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東京で中規模修繕工事を行いたい方へ|マンション中規模改修や大規模修繕・小規模修繕の違いや費用を解説

マンションの維持管理において、欠かせないのが修繕工事です。なかでも、中規模修繕工事は、屋上防水や外壁塗装、共用部の改修など、複数箇所の修繕を同時に行う工事を指します。

本ページでは、中規模修繕工事の内容や費用・タイミング・大規模修繕や小規模修繕との違いなどを解説します。東京で中規模修繕工事を検討しているマンション管理組合やオーナー様は、ぜひ参考にしてください。

中規模修繕とはどのような内容か?

マンションの経年劣化に伴い、快適な居住環境を維持するためには、適切な修繕工事が必要です。中規模修繕は、大規模修繕と小規模修繕の中間に位置する規模の修繕工事で、前回の修繕工事から10年以上経過し、部分的な修繕が必要になった場合に実施されます。

中規模修繕で実施される工事には、以下のような内容があります。

  • 屋上防水・屋根改修
  • 外壁タイル改修や補修
  • 外壁塗装
  • 共用部や階段の改修や補修
  • 電気設備・機械設備の改修

これらの工事はマンションの資産価値を維持し、居住者の快適な生活環境を確保するために重要な役割を果たしています。

中規模修繕工事の費用相場は、工事内容や規模によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり5,000~10,000程度と言われています。また、中規模修繕工事は長期修繕計画に基づいて実施されることが多く、計画的な修繕を行うことで、将来的な修繕費用の負担を軽減することができます。

中規模修繕工事はマンションの資産価値を維持し、居住者の快適な生活環境を確保するために重要な役割を果たしています。

中規模修繕での工事内容

中規模修繕は、築15~25年程度のマンションで実施されることが多く、屋上防水・外壁改修・共用部の改修などが含まれます。

主な工事内容は、以下の通りです。

  • 屋上防水・屋根改修:防水層の劣化や破損を補修し、雨漏りを防ぐ
  • 外壁タイル改修や補修・外壁塗装:タイルの剥がれやひび割れを補修し、外壁塗装で美観を回復させる
  • 共用部や階段の改修や補修:共用部の床や壁の補修、階段の滑り止め対策などを行います。
  • 電気設備・機械設備の改修:老朽化した電気設備や機械設備を交換し、安全性を確保します。

これらの工事は、建物の寿命を延ばし、居住者の快適な生活環境を維持するために必要です。 中規模修繕の工事内容や費用は、建物の状態や規模によって異なりますので、専門業者に相談することが大切です。

屋上防水・屋根改修

屋上防水・屋根改修は、中規模修繕における重要な工事です。経年劣化によって防水機能が低下した屋上は、雨漏りの原因となり、建物を傷めるだけでなく居住者の生活にも影響を及ぼします。

屋上防水・屋根改修では、防水シートの張り替えや、屋根材の交換などを行います。また、同時に断熱材の入れ替えや、太陽光発電システムの設置など、機能向上のための工事も併せて行うことが可能です。

屋上防水・屋根改修の費用は、使用する材料や工事内容によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり3,000~10,000円程度かかります。

中規模修繕を検討している場合は、屋上防水・屋根改修の必要性についても合わせて検討することが重要です。

外壁タイル改修や補修・外壁塗装

マンションの中規模修繕において、外壁タイル改修や補修・外壁塗装は重要な工事の一つです。外壁は建物を雨風や紫外線から守る重要な役割を担っており、経年劣化によってタイルの剥落やひび割れ、塗装の剥がれなどが発生します。放置すると雨漏りや躯体の腐食などの重大な問題に発展する可能性があるため、適切な時期に修繕を行うことが必要です。

外壁タイル改修や補修では、タイルの剥落やひび割れ部分を補修したり、タイルそのものを交換したりします。また、外壁塗装では既存の塗装を剥がして塗り直すことで、防水性や美観を回復させます。

