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鉄骨階段の解体工事を解説!撤去の費用や手順・注意点を紹介

鉄骨階段の老朽化やリフォームにともなって、解体・撤去が必要になるケースは少なくありません。しかし、いざ工事を依頼しようとすると「どれくらいの費用がかかるのか」「どんな手順で作業が行われるのか」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、鉄骨階段の解体工事に関する基礎知識から費用、工期、注意点までを詳しく解説します。

目次

鉄骨階段の解体・撤去工事とは?依頼前に知っておきたい基礎知識

鉄骨階段の解体・撤去工事とは、老朽化や建物のリニューアル、取り壊しに伴い、既存の鉄骨階段を安全に取り外す作業を指します。階段の構造や設置環境によって難易度が変わるため、専門業者による対応が必須です。

鉄骨階段の解体が必要になる主なケース

鉄骨階段の撤去が必要になる理由には、以下のようなものがあります。

  • 階段の老朽化・腐食による安全性の低下
  • 建物の用途変更やリフォーム
  • 新しい階段の設置に伴う撤去
  • 建物全体の解体にともなう付帯工事

特に、屋外に設置された鉄骨階段は、雨風や紫外線の影響で劣化が進みやすく、10年〜20年で部分的な補修や交換が必要になることもあります。

鉄骨階段の解体には専門知識が必要

鉄骨階段の構造にはボルト接合・溶接・アンカー固定など複数の方法があり、それぞれ解体時の対応が異なります。また、高所作業や重機の使用も多いため、無資格の業者やDIYでの解体は非常に危険です。

そのため、以下のような対応ができる専門の解体業者への依頼が推奨されます。

  • 鉄骨構造物の解体経験がある
  • 建設業の許可や資格を保有している
  • 廃材の処分ルートが明確になっている

解体だけでなく「再設置」もセットで相談できる

階段の撤去後に新しい階段を設置したい場合は、解体から新設まで一括で対応できる業者を選ぶとスムーズです。構造計算やデザインの相談も一緒に行えるため、コストと手間を抑えることができます。

鉄骨階段の耐用年数は何年?寿命の目安と劣化のサイン

鉄骨階段の解体・撤去を検討する前に知っておきたいのが、鉄骨階段の法定耐用年数と実際の使用寿命です。定期的な点検と適切な対応を行えば長持ちしますが、放置していると思わぬ事故につながることもあります。

鉄骨階段の法定耐用年数とは?

鉄骨製の階段自体には明確な耐用年数が定められているわけではありませんが、建物の一部として扱われるため、建築用途によって以下のように分類されることが多いです。

  • 一般的な鉄骨造建築物の耐用年数:34年(税法上)
  • 軽量鉄骨構造物の場合:19年〜27年

これはあくまで減価償却上の目安であり、実際の使用年数とは異なります。

鉄骨階段の実際の使用寿命はどれくらい?

環境や使用状況によって異なりますが、鉄骨階段の実際の使用寿命は20年〜40年程度が目安です。特に以下の条件が揃うと劣化が早まります。

  • 屋外設置で雨風にさらされている
  • 塗装や防錆処理の劣化がある
  • 点検や補修を長年行っていない

解体を検討すべき鉄骨階段の「劣化のサイン」とは?

次のような状態が見られた場合、耐用年数にかかわらず早めの解体や補修が必要です。

  • 手すりや踏板がぐらついている
  • 階段表面に大きなサビや腐食がある
  • 部材に変形・亀裂が生じている
  • 踏板に穴が空いている

劣化が進むと強度が大きく低下し、事故につながるリスクが高まります。早期に専門業者へ相談しましょう。

鉄骨階段の解体工事にかかる費用はいくら?内訳と費用を左右する要因を解説

鉄骨階段の解体工事を検討するうえで、最も気になるのが「費用がどれくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。ここでは、解体費用の相場見積もりの内訳、さらに費用に影響する要素について詳しく解説します。

鉄骨階段の解体費用の相場は?

鉄骨階段の解体費用は、規模や設置場所によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。

  • 一戸建てなどの小規模階段:10万円〜30万円
  • 中型の集合住宅や事務所階段:50万円〜80万円
  • 大型施設やビルの非常階段など:100万円以上になるケースもあり

これはあくまで概算であり、現地の条件によって上下します。

鉄骨階段の解体の見積もりに含まれる主な費用項目

費用の内訳を理解しておくことで、見積書を受け取った際に不要な出費を防ぐことができます。一般的な内訳は以下の通りです。

  • 解体作業費:人件費や工具使用料など
  • 足場・養生設置費:高所作業や飛散防止に必要
  • 運搬・搬出費:撤去した部材の搬出作業
  • 産業廃棄物処理費:鉄材やコンクリ片などの適正処理費用
  • 諸経費:管理費、保険費用、申請費など

