現在、外壁塗装を請け負う業者は数多くあり、業者によって特徴やコンセプトが異なります。
なかでもミサワホームは、建物設計から施工まで幅広い分野で活躍する人気のハウスメーカーです。
しかし、初めて外壁塗装を依頼する場合、あらかじめミサワホームの特徴や価格を知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで、ミサワホームの外壁塗装の価格、高品質な塗装業者の選び方を紹介します。
目次
ミサワホームの外壁塗装を依頼するタイミング
外壁の塗装は、サイディングでもモルタルでも5～7年で劣化し、機能性が低下します。
なかには、初期価格を抑える目的で低価格な塗料を選択するケースがあり、機能性や効果や5年程度で失われることも珍しくありません。
まずは、ミサワホームの外壁塗装を依頼すべき症状やタイミングを紹介します。
外壁のひび割れ
外壁にひび割れや隙間ができていると、外壁や建物内部に雨水が入ります。
建物全体の劣化につながるため、早めに外壁塗装が必要です。
特に、直射日光が当たる箇所はひび割れを起こしやすいため、点検を依頼しましょう。
カビやコケの発生
外壁にコケやカビが生えていると、根が内部に侵入し、建物全体が劣化します。
カビやコケが発生している場合、防水機能は下がっているため、塗り替えが必要な場合が多いです。
チョーク現象が起こる
外壁に触れた際に、白い粉が付着した場合にはメンテナンスが必要です。
チョーク現象が起こっているにもかかわらず外壁塗装をしないと、壁や建物の劣化につながります。
建物全体の修繕が必要になり、高額な価格がかかることもあるため注意が必要です。
ミサワホームの外壁塗装にかかる価格相場
ミサワホームで建てた建物の外壁塗装の価格相場は、70万円～160万円です。
使用する塗料のグレードによって工事費は異なりますが、外壁塗装業者に直接依頼をするよりも2～3割り高くなるでしょう。
ミサワホームの外壁塗装が割高になる理由
ミサワホームに外壁塗装を依頼すると、なぜ割高になるのでしょうか。
割高になる主な原因を紹介します。
中間マージンがかかる
ミサワホームの外壁塗装は、ミサワホームイングが実施します。
中間マージンが発生するため、通常よりも割高です。
なお、ミサワホームの建物だからという理由で、特別な価格はかかりません。
ただし、下塗りが2回必要なケースや、付帯部に特殊な塗料を行うケースもあり、建物の事情によって価格は異なります。
自身の建物の適正な塗装価格を知りたい方は、建物全体を十分に点検してもらうことが大切です。
ハウスメーカーならではの提案
ミサワホームはハウスメーカーであり、外壁以外に建物のメンテナンスを提案されることがあります。
外壁塗装に加えて修繕箇所を指摘され、外壁以外のメンテナンスの提案を反映させると、合計価格が高くなることがあるでしょう。
外壁以外に様々なメンテナンスをする場合もあり、「割高になる」と感じるケースもあります。
外壁塗装を依頼できる業者の種類
外壁塗装を行う会社は、ミサワホームのようなハウスメーカーだけではありません。
工務店・リフォーム会社、外壁塗装専門業者もあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認しておきましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると、高品質な工事を受けることができ、保証も幅広く長期的に保証してもらえるメリットがあります。
ただし、施工はハウスメーカーの下請け業者が行うことが一般的で、下請け業者への仲介手数料や人件費などが発生するため工事費が割高です。
工務店・リフォーム会社
工務店やリフォーム会社は、地域密着型の事業者です。
親身に相談に乗ってもらえる、柔軟な対応をしてもらえる可能性が高いでしょう。
しかし、下請け業者に工事を委託するため、下請け業者への仲介手数料や作業料が必要となり、工事費が割高になる傾向があります。
外壁塗装と同時にリフォームを検討している方は、外壁塗装と内装工事を同時に依頼する方法も有効です。