外壁タイル改修や補修・外壁塗装の工事内容は、建物の状態や劣化状況によって異なります。一般的な工事内容は以下の通りです。

  • タイルの目地補修:タイルの目地の劣化部分にモルタルやシーリング材を充填して補修する
  • タイルの打ち替え:剥落やひび割れが激しいタイルは新しいタイルに交換する
  • 外壁塗装:既存の塗装を剥がして塗り直す
  • 外壁防水工事:外壁の防水性を向上させるために、防水シートを張ったり、防水塗料を塗布したりする

外壁タイル改修や補修・外壁塗装の費用は、工事内容や建物の規模によって異なりますが、一般的には数百万~数千万円程度かかります。

外壁タイル改修や補修・外壁塗装を行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 防水性の向上:外壁の防水性を向上させて雨漏りの発生を防ぐ
  • 美観の回復:外壁を塗り直して建物の美観を回復させる
  • 資産価値の向上:外壁をきれいに保って建物の資産価値を向上させる
  • 耐震性の向上:外壁を補修して建物の耐震性を向上させる

外壁タイル改修や補修・外壁塗装は、建物の状態や劣化状況によって異なりますが、一般的には築10~15年程度が目安と言われています。ただし、これはあくまでも目安であり、建物の状態によってはもっと早く修繕が必要になる場合もあります。

外壁に以下のような症状が見られる場合は、早急に修繕を行う必要があります。

  • タイルの剥落やひび割れ
  • 塗装の剥がれ
  • 防水シートの破れ
  • 雨漏り

外壁タイル改修や補修・外壁塗装は建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために重要な工事です。適切な時期に修繕を行うことで、建物を長く安全に使用することができます。

共用部や階段の改修や補修

共用部や階段の改修や補修は、マンションの資産価値を維持し、居住者の快適な生活環境を確保するために重要な工事です。共用部とは、エントランス・廊下・エレベーターホール・階段など、居住者が共同で使用する部分のことです。階段の改修や補修は、これらの共用部のなかでも特に重要な部分です。階段は、居住者が毎日使用する部分であり、安全性と機能性の確保が重要です。

共用部や階段の改修や補修には、以下のようなものが含まれます。

  • 階段の滑り止め加工
  • 手すりの交換
  • 照明の交換
  • 壁や天井の補修
  • 床の張り替え

これらの工事は、居住者の安全と快適な生活環境を確保するためには欠かせません。また、資産価値の維持にもつながります。

階段の滑り止め加工

階段の滑り止め加工は、階段の安全性を高めるために重要な工事です。滑り止め加工には、様々な方法があり、マンションの状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。滑り止め加工によって、居住者の転倒事故を防ぐ効果が期待できるでしょう。

手すりの交換

手すりは、階段の安全性を高めるために重要な設備ですが、老朽化や破損によって劣化することがあります。手すりの交換は、居住者の安全を確保するために重要な工事です。

照明の交換

照明は、共用部の明るさを確保するために重要な設備ですが、老朽化や破損によって劣化することがあります。そのため、照明交換は共用部の明るさを確保し、居住者の安全を確保するために重要な工事といえます。

壁や天井の補修

壁や天井は共用部の美観を維持するために重要な部分ですが、経年劣化や傷によって劣化することがあります。壁や天井の補修は共用部の美観を維持し、資産価値を維持するために重要な工事です。

床の張り替え

床は共用部の機能性を維持するために重要な部分ですが、経年劣化や傷によって劣化することも少なくありません。そのため床の張り替えを行うことは、共用部の機能性を維持して資産価値を維持するために重要な工事といえるでしょう。

電気設備・機械設備の改修

電気設備や機械設備の改修は、中規模修繕において重要な工事です。経年劣化により老朽化が進むと、故障やトラブルが発生するリスクが高まりかねません。

電気設備では、配線・ブレーカー・コンセントの交換や増設を行い、安全性と利便性を向上させます。また、照明設備のLED化や省エネ機器の導入も検討されます。

機械設備では、エレベーター・給排水設備・空調設備の更新やメンテナンスを行い、安定した性能と効率的な運用を目指します。エレベーターや給排水設備はマンションの生活に欠かせない設備であるため、定期的なメンテナンスや改修が重要です。