鉄骨階段の解体費用に影響する主な要因

解体費用が高くなるかどうかは、次のようなポイントに左右されます。

  • 階段の大きさや構造:複雑な構造や段数が多いと高くなる傾向
  • 設置環境:狭小地や高所での作業は手間がかかる
  • 重機・クレーンの使用有無:必要になると費用アップ
  • 廃材の量・種類:コンクリート混在や特別な処理が必要な場合は追加費用が発生

複数の業者に相見積もりを取るのがコツ

費用を抑えるには、相見積もりの取得が効果的です。1社だけで判断せず、複数業者から見積もりを取り、価格だけでなく「説明の丁寧さ」「内訳の明確さ」なども確認しましょう。

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鉄骨階段の構造や現場環境を事前にしっかり調査し、無駄のない工程で安全第一の作業を徹底しています。養生や近隣対応も万全で、個人宅からビルまで幅広く対応可能です。

② 明確な費用提示と追加費用ゼロの安心感
現地調査を無料で行い、見積書には明確な内訳を記載。着工後に「思わぬ追加費用」が発生しないよう、事前の丁寧な説明を心がけています。

③ 解体から外装リフォームまで一括対応
階段の撤去後に「外壁の補修も頼みたい」「見た目を整えたい」というニーズにも柔軟に対応。解体+外壁塗装の一貫施工が可能なため、工期短縮やコスト削減にもつながります。

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以下のページでさらに詳しく解説しておりますので、解体工事をご希望の方はぜひご覧ください。

鉄骨階段の解体の手順とは?安全に進めるための流れを解説

鉄骨階段の解体工事は、ただ「壊す」だけではありません。周囲の安全を確保しながら、計画的に手順を踏んで進めることが必要です。ここでは、一般的な解体工事の流れをステップごとに紹介します。

  1. 現地調査と計画立案
    階段の構造や周囲の建物状況を確認し、最適な解体方法を計画します。
  2. 足場や養生の設置
    作業員の安全確保や近隣への飛散防止のため、必要に応じて足場やシートを設置します。
  3. 階段部材の切断・撤去
    トーチやカッターを使用して、ボルト接合部や溶接部を解体していきます。
  4. 搬出・積み込み
    切断した部材を重機やクレーンでトラックに積み込み、処分場へ運搬します。
  5. 清掃・完了確認
    作業現場を清掃し、周囲への影響がないかを確認して完了です。

鉄骨階段の解体工事でかかる期間・日数について

鉄骨階段の解体工事は、ただ「壊す」だけではありません。周囲の安全を確保しながら、計画的に手順を踏んで進めることが必要です。ここでは、一般的な解体工事の流れをステップごとに紹介します。

鉄骨階段の解体ステップ1:現地調査と解体計画の作成

工事前に行われる現地調査では、以下の点を確認します。

  • 階段の構造・素材・設置状況
  • 周辺環境(近隣建物・道路・高低差など)
  • 安全対策の必要性(養生や足場の設置)

この調査をもとに、工事手順・使用機材・人員配置などの解体計画書を作成します。

鉄骨階段の解体ステップ2:足場や養生の設置

作業中に階段部材が落下したり、粉塵が飛散したりするのを防ぐため、以下の安全措置を施します。

  • 養生シートの設置
  • 必要に応じて足場の設置
  • 作業員の安全装備の確認

安全確保が最優先される工程です。

鉄骨階段の解体ステップ3:鉄骨階段の解体作業

実際の解体作業では、階段の構造に応じて工具や方法を使い分けます。

  • 溶接箇所の切断:ガスバーナーやサンダーを使用
  • ボルト接合部の分解:インパクトなどの工具で対応
  • 大型部材の撤去:重機・クレーンを使う場合もあり

作業は上から下へ、重心バランスを考えながら慎重に進められます。

鉄骨階段の解体ステップ4:撤去材の搬出・処分

取り外した鉄骨部材は、現場内で適切に仕分けされ、搬出・処分が行われます。

  • 鉄骨材:スクラップとしてリサイクル
  • コンクリ片や錆びた部材:産業廃棄物として適切に処理

廃材処分の適法性は、業者選びの重要な判断材料にもなります。

鉄骨階段の解体ステップ5:完了確認と現場の清掃

すべての作業が終了したら、以下のような確認を行います。

  • 作業範囲に残材がないか
  • 隣接する建物や設備に影響がないか
  • 足場や養生の撤去
  • 現場周辺の清掃と原状回復

以上が一般的な流れですが、現場の条件によって工程は変動します。スケジュールや安全対策について、事前に業者としっかり打ち合わせしておくことが大切です。

鉄骨階段の解体の期間の目安

鉄骨階段の解体にかかる工期は、階段の規模や設置されている建物の種類によって大きく異なります。

一般的な住宅や中小規模の建物に設置された鉄骨階段であれば、解体から処分、原状回復までを含めておおよそ2週間前後で完了するケースが一般的です。足場の設置や養生作業、廃材の搬出なども含めて計画的に進めることで、スムーズに工事が完了します。