外壁塗装専門業者
外壁塗装専門業者も地域密着型が多く、一級塗装技能士や塗装指導員などの資格を持った職人が施工することもあります。
また、仲介手数料がかからないため、低コストで外壁塗装ができることもメリットです。
ただし、なかには高額な工事費を請求する悪質な業者もあるため、選ぶ際には優良業者かどうかを確認しましょう。
ミサワホームの外壁塗装業者の選び方
ミサワホームの建物の外壁塗装は、ミサワホーム以外の業者に依頼をしても問題ありません。
ここでは、ミサワホームの建物の外壁塗装を依頼する業者の選び方、気になる業者のチェックポイントを紹介します。
見積もりに詳細を記載している
外壁塗装業者から提示された見積書を確認してみましょう。
どのような材料にいくらかかるのか、詳細な見積書を提示してくれる業者がおすすめです。
外壁塗装業者のなかには、見積もりの項目を「○○セット」と省略しているところもあります。
しかし、「セット」「一式」と表現されると、どのような価格が必要なのかイメージしにくく不明瞭です。
見積もりを出してもらう前に、「略すのではなく項目を詳しく書いてください」と伝えておくとよいでしょう。
接客や対応が丁寧
自身と相性のよい外壁塗装業者を選ぶことも大切です。
問い合わせの段階から接客態度がよく、営業時間内はレスポンスが速いことも業者選びのポイントになります。
見積もりの際、現状や必要な工事内容をわかりやすく説明し、質問にも丁寧に回答してくれる業者がおすすめです。
反対に、説明が専門用語ばかりで難解だったり、質問に答えてくれなかったりする業者には注意しましょう。
なお、少しでも分からないことは積極的に質問することも大切です。
塗装技能士の資格を持った職人を採用
質の高い塗装会社を選ぶためには、国家資格である塗装技能士が在籍しているかどうかをチェックしましょう。
外壁塗装自体は、資格を持たない初心者でもできる仕事です。
しかし、塗装技能士は一定の技術を持っていることを証明する資格であり、高品質な施工を期待できます。
塗装技能士になるためには、筆記試験と実技試験の両方に合格しなければなりません。
外壁塗装の経験があっても、試験に合格する割合は50%程度といわれています。
そのため、塗装技能士の資格を持つ職人は、専門的な知識と技術を持っていると判断できるでしょう。
外壁塗装後の保証を設けている
外壁塗装業者を選ぶ際には、保証期間、保証範囲を確認しましょう。
保証期間は5年・10年、ひび割れや光沢の低下など、どの部分が保証の対象となるのか確認します。
さらに、塗膜の剥離、変色など、どのような場合に保証されるのかを示す保証条件も重要なポイントです。
なお、保証期間は、塗料の耐用年数とは異なることを理解しておきましょう。
耐用年数とは
一般的には、5年～10年で外壁塗装が剥がれ始めます。
保証期間中に外壁塗装会社に連絡をしても、塗料メーカーへの連絡を勧められるケースも少なくありません。
外壁塗装工事中にトラブルが発生した場合、原因の特定は困難であり、塗装業者と塗料メーカーで責任の所在が明確にできないこともあります。
そのため、保証期間だけではなく、保証の対象となる物、保証の対象となる条件を確認することが大切です。
なお、自然災害や火災などによる不具合は保証の対象外になることが多く、どこまで対象となるのかも確認する必要があるでしょう。
外壁塗装業者に相見積もりを取って決めよう
ミサワホームに外壁塗装を依頼すると、価格が割高になる点がデメリットです。
そのため、ミサワホームの建物の外壁塗装を依頼できる業者を探す方法がよいでしょう。
複数社に見積もりを依頼する際には、多く取りすぎると選ぶときに迷うため、3～4社に絞ることをおすすめします。
外壁塗装は同じ家でも業者によって価格が異なるため、1社だけに見積もりを依頼すると、自宅に適した価格を判断できません。
インターネットで見積もり金額をシミュレーション可能ですが、実際に数社の見積もりを比較した方がより正確な判断ができます。
ミサワホームの外壁塗装を依頼する際には、相見積もりで適正価格の見極めや優良業者選びをしましょう。