電気設備・機械設備の改修は、専門的な知識と技術が必要であるため、信頼できる業者に依頼することが大切です。業者選びの際には、実績や技術力、価格などを比較検討することが重要となります。

中規模修繕工事の費用相場

中規模修繕工事とは、躯体や防水などの建物の劣化を防止するために実施する工事であり、一般的に3,000万~1億円ほどかかります。しかし、建物の規模・劣化状況・使用する材料によって費用は大きく異なるため、事前に専門家に相談することが大切です。

長期修繕計画は、中規模修繕工事を計画的に進めるための重要な指標となります。長期修繕計画では、建物の劣化状況・必要な修繕内容・資金計画などを事前に策定し、計画的かつ効率的に修繕工事を実施することができます。

中規模修繕工事は建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するためにも必要な工事です。適切な時期に適切な修繕を実施することで、将来的な維持管理費の削減にもつながるでしょう。

中規模修繕工事の分散方式について

中規模修繕工事は規模や内容が大きいため、費用が高額になる傾向があります。そのため、一度にすべてを実施するのではなく、数年間に分けて分散して実施する方式が一般的です。分散方式には、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は、工事内容を分割する方式です。例えば1回目の工事で屋上防水と外壁塗装を実施し、2回目の工事で共用部の改修と電気設備の改修を行うといった方法です。この方式は工事期間を短縮でき、費用を抑えることができるというメリットがあります。

2つ目は、工期を分割する方式です。1回目の工事で建物の半分を対象に施工し、2回目の工事で残りの半分を対象に施工するといった方法です。この方式は、居住者への負担を軽減できるというメリットがあります。

どちらの方式を選択するかは、建物の状況や居住者の意向などを考慮して決定します。いずれの場合も、長期修繕計画に基づいて計画的に実施することが重要です。

長期修繕計画とは

長期修繕計画とは、マンションの将来の修繕計画をあらかじめ立てておくことです。これにより、将来発生する修繕費用の総額や、修繕費用の積立方法を事前に計画することができます。長期修繕計画は、マンションの管理組合がマンションの維持管理の計画を立てる際に必要不可欠といえるでしょう。

長期修繕計画には、以下のような項目が含まれます。

  • 建物の劣化診断: マンションの各部位の劣化状況を調査して今後どのくらいのペースで修繕が必要になるかを予測する
  • 修繕工事の内容: 各部位の修繕工事の内容とその費用を具体的に計画する
  • 修繕費用の積立方法: 修繕費用をどのように積立していくかを計画する

長期修繕計画はマンションの資産価値を維持し、将来の修繕費用の負担を軽減するために重要なものです。マンションの管理組合は長期修繕計画をしっかりと立てて、マンションの将来の維持管理を計画的に進めていくことが必要といえます。

中規模修繕工事の周期やタイミング

中規模修繕工事は、マンションの維持管理において重要な役割を果たします。適切な周期とタイミングで実施することで、建物の耐久性や資産価値を維持することができます。

中規模修繕工事の周期は、一般的に12~15年程度と言われています。これは、主要な設備や躯体の耐用年数に基づいて設定されています。

ただし、建物の状態や使用状況によっては、周期を調整する必要がある場合があります。例えば、塩害や地震の影響を受けやすい地域では、周期を短く設定することが必要となるでしょう。

中規模修繕工事のタイミングは、以下のポイントを参考に判断することができます。

  • 前回の修繕工事から12~15年が経過している
  • 建物の劣化が目立ってきた
  • 設備の故障や不具合が発生している
  • 大規模修繕工事の前段階として実施する

