びが良く施工しやすい
- コストパフォーマンスが高い
- 汚れが付きにくい
価格は一般的な塗料と変わらないので、塗料の費用を抑えたいかたにもおすすめです。
デメリット
ラジカル塗料のデメリットは「施工実績が少ない」ということ。
2012年に発売を開始したばかりなので、15年ほどの耐久性があると言われているものの、その性能は未知数の部分があります。
ラジカル塗料について詳しく知りたい方は以下の記事もご確認ください