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外壁タイルの補修方法と費用相場を解説!ひび割れ・浮き・剥がれは要注意

外壁タイルのひび割れや浮き、剥がれは、建物の耐久性や美観、さらには安全性にまで影響を及ぼす可能性があります。

本記事では、外壁タイル補修の重要性、具体的な補修方法、費用相場について詳しく解説し、マンションにお住まいの方の疑問にも応えます。建物を守るための適切な対応を知りたい方はぜひご覧ください。

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外壁タイル補修が必要な理由

外壁タイルの補修が必要となる理由は、建物の美観や安全性、そして長期的な維持費を抑えるために欠かせない重要なメンテナンスだからです。外壁タイルは日々の紫外線や雨風にさらされることで劣化しやすく、ひび割れや剥がれが発生することがあります。これらを放置すると、見た目の問題だけでなく、雨水が内部に侵入して建物の構造を弱めたり、カビや錆の発生を引き起こす可能性があります。

さらに、タイルの剥がれが進むと、剥落による事故のリスクも高まります。特に人通りの多い場所や高層ビルでは、タイルの落下が大きな危険を伴うため、早めの補修が必要です。また、劣化が進行する前に補修を行うことで、大規模な修繕工事を回避し、コストを抑えることも可能です。

外壁タイル補修が必要な理由
  • 外壁タイルの剥落を防ぐための対策
  • 建物の耐久性を保つ重要性
  • 外観の美しさを守り資産価値を維持

外壁タイルの剥落を防ぐための対策

外壁タイルが剥がれると、通行人や近隣の物に被害を与えるリスクがあります。

特に高層マンションでは、剥落事故が重大な事故を招くこともあり、工事の際に優先的に対応すべきポイントです。

また、マンション居住者の安全確保にも直結する重要な作業です。定期的な点検と早期の補修でリスクを回避しましょう。

建物の耐久性を保つ重要性

外壁タイルは建物全体を外部環境から守る役割を果たしているため、マンションの長期的な耐久性を維持するためにも欠かせません。

ひび割れや浮きが放置されると、雨水が浸入し、内部構造にダメージを与える可能性があるため、修繕工事による早期対応が求められます。

耐久性を維持するためには、問題を早めに解決することが不可欠であり、大規模修繕工事計画の中でも特に注目されています。

外観の美しさを守り資産価値を維持

外壁タイルが損傷していると、建物全体の印象が悪くなり、特にマンションでは資産価値の低下を招きます。

そのためマンションのタイルの劣化は、計画的な補修工事が資産価値維持の鍵となります。

また、商業施設やマンションでは、美観が入居率や利用者満足度に影響を与えるため、補修や大規模修繕は重要な投資です。マンションの価値を保つためにも早めの対応が求められます。

マンション大規模修繕や中規模修繕では共用部分と専有部分を正しく理解しよう

マンション大規模修繕や中規模修繕を計画するためには、共用部分と専有部分の違いを理解しておくことが非常に重要です。これらの区別を明確にしておくことで、修繕の対象範囲や費用分担がスムーズになります。

共用部分と専有部分の違いとは?

まず、マンションにおける共用部分と専有部分の違いを確認しましょう。共用部分とはマンション全体の住民が利用するスペースを指し、管理組合がその維持管理を行います。一方、専有部分は各住戸の居住者が専属的に利用するスペースで、その管理や修繕は住民自身が行う責任があります。

以下の表で、共用部分と専有部分を比較してみましょう。

項目共用部分専有部分
定義住民全員が利用する共有スペース各住戸の住民が専属的に利用するスペース
具体例エントランス、廊下、階段、屋上、外壁、駐車場室内の床、壁、天井、窓枠内側、専用庭
管理責任管理組合が責任を負う各住民が責任を負う
修繕費用管理費・修繕積立金で賄う住民自身が負担
修繕対象の例外壁塗装、防水工事、エレベーター点検室内の壁紙の張り替え、設備の修理

マンションの大規模修繕・中規模修繕を行う際には管理側、住民側双方がしっかりと共用部分と専有部分を把握しておきましょう。

大規模修繕や中規模修繕におけるマンション共用部分と専有部分の関係

マンションの大規模修繕や中規模修繕では、主に共用部分が修繕対象となります。具体的には、外壁や屋上の防水工事、廊下や階段の補修が該当します。一方、専有部分については各住民が自費で修繕を行うことが原則です。

ただし、バルコニーや窓枠など、一部の専有部分が特例的に共用部分とみなされるケースもあります。管理規約によって異なるため、修繕計画を立てる際には必ず事前確認が必要です。住民全員で協力し、計画をスムーズに進めることが、マンションの快適な生活を守るポイントとなります。