特に、前回の修繕工事から12~15年が経過している場合は、早急に修繕工事の実施を検討する必要があります。

中規模修繕工事は、建物の耐久性や資産価値を維持するために必要な工事です。

修繕工事を適切なタイミングで実施することで、以下のメリットを得ることができます。

  • 建物の寿命を延ばす
  • 建物の資産価値を維持する
  • 居住者の安全と快適性を確保する
  • 管理費や修繕積立金の負担を軽減する

様々なメリットがあるため、中規模修繕工事はマンション管理にとって重要な投資といえるでしょう。

また中規模修繕工事の費用は、工事内容や規模によって異なります。一般的に、1戸当たり75〜125万円程度が相場と言われています。

費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。また、工事内容を簡素化したり、材料費を抑えたりといった工夫をすることで、費用を削減することができます。

大規模修繕と小規模修繕

大規模修繕と小規模修繕は、建物の維持管理において重要な役割を果たします。大規模修繕とは、建物の主要構造部分や設備を対象とした、大規模な修繕工事のことです。一方で小規模修繕とは、建物の軽微な損傷や不具合を対象とした、小規模な修繕工事のことです。大規模修繕と小規模修繕は、建物の劣化状況や規模に合わせて適切に実施することで、建物の寿命を延ばし、安全性を確保することができます。

大規模修繕工事とは

マンションの大規模修繕工事とは、建物の躯体や設備など、長期使用によって劣化が進んだ部分を補修・改修する工事のことです。一般的には築12~15年頃に実施され、防水工事・外壁塗装・共用部の改修など、広範囲にわたる工事が含まれます。

大規模修繕工事はマンションの資産価値を維持し、快適な生活環境を確保するために不可欠な工事です。工事内容や費用は、建物の規模や劣化状況によって異なりますが、一般的には数千万円から数億円規模の費用がかかります。

大規模修繕工事には、主に以下のような目的が挙げられます。

  • 建物の耐久性の向上
  • 居住環境の改善
  • マンションの資産価値の維持
  • 修繕費用の抑制

主な工事内容は、防水工事・外壁塗装・共用部の改修・設備の更新・バリアフリー化などがあります。

大規模修繕工事は、マンション管理組合が主体となって計画・実施します。工事の計画から完了までには、通常1~2年程度かかります。

大規模修繕工事の周期は、一般的には築12~15年頃ですが、建物の劣化状況や管理組合の判断によって、前後することがあります。周期は、マンションの長期修繕計画に基づいて決定されます。長期修繕計画とは、マンションの維持管理に必要な修繕工事の内容や費用、実施時期などを計画的にまとめたものです。

長期修繕計画は、マンション管理組合が専門家と協力して策定します。計画に基づいて適切な時期に修繕工事を実施することで、マンションの資産価値を維持し、長期的に安定した管理運営を可能にします。

マンション大規模修繕工事の周期について

マンションの大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、住環境を維持するために必要な工事です。その周期は、一般的に12~15年程度と言われています。

大規模修繕工事の周期は、建物の構造・劣化状況・管理状況などによって異なります。例えば、鉄筋コンクリート造の建物は、鉄骨造の建物よりも劣化速度が遅いため、周期が長くなる傾向があります。また、管理が行き届いている建物は、劣化が遅いため周期が短くなる傾向があります。

大規模修繕工事を適切な時期に行うことで、建物の寿命を延ばし、住環境を維持することができます。また、計画的な修繕を行うことで、コストを抑えることにもつながるでしょう。

ただし、大規模修繕工事は費用がかかるため、計画的に資金を積み立てる必要があります。また、工事中は住環境が悪化するため、住民への説明や配慮が必要です。

大規模修繕工事は建物の寿命を延ばし、住環境を維持するために必要な工事です。適切な時期に計画的に行うことで、建物の価値を維持することができます。

小規模修繕工事とは

マンションの維持管理には、定期的な修繕が欠かせません。修繕工事には、大規模修繕・中規模修繕・小規模修繕の3種類があり、それぞれ工事内容や費用が異なります。

小規模修繕工事とは、建物の経年劣化によって発生した軽微な不具合を補修する工事のことです。具体的には、屋上防水の補修・外壁塗装・共用部の修繕・電気設備や機械設備の修繕などが該当します。