一方、ビルやマンションといった大型の建物では、階段の階数や構造が複雑になるため、安全対策や近隣配慮などにも時間を要します。このような場合は、全体で1ヶ月程度の工期を見込んでおくのが現実的です。特に共有部分や利用者が多い施設では、作業時間帯の制限がある場合も多く、工期がさらに延びる可能性もあります。

いずれの場合も、解体業者との事前の打ち合わせや現地調査を通じて、正確なスケジュールを確認しておくことが重要です。予想外のトラブルや追加工事を防ぐためにも、余裕のある日程を組んでおくと安心です。

鉄骨階段の解体工事依頼時の注意点|トラブル回避と失敗しない業者選びのコツ

鉄骨階段の解体工事は、費用や安全性に関わる大切な工事です。安易に業者を選んでしまうと、追加費用の発生や近隣トラブル、工事不備といった問題が起きることもあります。ここでは、依頼前にチェックすべきポイントよくある失敗例を解説します。

鉄骨階段の解体工事の注意点1:解体工事の許可・資格を持った業者か確認する

鉄骨階段の撤去には、建設業の中でも「解体工事業」の登録が必要です。無許可の業者に依頼してしまうと、安全性の確保や廃材処分の適正性に問題が出るおそれがあります。

確認すべきポイント

  • 建設業許可(解体工事業)の有無
  • 産業廃棄物収集運搬業の許可
  • 作業員の有資格(足場作業主任者など)

信頼できる業者は、これらの資格情報を明示してくれます。

鉄骨階段の解体工事の注意点2:事前に現地調査をしてもらう

正確な見積もりや安全な工事を行うためには、現地調査が必須です。現地を見ずに概算だけ提示する業者には注意が必要です。

現地調査で確認される主な項目

  • 階段の構造・大きさ・素材
  • 作業スペースの広さや搬出経路
  • 近隣建物や通行人への配慮点

この調査をもとに適切な工事計画が立てられます。

鉄骨階段の解体工事の注意点3:見積もりは「内訳明細付き」で確認

トラブルの多くは「予想外の追加費用」によって発生します。その多くは、事前に見積書の内訳が曖昧だったことが原因です。

見積書で注目すべき点

  • 作業費・処分費・諸経費が明記されているか
  • 足場や重機使用の有無と料金が記載されているか
  • 「一式」の表記が多すぎないか

不明点があれば、契約前に必ず確認しましょう。

鉄骨階段の解体工事の注意点4:近隣への事前挨拶と配慮

鉄骨階段の解体工事では、騒音・振動・粉塵が避けられません。近隣からの苦情やトラブルを避けるためにも、事前の挨拶や周知が大切です。

業者によっては、代わりに近隣挨拶をしてくれるところもあります。トラブル回避のため、こうした対応ができる業者を選ぶと安心です。

鉄骨階段の解体工事の注意点5:解体後のフォロー対応があるかもチェック

解体工事後には、以下のような対応が必要になることがあります。

  • 現場の清掃や原状回復
  • 廃材の処理証明書の発行
  • 必要に応じた追加工事の相談

こうしたアフターフォローの有無も業者選びの重要な基準です。工事後に「やりっぱなし」で終わらないよう、確認しておきましょう。

鉄骨階段の解体工事でよくある質問

Q

自分で解体することはできますか?

A

安全上の問題や法律上の規制があるため、個人での解体は推奨されません。必ず専門業者に依頼しましょう。

Q

建物の一部だけ解体することは可能ですか?

A

可能です。ただし、構造に影響を与える場合は建築士の判断が必要になることもあります。

Q

解体後の新設工事も同時に依頼できますか?

A

多くの業者が対応しています。階段のリニューアルや構造変更も併せて相談すると効率的です。

鉄骨階段の解体工事についてまとめ|鉄骨階段の解体は「安全・費用・信頼」がカギ

鉄骨階段の解体工事は、建物の安全性確保やリフォーム、老朽化対策において重要な工程です。
階段の構造や設置環境によって解体方法は大きく異なるため、現地調査と計画立案が不可欠であり、必ず経験豊富な専門業者に依頼することがポイントです。

費用は10万円〜100万円以上と幅があり、階段の規模や使用する機材、作業環境によって大きく変動します。見積もりを取る際には、内訳が明確であるか、不明な項目がないかを必ずチェックしましょう。

また、安全面だけでなく、近隣への配慮やアフターフォローの体制が整っているかも確認が必要です。騒音や振動のリスク、廃材の適切な処理など、解体工事には細やかな対応が求められます。

「鉄骨階段の解体はいつすべき?」「費用を抑える方法は?」「信頼できる業者はどこか?」――そんな疑問を解消するには、まずは複数の専門業者に相談・相見積もりを取ることから始めましょう。

安全かつ無駄のない工事を実現するために、この記事で紹介した内容を参考に、慎重かつ計画的に準備を進めてみてください。

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