仮設工事とは?主な項目や種類、費用の計算方法について

大規模修繕

仮設工事とは?主な項目や種類、費用の計算方法について

仮設工事は、工事を円滑に行うためには欠かせません。

足場の設置や仮設トイレなどが有名ですが、他にもさまざまな種類がありますよ。

 

今回の記事では「仮設工事の項目について知りたい」という方へ向けて、仮設工事の主な項目や種類、費用の計算方法について解説していきます。

▼仮設工事とは?主な項目

 

仮設工事とは、工事を行いやすくするための工事のこと。

建物の周囲に設置する足場や水道、トイレなど、工事の際に使う仮設設備を設置します。

 

メインの工事前に仮設工事を行い、工事が終了すれば撤去します。

仮設工事を行うことで工事現場の安全性や作業効率が大幅に向上します。

 

仮設工事には、次のような項目があります。

 

  • 足場の設置…高所での作業をしやすくする。仮設ゴンドラを使うこともある
  • 仮設ネット…材料の転落防止のために足場の周囲に取り付ける
  • 仮囲い…関係者以外の現場への立ち入りを防ぐ。騒音なども防ぐ
  • 仮設トイレ…作業員が使うトイレ。住宅のリフォームでも、基本的に家のトイレは借りない
  • 仮設水道…工事で使う、仮設の流し台などのために水道を引く
  • 仮設電気…電動工具などを使うための電気を引く
  • 現場事務所…仮の事務所や作業員の休憩所として使う
  • 養生…仕上げ材を傷や汚れから防ぐ
  • 墨出し…工事を行う壁や床の位置を、墨で引いた線で示す
  • 養生鉄板…道が泥などで柔らかく、工事トラックの侵入が難しい場合に敷く
  • 水盛遣り方(みずもりやりかた)…建物の正確な位置や高さを割り出す
  • 清掃片付け…工事しやすくするための日常的な掃除
  • 資材の運搬…工事で使う材料を指定の場所まで運ぶ
  • 廃材の処分…工事で出た端材などを分別し、建設リサイクル法に基づいて捨てる

▼仮設工事の種類

 

仮設工事には次の2種類があります。

■直接仮設

直接仮設は、工事のために直接必要な設備や作業のこと。

足場や桟橋の設置、養生などが直接仮設に当たります。

 

■共通仮設

共通仮設とは、基本的に多くの現場でも必要になる設備のこと。

仮設トイレや現場事務所などが共通仮設です。

現場の警備費用も共通仮設に含まれます。

 

実際に建設している建物への養生は直接仮設、隣家への養生は共通仮設、と分けられる場合もあります。

▼仮設工事の費用は?

 

一般的な住宅の仮設工事には、全工事の3~5%ほどの費用がかかるのが一般的です。

 

ただし建物がある場所や建物の屋根の角度など、さまざまな条件によって費用は変わります。

例えばマンションの大規模修繕では、工事費全体の約20%が仮設工事に充てられます。

また仮設工事を行う業者によっても費用は変わります。

 

仮設工事の費用の計算方法は、次のように決まっています。

 

水盛遣り方…建築面積×1㎡あたりの単価

足場…架面積×1㎡あたりの単価

仮設電気、仮設水道…一式で計上

廃材処分費…延べ床面積×単価(一式の場合もあり)

清掃費…延べ床面積×1㎡あたりの単価

 

見積もり書に不明点があれば、施工業者に訊ねてみてくださいね。

▼仮設工事の注意点

 

仮設工事では、次の点に注意しましょう。

■傾斜地での仮設工事は割高になる

傾斜地にある建物の外壁や屋根への工事は、費用が割高になる場合があります。

施工箇所によって高低差があるので、足場設置の手間がかかる分、費用が高くなるのです。

■美装工事は別計上

工事後に行う美装工事は別計上で計算されます。

換気口の掃除や床のワックスがけなどが美装工事に当たります。

 

美装工事は「ハウスクリーニング」と呼ばれることもありますよ。

▼まとめ

 

それでは最後に、今回の記事の内容をまとめていきます。

 

  • 仮設工事には「足場」「仮設水道」など、さまざまな項目がある
  • 直接仮設と共通仮設の2種類がある
  • 仮設工事の費用は工事費全体の3~5%ほど
  • 傾斜地での仮設工事は割高になる
  • 美装工事は別計上

 

仮設設備は工事後に撤去してしまいますが、建設工事には欠かせません。

 

また仮設工事の金額は高額なので、見積書の金額が妥当かどうか、契約前にしっかりと確認することをおすすめします。

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