小規模修繕工事は大規模修繕工事と比較すると工事範囲が狭く、費用も安価であることが特徴です。また、工期も短いため、居住者の生活への影響も最小限に抑えられます。

小規模修繕工事は建物の状態を維持し、資産価値の低下を防ぐために重要な役割を果たしています。定期的にメンテナンスを行い、建物の寿命を延ばすことが大切です。

小規模修繕工事の周期について

マンションの管理において、住環境の維持や資産価値の向上のためには、適切な修繕工事が欠かせません。中でも小規模修繕工事は、日常的な不具合や劣化への対応として重要な役割を果たします。

小規模修繕工事とは、大規模修繕工事よりも規模が小さく、費用も抑えられる工事のことです。一般的な周期は、築10年~15年程度と言われています。この期間は、外壁や屋根などの劣化が目立ち始める時期であり、早期の対応が必要となるケースが多いです。

小規模修繕工事の周期は、建物の状況や使用頻度などによって異なります。以下に、小規模修繕工事が必要となる主なケースをご紹介します。

  • 外壁のひび割れや塗装の剥がれ
  • 雨漏り
  • ベランダやバルコニーの防水層の劣化
  • 共用設備の故障

これらの不具合を放置しておくと、建物の劣化がさらに進み、大規模修繕工事が必要となる可能性が高くなります。そのため、早期に小規模修繕工事を実施することで、建物の寿命を延ばして管理費の負担を抑えることができます。

小規模修繕工事の周期は、管理組合や専門家と相談しながら決定することが重要です。建物の状況や予算を考慮したうえで、適切な時期に工事を実施しましょう。

修繕工事と改修工事の違いについて

修繕工事と改修工事は、どちらも建物を維持管理するための工事ですが、その目的や内容が異なります。

修繕工事は、損傷や劣化を修復して元の状態に戻すことを目的とした工事です。具体的には、雨漏りの補修・外壁の塗装・防水工事・設備の交換などが含まれます。

改修工事は、建物の機能や性能を改善するために、既存の設備や構造を変更する工事です。具体的には、バリアフリー化・耐震補強・省エネ改修・間取り変更などが含まれます。

修繕工事と改修工事は、工事内容や規模によって費用が大きく異なります。一般的に、改修工事の方が費用が高くなります。

マンションの中規模修繕工事では、外壁・屋上・バルコニーなどの共用部分の修繕が行われます。大規模修繕工事は、建物の躯体や設備を全面的に改修する工事です。小規模修繕工事は、部分的な損傷や劣化を修復する工事です。

修繕工事と改修工事の違いを理解することで、適切な工事を選択することが重要です。

修繕工事の意味

修繕工事とは老朽化した建物や設備を修復して、元の状態に回復させる工事のことです。 建物や設備を維持管理していくためには、定期的に修繕を行う必要があります。 修繕工事を行うことで、建物の耐久性を向上させ、安全性を確保することができます。

修繕工事には、主に以下の4つの種類があります。

  • 軽微な損傷を修復する小規模修繕
  • 経年劣化などによる損傷を修復する中規模修繕
  • 建物の構造部分や主要設備などを改修する大規模修繕
  • 災害などによる損傷を修復する応急修繕

それぞれの種類によって、工事内容や費用が異なります。 修繕工事を行う際には、建物の状況や予算に合わせて、最適な工事内容を選択することが大切です。

改修工事の意味

改修工事とは老朽化した建物を新しくしたり使いやすくするほか、性能を向上させたりするために部分的に改修する工事のことです。

改修工事は建物の規模や状態、改修内容によって小規模修繕・中規模修繕・大規模修繕の3種類に分けられます。

小規模修繕は、経年劣化による軽微な損傷や不具合を補修する工事です。具体的には、塗装の塗り替え・壁紙の張り替え・床の補修などが含まれます。

中規模修繕は、小規模修繕よりも大規模な改修工事です。具体的には、防水工事・外壁タイルの補修・共用部の改修などが含まれます。

大規模修繕は、建物の構造躯体や設備を全面的に改修する工事です。具体的には、耐震補強工事・外壁の全面改修・設備の更新などが含まれます。

中規模修繕や大規模修繕工事は新東亜工業へお任せください

新東亜工業は豊富な実績と職人の確かな技術で、お客様の大切な建物を長持ちさせるための最適な修繕工事を提供します。

大規模修繕工事や中規模、小規模のほか外壁塗装・防水工事・タイル補修など、建物の美観と機能を守る工事を自社施工で無駄なコストをカットしつつ素早い丁寧な対応をいたします。

