概要
既存の防水層の破損箇所の上から、新たな防水層を重ねる防水工法です。
既存の防水層を残せるので、防水層を除去するための工事が必要ありません。
ただし全て素材でかぶせ工法ができるわけではありません。
かぶせ工法が使えるのは、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水、アスファルト防水です。
また防水層を重ねると重量が重くなるため、建物の強度も考慮して施工する必要があります。
かぶせ工法のメリット
かぶせ工法には、次のようなメリットがあります。
- 防水層の除去が必要ない(前述)
- 既存の防水層と合わせて、二重の防水層を形成できる
- 既存の防水層がそのまま使えるので、廃材が出ない
- 施工の際に騒音がほとんど発生しない
- 工期や作業人員を減らせる
かぶせ工法は信頼性が高い工法です。
「建物の資産価値を高めたい」という場合も、かぶせ工法による施工が役立つでしょう。