外壁タイル補修の2つの主な方法

外壁タイル補修には、建物の状態や損傷箇所に応じた適切な方法を選ぶことが重要で、大規模修繕において計画的な対応が求められます。

外壁タイルの補修方法としては「接着剤での固定」「張り替え」の2つが行われます。

それぞれの特徴を以下にまとめました。マンションの規模や状況に応じて選択しましょう。

接着剤での固定

タイルの浮きや剥がれが軽微な場合に有効です。既存のタイルを再利用できるため、コストを抑えることができます。

張り替え

劣化が進んでいる場合や広範囲の補修が必要な場合に適用されます。新しいタイルを使用することで、美観が大幅に改善されます。

建物の状態や補修箇所の規模に応じて適切な方法を選択しましょう。

外壁タイル補修の具体的な手順

外壁タイル補修は、調査から仕上げまで以下のステップを踏むことで、建物の機能と美観を取り戻します。その流れを詳しく解説します。

  1. 問題箇所を特定する打診調査
  2. タイル補修作業の実施
  3. 劣化したタイルの目地補修
  4. 防水性を高めるための塗装

問題箇所を特定する打診調査

タイルの浮きや剥がれを特定するために打診調査を行います。専用のハンマーでタイルを叩き、音の違いから問題箇所を判別します。

タイル補修作業の実施

調査で判明した不具合箇所に対し、接着剤を使用した固定や新しいタイルの張り替えを実施します。特にマンションの場合、住人への影響を最小限に抑えた工事が求められます。

劣化したタイルの目地補修

タイル間の目地が劣化している場合、再充填を行います。目地補修は、防水性と美観の向上につながります。

タイルに問題がなくても目地自体が劣化しているケースもあるため、目地自体の劣化を修復するためにも補修が必要です。

防水性を高めるための塗装

外壁タイルは基本的に塗装は不要ですが、防水性能を強化し、美観を維持するためにクリア塗装を施す場合もあります。塗装は建物の耐久性向上にも効果的です。

外壁タイル補修にかかる費用の目安

外壁タイル補修の費用は、補修の規模や工法によって異なります。適正な価格で信頼できる施工を受けるための参考情報をお伝えします。

タイルの補修内容費用相場
浮き補修約500~900円(1か所当たり)
張替え約500円(1枚当たり)
クリア塗装約3,000円(1㎡当たり)

正確な費用を知るためには、現地調査に基づく見積もりを依頼することが重要です。工事全体のスケジュールと予算も確認しましょう。マンション全体の予算計画にも影響します。

外壁タイルの補修とリニューアルの違いとは?

外壁タイルの劣化や破損が見られた場合、適切な対応を選ぶことが重要です。その際、「補修」と「リニューアル」という2つの選択肢がありますが、それぞれ目的や内容が異なります。ここでは、外壁タイルの補修とリニューアルの違いについて詳しく解説します。

補修とは?

補修は、外壁タイルの劣化や破損箇所を部分的に修繕し、元の状態に戻すことを指します。

  • 主な目的:建物の安全性や防水性能を維持すること。
  • 具体的な内容
    • タイルの浮きや剥がれの修繕:剥がれたタイルを接着剤やモルタルで再固定します。
    • ひび割れの補修:ひび割れ箇所を埋めて防水性を回復させます。
    • 目地の再充填:劣化した目地材を新しいものに交換します。
  • 特徴
    • 範囲が限定的で、比較的短期間かつ低コストで実施可能。
    • 外観の変化は少なく、部分的な修繕に留まる。

リニューアルとは?

リニューアルは、外壁全体を新しく改装し、見た目や機能性を向上させる工事を指します。

  • 主な目的:建物の美観を刷新し、資産価値を高めること。
  • 具体的な内容
    • 全面タイル張り替え:古いタイルを全て撤去し、新しいタイルを張り替えます。
    • 外壁デザインの変更:タイルの色や模様を変更し、新しい外観を作り出します。
    • 外壁材の変更:タイルから別の外壁材(サイディングや塗装など)に変更する場合もあります。
  • 特徴
    • 建物全体に及ぶ大規模な工事で、長期間と高コストが必要。
    • 外観や機能性を大幅に向上させることが可能。

補修とリニューアルの選択ポイント

  1. 建物の状態
    • 補修:劣化箇所が限定的で、外壁全体の状態が良好な場合に適しています。
    • リニューアル:外壁全体の劣化が進行している場合や、美観の改善が求められる場合に最適です。
  2. 予算と期間
    • 補修:短期間で低コスト。急ぎの対応が必要な場合に有効です。
    • リニューアル:高コストだが、長期的な維持管理の負担が軽減されます。
  3. 目的
    • 補修:安全性や防水性能を確保することが主な目的。
    • リニューアル:資産価値の向上や外観の刷新を重視します。

補修とリニューアルのどちらを選ぶかは、建物の状態や目的、予算に応じて判断する必要があります。劣化が軽微な場合は補修を優先し、建物全体の劣化が進行している場合はリニューアルを検討するのが効果的です。プロの診断を受けることで、最適な対応策を選びましょう。

外壁タイル補修で気をつけるべきポイント

外壁タイル補修を行う際には、3つの注意点を把握しておくことが重要です。

  • 浮きや剥がれの原因が施工不良の可能性がある
  • 見積額の変動に注意する
  • 補修用タイルの準備期間に注意

浮きや剥がれの背景に施工不良がある場合も

施工不良による浮きや剥がれが発生している場合、表面的な補修だけでは問題が解決しないことがあります。

1回目の大規模修繕で、全体の2〜3%をはるかに超える補修が必要なときは、施工不良が原因の可能性もあります。

少しでも納得できないことがあれば、第三者の専門機関へ相談することをおすすめします。

見積額の変動に注意する

現地調査で提示された見積もりでも、実際の工事費用が増減することがあります。

工事中の追加作業の可能性にも注意しましょう。予期せぬ問題が見つかることもあるため、予算には余裕を持たせることをおすすめします。

補修用タイルの準備期間に注意

特注タイルを使用している場合、補修に必要なタイルの準備に時間がかかることがあります。

早めに業者とスケジュールを調整し、マンションの大規模修繕全体の計画に工事日程を組み込むことが重要です。

特に居住者への周知と理解を含む工事計画の透明性が成功の鍵となります。

まとめ

外壁タイル補修は、建物の安全性や耐久性、美観を維持するために欠かせない作業です。

特にマンションでは、住人の快適な生活を守るために不可欠な対応です。早期対応を行うことで、大規模な修繕を防ぎ、費用負担を抑えることができます。

定期点検と適切な補修を心掛け、建物の資産価値を長く守りましょう。専門業者に相談し、最適な補修工事計画を立てることが成功の鍵です。

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