お客様のご要望に合わせた柔軟な対応とスピーディーなサポートで、長期的な安心と満足をお届けします。

社名株式会社新東亜工業
役員代表取締役社長:高井 強
所在地〒131-0033東京都墨田区向島3-22-12 栗原ビル2F
TEL03-6658-5364
FAX03-6658-5365
創業平成21年5月
設立平成24年1月
資本金8,000万円
建設業許可東京都都知事許可(般-4)第142885号
一級建築士事務所一級 東京都知事登録 第65008号
取引金融機関朝日信用金庫(向島支店)
事業内容総合建設業
顧問税理士上杉敏主税理士事務所

東京都の新東亜工業対応エリア

あ行 青ヶ島村、昭島市、あきる野市、足立区、荒川区、板橋区、稲城市、江戸川区、青梅市、大島町、大田区、小笠原村父島、小笠原村母島
か行 葛飾区、北区、清瀬市、国立市、神津島村、江東区、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市
さ行 品川区、渋谷区、新宿区、杉並区、墨田区、世田谷区
た行 台東区、立川市、多摩市、中央区、調布市、千代田区、豊島区、利島村
な行 中野区、新島村式根島、新島村新島、西多摩郡奥多摩町、西多摩郡日の出町、西多摩郡檜原村、西多摩郡瑞穂町、西東京市、練馬区
は行 八王子市、八丈島八丈町、羽村市、東久留米市、東村山市、東大和市、日野市、府中市、福生市、文京区
ま行 町田市、御蔵島村、三鷹市、港区、三宅島三宅村、武蔵野市、武蔵村山市、目黒区

東京都の新東亜工業における施工事例

ここでは、新東亜工業での施工事例を紹介します。

【管理組合様】東京都板橋区Sマンション 

仮設足場工事

【企業様】東京都江東区Hマンション

防水工事

東京都について

東京都は日本の首都であり、政治・経済・文化の中心地です。23の特別区と多摩地域、島しょ部で構成されています。

主要エリアには、商業の中心地である銀座や新宿、若者文化の発信地・渋谷、伝統と現代が融合した浅草などがあります。皇居や東京タワーなどの観光名所も多く存在するエリアです。

世界有数の人口を抱え、高度に発達した公共交通網を持ちます。最先端技術と伝統文化が共存し、多様性に富んだ都市として知られています。国際的なビジネスハブであると同時に、アニメやファッションなどのポップカルチャーの発信地としても世界的に注目されています。

東京都内の特徴的なビル・マンション・建物

多くのビルやマンションが立ち並ぶ東京都において、代表的な建物を以下で紹介します。

ワールドシティタワーズ

ワールドシティタワーズは、東京都港区にある高層マンション群で、3棟の塔から構成されています。最高高さは約210メートルで、東京の新しいランドマークとなっています。高級住宅・オフィス・商業施設が一体となった複合施設で、都市生活の利便性と快適さを追求しています。洗練されたデザインと充実した設備が特徴で、東京湾や都心の眺望を楽しめる贅沢な住環境を提供しています。立地の良さと高品質な住空間により、都市型高層マンションの代表例として知られています。

建物名ワールドシティタワーズ
住所東京都港区港南4丁目

虎ノ門ヒルズ 森タワー

虎ノ門ヒルズ 森タワーは、東京都港区虎ノ門に位置する超高層ビルです。高さは約255メートル、地上52階建ての印象的な建築物です。オフィス・住宅・商業施設・会議場など、複合施設として機能しています。
斬新なデザインと最先端の技術を融合させたこのタワーは、東京の新しいランドマークとなっています。環境に配慮した設計や、災害時の安全性にも重点が置かれており、都市の発展と持続可能性を両立させた象徴的な存在です。

建物名虎ノ門ヒルズ 森タワー
住所〒105-6390 東京都港区虎ノ門1丁目23−1 4号

聖路加国際病院

東京都中央区明石町に位置する聖路加国際病院は、1902年に創立された歴史ある医療機関です。現在の病院本館は2014年に完成した近代的な建物で、地上19階、地下3階の大規模な構造を誇ります。外観は白を基調とし、大きなガラス面が特徴的です。内部には最新の医療設備が整えられ、患者の快適性と医療の効率性を両立させています。屋上にはヘリポートも備えており、緊急時の対応も可能です。周辺の緑地と調和した外観は、都心にありながら落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

建物名聖路加国際病院
住所〒104-8560 東京都中央区明石町9−1

中規模修繕工事の流れを解説

中規模修繕工事の流れは、以下のような流れで行われます。

  1. 建物の調査・計画
  2. 工事内容の検討と業者選定
  3. 工事の発注
  4. 住民への説明
  5. 施工
  6. 最終点検・確認
  7. 引き渡し

それぞれのプロセスにおける詳しい内容を、以下で解説します。

  1. STEP

    建物の調査と計画

    中規模修繕工事は、建物の劣化状況を把握し、必要な工事を計画することが重要です。

    建物調査では、ひび割れ・剥落・漏水などの劣化状況を詳細に調査し、今後の改修計画に役立てます。また、建物の構造や設備についても調査を行い、工事を円滑に進めるための情報を収集します。

    計画では調査結果に基づいて、必要な工事内容・工期・費用などを決定します。また、住民への説明会や合意形成など、工事の円滑な実施に向けた準備も進めます。

    建物調査と計画は、中規模修繕工事を成功させるための重要なステップです。これらの準備をしっかりと行うことで、安全で安心できる住環境を確保することができます。

  2. STEP

    工事内容の検討後に業者選定

    コストパフォーマンスに優れた業者を選ぶことが大切です。

    • 業者の選定方法: 一括見積もりサイト・紹介・口コミなどを活用して、複数の業者から見積もりを取得する
    • 業者の比較: 各業者の見積内容・施工実績・対応力などを比較検討する
    • ヒアリング: 選定した数社に対して直接ヒアリングを行い、技術力・施工体制・アフターサービスなどを確認する
    • 契約: 納得できる業者が見つかったら、契約を結ぶ

    契約書の内容は、工事内容・工期・費用、保証などについて、しっかりと確認しましょう。

    適切な業者を選定することで、スムーズかつ満足のいく中規模修繕工事を進めることができます。

  3. STEP

    工事の発注

    中規模修繕工事は、屋上防水や外壁塗装、共用部の改修など、建物の規模や状況によって様々な工事が含まれます。そのため、専門業者に発注することがほとんどです。

    発注方法は、主に分散方式と一括請負方式の2つがあります。分散方式は、複数の工事業者に対して個別に工事内容を依頼する方法です。各工事業者はそれぞれの専門分野を担当するため、それぞれの工事の品質を確保することができます。また、競争入札によって価格を抑えることも可能です。

    一括請負方式は、すべての工事を1つの工事業者に依頼する方法です。この方法では、工事業者との調整が容易で、工期短縮やコスト削減につながる可能性があります。ただし、工事業者選びが重要となるため、実績や信頼性のある業者を選ぶ必要があります。

    どちらの方式を選択するかは、建物の規模や工事内容、予算などによって異なります。専門家と相談しながら、最適な方法を選択することが大切です。

  4. STEP

    住民への説明

    中規模修繕工事は、マンションの寿命を延ばし、安全性を確保するために重要な工事です。しかし、工事中は騒音や生活環境の変化など、住民に影響を及ぼす可能性があります。そのため、工事前に住民への説明会を開催し、工事内容・期間・注意事項などをしっかりと説明することが大切です。

    説明会では、以下の内容をわかりやすく説明することが重要です。

    • 工事の目的と必要性
    • 工事内容
    • 工事期間
    • 騒音や振動
    • 生活環境への影響
    • 費用負担
    • 質問と回答

    説明会では資料や図面などを用いて、わかりやすく説明することが重要です。また、住民の質問に丁寧に答えることで、不安を解消して協力を得られるようにしましょう。

    説明会を開催することで、住民への理解と協力を得ることができ、円滑な工事の実施につながります。

  5. STEP

    中規模修繕工事開始

    計画に基づき、いよいよ工事着工を迎えます。

    建物の状況や工事内容に沿って、以下のような様々な工事が進められていきます。

    • 屋上防水
    • 屋根改修
    • 外壁タイル改修や補修
    • 外壁塗装
    • 共用部や階段の改修や補修
    • 電気設備・機械設備の改修

    工事中は、住民への配慮や安全確保に細心の注意を払いながら、計画に基づいて工事が進められていきます。 工事の進捗状況は住民に随時報告され、住民の意見や要望があれば、可能な限り対応していくように努めます。

    中規模修繕工事は、多くの住民が生活するマンションで行われるため、住民の理解と協力が不可欠です。 工事中は、騒音・振動・生活動線の変更など、様々な不便が生じることもありますが、住民の皆様には、工事の目的と必要性を理解していただき、協力をお願いします。 また、工事中に何か疑問や不安があれば、遠慮なく管理組合や施工業者に相談するようにしてください。

  6. STEP

    施工完了後の最終点検・確認

    最終点検・確認は、工事が適切に完了したかどうかを確認し、不具合や問題がないかを確認するために行われます。施工業者と管理組合の両方が立ち会い、施工内容に基づいて確認項目をチェックします。

    最終点検・確認で不具合や問題が発見された場合は、速やかに施工業者に報告し、適切な補修を行う必要があります。最終点検・確認を怠ると、施工不良や不具合を見逃してしまう可能性があり、後々大きな問題に発展する恐れがあります。

    また、最終点検・確認後には、施工業者から管理組合に施工完了報告書が提出されます。施工完了報告書には、工事が完了した旨や、最終点検・確認の結果が記載されます。管理組合は、施工完了報告書の内容を確認し、問題がないことを確認したうえで、施工代金の支払いを完了します。

    中規模修繕工事の完了後には、必ず最終点検・確認を行い、不具合や問題がないことを確認することが重要です。最終点検・確認を怠ると、施工不良や不具合を見逃してしまう可能性があり、後々大きな問題に発展する恐れがあります。

  7. STEP

    引き渡し

    中規模修繕工事の完了後には、施工会社から管理組合や住民への引き渡しが行われます。引き渡し時には、工事内容の確認や説明、そしてアフターメンテナンスに関する説明などが行われます。

    引き渡し時には、工事内容・仕上がり状況・設備の動作などを確認されます。

    また、引き渡し時には、アフターメンテナンス・保証内容・その他注意事項などの説明が行われます。

    引き渡しは中規模修繕工事の完了を確認し、アフターメンテナンス体制を整えます。問題なく引き渡しが行われることで、安心して修繕後の生活を送ることができるでしょう。

まとめ

中規模修繕はマンションの共用部分や設備などを対象とした、10~15年程度の間隔で行う修繕工事です。建物の大規模修繕と違って、外壁や屋上などの一部のみを対象に施工を行います。

中規模修繕の内容は、主に以下のような工事が含まれます。

  • 屋上防水・屋根改修
  • 外壁タイル改修や補修・外壁塗装
  • 共用部や階段の改修や補修
  • 電気設備・機械設備の改修

中規模修繕の費用相場は工事内容や規模によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり5,000~10,000円程度が目安とされています。

中規模修繕は、マンションの長寿命化と居住環境の維持のためには欠かせない工事です。工事の内容や費用相場を理解したうえで、適切な時期に修繕を行うことが大切です。

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